>>108 長柄の話し
Part1
それはまだオレが嬉し恥ずかし16歳だった頃
当時、原チャの免許を取ったばっかりで毎晩仲間と走りに行ってたんだよね、まぁ今もだけど(笑)
んで長柄町にある某長○ダムの駐車場で膝スリの練習しようぜって事になって、
みんなで行くことになった
あ、ちなみに夜中はその駐車場は車両進入禁止です(笑)
その前の週だったか忘れたけど自殺者の死体が上がったって話しがあって
内心ちょっと嫌だなって思いつつみんなが集まったからそこに向かった
駐車場に着いてとりあえずカラーコーンが落ちてたからそれ拾ってきて
あと駐車場の真ん中にちょうど三角形型に仕切り板が入ってたから
それでコースを作って走り始めた
で、何周かしてるウチに妙に視界に白い影みたいな者が映るようになった
「おかしいな」とか思いながらも膝擦る練習を続けた
よく考えたらその白い影が見るのはダムに対してちょうど自分が正面を向いてるときに
葦が生えてる脇に見えることに気が付いた
で休憩してる仲間の所に止めたら、その仲間が
「実はさぁ、オレ、見えちゃいけないものが見えてる気がする」
て言って、指を指したんだよね
それはちょうどさっき白い影の見えてた葦の方だった
ちょっとヤバイかなぁとか思ってる時に地面を見たら
なんだか黒い
おかしい
さっきまでは何も無かったのに地面が黒い
良く見るとどこからか流れてきた廃オイルみたいだ
でも、そんな大量にオイルを出すようなものは無い
さらにそのオイルらしきものを辿るとさっきの葦の所から流れてきてる
これはマズイと思ってたら
走ってた連中もそのオイルらしきものに気が付いたみたいで
こっちに来た
「なんかヘンじゃないっすか?」
と後輩が言ってる時になにやら凄まじい悪寒と得も言われぬ不快感がオレの身を包んだ
例えるなら大量の人の手が身体にまとわりついているような感覚
それと同時にさっきの仲間が
「○○(俺の名前)あのさ、こっち見てるよ」
マジでヤバイ
「撤収!いいから速攻で逃げんぞ!!」
と叫んで全員駐車場から出してちょっと離れた集合場所にしてるところに誘導した
part2へ続く