ケ・エイモ・スパクダの呪い

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1ケ・エイモ・スパクダ
このスレに参加するものは全員「ケ・エイモ・スパクダ」となり
名前欄に「ケ・エイモ・スパクダ」と入れてレスしなければならない。
この禁を破ったものには、3日以内に恐ろしい呪いが降りかかるだろう。
万が一、1つもレスが付かなかった時には私が呪いを受けることになる。
コワーーーーー
3あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/22 17:26
ぜひ呪われたい
4ケ・エイモ・スパクダ :02/04/22 17:27
うんこ!!!!
5ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 17:33
「ケ・エイモ・スパクダ」とはラテン語で「神を超越する悪魔」という意味で
悪魔崇拝信仰では最上級の魔力と呪術を使い、神をもひれ伏すと言われている。
レスが付いたので、私は安心だが、>>2>>3については予告どおり
今日から3日以内に恐ろしい呪いが降りかかるだろう。
>>4についてはレスの内容はともかく「ケ・エイモ・スパクダ」の名が
あなたを救うであろう。
6うんこケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 17:35
ぜひ呪われてみたいもんですな
7ノゾミ・カナエ・タマエ:02/04/22 17:36
 
8ケ・エイモ・スパクダ :02/04/22 20:45
   牛の首1 誕生日

 私は、今も誰かの視線を感じています。
 しかも大勢の視線を・・・
 私は、あの時、あんな話さえ聞いていなければと後悔しています。

 私が大学生の頃、親しくしていたボーイフレンドがいました。
 その人とは、「付き合ってもいいかな」と思っていたのですが、なかなかアプローチもしてくれません。
 彼とは、ずっと友人関係のままでした。
 ある日、彼の家で、友人達と宅飲みをしていた時のことです。
 彼が「今日泊が、お前に片想いなんだって」と私に告げました。
 今日泊君のことは、「変わった名字の人だな」と思っていましたが、私は、今日泊君に好意を持っていません。
 それどころか「暗くて気持ちの悪い人」と感じています。
 彼は、「今日泊の誕生日に、あいつの部屋で宅飲みして祝ってやるんだけど、お前も来てくれないか?」と私に頼み込んできました。
 私は、はっきり言って物凄く嫌でしたが、「一度でいいから頼むよ」という彼の言葉に圧され、ついつい承諾してしまったのです。
 その場に居た女友達も「どんな奴か見てみたい」と言い、私と一緒に今日泊君の誕生日パーティに行くことになりました。
9ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 21:05
   牛の首2 白けた宅飲み

 今日泊君の誕生日パーティーで私は、「もしかして今日泊君は、いい人なのかも・・・」と感じました。

 今日泊君の部屋に入った時の事です。
 部屋に入り、上着を脱ごうとした私に今日泊君は、ハンガーを持ってきて、私の上着を掛けてくれました。
 その時、私は、「今日泊君って、やっぱり私のことが好きなのかな」と考えてしまい、凄く恥ずかしくなりましたが、「今日泊君は、みんなに気を遣いすぎてる」とも思えてしまいます。
 一応、今日泊君専用の小さなケーキに蝋燭を立て、今日泊君に蝋燭の火を吹き消してもらいました。
 今日泊君は、人差し指でホッペタを擦りながら、恥ずかしそうな顔をしています。
 私は、みんなと、ほんのチョットだけ「Happy Birthday To You」を歌い、すぐにビールを飲みながら、お摘みを食べ始めました。
 みんな口数も少なく、白けた雰囲気になってきています。
 「何となく気まずい空気・・・」と思っていたら、突然、今日泊君が寒いダジャレやパフォーマンスを一生懸命にやり始めました。
 場を盛り上げようと頑張っている今日泊君を見ていると私は、「何か今日泊君の力になってあげられないだろうか」という思いが込み上げてきます。
 そして私は、「みんなで恐い話をしない?」と何となく言ってしまいました。
10ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 21:41
   牛の首3 恐い話

 今日泊君は、あの時、あんな恐ろしい話をしたくなかったんだと思います。
 でも今日泊君は、私のせいで話してしまった・・・
 私は、今も自分の軽はずみな行いを、後悔せずにいられません。

 私は、恐い雰囲気を演出するために、蝋燭に火を付け、部屋の電気を消しました。
 そして、私が聞いたことのある話の中で、最も恐いと思った話を、みんなに聞かせたのです。
 みんなは私の話を聞き、「恐い、恐い」と喜んでくれました。
 場が盛り上がったことに私は、調子に乗り過ぎていたようです。
 私は、今日泊君に「次は、今日泊君の恐い話を聞きたいな」と言ってしまいました。
 何となく私は、「今日泊君と、それなりに会話しておきたい」と考えていたからだと思います。
 今日泊君は、「とてつもなく恐ろしい話を知ってるけど、人に聞かせていいような話じゃないし・・・」と言って、俯いてしまいました。
 みんなは、今日泊君に「その恐ろしい話をしろ」と騒ぎ始めますが、今日泊君は、困った顔をしています。
 私は、今日泊君の恐ろしい話に興味を持ちましたし、「今日泊君の、私に対する気持ちを確かめたい」という気持も強くなりました。
 それに今日泊君の言葉で、私が恐い話をした時より、みんな盛り上がっているみたいです。
 私は、今日泊君に、もっと人気が集まって欲しいとも思っていました。
 それで私は、今日泊君の顔を見ながら、「私も今日泊君の、とっても恐い話を聞きたいな!」と言ってしまいます。
 今日泊君は、私の顔を一瞥するとコクリと頷き、話し始めました。
11ケ・エイモ・スパクダ :02/04/22 21:51
きになる・・・
削除依頼だしました。
以降書き込まないでください。
13ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 22:26
   牛の首4 今日泊君の過去

 今日泊君の言ったように、あの話は、人に聞かせるべき話では、ありませんでした。
 でも最初は、こんな恐ろしい話だとは、思いもしなかったのです・・・

 「俺の実家は、北陸にある小さなお寺なんだ」
 「俺は、高校の時、ドラムを叩くのが好きで、いつもバンドの練習をしてたんだよ」
 「そのうちバンド仲間に誘われて、族に入ってからは、バイクも好きになった」
 「寺の息子らしからぬ俺を、いつも親父は、咎めてたよ」
 「そんな親父が、ある時、とてつもなく恐ろしい話を俺に聞かせたんだ」
 「あの話を聞いて以来、今でも誰かに見られてるような感じがする」
 「本当に、俺が親父から聞いたことを話していいのか?」
 今日泊君は、そう言うと、複雑そうな顔をして黙り込みます。
 私は、今日泊君の話を盛り上げるために、「どんな時に、どういうリアクションをすればいいのかな」と考えながら、今日泊君の話を聞いていました。
 そして今日泊君が黙り込んだ時、私は、オーバーに脅えたフリをしながら「今日泊君、頑張って」と心の中で呟いていたのです。
14ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 23:15
   牛の首5 牛ノ首衆

 今日泊君は、嘘やハッタリをするような人に見えませんでした。
 それなのに私は、今日泊君の忠告を重大なこととして認識していませんでした。
 そして私は、あの恐ろしい話を聞いてしまったのです・・・

 みんなの「早く、その話を聞かせろ」という声に今日泊君は、軽く頷き、再び話し始めました。
 「水晶で作った頭蓋骨や、加工された人間の頭蓋骨のこと知ってるかな」
 「日本にも昔、人間の頭蓋骨を加工する人たちが居たんだ」
 「牛ノ首衆と呼ばれる人たちで、最初は、牛の首を切り取り、神様に、お供えしてたらしい」
 「けど、いつからか人間の首を切り、肉を取り去ってから漆を塗り、金箔を貼り付けるようになったんだ」
 「牛ノ首衆は、自分達の加工した頭蓋骨を使い、色々な儀式を行うようになったみたいで、自分達の行う儀式によって、色々と不思議なことが出来ると信じていたみたいなんだ」
 「例えば病気を治したり、天気を操ったり」
 「また、人を呪い殺したり、病気にしたりといった、人に害を与える儀式もあったようだけど、そういった儀式を無闇に行わない掟があったらしい」
 /#〃⌒⌒ヽ、
 ヽ#{ミ/ノ/ハ)))
 //|ノ| ^ヮ^)|| ソレハオイトイテ
 (/|リつ   つ
 .リ/__][_」
  (_/)_/)

16ケ・エイモ・スパクダ:02/04/22 23:45
   牛の首6 皆殺し

 今日泊君の話を聞いていた私は、全く恐いと思いませんでした。
 しかし後から、それが大きな間違いだったと、思い知らされたのです・・・

 「牛ノ首衆は、仏教に対して好意的だったらしい」
 「特に座禅は、人々の心を清くすると言って、永平寺に協力的だったんだ」
 「しだいに、念仏や仏教の儀式を行う、本願寺の真宗門徒達が勢力を強めてきて、永平寺は、段々と寂れていったらしい」
 「真宗門徒達も、牛ノ首衆の儀式に興味を持っていて、本願寺の高層が牛ノ首衆と親睦を深める活動をしていたんだ」
 「本願寺の儀式には、牛ノ首衆の影響を受けた儀式が、今でも残っているそうだよ」
 「でも、外国からキリスト教が伝えられ、キリスト教が次第に力を付けてきたんだ」
 「本願寺は、キリスト教徒を皆殺しにするため、キリスタン大名達に宣戦布告をしたんだよ」
 「この戦争は、一向一揆と呼ばれる壮絶な戦いだったらしい」
 「殺生を嫌う牛ノ首衆は、本願寺に反対し、一向一揆を終わらせようと、何度も真宗門徒達に交渉を持ちかけたそうだ」
 「でも本願寺は、牛ノ首衆を煙たがり、一向一揆のさなか、牛ノ首衆を皆殺しにしてしまったんだ」
17ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 00:19
   牛の首7 呪いの頭蓋骨

 私は、今日泊君の話を聞いていて、段々と寒気を感じていました。
 すぐに今日泊君の話を止めさせるべきでした・・・

 「何とか生き延びた牛ノ首衆は、織田信長に身を寄せたんだ」
 「信長は、牛ノ首衆の力を利用するため、本願寺に復讐するための協力を惜しまないと、生き残った牛ノ首衆達に約束したらしい」
 「そして信長は、牛ノ首衆のため、大勢の生け贄や死体を用意してあげたそうだ」
 「それからというもの牛ノ首衆達は、毎日、恐ろしい儀式を続けたんだ」
 「その悲惨な光景を見た人達は、道徳的な話をし、牛ノ首衆達に儀式を中断するように説得したらしい」
 「でも牛ノ首衆達は、仏法めいたことなど聞きたくもない。」
 「どうしても、そんな話を俺たちに聞かせたければ、俺達が死んでから御経でも唱えやがれ、と言い捨て、儀式を中断しなかったそうだ」
 「そして牛ノ首衆達は、信長に沢山の加工した頭蓋骨を献上したらしい」
 「その頭蓋骨に宿る怨念は、凄まじく、信長に敵対する人々を次々に病気にさせたり呪い殺したそうだ」
 「頭蓋骨の怨念は、使えば薄れていくため、牛ノ首衆達は、信長のために、たびたび呪いの頭蓋骨を作るようになったんだ」
18ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 00:46
   牛の首8 信長の死

 私は、今日泊君の話を聞いているうちに、後ろから誰かの視線を感じていました。
 あの時は、「気のせいだ」と自分にいいきかせていましたが、今は、あの時に感じた視線は、決して気のせいなんかじゃないことを知っています。

 「呪いの頭蓋骨を持つ信長には、村正の怨念すら通用しなかったそうだ」
 「村正は、凄まじい怨念が宿っており、妖刀と恐れられた日本刀なんだけど・・・」
 「村正に興味を無くした信長は、家臣の秀吉に褒美として村正をくれてしまったそうだ」
 「秀吉は、村正のせいで色々な怪奇現象に遭遇し、ビビッタ秀吉は、すぐに村正を手放したらしい」
 「武田信玄や上杉謙信も、信長が呪いの頭蓋骨を使って呪い殺したのかもしれないな」
 「信長は、茶会の時に、朝倉義景や浅井長政の首で作った、呪いの頭蓋骨を客人に見せびらかし、自慢することもあったんだ」
 「それだけ信長は、呪いの頭蓋骨に絶対の自信を持っていたんだな」
 「でも信長は、天下統一を果たそうとしていた矢先、牛ノ首衆の力を自分以外の人間に利用されることを恐れ、牛ノ首衆を一人残らず殺してしまったそうだ。」
 「しかし、それから間もなく信長は、家臣の明智光秀が謀反を起こし、殺されてしまったんだ」
19ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 01:44
   牛の首9 バラバラの体

 私は、牛の首の呪いを受けています。
 今でも、この呪いを取り去る方法を考えているのです・・・

 「俺が、この話を聞き終わった時に、誰かが俺を見ている気がしてきたんだ」
 「俺は、何となく誰かの視線を感じる、と親父に言ったら、親父が言ったんだよ」
 「それは、牛ノ首衆の悲劇に関わった人達の、怨念だろう」
 「この話を聞いた者は、多かれ少なかれ、あの人達の怨念に付きまとわれるんだ」
 「だが、人々を慈しみ、仏法を心がければ、必ず御仏が怨念から守って下さる」
 「俺には、その親父の言葉が、心に食い込んでしまったんだよ」
 「それ以来、俺は、仏教関係の本を読むようになったし、なるべく人が喜んでくれるようなことをしようと、心がけるようになったんだ」
 今日泊君が、そう言い終わった途端に、蝋燭の炎が消えたのです。
 私を含め、その場に居た人は、みんな驚き声を上げました。
 そして「ビックリしたぁー」と言いながら、私は、手探りで蛍光灯の明かりを付けました。
 ところが、私が床に座った途端に、蛍光灯の明かりが独りでに消えたのです。
 私達は、声にならない叫び声を上げていました。
 首や手、足や胴体など、バラバラになった人間の体が・・・
 しかも、沢山のバラバラになっている人間の体が、私達の体に、まとわり付いてくるのです。
 私は、そのまま気を失ってしまいました。
20ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 02:46
   牛の首10 別れ

 私は、牛の首の怨念に、付きまとわれています。
 今の所、生きていく上では、それほど支障にならないかもしれませんが・・・

 私は、今日泊君に揺り起こされ、目を覚ましました。
 今日泊君に私は、自分の見たバラバラの体について話したのですが、今日泊君は、「何も見なかった」と言います。
 でも今日泊君は、私の話を信じてくれました。
 今日泊君も、今まで何度も誰かの視線を感じたことがあったそうです。
 それに、私達が気絶した時、「物凄い寒気がした」と言いました。
 今日泊君は、他のみんなも揺り起こしていきましたが、みんな私と同じことを今日泊君に訴えます。
 あの時から私は、常に誰かの視線を感じるようになりました。
 また眠る時など、目を閉じた状態の時に、あのバラバラの体について思い浮かべてしまうと、すぐにバラバラの体が私の体に、まとわりつくようになったのです。
 今日泊君を除く、あの場に居たみんなは、私と同じ現象に悩まされるようになりました。
 そして、みんな今日泊君を避けるようになったのです。
 私も今日泊君を意識的に避けていたのですが、ある日、今日泊君から電話が・・・
 会話の中で今日泊君は、私に「もし、よかったら、俺と付き合ってくれないか?」と告白してきました。
 私は、とても今日泊君と付き合う気分になれず、言葉を選び、丁寧に断りましたが、恐らく、それが今日泊君との最後の会話になるのだろうと思います。
 もう二度と、今日泊君と会うことは、ないでしょう。
21ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 04:23
   牛の首11 除霊

 私は、この体験談を多くの人に知ってもらいたいと、昔から考えていました。
 しかし、それは、絶対的なタブーのように思えます。
 今も、その気持ちが、この書き込みにブレーキをかけ、私を躊躇わせているのでしょう。

 私は、霊能者に除霊を頼んだことがあります。
 霊能者の人は、私を見るなり「絶対に除霊をしたくない」と言って断りましたが、私は、無理に頼み込んで除霊してもらうことになりました。
 霊能者の人は、しばらく除霊をしていたのですが、突然「早く、ここから立ち去れ」と叫び、私を突き飛ばすのです。
 私は、恐ろしくなり、すぐに逃げ出しました。
 その後、その霊能者は、発狂し、今も精神病院に入院しています。
 半年ほどしてから私は、再び除霊をしてもらいたいと思いました。
 今度は、有名な退魔師に、お願いしましたが、退魔師は、険しい表情をしながら私を見つめています。
 しばらくしてから退魔師は、「何とか、やってみます」と言って、除霊を引き受けてくれました。
 退魔師の除霊は、何時間もかかり、退魔師の疲労が私にも伝わってきます。
 そして突然、退魔師が倒れ込んでしまいました。
 退魔師は、苦しそうにしながら「早く、ここから立ち去れ」と私に向かって叫ぶのです。
 私は、恐ろしくなり、その場から逃げ出しました。
 その後、その退魔師は、包丁で首を切り、自殺したそうです。
22ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 04:29
スパクダ様
自分のペルソナになってください。
23ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 04:32
(((;゚д゚)))ガクガクブルブル
コ・・・コワクナンカナイヨ!!
24ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 04:39
途中まで読んでたけど
恐くなったからやめた(´Д`)コワイヨー
25ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 05:14
   牛の首12 牛の首の真実

 私は、今、この書き込みにより、牛の首の怨念が薄れることを期待しています。

 「何故、私を除霊してくれた霊能者は、発狂し、退魔師は、亡くなってしまったんだろう・・・」
 「私に牛の首の怨念が憑いているのは、間違いないけど、私は、それなりに普通の生活をしているし、まだ、ちゃんと生きているのに・・・」
 私は、時々そんなことを考えてしまうことが、多くなりました。
 もしかしたら、私の除霊をしてくれた霊能者と退魔師は、牛の首について、全ての真実を知ってしまったのでは、ないでしょうか?
 今日泊君が話した牛の首の内容は、ほんの少しだけ、牛の首の秘密について、伝えているだけなのかもしれません。
 だから、私は、まだ生きているのに、私の除霊をしてくれた霊能者は、発狂し、退魔師は、亡くなったのかも・・・
 それでは、牛の首の怨念を消し去ることは、絶対に不可能なのでしょうか?
 確か、今日泊君の話では、呪いの頭蓋骨を利用し続けると、頭蓋骨の怨念が薄れていくはずでした。
 もし、それが本当だとしたら、多くの人が牛の首の話を知り、牛の首の怨念を多かれ少なかれ引き受けてくれると、しだいに牛の首の怨念が消えていくのでは、ないでしょうか?
 そう考えた私は、牛の首について、私の知っている全てを、ここに書き込みしました。
 早く牛の首の怨念が、消え去りますように!
26ダクバス・モイエ・ケ:02/04/23 05:47
 
27ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 06:05
>>25
ヴァカ!!!
28に呪い返し
28ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 06:29
これを読んだ後 PCいきなり調子悪くなったんだけど
まじばなですか?
29あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/23 06:34
>>28
「牛の首」っていう有名な話。
もちろん嘘話だけど、なかなか面白くまとまってて人気があるみたい。
たしかこの話と関係のあるほかの話もあったと思うけど、誰かのせれ。
30ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 06:48
>>28
私もですー。
姉貴の鞄に水ぶっかけちゃって。
マウスもやられた。
コワーーーーーー
31ケ・エイモ・スパクダ:02/04/23 23:27
   エンゲル係数1 僻地

 中谷美紀ちゃんを見ると、私は、お姉ちゃんのことを思い出します。
 中谷美紀ちゃんを初めて見た時から、「どことなく、お姉ちゃんに似ているなぁ」と思いました。

 私は、札幌の高校に入学する前、かなり寂れた田舎に住んでいた時期があります。
 北海道の僻地では、犬や猫より北狐の方が多い所も、珍しくありません。
 犬や猫には、冬の厳しい土地柄で、生き残ることが難しいのでしょう。
 例えば、たまに車の下から、凍死した野良猫を見つけることがあります。
 冬場の経験が少ない野良猫は、停車している車の中で、走行中の熱が残る車を見つけると、その車の下に潜り込みたくなるのでしょう。
 でも車の熱など、すぐに無くなってしまいます。
 車の下は、多少の雪や吹雪を和らげてくれるでしょうが、眠っている間に、そのまま凍え死んでしまうのでしょう。
 山に餌の少ない春には、餌を求めて、熊が民家に侵入することもありました。
 大抵の熊は、留守の家に忍び込み、冷蔵庫に入っている食料を食べます。
 幼心に私は、「熊は、どうやって入口のドアや、冷蔵庫のドアを開けるんだろう?」とか「熊は、どうして冷蔵庫に食料があると分かったんだろう?」と疑問に思ったこともありました。
 熊が民家に侵入すると、猟師の人が数人、猟銃を持って熊狩りを行います。
 冷蔵庫の食料を食べた熊は、しばらくの間、民家の近くに潜んでいたり、再び犯行に及ぶため、かなりの確率で撃ち殺されるのでした。
 しかし、熊が人間を食い殺すこともあるのです・・・
32ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 00:24
   エンゲル係数2 お姉ちゃん

 私は、熊が好きですし、今でも撃ち殺される熊は、可哀想だと思っています。
 それに熊のキャラクターは、可愛くて大好き!
 いつもプーさんのプリントされた服を着ていますし、テディベアの縫いぐるみやキーホルダーを、暇さえあれば撫でています。

 私の田舎では、小学校のクラスが一つしかありません。
 一年生も六年生も、同じ教室で勉強をしていました。
 私達が遊ぶ時のメンバーは、さらに年齢がバラバラです。
 中学三年生と小学一年生が、一緒になって遊ぶ情景は、都会で生まれ育った人には、想像しにくいかもしれません。
 それから私の田舎では、大きな子が小さな子の面倒を見る習慣がありました。
 私が小学三年生の時、中学三年生の女の子が一番、大きな子だったので、その人が、いつも私達の面倒を見てくれます。
 とっても優しい人で、私達に綾取りや縄跳びを教えてくれたり、面白い話を、よく聞かせてくれました。
 私は、その人を、お姉ちゃんと呼び、慕っていましたし、今でも大好きな人です。
 お姉ちゃんの家は、私の家と近かったため、私は、みんなと遊び終わった後よく、お姉ちゃんと歩いて家に帰りました。
 私の実家は、両親の帰りが遅かったため、お姉ちゃんは、いつも私に、お菓子を作り、私の両親が帰ってくるまで、お姉ちゃんが持ってるトランプやゲームウォッチで遊んでくれます。
33ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 01:07
くぅあんとろぉ
34ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 01:45
   エンゲル係数3 絶叫

 私は、もっとスリムになりたいと考えることがあります。
 でも、食べることを自分で制限したくは、ありません。

 ある日、私達が遊んでいる時に突然、お姉ちゃんが大声で叫びました。
 「熊だぁー!」
 振り向くと、私達の側に大きな熊が居ます。
 私達は、驚き、恐くて逃げ出しました。
 そして、無我夢中で走る私は、あることに気付きます。
 「私達の中で、一番ちっちゃくて、足の遅いのは、私だ!」
 私より小さな子は、この時、ここに遊びに来ていませんでした。
 私が考えたとおり、みんなは、どんどんと私から遠ざかっていきます。
 「ドウッ、ドウッ、ドウッ、」と、私の後ろから、熊の足音が聞こえます。
 その足音が、私のすぐ近くに来た時、思わず私は、「イヤァー」と泣き叫んでいました。
 しかし、どうしたことか、熊は、私を素通りして走り抜けます。
 そして私達の先頭を走っていた、お姉ちゃんに、勢い良く熊がぶつかっていきました。
 アッという間に、お姉ちゃんは、倒れ込み、熊が、お姉ちゃんに伸し掛ります。
 お姉ちゃんから物凄い絶叫が聞こえた矢先に、赤い血が、お姉ちゃんの体から噴き出しました。
 それを見た私達は、更に恐ろしくなり、今まで走っていた方向とは、逆の方向に走り出しました。
 お姉ちゃんを、置き去りにして・・・
36ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 03:36
   エンゲル係数4 遺体

 私は、夜中に目を覚ますことがあります。
 そんな時は、なかなか寝付かれず、空腹感に襲われ、ついつい夜食を・・・

 私達は、3人の猟師さんと歩いていました。
 お姉ちゃんが熊に襲われた場所に、猟師さん達を案内するためです。
 歩きながら私達は、お姉ちゃんが熊に襲われた時のことを話しました。
 すると猟師さんは、「狼やライオンは、弱い獲物を狙うが、熊は、大物を狙うからな・・・」と言って苦々しい顔をします。
 私は、「お姉ちゃん、死んじゃったの?」と思い、涙が止まりませんでした。
 そして、熊に襲われた場所が近付くにつれ、私は、おねえちゃんの惨たらしい死体を想像してしまいます。
 ところが、熊に襲われた場所に来ると、そこには、お姉ちゃんの遺体がありません。
 猟師さんの一人が「やっぱり移動してるか」と言い、舌打ちをしました。
 それから、もう一人の猟師さんが「おじちゃんが送っていくから、君たちは、家に帰るんだ」と言います。
 私達は、猟師さんの言葉に従って、そのまま家に帰りました。
 次の日の4時頃だと思います。
 私の家に、昨日、熊に襲われた友達の一人が訪ねてきました。
 友達は、昨日の熊が、猟師さんに撃ち殺されたことを、私に知らせに来たのです。
 そして、「お姉ちゃんの体が、少しだけ見つかった」と言い、友達は、泣き出してしまいました。
 見つかったのは、髪の毛がついた、ほんの一欠片の頭皮です。
 時間的に見て、お姉ちゃんの遺体は、内臓などが食べられているでしょう。
 しかし、お姉ちゃんの遺体は、大部分が熊に埋められているはずです。
 遺体の捜索は、一ヶ月ぐらい続けられましたが、とうとう見つかりませんでした。
 お姉ちゃんの遺体は、もう狐や鼠などに食べられてしまったかもしれませんし、まだ、どこかに埋まっているかもしれません。
37ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 04:39
>>29
コピペします。

 敷地内の渓泉会館は、よくクラブ活動の合宿にも利用されているが、非常に気味の悪い絵画が飾ってある。
 巨大な牛と、その傍らに横たわる妙に蒼白い子供。
 絵の意味は不明だが、どうやら「牛の首」という非常に恐い話に関係があるらしい。

 「牛の首」とは、今から25年ほど前に当高校の数学教師だけが全てを知っていた怪談。
 当時先生は生徒を数名ワゴン車に乗せて、移動中に恐い話をしていた時の事である。
 さんざん恐い話を聞かせたあげく、最後にとっておきの「牛の首」という話をはじめた。
 しばらく静かに聞いていた生徒達も次第に恐怖が限界に達し、「先生!もうやめて!!」と耳を塞ぎながら各々が叫びはじめた。
 しかし、先生は面白がって生徒の訴えを無視し夢中になって話続けた。
 そして、ふと車内が静かになっているのに気付き、後ろを振り返ると生徒全員が口からアワを噴いて失神していたのだ。
 あまりの恐怖に気を失ったらしい。
 それ以来この先生は二度と、この「牛の首」の話を口にださなくなった。

 私が在学中の頃、この先生に「ねぇ、牛の首って話ご存じですか…」と話かけてみた。
 すると、急に先生の顔色が変わり「一体どこから聞いた?!そんな話は知らん!!」
 それっきりこの「牛の首」は謎のまま。
 渓泉会館の絵もどうやら関係あるらしいのだが深くまでは解らない。
 また、今でも、クラブの合宿中に絵の飾ってある部屋で泊まると不思議な出来事が起きている。
38ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 07:32
   エンゲル係数5 餓死

 私は、お姉ちゃんの声を聞くことがあります。
 ただの幻聴と思いたいのですが・・・

 お姉ちゃんの、お母様を、私は、「おばちゃん」と呼んでいます。
 お姉ちゃんと、おばちゃんは、私を本当の家族みたいに可愛がってくれました。
 お姉ちゃんが、熊に食い殺された時のことです。
 おばちゃんは、気が狂ったように泣き叫んでいました。
 でも、いきなり、おばちゃんが泣き止んだと思ったら「食べないでという、娘の声が聞こえる」と呟き始めたのです。
 「まさか」と思った、その瞬間、私にも、お姉ちゃんの声が聞こえました。
 その時から私は、食べ物を食べようとすると、お姉ちゃんの声が聞こえるようになったのです。
 「食べないで」と・・・
 私は、涙ぐみながら「お姉ちゃんを食べないけど、ご飯は、食べるよ」と心の中で呟きました。
 そうすると、お姉ちゃんの声が聞こえなくなったのです。
 そんな食事を三日ほど続けていたら、食事の時に、お姉ちゃんが私に話しかけることがなくなりました。
 私は、おばちゃんに、このことを何度も話したのですが、おばちゃんは、「フーン、そうなの」と言うだけです。
 おばちゃんは、私に会うと、いつも笑顔で挨拶してくれましたが、段々と窶れてきていました。
 おばちゃんは、お姉ちゃんが亡くなってから五日目に、引っ越ししましたが、その後、自宅の寝室で餓死していたそうです。
39ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 14:53
   エンゲル係数6 呪い

 お姉ちゃんは、私に恐い話をしてくれたことがあります。
 お姉ちゃんは、恐い話をし終わったら、「そこに幽霊が居る」と言って、よく私を脅かしました。

 お姉ちゃんには、父親が居ませんでした。
 お姉ちゃんにとって、おばちゃんは、唯一、甘えることができる存在だったのでしょう。
 だから熊に襲われた時から、お姉ちゃんは、おばちゃんに助けてもらおうと思わず叫んでいるのだと思います。
 おばちゃんが泣き叫んでいた時、「娘の声が聞こえる」という、おばちゃんの呟きを、はっきりと聞き取ったのは、私だけだったのかもしれません。
 「だから私にも、お姉ちゃんの声が聞こえてきたのかも」と最近、思うようになりました。
 お姉ちゃんの恐怖のあまりに叫んでいる言葉は、おばちゃんにとって、呪いの言葉になってしまったのでは、ないでしょうか?
 でも、おばちゃんは、その呪いを解こうとは、しませんでした。
 おばちゃんは、「娘の声を聞いていたい」という気持ちと、「悲痛な娘の声は、やるせない」という気持ちが葛藤していたのでしょう。
 そして、おばちゃんは、最期に「娘の側に行こう」と決断していたんだと思います。
 私達に心配をかけまいと引っ越しをし、一人で、あの世に旅立っていったのかも・・・
 あれから7年後、学校の先生が、エンゲル係数について説明をしていた時のことです。
 先生が話しました。
 「エンゲル係数が高くても、生活水準が低い場合がある」
 「昔ある人が食事もとらずに、お金を貯め込んでいた」
 「とうとう、その人は、餓死してしまったそうだ」
 私は、この話を聞いた時、その人は、おばちゃんのことだと直感し、悲しくなりました。
 おばちゃんは、お金を貯めようと無理していたのでは、ないはずです。
40ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 15:42
呪いのワラ人形って本当に効果あんの?
41ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 19:07
>>40
秘密
42ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 19:08
>>37
牛の首関係は非常に興味をもっていたので
とてもありがとうございますた
43ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 19:38
   エンゲル係数7 食事

 私は、言い訳ばかりをする弱い人間でした。
 でも、お姉ちゃんや、おばちゃんのことを考えると、「これからは、弱い自分に義理立てしない、強い人間になろう」と思うのです。
 食事だけは、特別ですが・・・

 私は、一年に1〜2回ぐらいの割合で、お姉ちゃんの声を聞くことがありました。
 その度に私は、「お姉ちゃんを食べないけど、ご飯を食べるよ」と心の中で呟くのです。
 最近になってから、お姉ちゃんの声が聞こえても、熊のグッズが近くにあると、お姉ちゃんの声が聞こえなくなることが分かりました。
 それ以来、私は、クマのグッズを集めるようになったのです。
 しかし、それでも一年に1〜2回ぐらいは、食事中に、お姉ちゃんの声を聞くことがあるのでした。
 この前の日曜日も、友人の家で夕食を御馳走になった時に、お姉ちゃんの声が聞こえます。
 私は、前々から、いつまでも熊に食べられる恐怖から「食べないで」と訴え続ける、お姉ちゃんが「可哀想だ」と思っていました。
 だから「どうしたら、お姉ちゃんは、死んだことに気付き成仏してくれるだろうか・・・」と、私は、いつも考えていたのです。
 たまたま、この時は、クマのグッズを持っていなかったので、お姉ちゃんの声が鳴りやみません。
 そこで私は、心の中でこう呟きました。
 「お姉ちゃんを食べるよ」
 「お姉ちゃんは、食べられたよ」
 「お姉ちゃんは、死んじゃったよ」と。
 すると、「私も、あなたを食べたいな」という、お姉ちゃんの声が聞こえたのです。
 いつもは、頭の中に直接、響くように声が聞こえていたのに、この時は、私の、すぐ後ろから聞こえてきました。
 私の正面に座り、食事をしていた友人が、悲鳴を上げて気を失っていきます。
 振り向くと、そこには、人間の姿が想像できないほどボロボロな、お姉ちゃんが立っていました。
44ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 21:04
呪いの話ってイエばカシマさんが大好き
で、コピペ

 時は第二次世界大戦の日本敗戦直後、日本はアメリカ軍の支配下に置かれ各都市では多くの米兵が行き交う時代でした。
 ある夜、地元でも有名な美女(23歳の方)が一人、加古川駅付近を歩いていた時、不幸にも数人の米兵にレイプされました。
 その後、殺すにも苦しみながら死んでいくのを楽しむため体の両腕・両足の付け根の部分に銃弾を叩き込み道路上に放置したまま立ち去りました。
 瀕死の状態をさまよっていた時、運良くその場を通りがかった地元でも有名な医者に発見され腐敗していた両腕・両足を切り落とすことを代償に一命を取りとめました。
 しかし、自分の美しさにプライドを持っていた女は生きることに希望が持てませんでした。
 そして、国鉄(当時)加古川線の鉄橋上へ車椅子で散歩につれられているスキをみて車椅子を倒し、両腕・両足のない体で体をよじらせ鉄橋の上から走ってきた列車へ身投げし自殺しました。
 警察、国鉄から多くの方が線路中で肉片の収集をしましたが、不思議なことに首から上の部分の肉片は全くみつからなっかたとのことです。
 しかし時代が時代だったもので数日経過すると、その事件を覚えている者はほとんど居なくなりました。
 事件が起こったのは、数ヶ月後のある日です。
 朝は元気だった者が、なぜか変死を遂げるようになってきました。
 それも一軒の家庭で起こると、その近所で事件が起こるといった具合です。
 警察も本格的に動き出し、事件が起こった家庭への聞き込みではなぜか共通点がありました。
 それは死亡者は必ず、死亡日の朝に「昨日、夜におかしな光を見た」というのです。
 実際に当時の新聞にも記載された事件であり、加古川市では皆がパニックになりました。
 加古川所では事件対策本部がおかれ、事件解決に本腰が入りました。
45ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 21:05
 そこである警察官が事件が起こった家庭を地図上で結んでみると、あることに気がつきました。
 なんとその曲線は手足のない、しかも首もない胴体の形になりつつあったのです。
 こうなると当然、次はどのあたりの者が事件に遭うか予測がつきます。
 そこで前例にあった「光」を見た者は、警察に届け出るように住民に知らせました。
 やはり、曲線上の家庭では「光」を見たといい死んでいきました。
 しかし、実は「光」ではなかったのです。
 死者の、死亡日の朝の告白はこうでした。
 「夜、なぜか突然目が覚めました。」
 「するとかすかな光が見え、見ていると、それはますます大きな光となります。」
 「目を凝らしてみると、何かが光の中で動いているのが見えます。」
 「物体はだんだん大きくなり、こちらへ近づいてきます。」
 「その物体とはなんと、首もない両腕・両足のない血塗れの胴体が、肩を左右に動かしながら這ってくる肉片でした。」
 「ますます近づいてくるので怖くて目を閉じました」というのです。
 次からも、その同じ肉片を見た者は必ず死にました。
 そこで次は自分だと予想した者が、恐ろしさのあまり加古川市と高砂市(隣の市)の間にある鹿島神社(地元では、受験前など多くの人が参拝する)で、お払いをしてもらいました。
 すると「暗闇のむこうに恐ろしい恨みが、あなたを狙っているのが見えます。
 「お払いで拭いきれない恨みです。」
 「どうしようもありません。」
 「唯一貴方を守る手段があるとするならば、夜、肉片が這ってきても絶対に目を閉じないで」
 「鹿島さん、鹿島さん、鹿島さん」
 「と3回唱え、この神社の神を呼びなさい」
 といわれました。
46ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 21:06
 その夜、やはり肉片は這ってきましたが、恐怖に耐え必死に目を開いて「鹿島さん」を3回唱えました。
 すると肉片は、その男の周りをぐるぐる這った後、消えてしまいました。
 通常、話はこれで終わりますが、やはり恨みは非常に強く、その男が旅へ出ても、その先にて現れました。
 その後、その方がどうなったかは知りません。
 ただ非常にやっかいなことに、この話は、もし知ってしまうと肉片がいつかはその話を知ってしまった人のところにも現れるということです。
 私(兵庫県出身)が知ったのは、高校時代ですが、私の高校ではこの話は人を恐怖に与えるためか迷信を恐れるためか、口に出すことが校則で禁止されました。
 皆さんはインターネットで知ったので鹿島さん(地元では幽霊の肉片を鹿島さんと呼ぶ)を見ないことに期待します。
 もし現れたら必ず目を閉じず「鹿島さん」を3回唱えてください。・・・・
47ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 22:46
   呪い憑き1 金縛り

 私は、28歳の営業マンです。
 私が以前、交通事故で入院していた時に、心霊体験を経験しました。
 その時のことを、お話しします。

 私には、3年間、交際し続けてきた女性がいました。
 彼女との仲は、2年ぐらいまで楽しくて充実してましたが、段々と会う機会も少なくなり、会っても、お互いに口数が少なくなってきていたのです。
 そんな、ある日、私に「彼女との結婚を考えている」と言う男性から、電話が掛かってきました。
 その男性は、もう1年ほど前から彼女と交際していて、「あなたが彼女から手を引くように説得してくれと、彼女に頼まれました」と小さな声で言います。
 私は、頭にくるよりも先に、その男のオドオドした態度に呆れてしまい、彼女と別れることを承諾してしまいました。
 その時から私は、いつもイライラするようになってしまいます。
 そして、あの電話があった日から4日目に、私は、交通事故を起こし、入院することになりました。
 入院中は、ほとんど体も動かせずに、ベッドに寝ているだけです。
 同室の患者さんは、耳の悪い老人で、私の話し相手には、なりません。
 私が会話できる人は、病院の人か、見舞いに来てくれた人だけでした。
 私は、退屈で、普段の生活からは、考えられないほど睡眠時間が長くなってしまいます。
 そのうち、あまりにも眠りすぎるのか、眠っている最中に、しょっちゅう金縛りに掛かりました。
48ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 23:09
>>44

 結局その首どこいった?
49ケ・エイモ・スパクダ:02/04/24 23:40
>>42
 牛の首はほかにもいっぱいあるみたい
 また、見つけたらコピペするね!
50ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 00:28
   呪い憑き2 彼女

 金縛りの経験が豊富になっていく私は、段々と金縛りが、日常的な普通の出来事に感じられるようになります。
 そのうち私は、「どうしたら金縛りが早く解けるのか」とか、「どれぐらい金縛りに耐えられるのか」と、金縛り中、遊ぶようになりました。
 暇を持て余していた私には、テレビを見ることと金縛りになることが、退屈しのぎだったのです。
 退屈な日々の中で私は、彼女のことを思い出すこともありました。
 彼女のことを思い出すと私は、もう彼女に対する愛情がないはずなのに、切ない気分になります。
 そこで私は、彼女の嫌なところを、色々と思い浮かべてみました。
 しかし、「なんて最低な女なんだ」と腹が立った瞬間に私は、気付いてしまったのです。
 こんなに彼女の嫌なところを思い出せる自分は、「まだ彼女を愛しているのかもしれない」ということに・・・
 その時、「金縛りの時に幽体離脱して、彼女の所に行けないだろうか」という考えが、私の脳裏に浮かびました。
 そして私は、すぐ眠りに就いたのです。
 金縛りになるために・・・
51ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 01:09
>>48
 牛の首になった
52ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 02:37
   呪い憑き3 欲情

 どれくらい眠った頃でしょうか。
 私は、いつものように金縛りに掛かったら、彼女の名前を心の中で、唱え続けます。
 すると、私の意識が天井に、吸い寄せられるような感じがします。
 そして、いつのまにか私は、彼女の枕元に立っていました。
 彼女は、微かにイビキをかいて眠っています。
 彼女を見ていると私は、急に欲情しだしました。
 次々とイヤラシイ情景が、スクリーンに映し出された映画のように、私の心に映し出されるのです。
 私は、この時、そのイヤラシイ情景を見ながら、同時に彼女も見ていました。
 私の欲情は、どんどんと大きくなっていき、それに呼応するようにイヤラシイ情景も、過激さを増していきます。
 堪らず私は、彼女に抱きつきました。
 すると、何か影のようなものが、私に絡み付いてくるのです。
 私は、すぐに、その影のようなものが、私と彼女を引き離そうとしていると感じました。
 私が思った通り、その影は、物凄い力で私を彼女から引き離そうとします。
 それでも私は、彼女と離れたくありません。
 私は、必死に彼女を抱き締めながら、叫んでいました。
 「君が好きだ」
 「もう二度と君を離さない」
53ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 03:38
>>40
 効果あるかもしんない
 でも呪いと関係ないけどね
 呪いの木とか噂があるとこに名前つけて吊しageすんだから
 アイツ呪われてるっつて、みんなの噂になるでしょ
 それ聞いた本人は気分悪くして病気になったりするんだと思うよ^.^;
54ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 05:06
   呪い憑き4 守護霊

 私は、彼女を強く抱き締めながら、不意に彼女の顔を覗き込みました。
 彼女は、苦しそうな表情をしながら、不規則な呼吸をしています。
 私は、彼女が心配になり、力を緩めました。
 すると、物凄い力が一気に私を、彼女から引き剥がしたのです。
 そして、「もう二度と来るな」という何人かの声が、私の心に響いてきました。
 私は、「もう二度と、彼女と会えなくなるかも」という恐怖が込み上げ、雄叫びをあげながら、再び彼女に抱きつこうとします。
 しかし、影のようなものが、私を押し止めました。
 「分かれるのは、嫌だぁーっ」
 そう叫びながら私は、渾身の力を振り絞り、何とか彼女に抱きついたのです。
 そして無我夢中で私は、彼女を抱き締め続けました。
 しばらくすると、私を彼女から引き剥がそうとしていた力がなくなり、誰かが私の肩を叩いています。
 「もう離れてくれんかね」と、私に語りかけながら・・・
 「まさか」と思い私は、彼女の顔を見ました。
 彼女は、目を開けたまま、微塵も動く気配がありません。
 私は、呆然としながら、彼女から離れました。
 すると、複数の影のようなものは、悲しそうに彼女の周りを、漂い始めたのです。
 「あの影のようなものは、彼女の守護霊だったのか」と、私は、影の正体に気付きました。
55ケ・エイモ・スパクダ:02/04/25 22:09
   呪い憑き5 痣

 「コー、カタッ」と、何かを置く音がします。
 テレビ台に収納されている板を引き出し、そこに朝食を置いた音でした。
 私は、その音で目を覚ましたのです。
 朝食を運んでくれた人は、目を覚ました私に気付き、「おはようございます」と挨拶をしました。
 私は、朝食を運んでくれた人の笑顔につられ、慌てて笑顔を作りながら、「おはようございます」と返事をしました・・・が、何故か顔に違和感があります。
 「その痣、どうしたんですか?」と、朝食を運んでくれた人が、私の顔を見ながら尋ねました。
 私は、「大したことないので、大丈夫ですよ」と答えましたが、どんな痣があるのか、気になってしまいます。
 朝食を運んでくれた人は、「そうですか」と言い残し、立ち去りました。
 私が、朝食を食べようとした時です。
 箸を取ろうとした私の手に、うっすらと赤い痣が、目に付きました。
 私は、「何故こんな痣が」と思い、自分の手を凝視すると、所々に人間の指に似た部分があります。
 「まさか」と思い、私は、すぐにパジャマの袖を捲り、腕を見ました。
 すると私の腕は、うっすらと赤くなっていたのです。
 痣には、所々に隙間があり、そこにも人間の指に似た部分がありました。
 まるで、私の体を何者かが、手で強く触ったように・・・
 「そういえば昨日、金縛りの後、夢を見たけど、あれは、夢なんかじゃない」
 そう思った瞬間、私は、呆然としました。
 「もしかしたら、あの時、私は、彼女を殺してしまったのかも・・・」
 どうしても、嫌な考えが込み上げてきます。
 私は、「そんな馬鹿なことが、あるもんか」と、何度も自分に言い聞かせ、朝食に手を伸ばしました。
 その時、私は、襟元に、毛色の違う髪の毛が付いていることに、気付いたのです。
 その髪の毛は、長くて茶色い髪の毛でした。
 「間違いなく彼女の髪の毛だ」
 そう直感した私は、涙が止めどもなく流れてきました。
56ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 00:30
   呪い憑き6 病室

 私の痣は、お腹や背中にも付いていました。
 はっきり手形と分かる痣も、何カ所かあります。
 それを見た看護婦さんは、驚いて気味悪がっていました。
 しまいには、病院の人が私に「この部屋が気持ち悪かったら、部屋替えしてもいいですよ」と言ってきます。
 私の居る病室を、気味悪がっているのでしょう。
 私は、「別に、この部屋のままでも構いません」と答えました。
 すると、同室の老人に付き添っている人が、「病室を替えてもらいたい」と言い出します。
 どうやら、みんな、私の痣を気味悪がっているようなので、私は、苦笑してしまいました。
 私だけになってしまった病室は、以前より静かになりましたが、その静かさに私は、かえって落ち着きません。
 私は、眠ることも少なくなり、ベッドに横たわり、彼女のことを考えることが多くなりました。
 「彼女は、生きているだろうか・・・」と私は、何度も思いましたが、恐ろしくて彼女の生死を確認できません。
57ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 02:11
   呪い憑き7 豆注射

 そんな、ある日、看護婦さんが「新しい薬が、あなたの体に合うか調べたいので、豆注射をします」と言いました。
 看護婦さんは、私の腕を取り、袖を捲りましたが、戸惑っているようです。
 私の痣を、気味悪がっているのでしょう。
 看護婦さんは、「腕が、ちょっと腫れてるようなので、耳たぶに注射しますね」と言いながら、パジャマの袖を元に戻しました。
 手際よく、注射の準備をしている看護婦さんの動作は、ベテランの風格を感じさせます。
 すると、その時、私は、背中が凍り付きそうな寒気に襲われました。
 私の、ただならぬ雰囲気を怪訝に思ったのか、看護婦さんが私に、声をかけます。
 「どうしました?」
 「大丈夫ですか?」
 私は、無理に笑顔を作りながら、「いえ、大丈夫です」と答えました。
 看護婦さんは、心配そうに私の顔を見ながら、「そうですか」と言い、注射の準備を続け始めます。
 注射の準備が調うと、看護婦さんは、言いました。
 「ちょっとチクッとしますけど、動かないで下さいね」
 私は、注射をされるのを、身じろぎもせずに待ちました。
 しかし、すぐに看護婦さんの動作が止まり、なかなか注射をしません。
 不思議に思った私は、看護婦さんの顔を見ました。
 すると、看護婦さんの顔は、別人になっています。
 その顔は、確かに彼女の顔でした。
 呆然と彼女を見つめていると、突然、私の体に、電気のようなものが流れ、体が硬直していきます。
 私が今まで体験した金縛りとは、比較にならないほど、強烈な金縛りでした。
 私は、身動き一つ出来ません。
 そんな私の右目に、彼女は、ゆっくりと注射器を突き刺しました。
58ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 07:26
   呪い憑き8 死の予感

 「プヅュッ」という、微かな音とともに、注射器が、私の右目に突き刺さっていきます。
 すると、私の右目に激痛が走り、それと同時に金縛りが解けました。
 「アーッ」
 私は、堪らず大声を上げ、すぐに注射器を抜き取りました。
 私が右目を押さえ、激痛に耐えていると、「ワッ、ワッ、ワッ」という看護婦の声が聞こえます。
 声の主は、気が動転し、混乱している看護婦でした。
 私は、今、右目を失っています。
 多分、私の命は、長くないでしょう。
 私は、彼女の呪いに・・・いえ、彼女たちの呪いが、私を殺そうとしているからです。
 私が右目を失う瞬間、彼女の背後に、何人かの人影が見えました。
 彼女達は、いずれ、再び私の側に居る人間に呪い憑き、私を殺そうとするでしょう。
 しかし、私は、彼女達に殺されるのなら、本望だと思っています。
59ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 12:22
良スレのヤカン
60ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 19:26
>>1 で「ケ・エイモ・スパクダ」ってなに? ホンマもん?
61ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 22:51
>>60
 1が、何か書き込めって言うんだから、荒らしにならなければ、何を書いてもいんじゃない

 一応、呪いに関係した話を書き込むとか
 怖い話の下書きを書き込むとか
 ガイシュツ話を、読みやすく手直しして書き込むとか
etc
62ケ・エイモ・スパクダ:02/04/26 23:27
   映画殺人事件1 交際

 私は、刑事として、何度も凶悪犯を捕まえてきました。
 しかし彼女は、特別です。
 逃走中の彼女を逮捕した時、私は、異様な寒気を感じました。
 その時の彼女は、まるで心が無いように無表情です。
 彼女は、大人しく私に連行されましたが、連行中に私は、「本当に彼女は、逃走していたのか?」という考えが、頭から離れません。
 でも私は、何故か「そのことについて考えるのは、危険だ」と感じるのです。
 私は、彼女の取調を行いましたが、取調が終わった後、私は、自分の不吉な予感が正しかったと、確信しました。
 彼女が取調中に話した内容を、お伝えしましょう。
 ただし、あまりにも衝撃的な事実であるため、名前や内容の一部を変更し、記述いたしましす。

 私は、半年ぐらい前に、彼が浮気しているところを、何度か目撃してしまいました。
 真美という子です。
 私は、彼と付き合う前から、彼が真美に好意を持っていることを、知っていました。
 私は、さり気なく、彼の視界に入り込もうとしたものです。
 飲み会で、彼の斜め向かいに座ったり、彼が私の後ろ姿を、遠くから見えるように歩き続けたりしました。
 それでも彼は、私に興味を持つ気配がありません。
 そんな、ある日、私は、「彼が真美と、付き合っているらしい」という噂を、聞いてしまいました。
 それで私は、「その話は、本当だろうか?」と思い、彼に尋ねてみることにしたのです。
 私は、勇気を出して彼に、「ねぇ、付き合ってる人いるの?」と聞いてみました。
 すると彼は、「彼女なんかいないよ」と答えるのです。
 その言葉を聞いた私は、思い切って彼に、告白しました。
 「じゃあ、私と付き合わない?」
 彼は、少し戸惑った後、「いいよ」と答えました。
 それから、私と彼の交際が始まったのです。
63ケ・エイモ・スパクダ:02/04/27 01:28
   映画殺人事件2 殺せ

 彼は、私と交際してからも、真美が好きだったみたい。
 もしかしたら、彼は、私と交際する前から、真美と付き合っていて、真美に内緒で、私とも付き合っていたのかもしれません。
 それでも私は、彼が好きでした。
 彼の、しなやかな手や背中。
 彼の声、彼の顔、彼の唇・・・私は、彼の全てを愛していました。
 でも彼は、私を捨てたのです。
 こんなに彼を愛し、彼のために尽くしてきた私を・・・
 彼に捨てられた後、私は、何だか緊張の糸がプッツリ切れたような気分でした。
 いつも憂鬱で、何もする気になれないのに、私は、じっとしていることすら出来ません。
 眠ろうとしても、じっとしていられなくて、涙を流しながら悶えてしまいます。
 そんな、ある日、私は、「気晴らしに映画でも観よう」と思いました。
 でも、特に観たい映画などありません。
 私は、適当に映画館に行き、上映中の映画を観ることにしました。
 映画館まで、ぶらついていると、何だか気分が落ち着いてきます。
 私は、映画館に入り、上映途中の映画を観ました。
 その映画は、何回も「殺せ」という言葉が出てきます。
 私は、映画のセリフに合わせて、「殺せ、殺せ、殺せ」と、何度も呟いてみました。
 すると私は、段々と気分が高揚してきて、映画の中で誰かが死ぬと、本当に、いい気持ちになります。
 私は、清々しい気分になり、ずっと「殺せ、殺せ、殺せ」と呟き続けていました。
64ケ・エイモ・スパクダ:02/04/27 03:28
   映画殺人事件3 友達

 私が「殺せ、殺せ、殺せ」と呟いていると、私の横から「殺せ、殺せ、殺せ」という声が、聞こえます。
 ふと横を見ると、そこには、見知らぬ男が立っていました。
 その男は、首筋から、ダラダラと血を流しています。
 それに、その男の肌は、生気のない真っ白な肌なので、とても生きている人間には、見えません。
 でも私は、何も気になりませんでした。
 しばらくすると、また別の「殺せ、殺せ、殺せ」という、声が聞こえます。
 今度は、私の後ろに、見知らぬ女が立っていました。
 その女は、眼球が飛び出しそうに盛り上がり、目や鼻、口から体液が流れ出ています。
 やはり、この女も、生きているように見えませんが、私は、気にせず「殺せ、殺せ、殺せ」と、夢中で呟き続けました。
 そして、いつの間にか私の周りに、沢山の人が「殺せ、殺せ、殺せ」と、私と一緒に呟いているのです。
 この時、私は、「こんなに友達が増えたんだ」と思い、嬉しくなりました。
 でも、アッという間に、閉館の時間がきたのです。
 私は、このまま、この人達と一緒に「殺せ、殺せ、殺せ」と、呟き続けていたかったのですが、「明日、また来ればいいかな」と思い、映画館を出ました。
 ところが、私が「あの人達と別れるのは、悲しいな・・・」と思っていたら、あの人達は、私に付いて来るのです。
 私は、とっても嬉しくなり、軽い足取りで、家に帰りました。
65ケ・エイモ・スパクダ:02/04/27 07:24
   映画殺人事件4 真美

 あの人達は、私がベッドに入って寝ようとしても、私の側を離れずに、「殺せ、殺せ、殺せ」と呟き続けています。
 私は、「せっかく、この人達と友達になれたんだから、この人達と会話がしたいな」と、思いました。
 私が「この人達は、殺せしか言えないみたいだけど、どうにかして、私は、この人達と会話できないかな」と思案していたら、段々と、あの人達の言いたいことが、分かってきたんです。
 「この人は、誰々を殺せと言う意味で、殺せと呟いているんだな」と、私には、あの人達の一人ひとりが呟いている「殺せ」の意味が、理解できました。
 そこで私は、「明日みんなで、殺しに行きましょ」と、言ってみると、あの人達は、「殺せ(そうしよう)、殺せ(そうしよう)」と言って、喜んでいるようです。
 その後、私は、久しぶりにグッスリと、眠ることが出来ました。
 私が目を覚ましたのは、朝の7時頃だと思います。
 目を覚ますと、あの人達は、どこにも居ませんでした。
 「昨日の出来事は、単なる夢だったのか?」
 私は、昨日の不思議な体験を、ぼんやりと思い起こしていました。
 「やっぱり、ただの夢よね」
 この時、私は、昨日の出来事を、そう考えることにしました。
 それにしても、昨日、悲しみ苦しんでいたことが、嘘のように私は、清々しい気分です。
 私は、身支度を済ませ、会社に行こうと家を出ました。
 私の会社は、家から歩いて、15分くらいの所にあります。
 いつものように、会社までの道を歩いていると、突然、真美の顔が思い浮かびました。
 私と真美は、親しい訳ではありませんが、それなりに仲の良い友達です。
 私は、真美が嫌いでは、ありませんでした。
 むしろ、何げに好きだったのかもしれません。
 でも私は、「真美を憎んでいるのかもしれない」と思うことが、度々ありました。
 彼に捨てられてからは、特に、真美への憎しみが、膨らんでいくようにも感じられるのです。
66あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/27 07:34
BLOODLINESはWINTER BRIDEの後に約1か月を拾い上げます。
Colletteとジェークはそれらの吸血鬼生活を送っています...
自己発見のパス上で各々。
ジェークは、Colletteとなんとかして異なることをゆっくり悟り始めます。
それは彼女の人間の犠牲を苦しめることを
共有する彼の不本意よりはるかに一層になります。
彼の心の中のもの;
彼の血液中のものCOFFEEHOUSE BLUES SERIESの中のこの第4の分割払いは、
2人の吸血鬼とハンターの間の三角形の衝突針路を引きます!
死の中央および愛では、伝説が明らかにされるとともに、
血液(両方の吸血鬼および人間)は必ずこぼれます。
67ケ・エイモ・スパクダ:02/04/27 12:15
age
68ケ・エイモ・スパクダ:02/04/29 07:59
   映画殺人事件5 電車

 私が、真美のことを考えながら歩いていると、何となく地下鉄に乗りたくなりました。
 「私は、何故、地下鉄に乗りたいのだろう」と考えていると、「殺せ、殺せ、殺せ」という声が聞こえます。
 声の方に目を向けると、あの人達が、そこに居ました。
 どうやら、あの人達の一人が、地下鉄に乗り、復讐したい人の所に、行きたがっているようです。
 私が、このことを理解した途端、他の人達も一斉に「殺せ、殺せ、殺せ」と呟き、色々なことを、私に訴えてきました。
 私は、友達として、あの人達の願いを、叶えてあげたくなりましたが、私には、先に、やりたいことがあったのです。
 それは、会社に行くことや、真美と彼を殺すことでした。
 私は、自分の事情を、あの人達に伝えたところ、あの人達は、
 「殺せ(会社より先に、殺しに行こう)」
 「殺せ(手伝ってあげるから)」
 と呟くのです。
 みんな、優しい人達でした。
 私のやりたいことを、優先してくれるです。
 まず最初に、あの人達は、私を真美が居るところまで、案内してくれました。
 私が真美を見つけた時、真美は、ホームで電車を待っています。
 それを見た私は、「真美を、突き落としたいな」と、考えていました。
 ちょうど、電車が到着しようとしていたからです。
 でも真美は、電車を待つ人達の中にいるので、突き落としにくそうでした。
 その時、あの人達は、私の気持ちに気付いてくれたようで、真美の手を引っ張ったり、真美の背中を押し始めます。
 私は、「真美は、もうすぐ、死ぬんだ」と思い、今までに感じたこともない興奮が、込み上げてきました。
 真美は、電車を待つ人達から離れ、フラフラと歩いています。
 私は、急ぎ足で、真美の近くまで、歩み寄りました。
 その時、真美は、私の方を振り向き、そのまま俯いてしまったのです。
 どうやら真美は、私に気付いたようですが、私を無視しているようでした。
 そんな真美の態度に、あの人達も腹が立ったようです。
 私が真美の近くまで来ると、あの人達は、真美をホームから、突き落としました。
 次の瞬間、真美は、甲高い声を上げ、みんなの注目を集めています。
 そして、私の目の前で真美は、電車にひかれ、死にました。
69  :02/04/29 08:19
なんかね、ものすごいおおがかりなね、
じさくじえんにね、みえるんだよね。
70あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/29 09:02
>>69
まだ誰からの書き込みは無いよ。

1のがんばりはわかるのだが、つまらん。

誰かもう少し面白い話をカキコしてよ。
71ケ・エイモ・スパクダ:02/04/29 09:14
   死者の思考能力

 幽霊話に出てくる幽霊は、思考能力が高いとは、思えません。
 しかし、霊能者がよく、死んだ人のメッセージを伝えてくれることがありますが、死んだ人の言っていることや、考えていることが、生きている人間と同等以上のことがあります。
 もし思考が、脳の分泌物でないとしたら、人間は死んだ後も、物事を考え、色々な問題の解決法を知ることができるでしょう。
 この世には、何千年も前の怨念が、今だに存在しているとは、考えにくいと思います。
 でも、数年前の怨念なら・・・
72ケ・エイモ・スパクダ:02/04/29 10:30
  条件反射

 人間の脳は、左脳と右脳が大きな働きをしています。
 左脳は、言語脳と呼ばれ、二十歳頃まで急成長をします。
 それに対し、右脳は、イメージ脳と呼ばれ、成長は遅いが、生涯成長し続けるとも言われています。
 脳は、あらゆる刺激に反応し、その時の記憶を貯め込みます。
 しかし、脳に蓄えられた記憶は、すぐに歪められてしまいます。
 例えば、ボーリングでストライクを出したとします。
 もう一度、ストライクを出した時と完璧に同じ投げ方をしようとしてみても、不可能でしょう。
 ただ、人間の脳には、パターン認識という能力があります。
 脳に蓄えられている似たような記憶は、一つにまとめられ、ある一定の反応を返すようになってきます。
 それが進むと、脳がほとんど思考せずに、ある一定の反応を返すようになります。
 それが条件反射です。
 人間は、今まで蓄えた経験によって反応する機械にも見えます。
 しかし、人間の記憶は、いつになっても完成することは、ありません。
 もともと人間の記憶は、歪められ、消え去るように出来ていますし、若い頃に左脳に蓄えられた記憶も、年齢と共に左脳自体の機能が低下し、どんどんと使い物にならなくなってくるからです。
 そして新たな記憶や、左脳の記憶は、記憶容量が大きくても記録速度が遅い右脳に、少しずつ記録されていきます。
 人間の生涯は、「覚えては、忘れる」ということを義務づけられているように思えます。
 まるで、条件反射を呪っているように。
 もしかしたら、死んでからも・・・
73ケ・エイモ・スパクダ:02/04/29 19:15
引っ越しします
74ケ・エイモ・スパクダ:02/05/03 13:50
帰ってきました
75もっちゃん ◆URb6IKO2 :02/05/03 13:52
ひさしぶり
   映画殺人事件6 彼の死

 「最期に、話があるの」
 私は、電話で彼に、そう告げました。
 彼は、私と待ち合わせした場所に、もうすぐ来るはずでしたが、私は、彼を待つ時間が経過する度に「彼と話なんか、したくないな」という思いが強くなってきます。
 私が、そんなことを考えていると、「ガチャッガ」と何かが、ぶつかる音が聞こえました。
 私は、その音が何かを知っていましたが、一応その音がした方を振り向いてみました。
 そこには、グチャグチャに壊れた車があります。
 彼の車でした。
 彼の死は、「意外にあっさりだったな」と思ったことを今でも、覚えています。
 彼が死んだ後、私は、あの人達の復讐に付き合いました。
 復讐のために誰かが死ぬと、あの人達は、一人、また一人と消えていきます。
 私は、あの人達が消える度に、とっても寂しい気持ちになりましたが、「あの人達が、喜んで旅立てるんだから」と自分に言い聞かせ、あの人達の復讐に付き合い続けました。
   映画殺人事件7 復讐の終わり

 そう彼女が話し終えた時、私は、背中に異様な寒気を感じるのです。
 私は、彼女の顔を見ていられなくなり、咄嗟に彼女から視線を外しました。
 その時、再び彼女が口を開きます。
 「でもね、あの人達の何人かは、まだ復讐をしていないの」
 「復讐をする前に、幸せそうに死んだ人もいるから・・・」
 「だから私は、復讐したい人に、そっくりな人を捜していたの」
 彼女を逮捕することは、出来ません。
 なぜなら、証拠が無いからです。
 私は、彼女が取調室から出ていく時に、はっきりと見ました。
 私の後ろに、三人の男が居たことに・・・
 その男達は、彼女の後ろに付き従い、取調室から出ていきました。
 あなたは、「自分は、彼女が探している人物に、似ていない」と言い切れるでしょうか?
コピペ

 私が9年前から苦しめられ続けている、後悔と恐怖の記憶を記述します。
 これを読んだ人に、ほんの少しずつ、私を苦しめているものを持っていってもらえればと思い、ここに書き込み致します。
 でも、実際に何かが憑くわけではありません。
 ただ、このように記述する事で、私の忌まわしい記憶の影が、ほんの少しだけ、明るくなるような気がするので・・・。

 9年前の体験。
 それは、私が某保険会社に入社し、3年目に突入した矢先の出来事です。
 私は係長になり、4人の部下が居ました。
 その中の3人(I君、T君、Yさん)は、週に2回、欠かさず飲みに行くほどの仲で、残りの1人は、あの恐怖の出来事と関係が無いので、省略させてもらいます。
 あの日も、私達は4人で、行き付けの居酒屋で食べた後、割り勘で支払いを済ませ、帰る途中でした。
 店を出て歩いていると、いきなりI君が、りんご1個が入るくらいの、見るからにボロボロな木箱を取り出して、皆に見せるのです。
 その箱は、色(木目)がきちんと合うように揃えると、開く仕掛けになっているようでした。
 昔に流行った、ルービックキューブのような感じです。
 I君は、「父は開けられないし、どうせ戦後の焼け跡で拾ったものだからと、僕に譲ってくれました。」と言っていました。
 I君の話では、その箱が戦時中からあった昔の物で、I君はこの箱を、父親から貰い受けたそうです。
 I君の父親やI君は、この箱を開けようと、何度か試みたことがありましたが、まだ、開けられずにいたのでした。
 私は、霊感が強い体質かもしれません。
 時々、上半身と下半身の釣り合いがとれてない人や、足の足りない(もしくは無い)小動物などを、見かけることもあります。
 あの箱を見た時も、私は何となく、言いようの無い悪寒を感じていました。
 だから私は、T君とYさんが、その木箱の節目をずらしたり、引っ張ってみたりしているのを見て、ヒヤヒヤしていたのです。
 開け放ってしまうことを、私の霊感が、恐れていたんだと思いますが・・・。
 しかし、結局あの時、その木箱は開きませんでした。
 店を出てから、帰りのタクシーがつかまるまでの間、5分間くらいしかありません。
 そんな短い時間では、さすがに木箱を開けることが出来なかったようです。
 あの日は、何事も無く帰宅しました。
 でも次の日、I君が前日、T君とYさんに好評だった木箱を、会社に持ってきたのです。
 Yさん、T君を連れてI君は、昼休みにデスクワークをしていた私の所に、木箱を持ってきました。
 私は、その途端、「付き合いが悪い」と思われるのを覚悟で、彼らに忠告したのです。
 「その箱は、開けないほうがいいと思う。」と。
 I君は、いぶかしげな顔をしながら、私に、「兄と同じことを、言うんですね。」と言いました。
 そして得意げに、「きっと近いうちに、開けて見せますよ。」と言い捨て、デスクワークをしている私に気を遣ったのか、木箱を持って立ち去ったのです。
 それっきり、昼休みは、I君と会いませんでした。
 その日の仕事が、終わった後です。
 近くの公園に、私とI君、T君、Yさんの4人で、桜見へ行くことになりました。
 ちょうど桜が満開で、桜見に絶好の日だったからです。
 公園に着くと、私達は、Yさんのお母様が差し入れてくれた、筑紫のお吸い物をすすりながら、夜桜を堪能していました。
 しばらくすると、T君が、「この素晴らしい風景を、4人一緒の写真に収めておこう!」と言って、ポラロイドカメラを取り出します。
 私達は、ひときわ幹の太い、立派な桜の木をバックに、写真を撮りました。
 見事な写真が撮れましたが・・・でも、変なのです。
 夜ですから、余計な光が入る心配もありませんし、開けた場所だから、フラッシュが反射して、変色する心配もありません。
 しかし撮れた写真は、全体的に何となく、薄い赤色を帯びているのでした。
 でもT君は、「こういうこともあるさ」と言います。
 私達は、もう一度、4人一緒の写真を撮りましたが、またも同じ現象が起こりました。
 それでT君は、
 「広い範囲で撮るから、余計なものが入るのかもしれない。」
 「フィルムも余裕があるし、1人ずつ撮ろう。」
 と提案します。
 撮影は、私、Yさん、I君、T君の順番で、行うことにしました。
 まず、私の撮影です。
 撮れた写真は、上出来でした。
 次にYさんを撮影しましたが、うまく撮れます。
 問題は、その次に撮影したI君でした。
 撮れた写真は、最初に撮った時より何となく、赤みが強くなっているように見える写真です。
 そこで、もう一度、撮り直しました。
 今度は、何だかI君の周りに、黄色に近い色の、薄いビニールのようなものが写っている写真が撮れたのです。
 I君は、気味悪がりながらも、もう一度、T君に撮影してくれるように頼みました。
 I君に頼まれT君は、もう一度、I君を撮影します。
 しかし、撮影された写真を見てT君は、大変に驚いたようでした。
 T君が「何だあ、何か変だ!」と叫びながら、私達の方に駆け寄って来ます。
 T君は私達に、I君を撮影した写真を見せました。
 その写真は凄惨なもので、数え切れないほどの黄色い手が、I君の体に四方八方から絡んでいます。
 I君の手や顔を、ほとんど隠してしまうほどに・・・。
 I君の体で、黄色の手に絡まれていない部分(下半身)は、鮮烈な赤色に染まっています。
 I君は、あの写真を見せられた後、一つの事実を告白しました。
 その内容は、次のようなものです。
 「今日、昼休みに、印刷室でコピー機を回してる間、木箱をいじっていたら、ついに木箱が開いたんですよ。」
 「だけど、中からは、ボロボロの布が出てきて、その布に」
 「天皇陛下ノタメ 名誉ノ死ヲ タタエテ」
 「って書いてました。」
 「布の中には、爪と髪の毛の束が大量に入っていて、不気味だから、焼却炉に捨ててしまいました。」
 I君の話を聞いた私達は、すぐに、お寺へ行き、住職に事情を説明しました。
 そして、写真の供養を頼みましたが、お寺の住職は、
 「あなたのしたことは、とても危険なことです。」
 「あなた達の持ってきた、この写真を供養しても、霊の怒りは静まりません。」
 「その木箱を、持っていらっしゃい。」
 「それを供養してあげれば、中に閉じ込められていた魂も、救われます。」
 「ぜひ、持ってきてください。」
 と言い、私達に、ひとまず帰るように促します。
 私達は、次の日、木箱を持って出直すことにしました。
 しかし、I君と会うのは、あの時が最期になったのです。
 次の日の朝、私は、I君が亡くなったことを知りました。
 私達と別れた後、I君は帰宅途中、自動車に衝突されたのです。
 事故の現場は、I君の自宅近くでした。
 事故の時、I君の胴体は、切断されたそうです。
 I君の下半身は、炎上する車のタイヤに巻き込まれ、焼け焦げました。
 また、I君の上半身は、下半身から20メートルほど離れた所にあり、即死していたそうです。
 I君の悲劇を知った私は、T君とYさんと共に、I君の母親から木箱を譲ってもらいました。
 そして、その木箱を持って、お寺へ向かったのです。
 お寺の住職は、木箱を見て、こう言いました。
 「この箱は、怨念そのものです。」
 「それも、もはや人のものではなくなっています。」
 「この霊たちの怒りを静めるのは、難しいです。」
 「供養して差し上げたいですが、時間がかかります。」
 「それでも、よろしいですか?」
 I君が、霊に憑かれる行いをしてから、たったの半日で命を落とています。
 私達は、それでは危ないと思い、自分達も、読経を覚えることにしました。
 読経の効果があったのか、しばらくは、平穏な日々が過ぎていきます。
 しかし、その年の12月・・・。
 私達が、霊の恐怖を忘れかけていた頃、Yさんが、火事で亡くなりました。
 発火の原因は、ストーブの不完全燃焼だったらしいと、聞いています。
 私とT君は、気味が悪くなり、会社に転勤を希望しました。
 「事が起きた、この地を離れれば、霊たちも、私達のことを追って来れないのではないか」と思ったからです。
 私とT君は、お互いの了解で、別々の場所に、転勤させてもらうことにしました。
 考えたくありませんが、すでに私とT君のどちらかが、霊に憑かれている可能性もあるからです。
 しかし、「そんな小細工は、甘かった」と、後から思い知らされることになりました。
 あの時から、もう9年が経過しています。
 まさに、悪夢のような9年間でした。
 T君は、転勤後、2年目にして結婚したそうです。
 しかし、その後、1人目の子供が生まれても、その子は半月足らずで肺炎になり、亡くなりました。
 2人目の子供も、流産で亡くなったそうです。
 T君の妻は、流産のせいか、体調が悪くなりました。
 そして、脳に腫瘍ができ、植物人間になってしまったのです。
 病状は、悪くなる一方でした。
 次第に体力が衰えていき、ついに、死に至る重い病気にまでなったのです。
 T君の妻は、T君が転勤してから6年目の秋に、亡くなったと聞いています。
 その頃のT君は、精神的に参っていたのでしょう。
 翌年の春に、会社の屋上から、飛び降り自殺をしてしまいました。
 それから2年が過ぎ、現在に至ります。
 私は最近、激しい動悸に見まわれることが、多くなりました。
 先に逝った3人が、私の夢に出てくることも、度々あります。
 私は、この先どうなるのか、分かりません。
 持病の動悸も、「恐怖によるストレスが原因で、一時的なものだ」と考えたいのです・・・。
 しかし、私を除き、あの箱に関わった3人が、すでに他界しました。
 私の命も、もう僅かなのかもしれません。
 この長く、読みづらい素人文書を、最後まで読んで下さった人に、お願いがあります。
 どうか、私に憑いている霊を鎮める手助けをすると思って、手を合わせながら、簡単な読経をして下さい。

 「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」と。
コピペ

 私は、「見たことがない」ということもあり、あまり霊というものを信じていません。
 でも、興味はあるのです。
 私には、不思議な体験が・・・いえ、不思議な体験というよりも、奇妙な偶然に出くわしたことが、何度かあったからでしょう。
 私が25歳になるまでに、何人かの知り合いが亡くなりました。
 当然のことですが、16〜25歳で亡くなった私の知り合いに、老衰で亡くなった人はおりません。
 亡くなった原因は、事故が多いのですが、原因が事故や病気だろうと、私には、「ひょっとして、あれが原因なのか・・・」と、思い当たることがあるのです。
 人によっては、「ただの偶然だ」と無視したり、「心霊体験だ」と言うでしょう。
 しかし、私にとっては、忘れがたい奇妙な偶然です。
 まずは、A君の話を聞いて下さい。

 私が、高校生の頃です。
 まだ、バイクに乗って走り回るのが、楽しい時期でした。
 ろくに学校にも行かず、夜に仲間達と集まっては、バイクを乗り回す毎日です。
 グループ内では、
 「誰が、いかに速く走れるか」
 「どこまでブレーキを踏まずに、いられるか」
 「けんかが強いのは、誰なのか」
 と、意味もなく、根性試しが繰り返されます。
 根性試として、肝試しに行くこともありました。
 あの時も、地元で有名な心霊スポットへ、私は仲間達と、肝試しに行くことになったのです。
 その心霊スポットには銅像があり、その銅像が動いて見えると、事故に遭うという、日本中にありそうなスポットでした。
 でも、仲間の中には、「銅像が動いたように見え、その後に事故にあった」という人もおり、なかなか評判の場所だったのです。
 今、よく考えてみると、バイクに乗りたての高校生が、深夜に心霊スポットへ行くと、恐怖心から銅像が動いたように、錯覚することもあったのでしょう。
 そして、運転技術が未熟な高校生が、銅像が動いて見えたことを怖がりながらバイクを運転すると、事故を起こす確率が高くなるのだと思います。
 しかし、あの頃の私達は、その場所に、それなりの信憑性を感じていて、事あるごとに、そこへ肝試しに行きました。
 あの日も私達は、銅像の所へ、肝試しに行ったのです。
 でも、「銅像が動いた!」と言う人が出てこないので、私達は銅像の前で、ダラダラしていました。
 ですが、しばらくしてから、仲間の一人がA君に、
 「おいA、銅像の膝にヘッチン(デコピンのようなもの)せえや。」
 と言い出したのです。
 この銅像には、もう一つの噂がありました。
 「銅像にした行いが、自分に返ってくる」という噂です。
 「銅像の目を触り、目が病気になった」など、色々な噂がありました。
 A君は私達の中で、最も運転技術が高かったのですが、心根が優しく、少し怖がりなところがあったのです。
 私には、A君が内心、嫌がっているように見えました。
 でも、これをやらないと、みんなから「根性ない奴」と言われてしまいます。
 A君は、銅像の膝にヘッチンしました。
 しかし、怖がりながらしたせいか、A君のヘッチンは、銅像の足に軽くかすっただけです。
 それを見て、みんな大笑いをしながら「根性なし」を連呼しました。
 そして、「もっかいやれ」と私達は、もう一度A君に、ヘッチンをするよう強要したのです。
 A君は、もう一度ヘッチンをしました。
 「ゴッツ」
 今度は、大きな鈍い音がします。
 しかしA君は、指を強く打ちすぎたようで、顔をしかめながら呻っていました。
 それを見て、みんなは「早速、呪われてる。」とか「もう、お返しされてる。」と、言いたい放題です。
 「くそーっっ!!」
 A君は、悔しかったのか、銅像が乗っているコンクリートの台に、跳びかかりました。
 まるで相撲の時、力士が相手に、ぶつかっていくように。
 「ドスッ」
 鈍い音とともに、A君が台に抱き付き、そのまま力んでいます。
 しかし、特に恐ろしいことが起こる気配は、ありません。
 しばらくして私達は、帰る事になりました。
 私達は、みんなバイクに乗っています。
 帰る時、15台くらいのバイクが連なって走り、たまたまA君が、私の前を走っていました。
 私達が大きな道路の、緩やかなカーブに差し掛かった時です。
 みんな体を右に倒し、コーナーを曲がって行きました。
 A君も、体を右側に倒し始めました・・・が、体を軽く倒せばいいはずなのに、A君はギリギリまで、どんどんと体を倒していくのです。
 A君の右膝が、道路にかすったかと思った瞬間、A君は、そのまま滑るように転倒しました。
 A君が転倒したカーブは、事故が多い訳ではありません。
 何の変哲もない、緩やかなカーブです。
 私達の中で、最も運転技術の高いA君が、転倒するような所ではありません。
 A君が体を倒しすぎていく時、私はA君が、ふざけているのかと思いました。
 しかしA君は、膝を抱えて、うずくまっています。
 私達は、A君の所に駆け寄りました。
 A君の傷口からは、沢山の血が流れ、白い骨が見えます。
 「わー救急車呼べ!!」
 「A大丈夫かー!!」
 みんな慌てながら、叫んでいました。
 その時、「あの銅像の呪いや!」と、仲間の一人が叫び出したのです。
 叫んだのは、B君でした。
 「こんな時に、なに言うてんねん!」
 A君は、痛みを堪えながら怒鳴りました。
 しかしB君は、A君に食らい付くように叫びます。
 「しゃーかて、見ろやAの膝!!」
 「骨の見えてる傷の下に、もう少し浅い傷ついてるやん!!」
 「1回目の、失敗したヘッチンのぶんやん!!」
 B君の話を聞き、私達は恐怖を感じ、呆然となりました。
 しかし、A君は、
 「アホなこと言っとらんと、はよ病院つれてけ!!」
 と怒鳴ります。
 A君の怒声で私達は、正気を取り戻したように、怪我で苦しんでいるA君を思い出しました。
 そして私達は、急いでA君を、病院に連れて行ったのです。
 数年後、私達は高校を卒業し、それぞれの道を歩み出していました。
 もちろんA君も、無事に高校を卒業しましたが・・・A君は、意外にも、極道の道を選んだのです。
 私の母校では、極道の道を選ぶ人は、珍しくありません。
 しかし私は、心根の優しいA君が、極道の道を選んだことに、「意外だ」と感じていました。
 その後、私はA君が転倒した時のことを、すっかり忘れていましたが、ある日、A君の転倒事故を思い出す日が来たのです。
 「Aが勝手に、クスリを持ち出して、売上を搾取したらしい」
 「それでAは、今やばい状態らしい」
 そんな噂が、私の耳にも入りました。
 A君が、極道の世界に入ってから、近所でA君を見かけることも、ありません。
 私は、A君が今、どこに住んでいるのかも、未だに分からないのです。
 あれから、もう10数年も経過しました。
 私は、たまに地元に帰り、昔の友人と飲むことがあります。
 その時に、私はよく、A君の消息を尋ねるのですが、誰もA君の消息を知りません。
 極道の世界に入った、他の友人とは連絡が取れるのに、A君だけは、全く連絡が取れないのです。
 しかも、この10数年の間、誰一人として、A君と連絡を取った人がいません。
 その日も、私は地元の旧友と、飲んでいました。
 酒の酔いが、まわってきた頃、あの時のメンバーだったB君が、A君が転倒事故を起こした日の話を、語り始めました。
 「その話は、よせ!」
 私は思わず、B君の話題を中断させました。
 B君の言いたいことが、分かっていたからです。
 あの日A君は、銅像が乗っている、コンクリートの台に抱き付きました。
 もしも、それがA君の身に返ってきて、今もA君が、コンクリートを抱いていたら・・・
 そう思うと、私は、たまらない気持ちになるのです。
89あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/07 12:22
age
90ケ・エイモ・スパクダ:02/05/08 20:13
>>89
久しぶりに見にきた>>1だが。
今晩はお前を呪うことにする。
91ケ・エイモ・スパクダ:02/05/09 17:56
>>1さん、これからも面白い話キボン
>>1
 少し、ここに書き込みした者です。
 引っ越したところ、まだ、ありますか?
 よかったら、教えて下さい。
93ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 14:31
>>91-92
スマン。コピペしているのは私ではないのだ。
引っ越したところも知らないし、私が誰なのかもわからない…
94ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 14:41
スパグダ様
私のペルソナになってください
95ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 15:23
>>94
ペルソナ? 守護霊のようなものか?
もしこのスレが1000まで続いたらお前の守護霊になってやっても良いが。
96ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 16:36
>>95
じゃあ、がんばろうかな
97ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 18:00
怖い話のコピペばかりやってると
容量がいっぱいになって1000までいかないんだよなあ
しりとりでもするか
98ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:20
オカルトしりとり
99ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:20
>>97
 すいません。
 そんなこと知らなかったんです。
 なにせ書き込み初心者なんで・・・。
100ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:21
臨死
101ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:22
死屍累々
102ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:23
イラン旅行
103ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:24
うらみつらみねたみそねみ
104ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:25
ミミック
105ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:32
くだぎつね
106ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:37
猫の死
107あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/10 19:39
牛の首って・・北陸だろ?牛首村から発展してんのかな?だとしたらおもろいよ。ハハ
108ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:42
>>107
 え、そうなの!
109ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 19:44
短い牛の首外伝、書いてみようかな。
110ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 20:22
 第二次世界大戦中、戦線を広げすぎた日本軍は、暗号の更新にも苦労していた。
 日本軍は、自軍の暗号がアメリカ側に解析されている恐れを感じつつも、同じ暗号を使い続けざる終えない状況であった。
 山本五十六が戦死した時も、日本軍は自軍の暗号が解析されていた可能性を検討していたが、アメリカ軍の行動を観察し、まだ暗号が解析されていないと判断した。
 アメリカ軍は、暗号を解析していないように振る舞っていたからである。
 日本軍のある将校は、念のために、自軍が解析しないような出鱈目の暗号を送信した。
 その暗号を解析した人々は、必ず変死してしまったらしく、現在この暗号について詳しいことは分からない。
 「牛の首」と呼ばれる、この奇怪な暗号は、日本の北陸に伝わる伝承をもとに作られたらしい。
111ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 20:58
>>107
 牛の首って本当は、いつ頃からあった話なの?
112ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 21:57
話を書き込んで、いいでしょうか?
113ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 22:31
   ベッドの下に居た男1

 刑務所に、一人の男が収容された。
 彼は刑務所の仲間に、自分が事件に巻き込まれた経緯を打ち明けたことがある。
 彼の語った話が真実であれば、彼の刑務所送りは不当なものだ。

 彼は、数日前から家の中で、金品が紛失していることに不審を抱いていた。
 しかし、部屋の中が荒らされた形跡もないので、それほど気にしなかったのだ。
 ある日、彼が帰宅すると、誰も居ないはずの部屋に誰かの気配がする。
 彼が部屋の明かりを付けると、見知らぬ男が突然に彼を殴りつけた。
 次の瞬間、倒れ込んだ彼の足に、激痛が走る。
 男が彼の足に、包丁を突き刺したのだ。
 彼は、痛みと恐ろしさのあまり、目の前にあったベッドの下に潜り込んだ。
 その時、運悪く彼と交際していた恋人が、部屋に入って来た。
 男は何と、彼女の腹部を刺し、そのまま逃げ出したのだ。
 堪らず彼は、「大丈夫か!」と、彼女に呼び掛けてみた。
 彼女は、荒い息を吐きながら、返事をする。
 彼女は、まだ生きていたのだ。
 彼は、彼女をベッドに運び、救急車を呼ぼうと考えた。
 しかし、足に傷を負った彼は、彼女を抱きかかえた時、倒れ込んでしまう。
 その時に、彼女は頭を強く打ったため、病院に運ばれたものの、数時間後に亡くなってしまったそうだ。
 彼はその後、精神に異常をきたし、「俺が彼女を、殺してしまった」と泣きながら叫び続けていたため、彼女を殺した犯人として警察に逮捕された。
114ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 22:32
   ベッドの下に居た男2

 彼の話を聞いた刑務所の男は、現在、まっとうな仕事をしながら普通に暮らしている。
 そして、飲み屋に行く度に、この話をみんなに聞かせるのだ。
 「あいつは、本当に可哀想な奴だ。」
 「刑務所で、自殺してしまった・・・」
 「この話を知った奴は、あいつと、あいつの彼女の幽霊が現れるかもしれない」
 「でも、本当に怖いのは、あいつらの幽霊なんかじゃない」
 「本当の真犯人が、捕まっていないことなんだ」
 そう呟き、いつも飲みつぶれるのであった。
ホア・カバリ・キルマの呪い
116ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 22:57
>>115
 もしかして、ここの人?

ttp://www.rinc.or.jp/~kurata/t-osamu/osamu105.html
117ケ・エイモ・スパクダ:02/05/10 23:11
>>115
「ホア・カバリ・キルマ」って、逆から読むと、「マルキ・リバカ・アホ」ですね。
本当に、手塚治虫が、考えた言葉なんだろうか?
118ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:46
死相
119ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:47
ウシガエル
120ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:48
流刑
121ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:49
イリオモテヤマネコ
122ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:49
コンチキチ
123ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:50
血まみれ
124ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:52
レス無し
125ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 01:53
死神ジョージ
126ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 02:01
コピペ

 思い込みは、ある種の呪いのようです。
 その呪いは時として、自分自身を死に追いやるかもしれません。
 こんな話を聞いたことがあります。

 ジェリーが大人になった頃、トムはもう、この世に居ませんでした。
 トムは自分の命が、もうすぐ尽きることを知っていたのです。
 「ジェリーの心の中で、ずっと喧嘩相手として生き続けたい」
 トムは、そう考えていました。
 だからトムは、こっそりジェリーの前から姿を消したのです。
 ジェリーに、弱って涙もろくなった自分を見せないために・・・。
 ジェリーは、トムが居なくなったことに気付いても、「退屈になるな」と思いましたが、悲しみはしませんでした。
 「トムとの喧嘩は、最高にスリルのあるゲームだったのに」と残念がるジェリー。
 でも、ちっとも悲しくないはずなのに、ジェリーは胸の奥に、チクチクするものを感じるのです。
 その感情が何なのか、ジェリーにも、よく分かりませんでした。
 ただ、トムの願い通り、ジェリーの心の中でトムは、いつまでも仲の悪い喧嘩相手として、生き続けたのです。
 そんなある日、ジェリーの前に一匹の猫が現れました。
 トムよりノロマで、体も小さい猫です。
 喧嘩相手のトムが居なくなってから、ジェリーは寂しい思いをしていました。
 「今度は、この猫を喧嘩相手にしよう」
 ジェリーは、その猫を見て、喜びながら、そう考えたのです。
 ジェリーは手始めに、三角チーズが仕掛けられた鼠取りを利用して、その猫を罠にかけることにしました。
 いつも、トムにしていたように・・・。
 ジェリーは物陰に隠れ、その猫が鼠を求めて、鼠取りに近付くのを待っていました。
 ジェリーの思惑通り、その猫が、罠に向かって近付いてきます。
127ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 02:02
 ジェリーは、シメシメと思いました。
 「トムと同じように、自分が鼠取りに捕らえられたように見せかけ、その猫を逆に、鼠取りにかけてやるんだ。」と、ジェリーは、考えていたのです。
 「うふふ」
 ジェリーは、愉快になりました。
 その猫が、手か尻尾を鼠取りに挟まれ、飛び上がる姿が頭に浮かぶからです。
 でも、その猫はトムではありません。
 その猫は、チーズの近くまで来た時、ジェリーが出てくるより早く、美味しそうなジェリーの匂いに気付いたのです。
 そして、目にも止まらぬ速さで、隠れていたジェリーに襲いかかってきました。
 驚いたジェリーは、いつもトムから逃げていたように逃げましたが、何と、その猫はトムより格段に素早いのです。
 トムよりノロマなはずの猫なのに・・・
 ジェリーは、その猫に、すぐに追い付かれて、体をガブリと噛まれてしまいました。
 激しい痛みが、ジェリーに襲い掛かります。
 慌ててジェリーも、その猫に噛みつき返しました。
 でも、その猫はトムより体が小さいはずなのに、平気な顔をしています。
 血まみれのジェリーは、薄れ行く意識の中で、「本当は、鼠が猫と喧嘩しても、勝てるわけがない」と感じました。
 いつもトムは、ジェリーに「してやられた」ふりをして、わざとジェリーを捕まえないでいたのです。
 ジェリーは、死ぬ間際に始めて、トムの大きな優しさと友情に気付きました。
 そして、トムが居なくなった時、ジェリーが胸の奥に感じた、チクチクするものの正体にも気付いたのです。
 それは、かけがえのない友を無くした、悲しみでした。
 ジェリーの魂が体から抜け出た時、空の上でトムが、優しく微笑みながら、ジェリーを待っていました。
 「また、喧嘩ができるね。」
 「のぞむところさ。」
 「今度こそは、捕まえてやるぞ」
128ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/11 02:32
私は>>1だが、わかりづらいのでトリップをつけた。

>>115 馬鹿にするな!と言いたいところだが手塚治は好きだから許そう
>>126-127よ、いい話だ。ケ・エイモ・スパクダの祝福を授けよう
129ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 02:55
時効
130ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 02:55
海坊主
131ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 02:56
ずいずいずっころばし
132ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/11 03:03
しがないヤクザ
133ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:24
>>128
 ありがとうございます。
 何だか今日は、いい夢が見られそうです。
 それから、115は、1さんじゃなかったんですね。
 1さんの引っ越し先かと思って、期待してしまいました。
134ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:32
座頭市
135ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:33
蝶番
136ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:35
イソラ
137ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:36
ラッキー池田
138ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:36
駄スレ
139ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:37
レンタヒーロー
140ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:38
ロッカーの中から鳴き声が聞こえる…
141ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:40
ルミナリエ
142ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:41
江頭のタイツ姿は寒そう
143ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:41
後ろにいますよ
144ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:42
呼びました?
145ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:42
助けて
146ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:47
てめえも氏ね
147ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:48
姉さんが!
148ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:55
がちょうに
149ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:55
似ているような
150ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 03:56
なすびに似ているような
151ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 05:06
なっちに似ているような
152ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 05:07
名前は忘れたがそいつに似ているような
153ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 05:45
な?
154ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 05:50
な!
155ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 06:02
なあ
156ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 06:02
ああ?
157ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 17:16
…あ…
158ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 17:21
あーあ
159ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 17:28
アフォですか
160ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 17:28
カシマさんです
161あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/11 17:41
そうはいかんよ
162ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 18:06
素敵な方…
163ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 18:09
ただの化け物
164ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 21:13
   変人セールスマン

 男は、不運を感じていた。
 今まで好調だった人生が、嘘のようである。
 「俺の人生は、呪われているんだろうか?」
 男は何度も、そんなことを考えてしまうようになっていた。
 貯金も少なくなり、生活に不安を感じる毎日。
 何とか保険のセールスマンになれたものの、全く契約がとれない。
 ノルマを果たすために男は、懸命に歩き続けた。
 それでも男は、契約が一件もとれないのである。
 「また、あのノッポの勧誘員が来た」と聞こえよがしに言われることもあった。
 どんなに粘り強く頑張っても、やはり成果が現れない。
 男は、そんな生活を半年ほど続けた。
 ついに男は、仕事を辞めようと決心する。
 「明日、辞表を提出しよう」
 男は、そう考えながら眠りに就いた。
 ところが、その夜、男は父親の夢を見たのである。
 男の父親は、
 「成果の無かった仕事が履歴に残っても、お前は悔しくないのか」
 「頑張れ!」
 と男に語った。
 その夢を見た後、「もう一度、頑張ってみよう」と男は、歩き続けたのである。
 そして、すぐに契約がとれた。
 その後も、どんどん契約がとれ、今までの不遇が嘘のようである。
 契約をしてくれた人の中には、「あなたが熱心そうな人だったので、家に来てくれたら契約しようと、待っていました」と言う人もいた。
 男は現在、恐ろしく物忘れが激しいにも関わらず、常にトップの成果を上げる、変人として有名である。
165ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 23:09
話を書き込みします。
166ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 23:10
   親友

 彼は、久しぶりに実家に帰ることにした。
 親友のAに会うのを、楽しみにしながら・・・。
 実家に帰っても両親は、まだ仕事中であった。
 親友のAに電話しても留守らしく、留守番電話の声が聞こえるだけである。
 彼は、恥ずかしがりながらも一言、「ウラ見に行くからな」と留守録に吹き込んだ。
 前にAの家で、彼は裏ビデオを見せてもらったことがあった。
 それで、留守録に不慣れな彼は、こんなことを吹き込んだのである。
 「あいつも俺の声を知ってるだろうし、そのうち連絡が来るだろう」と彼は、夕方まで適当に時間を潰した。
 まだ、Aからの連絡はない。
 彼は、買い物のついでに、Aの家を訪ねることにした。
 ところが、彼がAの家に近付いた時、いかにも危なそうな雰囲気の男達が近寄ってくる。
 そして彼は、その男達に袋叩きにされた。
 「何て災難なんだ」
 彼は、手酷く痛めつけられた体を横たえ、そう考えていた。
 しかし、その後、もっと強烈な衝撃が彼を襲うことになる。
 彼を痛めつけるように根回しした人物が、何と親友のAかもしれないのだから・・・。
 彼が入院中、友人のBが見舞いに来て、このことを知らせてくれたのだ。
 Bは、言いにくそうに、Aの行動を彼に伝えてくれた。
 それによると、Aは昔から、彼の家に空き巣に入ったり、車のカーステレオを盗んで友人に売りつけたりしていたそうだ。
 彼は、Bの話が信じられなかった。
 しかし彼にも、今までのAの挙動に不審がある。
167ケ・エイモ・スパクダ:02/05/11 23:10
 昔、彼の自転車がパンクさせられた時、Aが何人かで彼の自転車をパンクさせていたという話を、聞いたことがあった。
 家の窓ガラスが割られた時も、近所の人が目撃した犯人の特徴が、Aの特徴に当てはまるのだ。
 しかし彼は、「そんな話は、信用できないな」と考えていたのである。
 でもBは、とても嘘をつくような人間に思えない。
 Bは、Aと一緒に、彼の吹き込んだ留守録を聞いたと証言した。
 Aは彼のメッセージを「恨みに行くからな」と、勘違いしたらしい。
 それでAは、彼の知らない友人を集めて、彼を襲わせたのだ。
 彼は、今でもAに会うことがない。
 真実を確かめる、勇気も持てず・・・。
168ケ・エイモ・スパクダ:02/05/12 02:25
話ばかりで、すいません。
でも、しりとりが書き込まれているので、話を書き込みます。
169ケ・エイモ・スパクダ:02/05/12 02:26
コピペ

 南極越冬隊の方から、聞いた話です。
 その方は南極で、燃料や食料を節約するために、度々アザラシを捕獲することがありました。
 捕まえたアザラシは内臓を抜き、厚い皮下脂肪と食用になる肉に分けるそうです。
 その方は、よくアザラシの解体作業をさせられていました。
 ある日その方が、いつものように捕まえたアザラシを、解体していた時のことです。
 アザラシの胃に、ゴツゴツしたものが入っています。
 アザラシは、ペンギンを丸ごと食べる事もあるので、最初は「未消化のペンギンでも入っているんだろう」と、その方は考えました。
 でも、それにしては形がおかしいのです。
 その方は気になったので、アザラシの胃を開けてみました。
 すると、何とアザラシの胃の中には、人間と思われる頭蓋骨と、背骨やあばらの一部が入っていたそうです。
 頭蓋骨には、金髪の髪の毛が付いていたので、人間の骸骨に間違いありません。
 そこで他国の観測所に、該当する遭難者がいないか問い合わせてみました。
 しかし、該当する遭難者は存在しないようです。
 結局その骸骨は、「動物の物だろう」と断定されました。
 でも、その方が、発見された骸骨を海に流す時です。
 骸骨を、よく見てみると、額に穴が開いていました。
 まるで銃で撃たれたか、槍で突かれたかのようです。
 その方は不審に思いましたが、怖くなってきたので、そのまま骸骨を海に流しました。
 もちろん、その方は、骸骨の穴について報告をしていません。
 その時の記憶が強烈だったのか、その方は今でも度々、あの時の夢を見るそうです。
 私が「もしかして、憑かれているのでは?」と訪ねると、その方は、物凄く嫌がっていました。
170ケ・エイモ・スパクダ:02/05/12 03:47
人類に課せられた最大の呪い。
レフトビハインド。
もし本当に、そんな事が起こったら・・・
171ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/12 12:41
>>170
ん? ケ・エイモ・スパクダを差し置いて
最大の呪いなどというのは世間知らずにも程がある。
今晩>>170自身に私が与える呪いというものが
どういうものか味わっていただこう。

それはともかく「レフトビハインド」について説明せよ。
172ケ・エイモ・スパクダ:02/05/12 22:07
>>171
 キリスト教の世界観で、世界の終わりにキリストを信じる者と信じない者が、右と左に分けられるということから、レフトビハインドというらしいです。
 レフトビハインドという、聖書の予言に基づいて書かれた小説があるんですが、とてつもなくスケールの大きな呪いをテーマにしているので、かなりキレた内容でした。
 でも、物凄くリアルで怖いです。
173ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/13 01:55
>>172
うむ。よくわかった。
しかしこのケ・エイモ・スパクダには右も左もない。
あるのは呪いを受けるものと祝福を授かるものだ。
・・・似たようなものだな
174ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 04:05
>>172
確か右に羊、左に山羊を置くとか何とか。
それで山羊は悪魔の象徴とされてしまったようです。

ところでスパクダ様、スレが1000までいったら私のペルソナに
なって下さるって約束は本当ですよね?
それとも、一人しりとりは荒らし行為として私を呪われますか?
175ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 10:25
コピペ

 あの頃の私は、精神的に病んでいるところがありました。
 いつも大型バイクで走り、憂さを晴らす・・・
 そんな毎日を、繰り返していました。
 ある日、私がバイクで走っていた時の事です。
 広めの幹線道路が、渋滞していました。
 仕方がないので私は、道の左端を、すり抜けて進むことにしたのです。
 私は、「それなりに、運転技術がある」と、自分を過信していたところもありました。
 また、「どうなってもいいや」という感情も、手伝ったのでしょう。
 危険だと知りながらも、私は、かなりのスピードで走行していました。
 渋滞している車が、途切れている所へ来た時です。
 対向車線から、ファミレスへ行こうと右折する車に、私は右側から衝突されてしまいました。
 物凄い衝撃です。
 私に衝突した車も、急いでいたためか、かなりのスピードがありました。
 今にして思えば、一瞬の出来事でしたが・・・でも、あの時は、見えるものが全て、スローモーションになっているように感じたのです。
 私の正面に、電柱が迫ってきました。
 私は何も考えることが出来ず、ただ呆然と、バイクに乗ったままです。
 私が「ぶつかるっ」と思った、その時、何か白いものが私の横から飛び掛かってきました。
 私は、その白いものに抱きつかれ、バイクから離れ落ちたのです。
 そして私は、道の脇にある歩道に転がり、その後、歩道で仰向けに倒れていました。
 その時、私は感じたのです。
 自分の体から、白いものが離れて行くことに・・・。
 私から離れた白いものは、白い服を着た女性でした。
 そして、その女性は、「ふぅ」と、ため息をしたのです。
 私は夢現に、その女性を見つめていました。
 「あぶなかったね」
 その女性は、微笑みながら私にそう呟き、スッと消えてしまいました。
176ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 10:26
 私が呆然としていると、誰かが私の肩を軽く叩きながら「あまり無茶をしちゃダメよ」と、ささやく声がします。
 私は驚いて、すぐに振り返ってみましたが、誰も居ません。
 その後、私は病院に運ばれました。
 事故の大きさに比べ、私の怪我は、奇跡と言ってよいほどの軽傷です。
 私のバイクは電信柱にぶつかり、グチャグチャに壊れていました。
 でも私の怪我は、足に軽い打撲があっただけで、ほとんど無傷だったのです。
 警察に、事情聴取に行った時も
 「よく、バイクから飛び降りられたな」
 「そのまま突っ込んで、悲惨なことが多いんだが」
 と警官が、言っていました。
 私は、あの時の、白い服を着た女性を知っています。
 間違いなく、私の婚約者でした。
 でも彼女は、私が事故を起こす三年前に、すでに亡くなっています。
 彼女は、病院で息を引き取る時、私に最後の言葉を残していました。
 「愛している」
 「ずっと、あなたを見守ってる・・・」
 私は今でも、その時の記憶を鮮明に思い出せるのです。
 あの事故で、私が見た彼女は、ただの幻覚かもしれません。
 でも、事故の時に、私が着ていた皮のジャケットが、警察から私の手元に戻ってきた時です。
 私は、「あの時、間違いなく彼女が私を守ってくれたんだ」と確信しました。
 そのジャケットは、歩道と擦れ合ったために毛羽立ち、傷だらけになっています。
 しかし、そのジャケットには、背中の部分に無傷の部分が、クッキリとした形で残っていました。
 無傷の部分は、「彼女の細い腕と、小さな手なんだ」と、ハッキリと認識できます。
 彼女を失ってからの私は、自暴自棄になっていました。
 その状態が、三年も続いていたのです。
 でも、あの事故があってから私は、「ちゃんと前向きに生きなければ」と、思うようになりました。
177ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 22:23
   ダッシュコウ1

 ある雑誌記者から、聞いた話です。
 編集部に、「私の過去を、告白したい」という電話がありました。
 「また、悪戯電話か・・・」
 編集部では、その電話を、そう判断していました。
 しかし編集部は、新人の経験稼ぎも兼ねて、当時まだ新人であった、その雑誌記者に取材をするよう命じたのです。

 「私は、日本人ではありません。」
 「でも、日本の小学校を卒業しましたし、それまでは、日本人と同じように生活していました。」
 「私が小学校を卒業してからです。」
 「私の両親が私に、母国の言葉を覚えさせたいと考えたのです。」
 「それで私は、日本にある母国の学校で、勉強することになりました。」
 「入学してから2年ぐらいは、言葉が通じないので授業が分かりません。」
 「クラスメイトは、みんな小学校から、その学校で勉強しているのです。」
 「日本語を使ってはダメな授業に、私だけ取り残されていました。」
 「寮では先輩に、親からの仕送りを、全て取り上げられてしまいます。」
 「外に逃げ出すことも、出来ません。」
 「お金が無いので仕方なく、私は同級生と一緒に、日本人からお金を取り上げたり、日本人を捕まえたりしました。」
 「そんな事ばかりをしていたせいか、日本人の大学生やヤクザの人に襲われることも、しばしばあります。」
 「先輩達は後輩のお金を使い、毎晩ビールとスナック菓子で宴会をしていました。」
 「そして後輩達に、買い物をさせたり、目覚まし時計のように毎朝、起こしに来るよう命じるのです。」
 「私は足が速かったので、ダッシュコウを通り、いつも買い物をしていました。」
 「ダッシュコウは、ダッシュコースの略です。」
 「ある日、私は、いつものようにお店のドアを何度も蹴りました。」
178ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 22:24
   ダッシュコウ2

 「今のように、24時間営業のコンビニも無い時代です。」
 「夜遅くの買い物は、お店の人を起こすしか方法がありませんでした。」
 「その個人商店の主は、毎晩のように私に起こされ、私の買い物に付き合わされるのです。」
 「いつも同じお店で買い物をするためか、その日、私は三人の男達に待ち伏せされました。」
 「私は、彼等を振りきり、懸命に逃げたのです。」
 「しかし彼等は、ダッシュコウまで追ってきました。」
 「その時の私は、このままでは彼等に殺されてしまうと恐怖したのです。」
 「私はダッシュコウの坂道で振り向き、武器を使って彼等を殺しました。」
 「正当防衛です。」
 「それから私は、数人の同級生と共に、彼等を土の中に埋めました。」
 「そして私達は、彼等の死体が動物に掘り返されるかもしれないので、彼等を埋めた土の上に、雑品を重ね置いたのです。」
 「あれから、もう十五年以上の月日が過ぎました。」
 「私は今でも、彼等の冥福を祈り続けています。」

 雑誌記者の取材原稿は、今でも使われることがありません。
 まるで、秘密を守るための呪いがかかっているように・・・
179ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 22:25
話ばかりを連続させて、すいません。
180ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 22:32
>>171
 恐ろしい呪いでした。
 昨日の夜、このスレッドを見ていたら、突然に物凄い睡魔が私を襲いました。
181ケ・エイモ・スパクダ:02/05/13 22:38
>>174
 と言うことは、キリスト教圏の国では、羊が聖なる動物で山羊が邪悪な動物とされているんでしょうか?
 でも、どっちも食用にしているような・・・。
182ケ・エイモ・スパクダ :02/05/14 01:36
>羊が聖なる動物で山羊が邪悪な動物
キリスト教にくみするかしないかの基準で、
人間を象徴的に分けた。どっちも人間を表している。

キリスト教徒=「迷える子羊よ」
非キリスト教徒=悪魔を崇拝している→悪魔

何故羊と山羊かというと、
羊=弱い。群れる。
山羊=危ない崖とか登れる。性欲旺盛。群れない。

ややウロ覚え。
183ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:28
軒の下から…
184ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:29
ライオネルリッチー
185ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:30
「地下の国からこんにちは」
186ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:32
歯ぐきむきだし
187ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:33
「シャーハハハハ」
わらた
188ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:34
たまらず逃げだし
189ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:35
飾磨まで
190ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:36
出会いあり別れありの逃走劇
191ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 02:37
今日はどこまでいけるかな
192ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/14 10:02
>>174
ケ・エイモ・スパクダに二言はない。
ペルソナになってやるから本名と住所を教えるがよい。
今夜にでも行ってやろうか? ヒヒヒ
できれば一人尻取りは控えていただければ幸いだ。

>>175-176 うむ。いい話だな

>>177-178 よくわからん

>>179 ぜんぜんOK。続けるがよい

>>180
呪いが通じたようだな。
ケ・エイモ・スパクダの恐ろしさが身に染みたであろう。
しかし睡眠は大切だからしっかり寝るようにな
193ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 13:15
良いスレのうんこ
194ケ・エイモ・スパクダ :02/05/14 14:53
ここはどこだ
195ケ・エイモ・スパクダ :02/05/14 18:27
スパクダ様がそう仰るなら、一人尻取りはやめます。
ん?193-194は尻取り?私ではないです。

本名と住所?やだなあ、スパクダ様。
私と貴方の間に、そんなまがい物の情報なんて無意味のはずですよ?
降魔といったら、あの場所に決まってるじゃないですか〜
196ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/14 20:35
>>193
「うんこ」とは何だ「うんこ」とはっ!
ちなみに私にとって「うんこ」とは死者に供せられる食物でしかない。

>>194 ここはケ・エイモ・スパクダの名の下に集うしもべ達の憩いの場

>>195
すまんな。ちょっとくらいならいいんだけどな、尻取りも。
確かに名前や住所などただの記号に過ぎん。
約束どおり1000レス達成の時には無条件でお前の守護神となろう
197ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 21:43
 「あの青年の人生は、もう終わりだな」
 彼を知る者は、皆そう話していた。
 彼は父親と喧嘩をし、都会に出てきたのだ。
 彼は、まだ若く、社会経験が乏しかった。
 そのため、誰が見ても信用できない男の言葉を、彼は鵜呑みにしてしまったのだ。
 「一緒に、商売をしないか?」という男の言葉に、彼は一攫千金の夢を見た。
 しかし結果は、最悪である。
 無謀な商売に失敗し、途方もない借金が残った。
 借金が、あまりにも膨大なため、彼を商売に誘った男は自殺してしまったのである。
 そのため、その借金が全て、都会に出てきたばかりの青年が背負う羽目になったのだ。
 彼の人生は失敗の連続で、まるで呪われているかのようである。
 彼の経歴は、

 ・22歳で事業に失敗
 ・23歳で州議会議員に落選
 ・25歳で再度事業に失敗
 ・26歳で恋人の死に直面
 ・27歳で神経の病に
 ・34歳から5年間、下院議員選挙に3度落選
 ・46歳で上院議員に落選
 ・47歳で副大統領になろうとし、失敗
 ・49歳で上院議員選挙に落選

 彼の名は、アブラハム・リンカーン。
 51歳で、アメリカ合衆国大統領となった人物である。
 彼にとって、呪われたように続く失敗も、成功への待ち時間であったかもしれない。
 リンカーン曰く
 「50歳を過ぎたら、自分の顔は、自分で責任を持ちなさい。」
 「努力と根気で形作られた年輪ほど、美しいものはない。」
198ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 21:46
なんか今日は、賑やかですね。
嬉しいです。
199ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 21:50
>>182
 なるほど!
200ケ・エイモ・スパクダ:02/05/14 21:58
>>192
 >うむ。いい話だな
  ありがとうございます。
 >よくわからん
  すいません。
 >睡眠は大切だからしっかり寝るようにな
  ありがとうございます。
  土日のどちらかに向けて、パワーセーブします。
201ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/15 00:28
私の呪いのせいで一時的に2chがdだようだな。
迷惑をかけてすまんかった。
202ケ・エイモ・スパクダ:02/05/15 15:37
呪いage
203あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/15 19:03
>>172
英語のレフトビハインド読んだことある!
でもキリストの予言ってローマ人が攻めてくるってことじゃね
よってもう実現してる!
204あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/15 22:27
   泣かないで1

 私は学生の頃、老人ホームでボランティアをしていたことがあります。
 老人ホームでは草刈りをしたり、老人ホームで飼育している動物の世話をしていました。
 その老人ホームがある場所は、自然が溢れています。
 私はそこが大好きで、月に2〜3回ぐらいの割合で、通っていました。
 でも、その老人ホームには問題があります。
 ボランティアの働きに、期待しているのでしょうか?
 明らかに、人手不足なのです。
 それでも私は、その老人ホームが大好きでした。
 オシメの洗濯以外は、自分に合った仕事なのでしょう。
 私は、その老人ホームでのボランティアを、いつも楽しく感じていたのです。
 私は怠け者で、献身的にボランティアをするような人間ではありません。
 でも、私がその老人ホームで、ボランティアをするようになった切っ掛けがありました。
 私の通っていた学校で、その老人ホームに行き、お年寄りをお見舞いする事になったからです。
 私達は、楽しくお年寄り達と接していました。
 でも、へそ曲がりな、お婆さんが居たのです。
 みんなは、そのお婆さんを避けていましたが、私は意地悪を言われても、笑いながら、そのお婆さんに接しました。
 でも、しばらくそのお婆さんと接していると、段々とお婆さんの態度が優しくなってきたのです。
 私は帰り際に「また来るね」と、お婆さんに言いました。
 ところが、お婆さんは「みんな、そう言っておきながら、もう来ないんだ」と言ったのです。
 私はお婆さんの、その言葉がショックでした。
 それで私は、その老人ホームでボランティアをするようになったのです。
 ある日そのお婆さんが、ドナーカードの事で悩んでいました。
 私はお婆さんの話を、ただ頷きながら聞いてあげることしかできません。
 そうしているうちに、お婆さんが私に尋ねました。
 「もし、あんたが病気とかで、私の死んだ体を使って生き延びられたとしたら、あんた喜んでくれるかい?」
205あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/15 22:29
   泣かないで2

 私は、複雑な気持ちで小さく頷きながら、何気にお婆さんの顔を見ました。
 お婆さんは、笑顔を浮かべながら何度か頷いています。
 そして、お婆さんは、「あんた、体に気を付けるんだよ」と言いました。
 それから半年ほどして、そのお婆さんが亡くなったのです。
 お婆さんが亡くなる前日、たまたま私は、その老人ホームでボランティアをしていました。
 その老人ホームには、医師や看護婦も居て、病室もあります。
 その日の老人ホームは、緊張した雰囲気が漂っていました。
 「お婆さんの、体調が悪い」と聞いていた私は、お婆さんの事が心配でしたが、どうすることも出来ません。
 私は、お婆さんに会うことも出来ず、ただ草刈りを手伝っていました。
 私が草刈りを終え、老人ホームに入ると、ロビーに見慣れない顔の人が何人か居ます。
 私は、その人達に挨拶をし、そのままお婆さんの容体を聞きに行きました。
 しばらく歩いていると、廊下の向こうから「まだ、死んでもいないのに、あの人達まるで、ハゲタカみたい」と話し声が聞こえます。
 私は、お婆さんがドナーカードに記入していたのを覚えていたので、すぐに、あの人達がどんな人なのか分かりました。
 それから私は、看護婦さんに
 「お婆さんは、まだ大丈夫だから」
 「今日はもう遅いし、帰った方がいいよ」
 と言われ、そのまま家に帰ったのです。
 帰りのバスの中で私は、悲しみと不安のせいか、気持ちの整理もできないまま「お婆さん、御免なさい」と何度も心の中で呟いていました。
 すると、私の心の中で「泣かないで」と、お婆さんの声が聞こえたのです。
 「私が自分で、お婆さんの声を真似て、心の中で呟いてしまったのかもしれない・・・」
 私は、そう思いましたが、その声のおかげで、私の気分は落ち着きました。
 でも、私がその声を聞いた時間帯に、お婆さんが亡くなったそうです。
206ケ・エイモ・スパクダ:02/05/15 22:34
>>201
 昨日の夜、そんな事が・・・
 恐ろしい呪いの威力ですね。
 どのくらいトンでたんですか?
207ケ・エイモ・スパクダ:02/05/15 22:39
>>203
 英語が出来るなんて凄いですね。
 私は、英語がダメなんで尊敬します。
 ところで、英語のレフトビハインドって、どこに売ってるんですか?
 あと、書き込み名をケ・エイモ・スパクダにしないと1さんに呪われますよ。
 今日は、私も忘れてしまったので、一緒に呪われそうですね。
208ケ・エイモ・スパクダ:02/05/15 22:48
>>202
 もしかして、度々ageをしてくれたり、53で吊しageを教えてくれた人ですか?
 よかったら、もっと詳しく藁人形のカラクリを聞きたいです。
 それからシリトリは、時間を予告してもらえたら、私も少し参加しますよ。
209もっちゃん ◆URb6IKO2 :02/05/15 22:50
知的障害者なら殴って問題なし。
210ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/16 03:06
>>203 インターナショナルだな。英語ができれば私も出世できたのに・・・

>>204 いい話だ。婆さんに死後の幸あるよう申し送りしておく

>>206
2、30分じゃないか? あんまりマジで呪ってなかったから
短かったと思うけど

>>208
藁人形のカラクリにはなぞが多いが>>53の言う事には
一理ある。呪いの遠隔作用だ。Voodooなどと同じ効果だな。
だがケ・エイモ・スパクダの呪いはそんなに甘いものではない。
お前も気をつけよ。
シリトリの時間割は私の感知外の話だ

>>209 もう一押し
211ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 05:30
>>208
今、一人尻取りは控えてます。でも二人ならいいのかも?
スパクダ様もたまにならいいと仰ってるのし、
…いいのか、な?
とりあえず一人尻取りは『な』で終わってます。
できるだけ短く、それでいてストーリー性があるものを目指してました。
私は大体夕方の4時くらいから出没してます。

でもスパクダ様がだめだと言ったら、やっぱりだめです。
212ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 16:42
「な」
ナルコレプシーの女
213ケ・エイモ・スパクダ :02/05/16 17:27
「な」
何気ない雰囲気で登場
214ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 20:42
うしろの百太郎
次も「う」
215ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 21:01
うしろのうしろにも百太郎
「う」
216ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 21:24
うしろのうしろの、そのまたうしろに
ブラック商会変奇郎
「う」
217ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 21:59
   うまく伝えられなくて1

 数年前、私が合コンで体験した話です。
 合コンの会場に小太りで、いかにもモテないタイプの男性が居ました。
 その合コンでは、全ての参加者と会話をする形式でしたので、その男性も、全ての女性と会話をする事が出来ます。
 その人は、自分のプロフィールカードに、「夢は、長生きすること」と書いていたらしく、会話する全ての女性に、そのことを話していました。
 「俺は、長生きすることが夢なんだ」
 「思いっきり長生きして、死ぬ時には、孫や曾孫が」
 「このクソジジイ、ようやく死んでくれるよ」
 「って言ってるのを聞きながら、死ぬのが夢なんだ」
 「銀河英雄伝説の、シェーンコップに影響されてね」
 「だから君も、長生きしようね」
 どうやらその人は、アニメに影響されているようです。
 しかも、自分の気持ち悪さに、全く気付いていないようでした。
 私はその人と、話なんかしたくありませんでしたが、ついにその人と、話す順番がきてしまったのです。
 私に対してもやはり、その人は同じ話を語り始めました。
 私はウンザリしてしまい、
 「アニメの真似ばかりして、自分を誇らしく思っているような人は、嫌いです。」
 と、その人に言ってしまったのです。
 私は、自分の言ったことに「もしかして、変な仕返しでもされないかしら・・・」という不安にかられ、後悔しました。
 その人は、私の顔をジッと見つめたまま、静かな口調で話し始めようとしています。
 「何を喋るつもりだろう・・・」
 私の心臓は、恐怖で高鳴っていました。
 「でもこれは、俺の本心なんだ」
 「俺が死ぬ時は、誰も悲しませたくないんだ」
 その人は、そう言うと、そのまま黙り込んでしまったのです。
 私は内心、「あんたみたいな気持ち悪い奴が死んでも、誰も悲しまないわよ」と思いました。
218ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:00
   うまく伝えられなくて2

 すると、その人が再び話し始めたのです。
 「そんなこと・・・ないよ」
 「今、俺が死ぬと・・・悲しむ人が、大勢居るんだ」
 私は、自分の心を見透かされた気分になり、ゾッとしました。
 しかも、その人の話は、まだ終わらなかったのです。
 その人は、口を休めず、こう言いました。
 「君のお父さんだって、君に」
 「悲しい思いや、寂しい思いをさせて申し訳ない」
 「って、今も君の後ろで、言っているんだよ」
 私は、「何でこの人が、知っているのよ」と驚きました。
 私の父は、私が小学生だった頃に、交通事故で死んでいたからです。
 私は、何を言っていいのか分からず、身じろぎもせずに、その人を凝視していました。
 すると、その人は、悲しそうな顔をしながら
 「不愉快な思いをさせて、ゴメン」
 「俺、体調が悪いから、もう帰るね」
 と言い残し、私の前から立ち去ろうとします。
 「待って!」
 私は慌てて、その人の腕を掴み、引き留めました。
 その人は、ゆっくりと私を振り返ります。
 でも、振り返ったその人の顔は、別人になっていました。
 なんと、私の死んだ、父の顔だったのです。
 父は最期に、こう言いました。
 「うまく伝えられなくて、ゴメン」
219もっちゃん ◆URb6IKO2 :02/05/16 22:01
よかったね、
220ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:07
>>209
 アッ、もしかして、人違いをしてましたか?
221ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:10
>>210
 はい、気を付けます。
222ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:14
>>211
 すいません。
 せっかく約束していたのに。
 私は、さっき来たところなんです。
 私は、夜の10時頃に来ます。
 最近は、朝も来ないので・・・
 ところで、まだ見てますか?
223ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:16
>>219
 ありがとうございます。
224もっちゃん ◆URb6IKO2 :02/05/16 22:19
>>223いい話だよ。
あなたを講談社って呼ばせてもらうよ。
225ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:22
>>222
時々、来てます。誰かが始めてくれてました。
226ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:24
>>224
 ありがとうございます。
 でも、私は怖い話を書く方が好きですが、才能がないのか、いい話が書けません。
 でも、暇を見つけて、また書こうと思っています。
 今は、忙しいけど頑張って、これからもここに書き込んでいきます。
227ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:30
一応、「う」だから、「うまく伝えられなくて」にしました。
シリトリのストーリを壊してしまったら、すいません。
228ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:43
もうすでに無いようなものですので、かまわないです。
手紙を書いた。その内容↓「う」
229ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 22:56
すいません。
今、ちょっとストーリになりそうな言葉が、思い浮かびません。
来たばかりなのに、申し訳ありませんが、ちょっと疲れているので、今日は、眠ります。
本当に、すいません。
でも、シリトリのストーリが面白くなるように祈っています。
230ケ・エイモ・スパクダ:02/05/16 23:08
なんだとープンスカプン# というのは嘘です。
別にそんな、この尻取りすごくおもしろく出来てるとも思わないので
気楽ーにやってくれていいですよ。おやすみなさい。

では私は、尻取りを誰かが続けてくれるまで自粛モードに入ります。
231ケ・エイモ・スパクダ:02/05/17 22:27
   指輪1

 去年の夏、私は最愛の人を亡くしました。
 彼女は優しい性格で、よくテレビのニュースを見て、自分の事のように悲しむことがあります。
 私は、どちらかと言えば他人に無関心なほうなので、私は彼女の性格が「羨ましい」とさえ感じていました。
 彼女は、料理も得意です。
 あの日も彼女は、私の家に来て、料理を作ってくれました。
 そして、二人で笑い話をしながら、食事をしたのです。
 その後、彼女は食器を洗い、自分の家に帰りました。
 いつもと同じように・・・。
 しかし、それが私の見た、彼女の生きている最期の姿になったのです。
 彼女は帰宅途中に、地下鉄のホームから突き落とされ、死んでしまったから・・・。
 彼女が死んでからの私は、何もする気がせず、ただ呆然とテレビを眺めている日々が続きました。
 ある時、私は彼女の料理が、どうしようもなく懐かしくなり、自分で料理をすることにしたのです。
 その時、私は彼女の指輪を見つけました。
 私が彼女に、プレゼントした物です。
 どうやら彼女は、料理をする時に指輪を外し、そのまま忘れてしまったのでしょう。
 私は指輪をテーブルに置き、「今度は僕が、料理を作って上げるよ」と呟きました。
 慣れないせいもあり、私の料理は失敗続きです。
 それでも私は、一生懸命に二人分の食事を作りました。
 しかし、私はテーブルに料理を並べた後、彼女が居ないことに改めて気付いたのです。
 「馬鹿だな・・・」
 私は、そう呟き、そのまま泣き続けてしまいました。
 彼女が死んだ時は、「信じられない」という気持ちが強く、涙を流すこともなかったのに・・・。
232ケ・エイモ・スパクダ:02/05/17 22:28
   指輪2

 その後、私は彼女の家を訪ね、彼女の母親に指輪を渡しました。
 そして、私は憂鬱な気分のまま、眠りに就いたのです。
 ところがその夜、私は彼女の夢を見ました。
 夢の中で彼女は、私が今までに見たこともないほどに、可愛らしく微笑んでいます。
 彼女は私に、こう言いました。
 「元気を出して」
 「ずっと見守っているから、幸せになってね」
 朝、目覚めた時、私の気分は不思議なくらい落ち着いていました。
 「もしかして、彼女が私を励ましてくれたのかな・・・」
 しばらくの間、私は彼女の事を考えていました。
 すると、彼女の母親から電話が掛かってきたのです。
 「もしもし」
 「元気にしてますか?」
 「昨日は、わざわざ指輪を届けてくれて、有難う」
 「でも、あの指輪、無くなってしまったの・・・」
 「娘の形見なのに、本当に御免なさい」
 彼女の母親は、申し訳なさそうに、そう話します。
 私は、出来るだけ明るい声で、
 「きっと、ご息女が持って行かれたんですよ」
 「あまり、気に病まないで下さい。」
 と言い、彼女の母親をなだめ、電話を切りました。
 でも、その指輪は、すぐに見つかったのです。
 彼女の指輪は、私の家に・・・しかしもテーブルの上に、前日と同じように置いてありました。
233ケ・エイモ・スパクダ:02/05/17 22:30
>>230
 やさしい心遣い、有難う御座います。
234ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/18 00:46
ふむ。皆のお陰でホノボノとした良いスレになったな。
コピペとはいえよい話も集まってきた。

ありがとう。
235ケ・エイモ・スパクダ:02/05/18 08:16
カシマさんや牛の首をコピペしてくれた人、まだ見てますか?
図々しい事ですが、ホノボノとしたオカルト話をコピペしてもらえないでしょうか?
私も参考にしたいので・・・。
236あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/18 08:24
このスレ妙に礼儀正しいヤシが多いな
237ダヌル・ウェブスター:02/05/18 08:38
今朝のうんこは、ほのぼのとしていいうんこでした。
238ケ・エイモ・スパクダ:02/05/18 16:24
>>236-237 呪われるよっ!
239ケ・エイモ・スパクダ:02/05/19 18:03
呪われage
240ダヌル・ウェブスター:02/05/19 18:05
呪われうんこ、か。

恐ろしい・・・
241イ・ノキボ・ンバイエ:02/05/21 09:06
迷わずレスれよ、レスれば分かるさ
ありがとう! ageるぞー
1、2、3、ダーッ!
242ケ・エイモ・スパクダ :02/05/21 10:02
  亀1

 あの日、私は彼とデートの約束をし、公園で待ち合わせをしました。
 デートの日は、私の都合が早く片付いたこともあり、私は約束の場所に、1時間近くも早く着いてしまったのです。
 仕方がないので私は、公園のベンチに座り、本を読みながら彼を待つ事にしました。
 そして、しばらくすると私は、本を読む事に夢中になっていたのです。
 すると、「お姉ちゃんは、亀の歌を知ってる?」と少年の声がしました。
 私が声の方に視線を向けると、そこには7〜8歳くらいの男の子が立っています。
 私はその子に「亀の歌って、もしもし亀よ、ってやつかな?」と微笑みながら言いました。
 「うん、そうだよ」
 「この歌で、何でウサギさんが負けたか、お姉ちゃん知ってる?」
 と、その子は無邪気な表情を浮かべながら、私に問いかけてきます。
 私は、「競争の途中で、ウサギさんが寝ちゃったからでしょ」と答えてあげました。
 でも、その子はまた質問してきたのです。
 「じゃ、何でウサギさんは、寝ちゃったの?」
 私は、「子供って質問ばかりするんだから・・・」と思いながら、「亀さんが、全然ウサギさんに、追い付きそうもなかったからよ」と答えました。
 すると、その子は、
 「ふーん」
 「じゃぁウサギさんは、亀さんを見ていたんだね」
 「周りを見て、亀さんが後ろにいるから寝てても大丈夫って」
 「でも亀さんはウサギさんじゃなくて、ゴールの木だけを見て、一生懸命に走ってたから勝てたのかな?」
 と質問するのです。
 私は、どう答えていいのか分からず、思わず俯いてしまいました。
243ケ・エイモ・スパクダ:02/05/21 10:03
  亀2

 「キキィー、ドッン」
 その時、急ブレーキをかけた車が、何かにぶつかったようです。
 私は嫌な予感がし、立ち上がって辺りを見渡しました。
 でも、どこにも事故があった様子がないのです。
 「空耳かな?」
 私が、そんなことを考えながらベンチに腰掛けると、彼の声が聞こえました。
 「僕はいつも、君だけを見つめているよ・・・」
 私はこの時、彼が死んだ事を確信したのです。
 そして少年は、悲しそうな顔をしながら
 「確かに伝えたよ」
 と言い残し、私の前から立ち去りました。
お、俺は信じてないからな
245ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/21 13:38
>>244
信じていようと信じていまいと呪いの効果に
変わりはないのだがな・・・
246ケ・エイモ・スパフダ:02/05/21 13:43
呪われたくないです。どうすればよいですか?
247ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/21 14:11
そのようにナメた名前をつけている>>246よ。
間違いなく今夜おまえを呪うことにする。
この世の地獄を知るがいい
248ケ・エイモ・スパクダ :02/05/23 03:39
>>246
生きてるか?
249ケ・エイモ・スパクダ:02/05/23 07:07
   仕事を無くした男1

 私は長年、自宅を仕事場としてきました。
 仕事場の棚には、資料を無造作に積み重ねてあります。
 一応、3種類に分けて資料を積んでいるのですが、怠慢な性格の私は、資料をきちんと整理する事がありません。
 だからいつも、使う資料を引っ張り出しては、上に重ねていく事を繰り返していました。
 下に積まれている資料は、ほとんど使う事がないのですが、仕事が忙しかったので、なかなか整理が出来ずにいたのです。
 しかし不況の影響で、最近は仕事も減り、暇な時間が増えました。
 そこで私は、暇な時間を使い、資料を整理する事にしたのです。
 下に積まれていた資料を見る度に、懐かしい思い出が、私の脳裏を過ぎりました。
 「あんな事が、あったなぁ」
 「あの時は、苦労したなぁ」
 と、私は昔の資料を見つける度に思い出に浸っていたので、なかなか作業が進みません。
 最も下に積まれていた物を見つけた時には、すでに1週間以上が経過していました。
 でも、せっかく資料の整理が出来たのに、私はもう、仕事をする気分になれくなっていたのです。
 資料の最も下にあった物は、昔に別れた家族の写真だったから・・・。
 私は、別れた妻と娘の写真を、ただ呆然と眺める日々を送るようになりました。
 「せめて、娘に会いたい」
 私はそう思って、何度も別れた妻に掛け合った事もあります。
 しかし別れた妻は、私を娘に合わせる事は、一度もありませんでした。
 そして、ついに私は、娘に会いたい気持ちで居たたまれなくなり、「もう一度、別れた妻に掛け合ってみよう」と思ったのです。
 でも、娘はもう、この世には居ませんでした。
 娘だけでなく、別れた妻も、娘とともに飛行機事故で亡くなっていたのです。
250ケ・エイモ・スパクダ:02/05/23 07:07
   仕事を無くした男2

 私は罪滅ぼしの意味も込め、別れた妻と娘の墓参りに行く事にしました。
 それから、3日後の事です。
 私は目的地に、立つ事が出来ました。
 夕方の墓場には、誰も居ません。
 私は、別れた妻と娘の墓に花を添え、線香を立てました。
 そして私は、こう祈ったのです。
 「あの時は、すまなかった」
 「すぐに、側に行くからな」
 「今度は、ちゃんと会ってくれよ」
 すると、突然の突風で、墓に供えた花から花弁が飛び散り、私の目に飛んできました。
 私の目に、痛みが走ります。
 思わず私は、両手で目を覆いながら跪いてしまいました。
 「これも、天罰か?」
 「やはり、妻と娘が怒っているのだろうか?」
 私は、そう思わずにはいられませんでした。
 と、その時、誰かが後ろから、私の肩に手を置いたのです。
 そして、別れた妻の声が聞こえました。
 「あなた・・・」
 「私達の為に、祈ってちょうだい」
 それから、娘の声も聞こえてきます。
 「パパ」
 「会えて嬉しい」
 私が後ろを振り向いて見た時には、もう誰も居ませんでした。
 「分かったよ」
 私はそう呟き、ポケットから家族が写った写真を、取り出して見たのです。
 写真の裏には、
 「いつまでも」
 「幸せな家族でいようね!」
 と、書かれていました。
251ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/23 12:34
>>248
いやいや>>246が死ぬほどの呪いはかけておらんよ。
ただ、しばらくはここには来られんかも知れんな。
252ケ・エイモ・スパクダ:02/05/23 22:23
>>251
 ちょっと寂しいですね。
253ケ・エイモ・スパクダ:02/05/25 19:48
   コックリさん1

 私は就職活動で、ずいぶん苦労しました。
 何度も面接を受けましたが、どこも内定せず、卒業してからも私は、就職先が決まらずにいたのです。
 そんな日々に、私は耐えられなくなっていたのでしょう。
 ある会社の面接が思わしくなかった時に、私は突然「もう、どうでもいい!」と思い、面接から抜け出しました。
 そしてそのまま当てもなく、私はフラフラと歩き続けたのです。
 一体どのくらい歩いたのか、自分でも見当がつきません。
 深夜には、初めて見るような景色の所を、私は歩いていました。
 そのうちに「ゴッゴォロー」と、雷の音が聞こえ、雨が降ってきたのです。
 でも、その時は近くに、雨を凌げそうな場所がありませんでした。
 そのため、私が雨を凌げそうな電話ボックスを見つけた時には、私の体はずぶ濡れになっていたのです。
 私は電話ボックスの中に入り蹲りましたが、私の体は寒さのために、震えが止まりません。
 そんな状態が、何時間も続きました。
 そのうちに私は、疲れのせいか物凄い眠気に襲われたのです。
 「そういえば、薬を飲まされて外で眠った人が凍死した事件があったな」
 私はその時、ふいに嫌な事件を思い出しました。
 「まさか俺も、このまま凍死するんじゃ・・・」
 私はそう思った瞬間に恐ろしくなり、眠気を覚まそうと目を擦りました。
 「禍福(不幸と幸福)は、あざなえる縄のごとしって言うけど、どうして俺は、こんなに不幸ばかり続くんだろう」
 疲労と絶望のせいか、私は電話ボックスの中で、そんな気持ちが強くなってきたのです。
 「そんな悲観的な事、考えないようにしよう」
 私は自分にそう言い聞かせ、何か気の紛れる事をしようと思いました。
 その時、私はふと「コックリさん」の占いを思い出したのです。
 「コックリさんは、眠気覚ましに、ちょうどいいかもしれない」
 そう考えた私は、すぐに就職雑誌の上にレポート用紙を置き、コックリさんの準備をしました。
 準備が調うと私は、早速、こう唱えたのです。
254ケ・エイモ・スパクダ:02/05/25 19:48
   コックリさん2

 「コックリさん、コックリさん」
 「おいでに、なりましたか?」
 すると、すぐに異変が起きました。
 私が手を動かしていないのに、勝手に10円玉が「はい」の部分に動いたのです。
 私は呆気にとられながら、次の質問をしてみました。
 「私は、不運続きです。」
 「どうしたら、よいでしょう?」
 私が質問をすると、何と10円玉の動きは「ねむりなさい」というメッセージになったのです。
 「こんな時に寝たら、そのまま死んでしまうかも・・・」と、私は恐怖しました。
 でも私は、不思議とコックリさんのメッセージを、信じてみたくなったのです。
 それで私は、
 「コックリさん、コックリさん」
 「有難う御座いました。」
 「どうぞ、お帰り下さい。」
 と唱え、コックリさんを中断し、眠りに就きました。
 その後、私は両親に揺り起こされるまで、グッスリと眠ったのです。
 私の両親は、私が電話ボックスで寝ている夢を見て、私の事が心配になり、車で私を迎えに来たのでした。
 しかしも、車を運転している時も不思議な事に、「どの道を行けばよいのか」すぐに分かったそうです。
 実家から2時間以上もかけて、私を迎えに来てくれた両親は、「不思議な事もあるもんだ」と首を傾げていました。
 私は、何だか感激してしまい「コックリさん、ありがとう」と、涙目になりながら、心の中で呟きました。
 すると、手に持っていた就職雑誌が音もなく開いたのです。
 そのページには、吉田松陰の言葉が載っていました。
 「禍福は、あざなえる縄のごとし」
 「禍は、福の種」
 「福は、禍の種」
255ケ・エイモ・スパクダ:02/05/28 05:00
ペースダウンさせて、すいません。
256ケ・エイモ・スパクダ:02/05/28 05:00
   行ってらっしゃい1

 私は妻と、26年間も連れ添ってきました。
 しかし、妻はもうおりません。
 自殺してしまったのです。
 妻の遺書には、私の母が高齢化したためストレスがたまり「もう堪えられない」と、書いてありました。
 私の母は昔、ゴルフ場でキャディーをしていた経験があります。
 そのせいか高齢になっても健脚で、大変に元気でした。
 しかし、私の母は痴呆気味になっていたのです。
 物忘れが激しく、食事をしても、すぐに空腹を訴えるようになりました。
 母の症状は次第にエスカレートしていき、ついには食べ過ぎで、病院へ運ばれる事もあったのです。
 それで母の体を気遣った妻は、食事の時間以外、母に食事をさせないようにしました。
 それを私の母は、「自分を虐げている」と勘違いしたようです。
 母は近所の人達に、妻の悪口を言い触らすようになりました。
 高齢とはいえ私の母は健脚で、普通に会話も出来ます。
 だから、誰も私の母が痴呆だと気付きません。
 妻はよくそのことを私に訴え、「お母さんを、老人ホームへ入れよう」と、話していました。
 私も母の状態と、妻の苦労を考えると「母さんは、ちゃんとした施設に入れた方がいいのかな・・・」と考えていたのです。
 それで私は、母に老人ホームへ入居するよう勧めました。
 しかし母は、「自分を追い出そうとしている」と勘違いしたようで、ますます妻の悪口を言い触らすようになったのです。
 私が家に居てあげられたら良かったのですが、仕事があるため、そういうわけにもいきません。
 それに、息子も京都の大学に在学中でした。
 妻には気の毒でしたが、私は妻に
 「子供が大学を卒業したら私も仕事を辞め、家で母さんの世話をするから、それまで辛抱してくれ」
 と言って、妻に苦労をさせ続けてしまったのです。
 そのため、妻は家の中で自殺してしまいました。
 妻はさぞかし、辛い想いをしてきたことでしょう。
257ケ・エイモ・スパクダ:02/05/28 05:01
   行ってらっしゃい2

 しかし私には、母を憎む事は出来ません。
 私は、母の面倒を見てくれていた妻が居なくなった事を心配し、母を老人ホームへ入居するよう説得しました。
 しかし母は
 「せっかく悪者が死んで、住みやすくなったんだ」
 「老人ホームなんかにゃ、絶対に行かないよ!」
 と言って、私の説得を拒絶します。
 私が「ホームヘルパーを頼みたい」と言っても、母は
 「私にゃご近所の仲間が、沢山いるんだから、心配なんかいらんさ」
 と言って、聞く耳を持ちません。
 そんな母を、私はいつも心配していましたが、一ヶ月もしないうちに母は、過食が原因で他界してしまいました。
 母は死ぬ間際に、こんな事を言い残したそうです。
 「わたしゃ天罰で逝くんだから、苦しゅうても、しょうない」
 「じゃが天国に行けそうだから、有難いこっちゃ」
 「あんさんも、早う天国さ来い」
 「よく謝れんじゃろ」
 私は医師からこの話を聞いた時、よく意味が分かりませんでした。
 しかし私は、家でソファーに腰掛けている時に、妻の遺書に書かれている内容を思い出したのです。
 「あなたの体を心配しています」
 「煙草は控え目にして下さい」
 「息子の事を宜しく」
 妻は、母の事を遺書に書いていましたが、私や息子を心配する気持ちも書いていました。
 だから私は、妻が未練を残し、「まだ、この家に居るかもしれない」と思ったのです。
 そこで私は、静かに呟いてみました。
 「何も心配いらないから、天国へ行ってらっしゃい」
 「母さんが謝りたいと、天国で待ってるよ」
 その夜、私は妻の夢を見ました。
 夢の中で妻は、微笑みながら「行って来ます」と呟き、消えていったのです。
258ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/28 13:00
>>255-256
早起きだな。あるいはこれから寝るのか?
ま、とりあえずいい話だったよ。
これからも頼むぞ
259ケ・エイモ・スパクダ:02/05/30 09:47
>>258
 有難う御座います。
 それから最近、ついついテレビでサッカー関係の番組に見入ってしまったりと、頑張って話の内容を考えないで、すいません。
 でも、出来るだけ頑張って話を書き込みますので、よかったら日韓ワールドカップが無事に成功するよう、少しでもいいから祝福してもらえないでしょうか?
 特に、日本代表の選手に故障者が多いので心配しています。
 あと、スローペースですが、必ず1000まで書き込みますので(94さんが、素晴らしいペルソナを得られるようにしたいし)、どうか書き込みが遅い事をお許し下さい。
260ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/05/31 08:29
>>259
ん? もしかして自分で考えたストーリーなのか?
だとしたら、すごいが・・・

無理せずマターリ書き続けるがよい
261ケ・エイモ・スパクダ:02/05/31 09:23
>>260
 すいません。
 「泣かないで」以外は全部ネタです。
 でも、優しい心遣いに感謝します。
 これからも、頑張って1000を目指します。
262ケ・エイモ・スパクダ:02/06/01 12:40
   夢のお花屋さん1

 小学校の修学旅行で、バスガイドさんがこんな話をしてくれました。
 「この話を聞いた人は、三日以内にかなりの確率で夢を見るかもしれません」
 「私も友達からこの話を聞いて、次の日に夢を見ました」
 「この夢を見る事が出来たら、とってもラッキーです」
 「何と夢の中で七つの条件をクリアすると、不思議なお花屋さんで、どんな夢でも叶えられるんですよ!」
 「私もその夢のおかげで、小さい頃から憧れていた、バスガイドになることができました」
 バスガイドさんの話では、夢の中でこうすると、不思議なお花屋さんに行けるそうです。
 1.窓の外に女の子が立っているので、その子を窓から部屋に
   入れてあげる
 2.その女の子がどんなに醜くても、優しく声をかけてあげる
 3.女の子が「遊びに行きたい」と言ったら、女の子を連れて
   公園を探す
 4.公園に辿り着くと、空から帆船が降りてくるのでそれに乗る
 5.船の中に、座り心地の良さそうな椅子が一つしかないが、
   女の子をその椅子に座らせてあげる
 6.船内に、白い薔薇と黒い薔薇が飾られているが、黒い薔薇を
   海に投げ捨てる
 しかし、最後の条件についてバスガイドさんは、何も教えてくれませんでした。
 その後、私は修学旅行を終え、家で寝ている時にバスガイドさんの話していた夢を見たのです。
 夢の中で私は「そういえば、条件をクリア出来なかったら、どうなるんだろう」と不安になりました。
 「もしかして、条件をクリア出来なかったら、不幸になったり死んでしまうかも・・・」と、どんどんと恐怖が込み上げてきます。
 それでも私は、取り敢えずバスガイドさんから聞いた条件をクリアすることにしました。
263ケ・エイモ・スパクダ:02/06/01 12:42
   夢のお花屋さん2

 バスガイドさんが話した通りに、夢の内容が展開していきます。
 そして、私は六つの条件をクリアしました。
 すると帆船は、不思議なお花屋さんの前に降りたのです。
 その時、女の子は「あのお花屋さんに行きましょう」と言いました。
 私は「どうしよう」と迷っていましたが、女の子に促されるまま、不思議なお花屋さんに入ることにしたのです。
 でも、お花屋さんの中には花が一つもありません。
 お花屋さんの棚には、花の種が入った瓶が並べられているだけでした。
 瓶のラベルには、私が思い描いたことのある夢が記入されています。
 私はどうしていいのか分からず、女の子を見ました。
 しかし、女の子が立っていた場所には、いつの間にか一人の天使が立っています。
 そして、その天使は言いました。
 「ここには、あなたが叶えられる全ての夢が揃っています」
 「お代はいりません」
 「お好きな夢の種を、お好きなだけお持ちなさい」
 私はしばらく戸惑っていましたが、夢の種が入った瓶を一つだけ手に取り、そのまま出口へ向かったのです。
 すると天使が、再び私に話しかけました。
 「夢を叶える、最後の条件です」
 「その種は、あなた自身が最後まで育てなければいけません」
 そこで、私は目を覚ましたのです。
 現在の私は、あの不思議なお花屋さんで手にした種を、最後まで育てることが出来たのでしょうか?
 それは私にも分かりませんが、かなり大きく育てることが出来たと思っています。
264 :02/06/01 13:59
>>262-263
夢か・・・私にはそういうものを持つことができないのだが
いいものかも知れんな。

相変わらずいい話を引っ張ってくるな。
265求む呪術者:02/06/02 03:29
266ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/06/02 12:22
>>265 お望みどおり呪ってやったぞ
267ケ・エイモ・スパクダ:02/06/03 12:12
   ぁした1

 私は高校の頃、それほど強くもないのに柔道部の主将でした。
 誰も主将をやりたくなかったので、みんなから一方的に、私が主将になるよう宣言されたのです。
 それで私は、主将になったからという訳ではありませんが、一人で密かに練習する事が多くなりました。
 私が夏休みの練習で、早めに格技場へ行きウェイトトレーニングをしていた時です。
 突然「ぁした」と、声がしました。
 「ぁした」は「ありがとうございました」の略で、私の入部していた柔道部では、挨拶代わりによく言う言葉です。
 私は「ほかの奴が珍しく、随分と早く練習に来たな」と思い、入口を見ました。
 しかし、そこに立っていたのは部員ではありません。
 私が「誰だろう?」と思いながらキョトンとしていると、その人は「可愛い後輩の、面倒を見ようと思ってな」と言います。
 それで私はすぐに「柔道部のOBか」と思い、喜びました。
 柔道部には、よくOBの人が遊びに来て、ジュースやお菓子を差入れてくれるからです。
 ところが、その人は「練習しようぜ」と言って、いきなり私と試合稽古を始めました。
 「もしかしてこの人、後輩を相手に、憂さ晴らしでもしに来たのか?」
 その先輩がすでに柔道着姿だったことから、私がふと、そんなことを考えてしまったその時です。
 先輩は私を見ながら、こう言いました。
 「別に後輩をいびり、憂さ晴らしをするために来た訳じゃないぜ」
 「ここの柔道部に責任を感じている訳じゃないけど、可愛い後輩に強くなってもらいたいと思ってる」
 先輩は瞬きもせず無表情に喋るので、不気味な雰囲気が漂っています。
 それに先輩の言葉は、自分の心を見透かしているようで、私は嫌でした。
 練習中も、私が「腰が引いたところを、付け込まれた」と思った瞬間に、先輩は「腰が引いてるぞ」と言います。
 また、私が「俺はスタミナが無く、足腰が弱いな」と思った瞬間にも、先輩は私の心を見透かすような事を言いました。
268ケ・エイモ・スパクダ:02/06/03 12:13
   ぁした2

 「足腰を鍛え、スタミナも付けないと駄目だな」と・・・。
 その言葉を聞いて私は「言われなくても、そんな事は分かってるよ!」と思い、その先輩が憎らしく思えてきたのです。
 すると先輩は、こう言いました。
 「ま、自分の欠点は分かっているんだろうから、きっとお前はもっと強くなると思うぜ」
 「いつまでも弱い奴は、自分の欠点にすら気付かないしな」
 先輩の言葉を聞き、私は先輩に何か言いたくなりましたが、何を言って良いのか分かりません。
 私は自分の言いたい事を整理せず、咄嗟にこう言ってしまったのです。
 「でも俺、頑張っても強くならないし、才能無いのかな・・・」
 すると先輩が「どんな強い奴だって、弱い頃があるさ」と、言いました。
 私は何とか、先輩を言い負かそうとしていたのかもしれません。
 思わず私は「でも才能ある奴は、少しの努力でも凄い成果が出るでしょ!」と、口走ってしまったのです。
 でも先輩は、相変わらずの無表情でこう言いました。
 「お前だって、五体満足に生まれてきてんだろ」
 「みんな条件は、そう変わらないさ」
 「それじゃ俺は、もうそろそろ帰るけど、頑張って強くなれよ」
 そして先輩は格技場から出ていき、格技場の外で「ぁした」と叫んだのです。
 私は呆然と先輩を見送っていましたが、しばらくしてからロッカーに行きました。
 私が自分のロッカーから、ジュースを取り出して飲んでいた時です。
 壁に掛けてある優勝の表彰状と、その時に撮影された記念写真が目に入りました。
 そして、私は気付いたのです。
 あの先輩が、その写真に写っている事を・・・。
 「確かこの先輩、柔道部の練習中、事故で死んだんじゃ」
 「その事故が起きてから、柔道部がどんどん弱くなったって聞いてるけど」
 私はもう一度、あの先輩に会いたいと思い続けていましたが、未だに会う事が出来ずにいます。
269ケ・エイモ・スパクダ:02/06/03 22:36
>>264
 亀レスで、申し訳ありません。

>相変わらずいい話を引っ張ってくるな。
 有難うございます。

 私も大きな夢を、持つ事が出来ないでいます。
 小さい頃は、かなり馬鹿げた夢を持っていたのですが・・・。
 でも、小さな夢は沢山ありますね。
 例えば、ちょっとした疑問を解消するのが私の夢だったりします。
 「鳥は寝ている時に、夢を見るんだろうか?」
 「スプーンの凹んでいる所に顔を映すと、何で逆さまなんだ?」
 etc
 夢と言うより、単なる願望ですね・・・。
 私も、やりたい事とか知りたい事で頭がいっぱいなので、夢なんか持つ事が出来ません。
 だから私も、夢を持っている人を尊敬しますし、「自分も持つ事が出来たらいいな」と思っています。
 貴重なレスを有難うございます。
 色々と考えさせられ、勉強になりました。
270ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/06/04 09:21
ヤバいことがあって明日から海外に逃避することになった。
来週にはレスをつけることができるだろうが・・・
271ケ・エイモ・スパクダ:02/06/04 11:01
>>270
 いつもレスを、有難うございます。
 話を作る励みになるので、本当に感謝しております。
 私も今日は、大きなスクリーンへ行き日本代表を応援するので、書込が遅くなりそうです。
 でも、ゆっくりでもいいから話を書いていきます。
 それから、よかったら戻ってきた時、海外の土産話を聞かせてくれませんか。
 海外には興味があるので。
 それでは、素晴らしい旅行(仕事?)になるよう祈っています。
272あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/06/04 11:37
一神教の起源は、古代エジプトのアクナテン王の宗教改革にあると言われてます。
太陽神以外の神は拝むなって言う。
しかし、王の死後、エジプトの宗教はすぐに多神教に戻った。
結局、民衆の支持はえられなかったわけ。

一説によると、この一神教の残党がユダヤ教の起源だったのでは?
という説も。
273ケ・エイモ・スパクダ:02/06/04 11:41
中国だ。
274ケ・エイモ・スパクダ :02/06/04 11:42
ガルーダ航空は怖いぞ。
うけけけけけ。
275ケ・エイモ・スパクダ ◆OtJW9BFA :02/06/04 12:06
>>271
うむ、ゆっくりよいからな。
あっちでちょっとした会合があるのだが
そこで呪術とその効果についての議題もあると思うから
それについても語ろうと思う。

>>273 ちがう
>>274 びっくりすることを言うな。ガルーダじゃないが似たようなもんだ。

>>272 おまえは呪っておくことにする
276ケ・エイモ・スパクダ:02/06/06 02:46
   マンガ本1

 私は学生時代、古本屋でよくマンガ本を購入する事がありました。
 そのおかげで、私は彼女と出会い、結婚する事が出来たのです。
 あの日も私は、古本屋で買ったマンガ本を読んでいました。
 読んでいたマンガ本の、あるページを開いた時です。
 私はそのページに、シミが付いていることに気付きました。
 シミは赤黒く、まるで血のように見えます。
 私はそれを見て、「何だか気持ち悪いな」と思いました。
 でも、「もう少しで読み終える」と考え、私はそのまま読み続けていたのです。
 すると「ピシッ、ピシッ」と、窓から奇妙な音が聞こえてきました。
 その音につられ私が窓を見ると、何と見知らぬ女性がこちらを覗いているのです。
 私の部屋はアパートの4階にありましたから、窓の外に普通の人が立っていられるはずがありません。
 でも私は、その女性を見て「綺麗な女の人だな」と見とれていました。
 そして、しばらくしてから私は「悪い人じゃなさそうだな」と判断し、彼女に近付き窓を開けてみたのです。
 すると彼女はニッコリと微笑み、お辞儀をしてからこう言いました。
 「その本は借りた物だから、返してくれませんか?」
 どうやら彼女は、私が読んでいるマンガ本を返してもらいたいようです。
 まだ読みかけでしたが、私は彼女にマンガ本を差し出しました。
 でも、彼女は困った顔をするだけで、マンガ本を受け取ろうとしません。
 そして、私が「どうして受け取らないんだろう」と思っていると、彼女はスッと消えていったのです。
 私は呆然としながら、目の前で消えた女性を「あれは幻だったのか?」と考えていました。
 するとその時、彼女の声が聞こえたのです。
 「私、死んじゃったから」と・・・。
 私はどうしていいのか分かりませんでしたが、「それじゃ、この本を買った古本屋に返しておくね」と呟いてみました。
 そして、すぐに古本屋へ向かったのです。
 私が古本屋に入ると、「あっ、あの人です」と店員さんの声がしました。
 声の方を見ると、店員さんの横に、若いOL風の女性が立っています。
277ケ・エイモ・スパクダ:02/06/06 02:47
   マンガ本2

 彼女は窓の外にいた女性に、どことなく似ていました。
 でも、窓の外にいた女性より若く感じますし、全くの別人です。
 私はその女性に歩み寄り、マンガ本を取り出しました。
 すると彼女が「あっ、その本です」と言って、私を見つめるのです。
 それで私は、「実は妙な事がありまして・・・よかったら、喫茶店で話を聞いてくれませんか?」と言いました。
 ところが喫茶店で、私が自分の部屋で見た女性の話をすると、彼女は泣き出し、こう言うのです。
 「その人は、私の姉です」
 「私は姉が死んだ後、母から姉が入院中に読んでいた本を貰いました」
 「でも姉の死を思い出し、辛かったので、あの古本屋に売ったんです」
 「そうしたらさっき、姉が現れ、私にあの古本屋へ来るようにと・・・」
 彼女の話を聞き、私がマンガ本を彼女に手渡そうとした時です。
 マンガ本からヒラヒラと、メモ用紙が落ちてきました。
 彼女はそのメモに目を通してから、私にある事実を伝えたのです。
 「姉は、3年間も入院生活をしていました」
 「私は姉の彼氏から、新しい彼女が出来た事を教えられていたんです」
 「でも私は、口止めされてたのに、姉にそのことを教えてしまいました」
 彼女はそう言って、私にメモを手渡しました。
 私はそのメモを読んだ時、彼女達の悲しみと優しさが理解できたのです。
 「手術も終わったけど、何だか体調が優れません」
 「でも、本気で私の事を心配してくれて、ありがとう」
 「それから、新しい彼女が出来たんでしょ!」
 「おめでとう」
 「本当は、だいぶ前から知ってたけど・・・」
 「私の事は、心配ないから」
 「可愛くて優しそうな彼女だから、私も嬉しいよ」
 「あと、このマンガを貸してくれてありがとう」
 「とっても面白かったよ」
 「でも、ページに血を付けてゴメンね」
 「私も元気になったら、こんな生き方をしてみたいです」

 私は妻を愛する事によって、妻の姉も幸せにしたいと思っています。
278ケ・エイモ・スパクダ:02/06/07 02:40
>>272
 なるほど。
 エジプトの宗教改革は、失敗だったようですね。
 多神教の人達を、一神教にするのは難しいのでしょうか。
 新約聖書の使徒行録でも、使徒パウロがアテネでキリスト教の布教に失敗していますし。
 それにしても多神教だと、色んな神々が出てきても「自分の知らない神が、まだいるのかも」ってなるんでしょうか。
 アテネでは、「知られざる神」が礼拝されていたようです。
 パウロはその「知られざる神」を、キリストと結びつけて布教しようとしたようですね。
 「知られざる神」の怒りは、アテネでかなり恐れられていたようですし、いいアイデアと思ったんでしょうか。
 でも「知られざる神」は神々の中でも地位が低いとされていたので、やっぱり駄目だったんでしょう。
 もちろん、ほかにも失敗の理由があると思いますが。
 そういえば日本の七人御先も、アテネの「知られざる神」に似ていますね。
 七人御先も「祟りが恐ろしい」と聞きますが、「御先」は「神の使い」を意味するようなので地位が低いのかも。

>>275
 >うむ、ゆっくりよいからな。
  心遣いを有難うございます。
  ゆっくりでも頑張って書込をしていきます。

 >そこで呪術とその効果についての議題もあると思うから
 >それについても語ろうと思う。
  楽しみです。
279ケ・エイモ・スパクダ:02/06/08 18:24
   今度は落とさないでね1

 私は母と、仲が良くありません。
 どうしても私は、小さい頃から母を好きになれないのです。
 母が嫌いな理由は、私にもよく分かりません。
 そして私は自分の事を、「なんて嫌な人間なんだろう」と考え、いつも悩んでいました。
 私はその悩みを、友達に打ち明けた事があります。
 すると、その友達は「コックリさんでもして、調べてみよう」と、言いました。
 でも、コックリさんをやり始めると、すぐに10円玉が動き始め「私は神だ」というメッセージを伝えたのです。
 私と友達は、コックリさんに色々な質問をしましたが、「ウソはいけない」というメッセージが返ってくるだけでした。
 だから私はウンザリしてしまい、コックリさんをやめたのです。
 しかし友達は「神様を怒らせてしまったかも」と、妙に怯えていました。
 そんな友達に、私が元気付けようと「気にする事無いよ」と言った時です。
 友達が「気にしろよ」と、大声で叫びました。
 私が驚いて「どうしたの?」と尋ねると、友達は「私は神だ」と言います。
 「妙な霊が、憑いたんだな」
 私は、そんな事を考えながら「あなたが神様なら、どうして私達の質問に、ちゃんと答えてくれないの」と言いました。
 すると友達は、こう言うです。
 「神でも、知らない事には答えられない」
 「だからと言って、嘘を付くわけにもいかない」
 「それなのに、あなた達は嘘でもいいから、何か言えと思っていた」
 私はその言葉を聞いて「何て言い訳なんだ」と思い、腹が立ちました。
 それで私は友達に向かって、「出て行け」と言ったのです。
280ケ・エイモ・スパクダ
   今度は落とさないでね2

 すると友達は、「落とさないで」と言いました。
 だから私は「もしかしたら、変な神様を追い出せるかも」と思い、さらに大きな声で「出て行け」と叫んだのです。
 その途端、何匹かの動物が集まっているような白いものが、友達の体から飛び出しました。
 そして友達は、正気を取り戻したのです。
 その夜、私が寝ていると、枕元で奇妙な気配がしました。
 私がその気配に「コックリさんの時に現れた、妙な神様かな?」と思った、その瞬間です。
 突然に私は、金縛りになりました。
 そして不思議な声が・・・いえ、声と言うより不思議な意思が、私の心に流れ込んできたのです。
 「今度は、落とさないでね」
 「頼りないけど、あなたの守り神になりたい」と・・・。
 私はその時、母が嫌いだった理由を思い出しました。
 現在の母は温厚な性格ですが、私が子供だった頃の母は気性が激しく、ヒステリックなところがあったのです。
 私が母の言うことを聞かない時、母は私の可愛がっていたヒヨコや金魚を殺しました。
 「お前が悪いんだよ」と言って・・・。
 だから私は、「いい子にしなくっちゃ」と思い、いつも「母を喜ばせよう」と考えるようになったのです。
 私は、かつて飼っていたペット達に言いました。
 「ありがとう」
 「痛くて怖い思いをさせたのに・・・」
 すると、私の金縛りが解け、ペット達の気配が消えたのです。
 それ以来、私はペット達の気配を感じたことがありません。
 でも、私は今でも、あのペット達が私の側で、私を見守っていると思うのです。