現勝率制についてだが、価値観としては「ちょっと違うな」と思う部分があるのは
気持ちとしてはわかるが、数学的・論理的には間違いが一つもない制度である。
引き分けというのは正確には「未決着試合」だから
本来、価値を定めることができないものである。
『0÷0』の答えは?
正解は『すべての実数』である。
ttp://www.uja.jp/contents/math/divbyzero.html 『すべての実数』ということは、どんな数字を当てはめても正解になる。
「0÷0は?」という問題があったら、どんな数字を書いても正解だ。
なぜなら 0÷0=a とすると a×0=0 となるからだ。
どんな数でも0をかければ0になるので、aにはすべての数が当てはまる。
現勝率制では0勝0敗144分になった場合、まさに『0÷0』の計算をするわけだが
その場合の勝率は『すべての実数』となる。
この『すべての実数』という結果、数学的にはとても理にかなっている。
なぜなら、0勝0敗144分の引き分けた144試合を再試合した場合
144勝0敗になる可能性もあれば、0勝144敗になる可能性もあるからだ。
つまり、あらゆる可能性が考えられる。
全勝もあれば全敗もありうるのだ。だからこそ、数学的には『すべての実数』が正しい。