浦和MF長谷部がボルフスブルク移籍濃厚(日刊スポーツ)
浦和のMF長谷部誠(23)がドイツ・ブンデスリーガのボルフスブルクに移籍することが9日、濃厚となった。
ボルフスブルク関係者が同日に「ほぼ9割、うちに移籍することになる」と明らかにしたもので、クラブ側も長谷部の受け入れ準備に入った。
浦和関係者も「現在の状況から考えればドイツになる」と説明。移籍交渉が順調に進めば来週中にも決定しそうだ。
ボルフスブルクのマガト監督による高評価が大きな判断材料になったようだ。バイエルンを率いた経験のある同監督に以前から熱視線を送られていたことを伝え聞き、
昨年末に「ドイツのクラブは監督が気に入ってくれていると聞いているので魅力がある」と傾きつつある心境を吐露。
今月5日には「最終的な(オファー)条件を見て決めたい」と近日中に結論が出る見通しを口にしていた。
当初は昨夏からオファーのあったイタリア・セリエAシエナが移籍先の第1候補だった。昨シーズン終了までの半年間、
代理人を通じてコンタクトを取り続けてきたが、昨年12月にボルフスブルクからオファーが届いた。フランス、ギリシャのクラブにも興味を示されたが、
長谷部は「イタリア、ドイツのどちらかで考えている」と絞っていた。
日本代表候補に入っているが、これで代表合宿参加は難しくなった。しかし「クラブで納得したプレーをした上で代表に呼んで欲しい」と代表への気持ちは強くある。
移籍が正式決定すれば08年は欧州組としてドイツで磨いた実力で岡田ジャパンを支えていくことになりそうだ。
[日刊スポーツ:2008/01/10 09:24]