【大阪】ホテヘル・ラビアンローズ、NO2【日本橋】
昨日は日本橋に行ってきた。特に買う物無かったんだけど
帰りの電車の車中で酔っ払いの爺さんがいた。
その車両には座席の端で座ってる俺と爺さん以外は殆ど女性。
20代〜40代くらいかな。
その爺さんが、周りの女性客達に絡み始めた。
最初に若い女性に絡んだんだが、その人はすごい気が強くて
爺さんを一喝して次の駅でさっさと降りていった。
その時、俺は迷惑な奴だなぁとチラチラ様子を見てた。
爺さんは次に俺の座っている座席に来て、真ん中らへんに
座ってるおばさん数人に絡み始める。
「携帯使ったらただじゃおかねーぞ」
みたいなこと言ってビビらせてたと思う。
おばさん達は(´・ω・`)←こんな感じで押し黙ってしまった。
なんか長くなりそう。
おばさん達はそのままじっと下向いて
「関わらない方が良い」という感じだった。
すると、爺さんはまた訳の分からないことをわめきつつ
「女は黙って男に使われてりゃいいんだよ」
みたいなことを言って、手をおばさんの顔に持っていって顎を掴んだ。
俺はさすがにマズいと思って、勇気を振り絞ってちょっと叫んだ
「おい、やめろよ!」と。きっと声震えてた。
俺、喧嘩とかしたことなかったし。
それでも爺さんに聞こえてなかったらしく、反応無し。
「おい!あんただよ!やめろっていってるぎうこhくえほp!」
必死にもう一度叫ぶ。そこでおばさんが「いいから、大丈夫だから」と
立ち上がった俺を制する。爺さんはようやく気付いたらしく
俺の方を向く。
「さっきからジロジロ見やがって…」
と睨み付けられた。
千鳥足で俺の座席の前までやってくる。
「あぁん、お前幾つだ?」
「22だ!」
「俺はなぁ60こいえおヴぃえそいv」
何言ってるかよく分からなかったけど、大体「若いくせに生意気な」
みたいな感じのことを言ってきた。
「なんだ?やるのか?やるのか?」
爺さんはもう喧嘩腰だった。
「ハア?何をですか?警察呼びますよ」
「警察でもなんでも呼べじょふげg」
そうのたまりながら、手を振りかざしてきた。
手元が狂ったらしく、俺の隣に座ってる女性に手が当たった。
と言っても、平手がかすったくらいだけど。
どうやって文章って短くするんですか…?(´・ω:;.:...
「キャッ!」とその女性客が後ろに退いた。
俺は無我夢中で立ち上がって爺さんの両腕を掴んだ。
その隙におばさん達の一人が車掌さんを呼びに行ったのが見えた。
その時、騒ぎに気が付いた隣の車両にいた20代後半くらいの
サラリーマンが助けに来てくれた。揉み合う俺と爺さんを見るなり
爺さんを後ろから羽交い締めにする。
「あぁ、わかったわかった。そんな若い子に絡むなよ」
さすが人生の先輩だった。刺激せずになだめる事を知ってる。
「俺が押さえてるから、君はもう座りなさい」
俺もかなり興奮してたから、そのサラリーマンについでに
なだめられてしまった。爺さんはそのサラリーマンには
全然脅しかけないでやんの。自分より強いと思ったからなんだろうな
俺は舐められてたんだなと何故か悔しくなるヽ(`Д´)ノ
俺が座る隣の女性が
「迷惑な人ですね」
と、俺に声をかけてきた。
「本当迷惑です」
もっと気の利いたこと言えよ俺。_| ̄|○
疲れた…_| ̄|○
カッコ悪いよ俺。
カコイイよリーマン。
しばらくすると車掌さんが来た。
「とりあえず、警察に引き渡すので次の駅で降りて下さいね」
と爺さんに言うと、またわめきだす。
事件扱いにするということで、次の駅で
俺と、隣の女性と、おばさん達、爺さんが降りた。
すると車掌さん
「ちょっとお巡りさん呼んでくるから、その人押さえててくれますか?」
と、どこかに消える。俺と爺さんと女性陣を残して。頼りにならねぇと思った。
俺は爺さんが逃げないように腕を捕まえていたんだが
「掴むんじゃねぇよ!逃げねぇよ!」
とわめき散らす。周りの香具師らも助けてくれないし…(´・ω・`)
それからずっと逃げようとする爺さんをおさまえていると
ちょっとしてようやく、警察官が2、3人やってきた
「このお爺さん?」
と俺に聞く。はいと答えると、物凄い勢いで
爺さんを駅員詰所に連れ込んで行く。俺らも後に付いて行く。
そこで全員の身分証明をした後に
「これ、事件にします?」
と女性陣に問うと、全員
「いや、いいです」
との答え。俺は一応何もされてないと答えておいた
事件にしなくても、何か書類を書かないといけないらしくて
女性陣と俺も一応交番まで付いて行くことになった。
その道中
「俺のせいで、大変なことに巻きこんですいません」
と女性陣に謝った。本当はおばさん達はもっと先の駅で降りるはずだったので。
女性陣は
「いいんですよ」
と笑ってくれた。
交番に着くと、爺さんは交番の奥へ連行される。
わめき声と警察官の怒号が聞こえてきた。
「たっぷり油搾ってやるからw」
とお巡りさんが笑った。
調書(?)をカリカリ書いている女性陣を見てて
俺はまた謝らずにいられなくなって
ペコペコ頭下げながら謝った。
あの時、黙ってればこんな大事にならずに済んだのに
という思いで頭の中がいっぱいだったから。
「今時、お兄さんみたいな人、なかなかいませんよ」
と、おばさんの一人が言ってくれた。救われた様な気がした。
あともうちょい…
結末バレてるけど…
何を思ったか
「あ、僕はもう帰って良いんですか?」
俺はお巡りさんに言った。
「はい、もういいですよ。本当にありがとうございました」
とお礼まで言ってくれた。女性陣も深々と頭を下げて
「ありがとうございました」
と。
「良かったら、お名前とご連絡先を教えてくれませんか?」
と、おばさんの一人が言った。
俺はおばさんの持ってたメモ帳に名前と住所を書いておいた
「すいません…私もいいですか?」
隣に座ってた女性にも書いておいた。
すると
「是非、今度お礼させて下さいね」
と言う。慌てふためいて
「いや、いいです、いいです」
と言ってしまった。すぐに
「では、本当にすいませんでした」
と逃げるように去っていった
終わりです。
あとで気が付いたんだが
なんで俺、そこで相手の連絡先聞かなかったんだ…_| ̄|○
俺、女の人に感謝されたこと無かったから
焦っちまったよぉぉぉぉーーー