死後婚そして

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1あなたのうしろに名無しさんが・・・
山形県や東北地方にある死後婚について考える。
22?:02/04/12 00:59
ナニソレ?
3あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:00
2ゲッツ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━!!!!!
きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ
5あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:00
死後に婚するんだろ
6あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:01
なんかの心霊番組でやってたよね
そんなのあるんですか?
8あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:03
未婚のまま若くして死んだ人のためにやる事だったような
9麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 01:04
>1 名前入れ忘れ。
死んでしまった子供のためにその適齢期の頃結婚式をあげる。
親の気持ちが痛いほどわかる。
10電波姫:02/04/12 01:04

    ∧ ∧___  へぇー・・
   /(*゚−゚) /\
 /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
   | 坊   |/
     ̄ ̄ ̄ ̄
11あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:05
で、ナニを考えればいいんじゃ。
122?:02/04/12 01:06
この辺かどうかしらないけど、東北のとある地方では娘が他家に嫁いだ時、
白木のたんすを作って持っていくんだって。

で、その娘が死んだ時に、そのたんすを棺おけとして再利用するそうな。。
死んでしまった子供の相手はどんなあれですか。
14あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:08
それは死者が安らかに眠るはずの墓場・・・
夜中の3時に墓を掘り起こす男の姿が・・・
その男の名はシゲル・・・38歳にして独身・・もちろん童貞である。

東北地方では未だに火葬をせず土葬をする地域もある為
埋めたての死体はまだ腐敗が進行していない
シゲルは女の死体を掘り出すと・・・薬指にリングをはめた
「今日から二人は夫婦だよ」そして女の体を・・・・

ぎゃーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!
15あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:10
>>14自分のことか?
16あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:10
>14
そりゃ死姦(藁
夢野久作の作品に『死後の恋』ってのはあったがな
18麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 01:12
確かに某TV番組でやってました、知らない人のために・・・。

死んだ我が子にせめて結婚式を挙げてやろうと山形のある寺に昔からある
風習です。その仲人さんも存在します。寺には死後結婚された人たちの
絵が飾られています。
19あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:14
相手も死んだ人?
20あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:15
その場合は死後婚した相手の墓に入るのかな?
21あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:17
遺影でケコーン!みたいなノリだったYo!
延びないね、ここ。
23麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 01:26
江戸時代より最上川沿い(最上地方)に伝わるあの世での結婚式
交通事故、戦争、病気、水子 等の理由で結婚せず亡くなった
子供の為、親や兄弟又は親戚の者が描くむかさり絵馬 (むかさりえま)
というものを奉納する。
最上三十三観音札所の若松観音(若松寺)や高松観音(光明院) など
と立石寺(山寺)奥之院などにもあります。
24あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:29
韓国でもそんな風習あるよ。

死んだもの同士を結婚させて
その後、遺族は親戚関係。
25電波姫:02/04/12 01:30

    ∧ ∧___  フムフム・・
   /(*゚−゚) /\
 /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
   | 坊   |/
     ̄ ̄ ̄ ̄
なんか、氏んだ人の絵とか 書くんデショ? シテル シテル♪
死人に口なし・・
27麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 01:33
>>24
韓国にもあるんですか?

国は変われども親の気持ちはいっしょなんですね。

仏教圏のみでしょうか、調べてみたいと思います。

ありがとうございました。
28あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 01:43
>27
仏教じゃなくて儒教。
親の気持ちというより
儒教ではケコンして子孫を残すことはとても大切なこと。
そういう背景あっての風習でしょう。
あ、韓国の話ね。
30麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 01:54
少しですが調べました。

北海道大学の講義内容資料です。

近現代日本における家族、家族観の移り変わりを、宗教社会学的側面
から明らかにし、その周辺的な領域を民俗現象の中に考える。
・日本の農村社会学における、家・同族論、先祖祭祀等の問題を理解し、
現代の家族社会学的知見を利用しながら、家族観、死者の供養、霊魂の
行方などの文化価値的問題の趨勢を把握する。


1 家族史における地域的差異の問題  
2 村落社会の地域的偏差の問題  
3 家と先祖祭祀に関わる問題  
4 冥界結婚に見られる家族の形 1)青森 花嫁人形奉納
5 冥界結婚に見られる家族の形 2)山形 ムカサリ絵馬奉納
6 冥界結婚に見られる家族の形 3)沖縄 グソーヌーニービチ
7 冥界結婚に見られる家族の形 4)東アジアの冥界結婚
8 先祖祭祀の今日的問題 1)先祖祭祀の変動 都市圏
9 先祖祭祀の今日的問題 2)トートーメー位牌祭祀の問題 沖縄

東アジアにもあることがわかります。

>28 儒教ですね確認です。
31爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 01:58
それは死んだ人同士なのですか?
それとも生きてる人と死んだ人なのですか?
32麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:05
死者の婚礼相手は架空の人物です。
33爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 02:12
架空の人物なのですか

昔読んだ小説の中に同い年ぐらいの未婚の死んだもの同士を
結婚させて絵馬を奉納するっていうものがありました
それとさっき少し調べたのですが、東アジアだけでなくアフリカからも
報告があるとのことです
34麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:18
戦後まもなくは先の韓国の事例のように本当に適齢期
同士を結びつけたという事もあったようですが今では
ほとんど無いようです。
35電波姫 ◆b2rVr8CI :02/04/12 02:20
架空の相手は 絵で書くソウデスYO 専門の絵描きがいるソーデス(ヒィ 怖っ
36爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 02:22
今調べたところ沖縄でもそういう風習があるようです
沖縄、東北、東アジア、アフリカ
などと報告のある地域を考えることによって
人類学的考察を加えるのもおもしろいと思いました
37爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 02:24
MSNの記事ですが、年末に放送された死後結婚についてのものを
見つけました
http://journal.msn.co.jp/articles/nartist2.asp?w=105311
38麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:29
>>36 沖縄ではグソーヌーニービチといいます。
   絵師は現在山形ではお一人です、女性の方で死後婚の仲人でもあります。
39あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 02:31
グソーってあの世のことだっけ?
40麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:33
>>37
田口ランディさんですね、ゆっくり読んでみます。
ありがとうございました。
41爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 02:37
民俗学的に見ると、精霊信仰の一環から発生しているのではないでしょうか
仏教や儒教というよりも、もっと原始的な先祖や家族を祭るところだと思ったのですが
42麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:39
>>39
明日(今日)沖縄料理の店で食事でもして聞いてみます。
友人に沖縄の人がいないので。

検索では出ませんでした。
43麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 02:45
>>41
確かに精霊信仰として考えていいと思います。

ただ、ムカサリ絵馬に関してはどうも明治後期からの風習
といわれていますのでもう少し知べてみます。
44爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 02:53
過去ログ紹介しておきます
http://curry.2ch.net/occult/kako/1009/10098/1009818902.html

このスレを読むといろいろ書いてあるのですが、ムカサリは正確には「ムガサリ」だそうです
今日はもう寝ますが、ムガサリで検索すると結構ヒットするみたいですね
45あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 03:04
>>44
過去ログ確認です、今までに2スレたっていたのは知っていましたが
みな途中になったようで、改めて立ち上げました。

青森ではムガサリ、ネプタとネブタみたいなもんでしょうか。

また宜しくお願いいたします。
46爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/12 07:59
おはようございます。少し興味あるページを見つけたのでリンクを貼っておきます

山形県若松寺
http://www.pure21.com/bunyusya/wakamatsu/wakamatsu5.htm

宗教観的な考察をしているページ(社会学ですね)
http://members.tripod.com/~milocafe/bone.htm
ここの6.日本的家族制度の象徴としての他界結婚というところに
興味深いことが書いてありました

47あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 13:18
こんなところにも

#山形県村山盆地のムカサリ絵馬
ttp://www.sankei.co.jp/databox/paper/9706/html/0625side62.html
#青森県南部町恵光院(けんこういん)花嫁人形と奉納絵馬(ムカサリ)
ttp://www4.gateway.ne.jp/~helios/sukima/12_touhoku00_01/05keikou.htm
#天童市若松寺のムサカリ絵馬
ttp://www.yomiuri.co.jp/tabi/japan/articles/19971225sc11.htm

でもTVでみた絵馬はその色使いからでしょうか、何か妖気みたいなものものを
感じました、私だけでしょうか?
48あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 18:02
あげ
49あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 20:25
藤子不二雄の漫画にあったような。
山寺の話。
50あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 20:55
田口ランディさんの話

「死後結婚」というのが、妙なリアリティをもって私にインパクトを与えるのはなぜだろう。
たぶんあの「絵馬」のせいだ。
描かれている花嫁と花婿の姿。あれだ。婚礼衣装というのは、なにかこう私に特別な訴えかけ
をしてくるのだ。
婚礼衣装に「死」と近いものを感じるのは私だけだろうか。少なくとも、私は婚礼衣装に
「生」のイメージよりも「死」のイメージを強くもっていることに、「死後結婚」の「絵馬」
を見て初めて気がついてしまった。
私が女だからだろうか。嫁ぐ……という行為は、他界へ行くことと近いような気がする。
現代は違うかもしれないけれど、昔はそうであったような気がする。女は、娘から女になると、
白装束を着せられて「他界」へと嫁ぐのだ。
51電波姫 ◆b2rVr8CI :02/04/12 20:57
死後age
52あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 20:58
さらに続く。

架空の絵に描いたお嫁さんと、あの世で結婚をする。
常識的に考えてみたら、こんなナンセンスな事はないし、それは
「親の自己満足」と言ってしまえばそれまでかもしれない。
でも、この近代教育を受けた、宗教なんて信じられない私が、
この番組を観ていてふと思ったことは「死んだ兄にもこれをして
あげたいな」ということだったのだ。
これには自分でもびっくりした。まさか自分がそんなことを考える、
そこまでオカルトがかった女だとはさすがに思っていなかったのだが、
正直なところ、この思いがふと、頭をよぎってしまったのだ。
どういうわけか、私は、この「伝説の絵師」なる女性が描いた
「絵馬」の中で、婿になっている婚礼姿の兄を見てみたいと思ったの
である。

彼が結婚を望んでいたかどうかはともかくとして……だ。
53麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/12 21:10
昨日のラストから50.52までトリップつけ忘れ。
電波姫さまこんばんわ、
沖縄料理にいってきました。酒はのめないので
ながいはできませんでしたが、グソーについて
聞いてきましたが、沖縄は南方系の習慣との事でした。
詳しくは後にUPします。
54あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/12 23:05
揚げ
55麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/13 01:51
○○寺さまご連絡ありがとうございす。
時間がございましたら書き込みをお願いいたします。
56電波姫 ◆b2rVr8CI :02/04/13 01:57
このスレは好きなのでageトコ・・
また 叩かれるような気がするけど・・

ひぃ・・もう 寝ます!
寝ますってばぁーーー! ワショイ!
57あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 11:19
僕には、弟がいます。昭和45年に生まれすぐ、なくなりました。
しかし、今、生存していれば、31歳です。恋愛もしてたでしょうし、
職業にもついて、友達もいた事と思います。30数年経った、今、
まだ見ぬ弟に、どうしても結婚式をあげてやりたいのです。
東北の方で、絵馬師の方がいると、TVでみたのですが、この他界結婚式の
手順方法がわかりません。山形や福島、岩手といった東北に在住の方、
ぜひ、詳しいことを教えていただけませんか?よろしくお願いします。

58麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/13 11:50
前スレをたてたかたでしょうか?

当方も職業柄何度か(もちろん年末のTV放映後ですが)相談を受けました。

直接の問い合わせも可能かと思います。

山形県若松寺
http://www.pure21.com/bunyusya/wakamatsu/wakamatsu5.htm

59あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 13:32
絵馬のキャプだれかうpしていただけませんか?
60麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/13 14:02
>>59
58の若松寺のHPに画像があります、少し小さめですが雰囲気
はわかります。
61あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 17:07
宮城県の事例です。

宮城県牡鹿郡女川町に住む48歳のその女性は、中学一年になる息子を亡くし、その十三
回忌の法要の際に、花嫁人形を供えて「霊界結婚式」を行ったとされる(河北新報1996.5.16)

生きておれば25歳になっている息子の「結婚式」に、小学校からの友人も遠くから駆け付けたという。
「この「白むく姿の花嫁人形はすごい美人さん」で、娘は「お兄ちゃんにはもったいない」と言って、
みんなを笑わせたという。しばらく仏壇に息子の写真と花嫁人形を並べて供えてから、川倉地蔵堂に
納めに行った。「お寺で息子の名前のほか、お嫁さんの名前まで聞かれ、びっくりし、慌ててしまい
ました。急いで考えたのが、私が昭和の昭子だから、平成の成子です。
不思議なもので名前をつけた途端、情がわいてきて「成子さん、息子を頼みます。これからは二人で
仲良く暮らしてください」と思わず言ってしまいました。母の手から、成子さんの手へ息子を渡した
ようです。「私の勤めは終わった」と吹っ切れて、涙が止まりませんでした。
「ねぇ−、嘉一、これからは一人じゃない。成子さんと二人だもの、寂しさやつらさも二人で分け合
って、あの世とやらで仲良くしてね。お母さんも生きている限り、お父さんと仲良く頑張ります」と、
母親は記している」
62あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 17:07
>>1
「そして」の使い方が間違ってないか?
63麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/13 17:16
>>62

それ以降思いつかなくて、まあいいか?とそのまんまで。

ごめん。
64あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 18:35
☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  Λ_Λ    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) < 次、マダー?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        | .佐賀みかん.  |/
65あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 18:44
最近のTVで取り上げられた時に言っていたけど、
実在の生きている人を絵馬に描いてしまったら、
連れて逝かれちゃった…て言ってました。
じゃ、私ももし死んだら、生前好きだった人を描いてもらって、
連れて逝っちゃおう!なんて事が出来るって事?
こわ〜…芸能人なんて、どーすりゃいいんだよ…。。。
66爆弾博士 ◆BOMBDrUY :02/04/13 19:05
>>46
で紹介したページに書かれていたことなのですが
死後結婚を行う理由の中に、若くして死んでしまった人が
現世に生きている人に災いをもたらさないように、との意味も
こめられているというのがありました
>>65さんの話のようなこともあるので、実在しない人を相手に
するのでしょうね

あと宗教観的に見て、このような習慣というのはキリスト教文化圏以外の
精霊信仰の残っている地域に共通するものではないかと思いました
若松寺のページでは、絵馬を収める風習が江戸時代から続くと書かれていましたが
日本の場合は、このような死後結婚という習慣自体は古くからあった巫女さんを
中心とした精霊信仰として行われてきたものだと思います
それが、江戸時代以降に神道や仏教と融合する中で、絵馬や人形を納める風習が
出来てきたのではないでしょうか
67あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 19:05
知り合いの寺の住職が言っていましたが、実際に付き合っていた、彼女
が死んだ彼のために、自分の写真を普通の絵馬に貼って奉納したのだが
数年後他の人と結婚するのだが、結婚が決まったと時から毎日のように
死んだ彼が夢に現われると相談に来たという。

住職は3日がかりで絵馬を探し出し、写真をはがし、架空の戒名の女性を
書き込んだところ、その日からその女性の夢のの中には現らわれなかった。

もちろん、女性はその後平穏な暮らしをしているが、その写真がもし
見つからなかったらと、・・その住職は言っていた。
68あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 19:16
>>49
藤子・F先生の「山寺グラフィティ」ってSF短編ですね。
あれは絵馬じゃなくてこけしですが、死後婚ってのは共通です。
切なくも浪漫溢れる佳作。
69麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/13 21:53
>>66 文章をコピペしておきました。

ムサカリ絵馬の奉納には1.未婚の死者への供養、2.未婚の未成仏霊の災い除去、
という二つの意味が含まれている。 
 「ムカサリ絵馬の多くは若くして亡くなった息子や娘を悼み、早く成仏してほし
いと願う親たちの心による。さらに、家庭内に災いがおこった際、また息子や娘が
縁遠い場合、この地方でオナカマと呼ばれる巫女のもとを訪ねて拝んでもらうと、
未婚のまま死んだ者が原因になっているといわれ、絵馬の奉納を勧められることも
多い。
オナカマの口を借りて、死去した兄や姉の霊が結婚をしないままなので、自分のた
めに結婚式をあげて欲しいと語るのである。未婚のまま死んだため、災いをおこし
たり、兄弟・姉妹の結婚を妬んで妨げたりするとみなされるのである。結婚は人生
の節目であり、所帯を構え、さらには子孫を残すことによって、一人前の大人とみ
なされる。未婚のままの死者は一人前とはなれずに、成仏することなく、冥界をさ
まよい、身内の者に災いをおよぼしかねないとおもわれたのである。

>>68 漫画にもなっているんですね、今度読んでみます。
70あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/13 23:58
青森の恐山近くにも同じような事をするお寺があります。
遠野のおしらさまも同じ様なものでしょうか?
71麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 00:12
>>70
青森にもあるんですね。
おしらさまは少々違います文献によりますと下記のようになります。
オシラサマは、おもに旧家に祭られている屋内の神です。
約30cmほどのご神体には、頭を布で包んだ包頭型と頭を布から出した
貫頭型とがあり、貫頭型の頭部には男神と女神あるいは馬と娘などの
彫刻が施されています。芯木となっている棒の材質の多くは桑の木で
すが、なかには杉や竹のものもあります。呼び名は祭っている家に
よってさまざまで、オシラサマ、オコナイサマ、オクナイサマ、
オシラボトケ、カノキジゾウなどと呼ばれています。
一般的には、養蚕神とされていますが、家によっては目の神様とか
家神様として拝んでおり、守り神とかお知らせする神、たたりのある神
ともいわれています。四つ足などを食すると直ちに罰せられると伝えら
れ、いまだにそれを堅く守っている家もあります。
72あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 00:36
死後婚という風習がある事を知りませんでした。
このスレ、まさにオカ板向けですね。

>58
画像みました。なんか怖いような悲しいような複雑な気持ちです。

>65
そういう、ドラマか映画が前にあったような?
 ある女の人が、神社で自分と知らない男の人が一緒になった絵を見つけ
その後恐ろしい事が起こるというような。。。
73麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 00:44
>>72
自分も絵馬の色使い(色彩)に何故は霊的なものを感じました。
これは皆さん例外なくそういわれます。

自分では霊感らしきものを感じたことは今までに記憶が無かった
のですがこの絵だけは別でした。

親御さんの気持ちを考えると切なくなります、でもこのように
死後婚を祝い、一つの区切りとして気持ちの整理が出来るのかと
思います。
74 ◆dieOrB3s :02/04/14 01:08
「実在しない」と思って死後婚をさせたらその相手は実は存在した
って話なかったっけ?妄想?
75麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 01:10
>>74

どうでしょうか?でもそれって怖いですよね、相手は
どうなったんでしょうか。
76 ◆dieOrB3s :02/04/14 01:20
>75
わかりません。(w
妄想の可能性大

このスレの人誰かが小説書いてみるとか…
7772:02/04/14 03:58
ネタを持っていないんで、このスレを見てちょっと思い出してしま
った夢の話をカキコします。

 以前、川原でキャンプを張っていて流されて亡くなられた方達が
いましたよね。 その中に、結婚を控えたカップルがいたのですが、
ワイドショーでその遺族の方達が一緒に二人のお葬式をやっていたの
を見たのです。 その時の印象が何か残っていて、夢に出た様です。
 その夢というのが、カップルのお葬式なんだけど、二人とも結婚
式の衣装で水の入った棺桶の中に花と一緒に入れられてるんです。
花嫁の方は首と胴体が離れていて、でも安らかな顔をしていて。。。
 その後、棺桶に火がつけられ、水が青い炎を出してちろちろ燃える
というところで目が覚めました。
78あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 06:56
あと味の悪い事故でしたよね、子供もいたし。
79あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 07:18
>78

うむ、助けを求める姿がTVで映ってただけにねぇ。。。
80あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 10:15

私たちの死生観は平安時代に中国から入ってきた浄土教の影響により、他界のイメージはとして、
お寺などで目にした閻魔大王や地獄絵巻などによって庶民の意識に根付いていた。
現代人においてもそれに近いものがあると思う。
しかし、全ての人が、死後の世界や生まれ変わりを信じている訳では無く、死に対する漠然とした
不安感や恐怖感、身近な人との死別の悲しみを取り除くための解釈枠組を作り出しているのではな
いでしょうか。 そうした死生観を創り出すことによって、われわれは死に対する不安感や
恐怖感が軽減され、他人の死を受け入れ、死別の悲しみを和らげることができる。
そこには、「死」=恐怖、苦痛といったイメージを別の意味に変換する必要があったのではないで
しょうか。
81あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 12:55
死合コンは?
82麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 12:55
NON
83あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 13:09
これに関しては怖いというより、もの悲しさが伝わってくるよ。
映画「死国」もそういうイメージだった。
84あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 13:53
年末にテレビで見たよ。
ある意味、癒しの行為だと思った。
親より先に子供が亡くなるのは、とても辛い事だから、
気持ちに区切りを付けられる・・・というか。
怖いというより、哀しかったな。
85麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 19:29
仕事の関係からご紹介したことがあります、山形や青森には遠くていけません
でしたが近隣のお寺でも相談に乗ってくれました。

まさに癒しの行為なんだと思いました。
86あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 19:35
いつ頃の時代からある風習なのでしょうか?
87麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 19:46
江戸末期と言い伝えはあるようですがやはり明治中期よりの記録があります
のでその頃からかと思います、また、日露戦争に於ける戦死者にたいして多
くの遺族がとり行ったようです。
88あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 19:53
>87
 つまり、今のように絵を飾ったりするようになったのが明治中期頃からと
いうことでしょうか。
89麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 20:05
>>88

そのようです、絵馬に直接描いたものが最初は多く写真風に絵にしたものが
後に明治以降、大正、昭和と続きます。先出の若松寺の写真のものは戦後
(第2次世界大戦)のものが多いようです。
90あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 20:18
>89
情報ありがとうございます。

 この風習が行われる時、故人どうしは生前知り合いでないとか、一方は
架空の人物という場合が多いのでしょうか?
91麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 20:32
>>90
ほぼ例外なく架空の人物です、また女性より死んだ長男に対してとり取り行わ
れる方が多いようです、民間信仰の中にその家族の本来の跡取に嫁をとり残さ
れた家族に平穏を与える(災いがないようにと)と考えているのです。

例外として婚約者(先出の水の事故)同士の場合に2人の絵馬を奉納したと
記録があるようです。

お隣韓国では双方とも実在された両人を死後、引き合わせてその家族も親戚として
付き合う風習があるとこのスレの最初の方に出てきます。
92あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 20:36
自問自答…
93あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 20:49
麻布 ◆1F42ZK8kさんってすっごい詳しいんですね〜
学者さんかなにかですか???
94あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 21:00
>91
>家族に平穏を与える(災いがないようにと)と考えているのです。
ということは神道系でしょうか?
でも写真はお寺だったですね。
95麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 21:00
いいえ全く違います、ただ知り合いに、お寺の住職がいるのと文献からの
受け売りです、本来は、東北地方で実際にこの行事を行った方がもしでて
きてくれればと思いこのスレを立てました。
タイトルは「死後婚そしてムサカリ絵馬」の予定でしたが失敗しました。

東北には恐山、遠野、出羽三山、等いろいろありますので今後ここをおか
りして伝説、民話、その他を語り合えればと思います。
本日はありがとうございました。

機会がありましたらら宮部みゆき「幻色江戸ごよみ」を是非お読みください。
文庫本 新潮文庫 死後婚ではありませんが癒されます。
96麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 21:07
>>94の問いにコピペです。

ムカサリ絵馬の奉納には1.未婚の死者への供養、2.未婚の未成仏霊の災い除去、
という二つの意味が含まれている。
「ムカサリ絵馬の多くは若くして亡くなった息子や娘を悼み、早く成仏してほしいと
願う親たちの心による。さらに、家庭内に災いがおこった際、また息子や娘が縁遠い
場合、この地方でオナカマと呼ばれる巫女のもとを訪ねて拝んでもらうと、未婚のま
ま死んだ者が原因になっているといわれ、絵馬の奉納を勧められることも多い。
 オナカマの口を借りて、死去した兄や姉の霊が結婚をしないままなので、自分のため
に結婚式をあげて欲しいと語るのである。未婚のまま死んだため、災いをおこしたり、
兄弟・姉妹の結婚を妬んで妨げたりするとみなされるのである。
結婚は人生の節目であり、所帯を構え、さらには子孫を残すことによって、一人前の
大人とみなされる。未婚のままの死者は一人前とはなれずに、成仏することなく、冥界
をさまよい、身内の者に災いをおよぼしかねないのである。
97麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 21:09
文中で出てくるオナカマ(口寄せ、イタコ)を
僧侶がとり行います。
98あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/14 21:36
>95,96,97
なるほど。
イタコまでやるんですか。。。

情報ありがとうございました。
99麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/14 21:43
>>98
イタコになるわけでは在りません、通常の説法です。

また、機会がありましたら宜しくお願いいたします。

100開帳 ◆lAMMsI0I :02/04/15 00:05
年末、「猪木祭り」の前座としてフジテレビで放送していた心霊スペシャルでみてました。
絵馬一筋に50年(?)のおばちゃんが淡々と語るさまが物悲しかった覚えがあります。
結婚相手は必ず架空の相手。
実在の人物の名前を書けば、その相手は連れて逝かれるので絶対タブーであると・・・
途中参加につき既出な話題でスマソ。
ウチのどこかにビデオがあるハズなので探してみます。
赤ん坊であれ、死んでからでも結婚させてあげたいという思想は切ないですね。
101麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/15 00:10
>>100
「切ないな」と思う感性は本当に大事です、推理のスレでも言っておられましたが
そういう怪鳥好きです。(ちと気味悪いか?)
102開帳 ◆lAMMsI0I :02/04/15 00:36
いろいろ検索してみました。
東北の信仰や思想についての本
http://www.tuad.ac.jp/tobunken/bunkanohiroba1.htm
某ホームページより
山形県宝珠立山石寺のレポートより

比叡山延暦寺の別院として860年に開山された。
開祖は慈覚大師円仁、天台宗の古刹として、また東北地方を代表する霊場としても有名だ。
厳しい岩肌に幾つもの小さな穴があいているのは、ここが山岳修験場であったことの証。
根本中堂を拝観し、山門、姥堂、四寸道、せみ塚、弥陀堂を経て仁王門、性相院、金乗院、中性院の前を通り金灯篭横の階段を上ると奥之院と大仏殿が並んでいる。
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/7901/sub2-a.3-3B.html
ここにもムサカリ絵馬が祀られてます。

ちょっと興味があるんで調べてみます。
103麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/15 00:38
>>102
ありがとうございます。
いま F1 F1 
104あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 14:23
age.
でも自分にとって死後婚とは特に悲壮感は感じられません。
確かに普通じゃないですが、穏やかでごく当然の行為かと思います。
105麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/15 14:32
>>104

そうですね、自分も悲壮感という観点では見ませんでした。
何か心温まるものを感じました。

ただ、ムサカリ絵馬の実際に見たときはとても不思議な感覚
(怖さも含む)、もちろんこの風習は独自のものですが、
お子さんをなくされた親御さんは心のなかで子供たちに結婚式
をあげられている方も多いのではないでしょうか?
106あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 22:39

既出ならすみませんが・・・

数年前、休日の昼に民放で「幽婚」
というタイトルのドラマやってました。
主演は役所広司。ヒロインは確か、富司純子の娘。

東京で美容師をやっていたヒロインが
急死する場面からスタート。
彼女の生まれた村に代々伝わる掟では、婚約中の男女の
どちらかが死んだ場合、葬式の後で生き残った方が
その死者と結婚式をあげ、
一晩一緒の部屋にいなければならない。

しかし、彼女の婚約者だった男は
その「幽婚」を嫌いトンズラ。
そこで村の長老たちは急遽、彼を村まで送ってきた
万年独身タクシー運転手(役所)に強引に頼み込み、
死んだ娘の婿となって一緒に過ごしてもらう。

最初のうちは生きた心地がしなかった役所だが、
夜がふけて出てきた娘の幽霊の愛嬌と色気に
次第に引きこまれていく。
朝、娘の遺体に自分から添い寝している役所を見て
喜び感謝する村人たち。

数年後、縁遠かった役所の元にもやっと花嫁が。
そしてその顔は、あのときの娘にそっくり・・・
めでたしめでたし。

というような内容でした。
(覚え違いあったらスマソ)

最初はホラーかと思ったけど、
なんだかじーんとくるいいドラマでした。
107麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/15 22:56
>>106
情報ありがとうございます、自分は見る機会はありませんでした。
少々怖い感じがしますが、一番最後の言葉に救われました。
108あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 23:28
>>107

いえいえ&ちょっと補足です。

ドラマでは、役所と幽霊娘が相思相愛になったので、
最後に娘が現世に生まれ変わってきて本当に結婚できた、
という雰囲気でした。
演出もけっこうコミカルでしたよ。
ブラックなところもありましたが(^^;
109あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 23:33
こんばんわ。

このような風習はアジア以外の国ではあるのでしょうか。
自分は聞いたことがありません。
110あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 23:33
このスレの趣旨とはちょっと違うけど
昔、山口百恵の映画で死んだ百恵と生きてる友和が結婚する話があったな。
テレビで見たとき子供だった俺は顔色悪い百恵が気持ち悪くて
全部見てないけど。
111麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/15 23:43
>>109
自分も聞いたことはありません、宗教感の違いがあると思いますが
少し知れべて見ます。
>>110
趣旨が違うなんてとんでもありません、情報ありがとうございます。
112あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/15 23:57
>108
わたしそのドラマ観たよ〜 なんかほのぼのじーんって感じだったよね。
タイトルは怖そうだったけど。

ちょっとスレ違いだけどオカ板風味のお話をひとつ。
私の母方の祖母は祖父と結婚する前に婚約者がいたんだけど、婚礼の
前日に婚約者が亡くなってしまったんだって。で、婚約者のお母さんに
懇願されてお通夜の時、婚約者の遺体に数時間添い寝して契りを交わしたことに
したとか。
祖母は「お通夜が初夜だった」と冗談言ってたけど、その地域では若い男が
未婚のまま(女を知らないうちに)死ぬと家によくないことが起こるって言われてたから
そんなことしたらしいよ。

でも祖母の添い寝も供養にならなかったのかも。
祖母は9人の子供を産んでそのうち5人が男だったんだけど、4人は不慮の事故や
自殺で亡くなっちゃったんだけど、一人だけ残った男は亡くなった婚約者の名前と
同じ漢字が入っていたそうだよ。
113麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/16 00:06
>>112

差し支えなければ、おばあさまがどちらの方かお教えください(たとえば北海道とか)
最後の4行はなんか因縁みたいなものを感じます。
114あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/16 00:07
>111

 そう言えば、映画「ペットセメタリー」は死者を蘇らせる話でしたね。
 冥界で結婚させるというよりは死者そのものを復活させるという考えの
方が強いのかな。
115麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/16 00:32
>>114
欧米の小説、映画などでは死者が花嫁を霊界に連れ去るとか完璧に
死者(悪者)として描かれてます。

アメリカの「ゴーストニューヨークの幻」もやはり背景が違いますね。
イザナミも悪者かな
117あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/16 00:54
>115

アフリカとか南米あたりはどうなんでしょうか。
ヴードゥーとか呪術的なものがありそうですが。
118麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/16 01:05
エマヌエル・スヴェーデンボルイという作家(発明家)の著書にアフリカ
(エジプト)の話があったと思いますが、ネイティブ・アフリカンのこと
と思われますのそちらには全く無知ですので不明といわざるをえません。

これも宿題にさせてください、インカ文明等で文献をあたって見ます。
119あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/04/16 01:26
>118

宿題でなんて申し訳ないです。
今日は遅いのでもう寝ますが、こっちも出来る限り探してみます。
マターリいきましょう。
120あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/16 13:21
>113
えと、112です。
祖母は役所広司と同郷です。
96歳で今年亡くなりました。
121麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/16 20:29
>>119
アフリカ(多数の国々)における死後の概念は大地に帰る、または森の精霊
となると考えるのが一般的で、死後に日本のような黄泉の国に行くという
思想はないようです、またインカ、アステカ、シカンに代表される南米でも
王の死に際し、生贄として女性を捧げるといった習慣があった事が判明して
おります、これは、死後の世界で王が困らぬようにとの配慮であり死後恋愛
とはかけ離れています。ここでは死後の世界という概念があることがわかり
ますが、やはり死者は一般レベルにおいては土に帰るのみ考えているようで
す。

>>120 役所広司さんの生まれはどこかは知りません(w
    でも問題ありません、ありがとうございました。
122麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/17 00:28
死生観として考えるときこんな本はいかがでしょうか?

http://shopping.yahoo.co.jp/shop?d=ja&id=bbb0b1bab8f7c0a4

三浦綾子さんのご主人の本です(宣伝ではありませんので、時間でも
ありましたら立ち読みしてみてください。)
Q 牡丹灯篭は同じような話でしょうか?
124麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/17 18:36
元は中国の古典です、元々、明代の怪談を集めた「剪燈新話」の中の1編「牡丹燈記」で、16世紀初めに日本に伝来しました。
それを読んだ、近江六角氏の家臣・中村豊前守の子息中村某が、その中から3編を選んで訳して「奇異雑談集」を作りました。
これが日本でのこの物語の初出で、「女人死後男を棺の内へ引込み殺す事」という題名でした。現在のものとは登場人物や
設定も微妙に違っています。

中国版『牡丹燈記』

正月十五日・上元の日。家々が門に灯籠を掛けるので、男女がその明かりを頼りに遅くまで出歩く習慣があった。その日妻に
先立たれて一人で暮らしていた喬生という男が下女に牡丹燈を持たせた17〜18歳の娘・麗卿と出会う。
二人は恋仲になり、喬生の家で何度も逢瀬を重ねるが、ある日隣家の翁がのぞいてみると、喬生がきれいな服を着た髑髏と
対座していた。驚いた翁は翌日そのことを喬生に告げる。そんな馬鹿なと答えた喬生ではあったが、念のため、麗卿が住んで
いるという湖西を訪ねると、なかなかそれらしき家が見つからず、ふと入った湖心寺の西廊の突き当たりに棺があるのを見つ
ける。そこには「奉化符州判の女麗卿の柩」と書かれていた。

自分が会っていたのが亡霊であったことを知った喬生は護符をもらって門と部屋にかけておいた。すると女の来訪はなくなった。
が、1月ほどして油断して酒を飲み酔って湖心寺の門前を通り過ぎようとした時、そこに突然下女が現れて彼を中に導き、
麗卿の柩の中に入れてしまった。

その後、雲陰の昼や月黒の宵に牡丹灯籠を持つ下女に導かれた麗卿と喬生の姿を見たものがあったが、みな病に倒れたという。


三遊亭円朝版・牡丹燈籠(これがもっともポピュラーな話)

娘の名前はお露、男の名前は萩原新三郎に変更されています。そしてこの円朝版では、二人は女が生きている内に出会う設定に
なっています。

本所柳島の別荘に出養生している旗本の娘・お露のところへ出入りの医者山本志丈が浪人萩原新三郎を連れてくる。
お露は新三郎に一目惚れし、帰り際には手をにぎりあったりした。しかしこの恋のことで新三郎がくよくよしている間にお露は恋
患いで亡くなり、女中のおよねも引き続いて死んでしまった。
志丈からそのことを聞かされた新三郎は済まないことをしたと嘆き、お露の俗名を書いて仏檀に供え、毎日念仏をあげていた。

やがて、盆の十三日。カラン・コロンと駒下駄の音がする。見ると牡丹燈籠を下げた
およねと振り袖を着たお露であった。「おや、およねさん、どうして」「あら新さん、あなたはお亡くなりになったと聞いたのに」
「そんな、そちらこそお亡くなりになったと聞いたのに」「いやですよ。そんな縁起の悪いことを」

こうして、お露とおよねは新三郎のもとを訪れ、逢瀬を重ねるようになった。

ある夜、たまたま隣に住む伴蔵がのぞくと、なんと新三郎が振り袖を着た骸骨と抱き合っていた。驚いた伴蔵は翌日そのことを
新三郎に告げ、人相見の白翁堂に連れていく。新三郎は白翁堂の勧めでお露とおよねの墓のある新幡随院の和尚に相談。
和尚からお守りの海音如来を貸してもらい、もらったお札を部屋に貼って女の霊の来訪を防いだ。

その夜またカランコロンと駒下駄の音がして、およねを伴ったお露がやってきた。しかし札とお守りのため、中に入ることがで
きない。お露は悲しんで、なぜこんなことするんです?と言って嘆く。しかし新三郎はそれに耐えて震えていた。
愛しい新三郎に会いたいのに会えない。困ったお露は隣の伴蔵を買収することにする。お露は彼に百両やって、お札をはがさせ、
海音如来を盗みだしてくれるよう頼むのである。

相手が幽霊とはいえ、百両ももらうと欲に目がくらんでしまう。伴蔵は女房のおみねにもそそのかされて、お露の希望通り、
お札をはがして海音如来を盗み出した。そのため、新三郎はお露の幽霊に取り殺されてしまう。

冥界からのお迎えとの事でに似てなくもありませんが、日本人の死生観を考えるには良いテキストと思われます。
125あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/17 22:33
age
126あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/18 23:07
いますか。
127麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/19 01:00


どちら様か、岩手・遠野の情報をお持ちの方はいらっしゃいませんでしょうか?
128麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/19 23:13
インド・ヒンズー教「輪廻転生」死者の魂は新しい肉体に宿る
これでは死後の世界は存在できないと、NHKを今見ながら実感。
129あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/20 08:35
スイスカククカス
130あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/21 08:20
http://www2.ocn.ne.jp/~tmkenkyu/toppage/omotegamenn/top.htm

遠野のサイトです、参考になりますでしょうか。
131麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/21 14:01
>>130

情報ありがとうございます。

132:02/04/21 14:45
>>110

「絶唱」だね。
悲しい映画(小説)。
 
>幽霊婚
昔、花嫁が幽霊と一緒に結婚式を挙げてる写真が
ムーに載っていたこと覚えてる?

ヨーロッパには恋人と死に別れたらその幽霊と結婚式を挙げる風習が
残っている地域があるそうな。ケルトの風習かなんか残ってる田舎なのかな?
134あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/21 19:04
>>133

ハンガリーさらにブルガリアなどに幽霊婚らしきものの記録があるようです。
黒海周辺に残っているのは回教とロシア正教さらにキリスト教などの合流点
である事もその理由かもしれません。
133より
>134
ハンガリー、ブルガリア・・・東欧のあたりですか。
ときには生前関係なかった故人と結び合わされる例もあるみたい。

>黒海周辺に残っているのは回教とロシア正教さらにキリスト教などの合流点
>である事もその理由かもしれません。

面白い!日本人のルーツっていろいろ説があるらしいけど、
というかいろんなのが混じってるらしいけど、その一つは黒海周辺で最初に
騎馬民族として起こったスキタイ族に関係があるとか。
そういえば日本書紀や古事記を読むと神功皇后は応神天皇の母で
仲哀天皇の妻だったことになっているが、これは死後婚の痕跡を消すために
生前に繰り上げて結婚したと思えば本当は仲哀天皇の種で生まれた皇子じゃ
なかったとしても不思議ではないと、こんな解釈も成り立ちます。

神話の解釈はスレ違いなのでこのくらいにしておきます。
スマソ
136麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/22 23:11
>>135
ありがとうございました、勉強になりました。
137麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/23 23:52
保全
138135:02/04/25 18:03
>アマゾン女人族が、カッパドキア、サモトラケ、レスボスを占領して、
>スミルナ、エペソス、キュメ、ミュリネ、パポスといった都市を建設した、と
>ギリシア神話にある。こうした町はすべて女神崇拝の指導的中心地であった。
>アマゾン女人族は、トロイ戦争では、母権制社会のトロイを支援した。
>アマゾン女人族の女王 ペンテシレイアPenthesileiaはアキレスAchillesの
>刃に倒れた(右図)。アキレスはすぐに女王の屍体を犯した。ホメロスは、
>アキレスがこうした屍姦をやったのは、女王の美しい死体を見て
>アキレスが愛してしまったからだとしている。
>しかし、本当は、そうすることが、女王に復讐心を起こさせない
>まじないとなるからであった。ギリシア人は殺されたアマゾン女人族の
>亡霊を恐れた。それで、ギリシア人はアマゾン女人族を
>「美しき人々」と呼んで、神殿を建て、トロイ戦争後何百年も、
>その霊を慰めるために生贄を捧げた[註13]。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/tiakio/antiGM/amazon.html

某Webページより引用・・・
古代のヨーロッパには処女(あるいは男に従属しないで独身で自立した女性)
に対して何か畏怖のような感情を持っていたのかもしれない。
それがいつしか処女のまま死んだ女性は死後たたるとか、信じられるようになって
死後婚…つまりその起源は女の死霊のたたりを恐れて屍姦したという解釈も
アリかなと。
139あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/25 22:57
トロイ戦争ですか、ヴィーナスのリンゴの件は何か覚えています。
トロイの王子のパリス、そして世界一の美女ヘレネが敵国スパルタ
の王妃だった事戦争が始まったと神話にでていたような覚えがあり
ます。
あと覚えているのはヘレネの姉がミケーネ王妃(アガメムノンの后)
のクリュタイメストラ、姉妹の両親が白鳥に変身したゼウスとレダ。
くらいでしょうか。

ありがとうございました、勉強になりました。

140麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/25 23:25
139はすみません自分です。
141135:02/04/26 15:09
>140
神話に興味がおありのようですね。
白鳥に変身した皇子といえば日本神話の場合はヤマトタケルの物語が
有名でしたね。
日本神話はけっこうギリシャ神話とかぶりますね。
比較すると面白いですわ。スレ違いになるので具体的には言えませんが。

死後婚、冥婚で興味深い例は実在しない配偶者と祝言をあげることにより
夫に先立たれた子供のいない女主人が嫁をもらって後継ぎを産ませて
その子供に家督を継がせたといった例ですね。
日本で実際に過去にそういった風習があった地域があったそうです。
事実上の同性結婚のようでもあり、ある意味代理母制度や人身売買にも
近いかもしれませんね。婿養子ならぬ嫁養女みたいな…

現代医学が発展すれば、死んだ人も遺伝子上は復活できる時代がやってきます。
既に死んだ人間のクローンと結婚する女性も現れるかもしれません。
それこそほんとうの死後婚かもしれませんね。
考えるとちょっと恐いけどあり得ない話しではないと思うよ。
142麻布 ◆1F42ZK8k :02/04/26 18:14
>夫に先立たれた子供のいない女主人が嫁をもらって後継ぎを産ませて
>その子供に家督を継がせたといった例ですね。

この部分の意味ですが女主人が養女をもらい誰かの子供を生ませると
いう意味になりますが養女の主人(男性)はどうなるのかと興味が
在ります、もしよろしければどの地方なのかお教えください。

でしょうか?

143135:02/04/27 17:58
>142
この場合は女主人の亡くなったご主人との間に出来た
早世した子供のようですね。
死んだ子供の齢を数えて…嫁を迎えるって感じですか。
ひょっとすると嫁は子どもの頃からのイイナズケみたいな関係だったのかも。
昔は幼児のときにイイナズケも決める風習もあったし。
144あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/04/29 04:43
age
145元天童市民:02/05/01 10:53
こんにちは。この掲示板を見てレスしたくなりました。
私は山形県天童で生まれて育ちました。お正月に
「むかさり絵馬」を見るまでその存在を知らなかったのですが
同郷の夫は郷土研究部だったのでむかさり絵馬を見たことが
あったそうです。若松観音のところなんですが、
デートで行ったこともあります(笑)。花笠音頭の
「めでためでたの若松様〜よ…」の若松観音です。
小学生の頃、家族で行った時に池にヒキガエルがいて、
たまごがいっぱいありました。動物好きな母は
その卵を持ち帰って育てようとビンに入れたら、
岩の上にいた母ガエルからにらまれてしまい、
断念しました。そのにらむ姿が神々しかったです。
山寺にもむかさり絵馬があったとは知りませんでした。
そちらは観光地で、父がその土地で一時期働いて
いたこともあってよく行きました。とても美しい
所です。私は夫の転勤で岩手県の一関にいた頃、
2ヶ月に1度、天童に里帰りするたび、仙山線を
通り、山寺駅に迎に来てもらっていました。
私は霊感が全くないのでわからないのですが、
途中の道ではランドセル姿の子供の霊が見える
そうです。何年も前に通学の列に車が飛び込んで
子供が亡くなってから見かけられるそうです。
子供を持つ年になった私は思い出すと淋しい
気持ちになります。
146あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/02 13:35
>145
ようこそ2ちゃんねるへ

ほのぼのしてちょっぴり怖い話しなのでage
ひきがえるがキュート(はあと
147元天童市民:02/05/02 21:54
146さんへ

ありがとうございます♪なんか嬉しいな。
148あなたのうしろに名無しさんが・・・:02/05/04 00:38
どうした麻布!
>148

あまり煽らないでマターリ逝きましょう。