【京都】プルプル倶楽部&ハウスPART53【斜陽】
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名無しさん@ピンキー:
彼の一連の著作によって物理学の個々の内容の理解が変わるわけではない。
そういう意味で物理学の研究成果としての評価はゼロ。
物理学の本として出版されているものではないから、杵柄も何も関係ない。
あれはあくまでも科学史の本。
もちろん、例えば教科書を書く時に、ある概念が打ち立てられるに至った
理由・背景・経緯・意義なんかをきちんと説明しようと思えば、
ああいうしっかりした科学史の本にあたることは必要不可欠。
ただ、そこんところは端折っても教科書は書けるけどね。
山本山はあの序文でも言ってるし,受賞記念の時にも堂々としゃべっていたが,
自分が物理の第一線にいるとは思っていないよ。自発的に出頭した段階で,
物理は捨てたはず。
あのシリーズは,古典力学の歴史的展開過程についての,イデオロギー的
基礎への挑戦。科学史だけとは言い切れない。
極度にピュアな数理的展開への挑戦と言ってもいい。
ざっと読んだだけだが,そういう感想。
根底は,唯物史観で,マルクスだと思うよ。ドイツイデオロギーにそっくりな
ところがあるし。