徳川家康

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97あなたのうしろに名無しさんが・・・
えなり には、
どんな武器を用いても効果がなかった。
そこでいかづちをあやつる者グルカは、
高速の強力なヴィマーナで、飛びながら、えなり に投げつけた。
神々すら恐れを抱き、大きな痛みを感じる武器を、
宇宙のあらゆる力が詰めこまれたただ一本の飛び道具を。
1万個の太陽さながらに光り輝きながら、煙と火の白熱した柱がここぞとばかりに立ち昇った。
それは未知の武器、鉄の稲妻、巨大な死の使者だった。
えなりの住む都市 の全市民が灰と化した。
死体は焼けただれて、もはや見分けもつかなかった。
毛と爪がどんどん抜け落ち、壺はわけもなく割れた。
鳥たちはうろたえて空できりきり舞いし、白く変えられた。
数刻ののち、すべての食物は毒で汚れた。
えなりの友であった 戦士は恐怖にかられ、戦場から逃走した。
ある者はわが子や父親を、友や兄弟を戦車に乗せて、
ある者は鎧を脱ぎ捨てて流れに身を投じ、体や装備を洗った。
破壊が終わると えなりの父 は知らされた、
鉄の稲妻の威力と えなり たちの殺戮を。