「元Jリーガーは食えない」過酷実態・・・
年俸が200万円を切る選手がゴロゴロ、監督も1000万円もらえない
妻で女優の佐伯日菜子(36)への脅迫容疑で逮捕された元日本代表MF奥大介容疑者(37)。
以前からDV(家庭内暴力)を繰り返していた可能性に加え、今年4月に<今、お好み焼屋を
手伝っています>と自身のブログで語っていたことから、「収入が激減していたのでは?」との指摘も多い。
事件を取り上げていた7日放送の「ミヤネ屋」では、Jリーガーのセカンドキャリアの大変さに触れた程度だったが、現実はどうなのか。
奥容疑者は昨年12月まで、J2横浜FCの強化部長を務めていた。しかし、収入という面では相当厳しかったようだ。
「いまやJ2には、年俸が200万円を切る選手がゴロゴロいるし、J2の監督も1000万円もらえないご時世です。
チームスタッフの収入なんて、推して知るべしですよ」(サッカー誌記者)
Jリーガーには退職金もない。プロ野球選手は、入団時の契約金が退職金見合いとして引退後に払われ、
それを元手に実業家に転身する選手も多いが、Jリーガーは現役引退すれば、いきなり収入ゼロだ。
テレビ解説者として活躍できるのも、ほんのひと握り。指導者を目指すにしても、ライセンス取得への道のりは険しい。
S級はもちろん、その下のA級ライセンスでさえ、受講のためには“長い順番待ち”がある。
実は昨年3月、日本プロサッカー選手会が「ほけんの窓口グループ」と「選手セカンドキャリアプログラム」を創設している。
同グループが、Jリーグ引退選手を毎年数十人雇用するプログラムだ。
創設会見に臨んだのは、先月現役を引退した藤田俊哉氏。奥容疑者の元チームメイトで、当時の選手会長だった。
奥容疑者は、藤田氏の引退試合にも出場しなかったが、会わせる顔がなかったのか……。
http://gendai.net/news/view/107340