女子野球、続々TVアニメ化 ブーム再来なるか
欽ちゃん球団の片岡安祐美、関西独立リーグの「ナックル姫」吉田えり…と、この
ところ女子野球選手の活躍が目立つ。そんな中、テレビアニメの世界でも野球で頑張る
女の子を描いた作品が相次いで登場。女性左腕投手、水原勇気の活躍を描いて1970
年代にヒットした「野球狂の詩」(水島新司原作)のようなブームを巻き起こすか?
4月からテレビ東京系で放送されている「クロスゲーム」(日曜午前10時)は、「タッチ」の
あだち充原作の14年ぶりのアニメ化。4姉妹の三女、青葉が、幼なじみの少年とともに野球部
に入り、甲子園を目指すというストーリーだ。テレビ東京アニメ局アニメ事業部の穴見礼さんは
「吉田選手などが活躍し、偶然にも時代をつかんだ作品になった」とタイミングのよいオンエアを喜ぶ。
一方、7月にTBS系でスタートするのは、「大正野球娘。」(木曜深夜)。大正末期、
お嬢様学校に野球チームが結成され、バットやグラブの使い方すら分からない状態から、
男子チームにひと泡吹かせようと奮闘する物語だ。神楽坂淳原作のライトノベルを、
かわいらしい絵柄でアニメ化した。
TBSテレビ・コンテンツ事業局の中山佳久プロデューサーは「女性が今ほど自由で
なかった時代に、女の子たちは男の子や社会への不満を抱いていた。彼女らがどう目標を
持って戦ったかを感じ取ってほしい。現実に女子選手が活躍する今こそ、対照的な時代を
描く意味がある」と作品のねらいについて説明する。
ttp://sankei.jp.msn.com/entertainments/game/090621/gam0906212037001-n1.htm