灘手の少年には野球しかありませんでした。
私の少年期もそう。
私もサッカーに憧れながら、少年野球をやったクチです。
だからこそ、今の灘手の子たちにサッカーを選択するチャンスを与えたくてサッカークラブを創設しました。
だけど、少人数校の灘手小学校区で新しいクラブを創設したことで、本当につらい思いをしました。
「サッカークラブなんかつくらんでも!」
「灘手にサッカーはいりません。灘手の子は野球をやっていればいいんです。」
「△△くんはサッカークラブに入りたいけど親がサッカーなんかさせんって言うだって。」
最後のなんか、クラブの子どもたちから聞いた言葉で、クラブの中でも素直な子には「監督、サッカーをすることって悪いことなの?」と聞かれたこともありました。
でも、これだけのことがあっても、正直思い出したくもないぐらいのこれ以上の仕打ちを受けていても、灘手社会のなかで悪くなるのはきっとサッカークラブなんだと私は諦めています。
今回のこともきっと「サッカークラブの監督はおかしい」「何でそんなこと子どもに言わんといけんの?」「心せまいな〜。」で終わりです。
結局、社会の圧力というか多数派というか、そういうものには負けてしまうのですよね。
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