17.創造がまどろんでいる、まさにその時に、
18.自己自身を造りつつあった。
(42)原初創造の創造的理念から出て、自らを創造する為に、
19.暗黒のみが、無限持続の無を満たした、
(43)創造にとって、無は無限持続であり、暗黒でもあった。
暗黒には昼も夜もなく、夜明けの微光も無かった。
暗黒のみが無であったからだ。
20.暗黒は原初炎の最初の大時(七大時の内の)の中に設けられた、
(44)暗黒はそれ自身無であった。それは最初の大時の中に存在する
だけだった。最初の大時は、最初、創造が時間として、成長す
る時間として、自己の理念から造ったものだ。もし原初創造が
そのように造らなかったならば、暗黒は無、無限持続、非存在
であり続けたであろう。原初創造が、理念として考え出した空
間、時間、宇宙と限界性は、決して造られなかったであろう。
21.そして暗黒は、宇宙としての理念の中に設けられた、
22.光になる予定であった、
(45)暗黒、無は自ら変化し、目に見えるもの、即ち、光として存在
する予定であった。つまり、暫くして創造の誕生が行われた。
23.創造の誕生を通して、
>>471、487さんへ
普遍的感受性とは何か・・・難しいですね。
最後まで読むうちに、ある程度理解できるかと思っております。
「愛」ですか。そうかもしれませんね。
私自身は、普遍的感受性とは、まさに意識(想念)であると考えています。
同様に、「愛」とはまさに、「同一視」であると考えています。
>>491さんへ
そうですね。おこがましく思われるかも知れませんね。
しかし、この文章は、「人間は宇宙の構成要素の一つであると同時に、
宇宙(創造)そのものと、完全に同一である。」ということを、
語ろうとしています。「愛」ですね。
>>502 わざわざレスを有難うございました。解説を最後まで読まないうちに質問して
申し訳ありませんでした。早とちりは私の悪い癖です。
GENESIS ◆Vw7T3qd6 さん、話の流れを止めてすみませんでした。
引き続き解説編をお願いします。
じゃああげます。
>>503
話の流れですが、気にしないで下さい。
区切りのいいところで、止めてます。
一息つくのも大切です。
私にも、いい気分転換になります。
(46)もし、創造が無意識的存在(創造は自分が原初創造によって
造られたことを知らない)から意識的存在へ移行し、力を
芽生えさせ、その力を利用できるようになれば、
24.成長する存在を通して、
25.もし創造が、時間の無限の車輪に目覚めるならば、
(47)もし創造が目覚め、意識し、自分が全大時の間存在してきたこと
を知るならば(それは永久の存在―変化する存在として自己の
無限時間にわたる人生を全うし、自己の全大時にわたって呼吸を
続ける為である)、
26.自己存在の遍歴を引き受けるであろう、
27.7×7(7の7倍)の全大時期間にわたって
(48)創造が7の7倍の全大時期間(これは地球年に換算すると、
36,593,544,960,000,000,000年に
相当する。)(3659京3544兆9600億年)を経過し、
進化すると、原初創造になる。
28.自己進化を完了して原初創造になる為に。
29.そして創造は、最初の大時のまどろみから目覚めた、
(49)成長する創造は、最初の大時のまどろみから目覚めた。
(50)しかし、創造にとって最初の大時はまだ時間ではなかった。
それはまだ概念ではなかった。だから、それは存在しなかった。
(51)時間は、原初創造によって概念として造られた理念にすぎなかった。
それは無(その無の中で創造は浮かんでいた)を、成長する
現存に造る為であった。創造は原初炎から考え出された。
30.原初炎から考え出された、
(52)創造は、原初創造によって理念の形で考え出され、凝縮して成
長する真理、存在にならなければならなかった。
それは無をまとった理念として、真理、存在にならなければ
ならなかった。この理念は自己から抜け出して、今や原初創造
から独立して、創造する義務があった、そして創造は創造した。
31.そして自ら産出した。
32.それが創造であった、そのように創造は生きた、
(53)創造は原初炎(原初創造)の理念から自分自身を造り、無意識
の存在のまどろみから目覚めた。それが創造であった。
そして創造はそのように生き始めた。
創造は、自己存在を意識しはじめた。
創造は自己存在の意識のかたまり、意識性となった。
33.意識性として、
34.広大ではあるが、有限になった空間、宇宙の中で力として、
(54)まどろみから目覚め、それに伴って生じる創造として、
生命としての自己意識を通して、創造は自己を拡大しながら、
力の塊りとしての、自己の脈動する霊的塊りを広げていった。
(55)これによって無は、自己を拡大して、目に見える概念、
すなわち、有限性としての成長する空間、宇宙になった。
その有限宇宙の中で、創造は、自分自身から現存在を造った。
35.創造は存在になった、
36.自己の中に産出能力を持ち、
37.知識を持ち、賢明になった。
(56)無意識の最初の大時のまどろみの中で、そして自己創造の中で、
創造は自己形成を成しとげつつ、創造的真理を無意識的に造っ
た。この創造的真理は、知識と呼ばれるものである。
(57)知識という財産は、これを利用することによって英知に変える。
つまり、知識の応用という体験を通して、論理に変えていく、
すなわち、絶対確実な創造の力に変えていく。
(58)換言すると、英知は絶対と同一である絶対確実性と同じである。
英知は論理と同じであり、創造の形態を造る創造の力と同じで
ある。
コピペじゃないですよね?
頭いいんだな〜。
俺の宇宙をお前は観測するな。
ここに書くのもなんだが、水銀に生真面目スレでネタ指導を受けて少し奴を見直した。
真性馬鹿かと思っていた。案外好きになりそうだ・・・あのキャラ。
ありゃ、今日はGENESIS ◆Vw7T3qd6 さん休講か・・・残念。
38.創造は、自己の中で独力で様々な形態と力を造った、
(59)原初炎の理念は、最初の大時のまどろみから目覚めた。それから
創造は、自己の中に様々な種類の多様な形態と力を造った。
(60)創造は自己の中で独力で自己を拡大し、自己創造の形態と力を
独力で発達させた。それは創造が七大時の期間に一層進化し、
想像力を増大し、生命活動を営み、意識的に存在する為である。
39.そして七大時(これは自己進化の為の一つの全大時期間である)
を脈動し、生きた。
(61)つまり創造は、七大時の間進化した。
七大時は地球年に換算すると、
2,177,280,000,000,000年に相当する。
(62)この時間は、創造の最初の時間要素の一全大時期間である。
これを拡大すると総全大時になるが、これを単に全大時と呼ぶ
こともあり、これは地球年に換算すると、
366,593,544,960,000,000,000年に
当たる。
40.それから創造は、意識的存在として眠りについた、
(63)創造は最初の大時のまどろみから目を覚ました。
それから創造は、知識と英知に目覚めて進化した。
そして今度は、創造は初めて意識的統一体としてまどろみに入
った。これは自己進化の活動を止めて静かに休養する為である。
41.静かに休養した。
42.しかし進化はさらに続いた。
(64)創造はまどろみの状態にありながらも、さらに進化を続けた。
創造の発達は停止しなかった。
創造の無意識が働きだすのである。
(65)無意識は霊的力を得て元気になり、生命と進化の意志をもって
生き生きと活動し、覚醒時であれ、まどろみの時であれ、
決して休むことなく、常に活動する。
(66)創造は純粋な霊的な形で活動しており、それは力強く、巨大で、
不滅であり、創造力と産出力をもった生命形態である。
一方、創造の物質意識は麻痺しており、ただ霊的意識だけが常
に活動していた。
創造の無意識も霊的意識と共同して、霊的進化の活動を続けた。
>>514さんへ
休みの日は時間が不規則で・・・申し訳ない。
本日も休講か・・・お話が聞けないのは残念ですが、せかすわけではないので
のんびりとGENESIS ◆Vw7T3qd6さんのペースで書いてください。
個人的には何日かかっても構いませんので、最終話までお聞かせ願いたいです。
では失礼します。
じゃああげるね。
おやすみ!
>>518さんへ
すみません。昨日は凄く忙しくて。
必ず最終まで書きますので、読んでください。
(67)このように、霊は活気に満ちた存在であり、
この霊は創造の中にあって独力で自己を産出した。
このようにまどろみは進化する要素をもつ。
ところが、万物を包む物質、すなわち身体、あるいは霊体は、
覚醒時においても活動を休み、休養した。
(68)まどろみは力の休息の側面であり、霊を包む物質、すなわち、
身体または霊体を造る。
この霊体は周期的な休息(まどろみ)に必要なものである。
ところが、この霊体の中に住む霊とその力は永久に目覚めてお
り、決して休息の必要はない。
(69)まどろみ、休息が終わった後に必要なものがこの霊体である。
このまどろみの中で意識は遮断され、物質の麻痺が起こる。
(70)物質的麻痺によって、意識はすべての外界の影響から遮断され、
その結果、純粋霊だけが活動することになり、主導権をにぎる。
(71)物質意識の遮断(麻痺化)によって、無意識の純粋霊が支配する。
純粋霊は、覚醒時のすべてを包む物質や、唯一の支配的な無限定
な力よりも強く、大きい。
(72)外部からもたらされる静寂によって、無意識はその内部におい
て、無限定な力を成長させ、進化させ、形成し、産出すること
が出来る。
一方、すべてを包むもの、物質、身体はまどろみ、休養する。
(73)これは創造にも、また原初創造にも当てはまる。
更にこれは、創造から生まれたすべての被造物、すべての植物、
すべての動物、そしてすべての人間にも適用される。
(74)創造と被造物との差異は、限定された時間の長さ(これは唯一
重要な要素である)にある。
創造の覚醒と、まどろみの期間は七大時続く。
これは人間にとって永劫に当る。
創造の造った、すべての生命の覚醒とまどろみの期間は、
短い大時の単位であり、これは秒、分、時、日、週、月、年と
呼ばれる。
(75)一般に地球人は、昼を覚醒期間、夜を睡眠期間と見なしている
が、創造の覚醒期間も七大時であり、まどろみ(睡眠)期間も
同じ七大時続く。
>520
了解しました。でも本当にGENESIS ◆Vw7T3qd6 さんのペースで
書いて下さればいいので、お忙しい時には無理をなさらないで下さい。
では失礼します。
ありがとぅー
>525
いえ、礼にはおよびません。
・・・ところで、もつおは誰に礼を言ってるんだ?
誤爆?
(76)意識と無意識は平行して起こる。
人間が眠ると、創造と同じ現象が起こる。
(77)意識は物質的麻痺に陥る。
物質意識は麻痺し、すべての外界の影響から遮断される。
(78)無意識は進化において主要な力である。
(79)人間の場合には、進化現象は目に見える霊的言語として、
象徴的な絵言葉として現われる。
そのような言葉は、第一の「良心」で無意識のよって分析され、
知識となり、活用される。
ところが人間が霊的水準において、自己の霊的存在を意識した
とき、彼の意識の第二の良心において、はじめてその認識が得
られる。
(80)しかし人間はこの認識を真理として受け入れない。
夢の中で、この認識は、目に見える霊的言語や霊の象徴的絵言葉
となって現れるが、彼はそれを理解できない。
今日は発熱休暇をとりました。おかげで一日中、2ちゃんに入り浸りです。
GENESIS ◆Vw7T3qd6さんもお忙しいようですが、体には気を付けて下さい。
本当に、解説は時間のある時で構わないので無理はしないで下さい。
では失礼します。
>>526GENESISに言ったのご。
でも俺のスレにこんなに真面目にやってくれるなんて本当感謝。
43.その為に、目に見える存在の原因が取り除かれた、
(81)創造が改めて意識的なまどろみ(睡眠)に入った為に、
目に見える存在の原因が取り除かれた。
(82)まどろみの為に、創造は再び自己自身に包まれて、
新しい無の中で目に見えなくなった。
何故なら、創造は物質意識の麻痺に陥ったために、
宇宙になった空間、つまり、目に見える存在が、
無空間、つまり、無に戻り、
創造の自己産出的理念として、自己の中で再び休養を取った。
従って目に見える存在の原因はなくなった。
44.物質的存在もまだ誕生しなかった、
(83)創造は最初のまどろみの期間と、
それに続く覚醒期間に物質的形態を一切造らなかった。
何故なら、創造は自己産出と自己進化のみを達成したからだ。
(84)創造の内部では、成長しつつある理念が、
すでに物質的生命を造る段階にまで成熟していた。
それがやがて目に見える形となる予定であった。
45.それはやがて目に見える形となる予定であった。
46.それはまだ存在しなかった、
(85)それはまだ形として造られなかった。
素朴な質問!
本当に宇宙って150億歳ぐらいのものなの?
数世紀前まで信じられていた天動説と同じで
誰か著名な学者連中の戯言じゃないの!
私はビッグバンが本当にあったのかどうか?
疑念を持っているんですが・・・!
故に宇宙って本当はどんな大きさなのか?
分からないので、納得いく説明を求む。
535 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/21 19:10
>>533 自分もちょっと不思議に思ってる。
地球みたいな惑星が数十億あって我々の銀河系を構成してて
そんな銀河系が宇宙には我々の銀河系の他にも数十億はあるというのに
その中の1つの地球でさえ歴史が40億年くらいあるのに宇宙が150億年っていうのは
短いような気がする。
533です
やっぱり!同じ様な考えの人はいましたね。
どう考えても150億年しか経っていない
のは、不思議ですね!
私は宇宙というものの概念が理解出来ていない
ので、そこから教えて欲しいんですよ!
537 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/21 19:23
時間は物じゃないと思うんだけど…
現れたり消えたりっていう事はないんじゃないの?
もし宇宙ができる前に時間がなかったなら、宇宙もできなかったんじゃないの?
違うの?
47.そしてまだ七大時の無存在の中で、目にも見えず休息した、
(86)そしてそれ(物質的存在)は、まどろみつつある創造の内部で、
また空間のない無の中で、理念として休息した。それは創造の
自己意識の形成過程で、すでに有限性をもつ概念となっていた。
48.それは意識になっていた、
49.今、まどろむ創造は、
宇宙の力として自己を拡大するだけであった、
(87)創造は最初の大時から目覚め、自己認識と自己意識を得て、
自立した統一体として進化した。そして創造は、原初炎
(原初創造)から独立し、自己から生まれた無の中で生きた。
無は形としては、まどろみの中での空間のおおいであった。
無は宇宙のおおい(包み)であった。
そのおおいは、まどろみの中で、無を、創造を包む無に変えた。
無は、創造が進化の意識をもってまどろむ場所であった。
創造はまどろみの状態で、永続する存在の形態を造った。
50.まどろみと意識を備えた存在の形として、
51.無限定性と無限性の中で、
(88)創造の活気ある存在は、無限定性と無限性であった。
52.外部に原因はなかった、
(89)創造はまどろみの中で、外部に原因を造らなかった。
(90)創造は自分自身の生命の外に、広大な宇宙の空間を造らなかっ
たし、又、いかなる物質的、目に見える形成物も造らなかった。
しかし創造は自ら産出的(創造物)であり、進化を続けており、
自己の内部で一層の自己養成を続けた。
53.内部で進化を続けた、
54.そして生命として脈打った、
(91)そして、生命として呼吸し、自己の存在を意識し、すべての
形態を造った。
55.意識し、産出(創造)した、
56.偏在性を獲得した存在を通して、
(92)生命となった存在を通して、その存在は自己の中に造った無の
中で自己を拡大し、至る所に存在を満たした。
(93)そして今や、存在は創造を通して無を生み出した。その無の中
で、創造はまどろみながら浮かんでいた。存在は創造を通して
空間を造った。この空間は原初炎(原初創造)の理念として、
又、産出力をもった空間の原初理念として創造に与えられた。
57.原初炎によって、創造のために理念化された空間の中で、
58.宇宙は再び無空間の暗黒に変わった、
(94)宇宙は再び無空間のおおい(包み)、無存在の暗黒に変わった。
宇宙は無名称になった。その中で、自己意識をもった創造の生
きた力は、まどろみつつ浮かんでいた。
59.そして無の中で、まどろみつつも意識を持った創造の脈動する
力が浮かんでいた、
(95)自己産出の形態として、
60.自己産出の形態として、
61.無の形態から、
(96)非存在、無形態から自己産出の力を通して自己を造る。
その自己産出の力は、
創造が造った宇宙の中で万物の根となり、源泉となった。
62.万物の根となった、
先ほど、今までのGENESIS ◆Vw7T3qd6さんの書き込みをまとめ、編集保存しました。
連続して読み、改めてその説の優雅さに驚きました。
解説編も残すところあと300番。引き続きお願いします。
63.まだ万物は、無存在の大歓喜の中で休息していた、
(97)創造は自己存在の外に、まだ他のいかなる存在形態も造らなか
った。何故なら、万物は創造の内部で、無存在として休息して
いたからである。
万物は未思考の想念、未把握の理念のままであった。
(98)万物は初出産のおおいに守られ、深く埋められて、
未誕生の大歓喜に浸っていた。
64.それ(万物)は固い形でもなく、
手に把握できる物質でもなかった、
(99)それは固体の形でもなく、
手につかめるような、目に見える物質でもなかった。
(100)創造は固い物質を造る理念をもっていなかった。
(101)いかなる形の天体もなかった。惑星、すい星、恒星、太陽、塵
の粒、生命もなかった。それらの物質的形態や霊的形態もなか
った。いかなる物質的生命もなかった。
(102)動物も同質的生命も存在しなかった。何故なら、まどろみつつ
ある創造の中で、想念がようやく力に成熟したばかりだった。
65.何故なら、創造のまどろみの最中に、想念は初めて力を現わした
からだ。
544 :
はてはて??:02/06/25 00:14
俺が思うにこの世(宇宙)ってどこかに無限の空間というものがなければ説明
つけること出来なくないか?もし宇宙に壁があるとしたらその先は?でまたその先は?
って考えていくとやっぱりどこかに無限がなければ無理だと思うのだけど・・・
俺が言いたい事分かる?
545 :
あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/25 16:28
なんとなく分かるような気がしる。
66.音も静寂もなかった、
(103)音も静寂もなかった。何故なら、創造は無限と有限の分離を考
えていなかった。創造は空間の響きとして、ある場所から始ま
って他の場所へ移動する音、響きに満ちた静寂を、その様な音
の移動として表現する為の理念と産出(創造)を考えなかった。
無の響きに満ちた静寂が支配した。
67.その中で、自己進化しつつある創造の、無限の全大時の呼吸が
脈動した。
(104)自己進化しつつある、無限の全大時となった創造の呼吸として
の無が支配していた。
68.呼吸は自己を知らなかった、
(105)創造の呼吸は自己の存在を意識しなかった。何故なら呼吸の意
識は、創造の力によってやっと認識能力を形成したばかりだっ
た。創造は呼吸に関する知識を造り、それを理念化、認識化、
概念化するつもりであった。
69.持続はまだ時間の概念をもっていなかった、
(106)創造の存在と、以前に造った空間の中で、無限の持続のみがあ
った。創造は無限持続を再度縮小して無にした。
創造は無の中でまどろみ、浮遊した。
(107)それはただ終わりのない無限定の無限持続であった。
(108)時間はなかった。限界のない無限の持続のみがあった。
何故なら、時間自体は統一ある持続としては概念のないもので
あり、同時に持続性がなかったからだ。
70.そしてその統一体はまだ無限定であった。
71.何故なら、まだ時間の命名の光は輝かなかった、
(109)無限持続は、現糧を持つために、創造の概念的想念によって
有限化されていなかった。
(110)無限定の持続の中に、ただ無限、無時間だけが支配した。
というのは、命名の光、すなわち、有限化への概念はまだ創造
の中に造られていなかった。
従って、無限持続に有限の衣服を着せることは出来なかった。
命名された時間の概念の中で、生成と消滅が行われ、それ(生
成と消滅)はただ有限性の中でのみ存在することが出来た。
72.それは時間が有限になる為だった、
(111)何故なら、有限性のみが生成と消滅、自己進化、思考、理念産
出などに制限の可能性を与えるからだ。
(112)ただ創造のみが、自己の中で、自己の為に、原初炎理念が設定
した自己時間の概念を所有した。
その為に創造は進化することが出来た。
(113)創造の外では無限持続と無時間概念があった。
創造は自分以外にはいかなる生成(成長)と消滅も造ることが
出来なかった。
(114)生成と消滅は有限性、つまり時間に依存している。何故なら、
創造のおおいの外では全てが概念に依存し、従って時間に依存
するからだ。何故なら、創造のおおいの外では、無が無限持続
の中で発達することが出来るからだ。
(115)もし、そうでなければ、論理、真理、英知は発生しないだろう。
何故なら、無限持続の中では、そして創造の外では、いかなる
想念(その想念が理念と存在に造られるのだが)も形成するこ
とは出来ない。
(116)それでも、もし想念の不可能が形成されたなら、それは無限持
続の中で無限に続くのであり、決して限定化や有限化されない
だろう。
(117)創造でさえも、原初炎(原初創造)が創造の中に設定した理念
を通してのみ進化出来るのである。
というのは、自己時間的概念の理念と有限の理念は、
原初炎によって創造の中に設定されたのである。
73.まどろむ創造の情緒はまだ開かなかった、
(118)創造は単に自己を意識しただけであり、自己の内部のみで思考
し、産出するだけであった。
(119)創造は自己を外部へ拡大しなかった。
その為に、自己の力と理念を外部へ働きかけることも出来ず、
内部と外部を造ることも出来ず、分配も出来ず、
そして情緒を内外に働きかけることも出来なかった。
74.分配という形で自己を放棄するために、
75.分配という形で自己へ入っていくために、
(120)自己を内部と外部に分割し、均等な統一体を造る為であり、
又、内部と外部に産出的(創造的)な形で入る為に、
そして自己を外部に向かって造る為に、
76.自己を外部に造るために、
77.こうして創造は内部から外部へ、
そして外部から内部へと進化する。