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名無しさん@ピンキー:
秋田大医学部は今年度、
遺体の解剖用にCT(コンピューター断層撮影装置)を導入した。
遺体の解剖をメーンとするCTは全国でも少ない。解剖前に体の損傷を把握することで、
事件や事故、自殺などの死因究明の精度が上がることが期待される。
この装置を使うと、遺体は約1、2分間で全身がスキャンされ、
約3千枚の画像になる。画像は解剖室や操作室のコンピューターに送られ、
事前に傷や出血の部位を確認することで、これまで以上に緻密(ち・みつ)な解剖ができるようになるという。
同大の法医科学講座が扱った遺体は2009年で284件。
美作(みま・さか)宗太郎教授は「解剖が難しい部位も事前に確認でき、解剖室のガラス越しにモニターで画像を見られる点は、
公衆衛生の向上に貢献できると思う」と話している。