【困った障害者にまつわる怖い話4】

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144あなたのうしろに名無しさんが・・・
ちょこっと上の方で知的の犯罪について触れられてましたが、
私の兄(当時3歳)は近所に住んでいた知的の為に命を落としました。
兄が生きていた頃私はまだ生まれておらず、物心ついた時から私には死んだ兄がいて、
その兄は病気で死んだと聞かされていました。
事実を聞かされたのは高校生の時(伯母が口を滑らし、話さざるを得なくなった(ニガワラ))で
いくら17歳とはいえ、とてもショックでした。

詳しい経緯は省かせて貰いますが、当時両親と兄が住んでいた家の近所に知的の男の子がいたのですが
兄はその子に連れ出され(時々遊んだりしてたらしい)、近くの沼に突き落とされたそうです。
知的は大人を呼ぶ訳でもなく、溺れる兄を放って置いて自宅に帰ってしまったらしく
兄は3歳という幼児ですから泳げるハズがなく、そのまま溺死してしまいました。
兄を死なせた相手がそいつと判った私の両親は
「相手は善悪の区別の付かない知的障害者だし、ここで騒げばその子の将来が…」と思い、
公にしたり知的の両親を責めたりはしなかったそうです。
故に両親はそれぞれ自分を責めつづけたそうです。多分30年経った今でもそうなのだと思います。

兄の事件の後、我が家は隣の市に引っ越してしまい、当然知的の家とも連絡をしてませんから
そいつがその後どうなったのかは全く判りませんが、生きているとしたら40歳になってます。
自分の身内にその様な事があったと分ってからは、知的がらみの犯罪のニュースを聞くと
やり場の無い怒りや悲しみを抱える遺族の方々が、自分の両親とダブって心が痛みます。