ソウル16日聯合】格付け会社のフィッチ・レーティングスは16日、韓国の信用格付けを「Aプラス」に
据え置くと明らかにした。また、格付け見通しは「安定的」とした。
フィッチは、潜在的な安保リスクや統一費用を考慮しても韓国の財政部門と対外部門は健全なため
信用格付けを据え置くと説明した。米国産牛肉の輸入と関連しては、政治的な困難が新政権の改革
政策を多少鈍化させることもあり得るが信用格付けには影響が少ないと評価した。また、財政部門では
韓国が9年連続で統合財政収支黒字を記録するとの見通しを示すとともに、健全な財政基調が維持
されていると診断した。
さらに地政学的リスクに関連し、先月26日の北朝鮮の核開発計画申告書提出を非核化に向けた一歩
前進と評価しながらも、今後の6カ国協議の推移を見守る必要があるとした。
韓国経済については、原油高や世界景気の鈍化、消費者と企業心理の萎縮などに伴い成長率が4%台
にとどまるものの、多角化された産業と輸出構造により外部からの衝撃にうまく耐えるだろうとの見
方を示した。
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2008/07/16/0500000000AJP20080716003800882.HTML