11/9 毎日新聞 夕刊6面 [乱調テレビ用語] 鮫肌文殊
かつては、巨人戦を中心に放送すれば高視聴率をたたき出すドル箱であった。
ここ数年、その凋落に全く歯止めがかからない。
「とにかくテレビで巨人戦を観ながらビールと枝豆。それさえあれば何もいらない!」
そんな昭和のお父さんの楽しみも今は昔。
かつては、とにかく放送さえしておけば確実に高視聴率を獲得していたプロ野球中継の現在の凋落ぶりたるや、本当に目も当てられないほど深刻である。
知り合いのプロデューサーが小学生の息子に「なぜ野球中継をみないのか?」と尋ねたところ、こう返されてビックリしたという。
「だって野球のルール知らないんだもん」
>>365 ジーコの賠償としてとりあえず1000万バレル要求するニダ
>>313 少年マガジンに花形満を連載しているのか・・・・・。
堀井「はっきり言ってプロ野球は落ち目」
>>369 昭和生まれのオヤジ世代は、ガキの頃、野球のルールを知らなければまず近所の友達と一緒に遊んでもらえなかった。
しかし、平成生まれの子供にとってサッカーの方がよっぽど主流、なんなら野球はマイナースポーツの類で、ルールなんて知らなくていい存在らしい。
考えてみれば、野球ぐらいルールの複雑なスポーツは他にない。
ピッチャーとバッターのお互いの腹を探りあう息詰まる心理戦も、
これまで数多くのプロ野球中継を観戦してきた昭和のオヤジには楽しめるかもしれないが、
平成のヤングマンにとっては「試合展開がたるくて見ていられない」というわけだ。
わずか数秒でガラリと試合の局面が激変するサッカーのスピード感には、残念ながら勝てない。
あまりにも数字の取れないプロ野球中継は、今や在京キー局のお荷物になりつつある。
だが、そんな存在なのに、放映権料だけは過去の栄光の時代のまんま高額なので、始末が悪い。「もしかしたら地上波から消えるかも!?」という噂も、あながち嘘ではないのである。
>>369 これは枝豆市場にも影響するな……。
枝豆会社の株が下がるぞ。
>>372 と、ここまでプロ野球ファンが読んだら思わず暗くなることばかり書き連ねてきたが、そんなの実は全部東京だけの話なのである!
地方局では、まだまだ20%以上が見込める超優良ソフトのまま。
今年の日本シリーズで話題になった日本ハムの試合中に、北海道内で死亡事故が1件も起きていなかったというデータをご存じだろうか?
そう、みんなテレビの前にかじりついて、ファイターズを応援していたのが原因と考えられる。
実は私、熱狂的な阪神タイガースファンなのだが、大阪のテレビ局のプロデューサーに「野球の数字がヒドイ」と嘆くと、決まってポカーンとした顔をされる。
「え!?虎の試合は、ナニワじゃいまだにものごっつい数字出して、盛り上がってまっせ」
これからプロ野球中継がが地上波で生き残っていくヒントは、どうやら地域密着型球団の人気の秘密の中に隠されているような気がする。
最後に、我が愛するプロ野球のために苦言を呈するならば、このところファンを「がっかり」させる場面が多すぎやしないか!
強引に1リーグ制を導入しようとした年から、やることなすことなんかカッコ悪い印象しかない日本のプロ野球。
小手先の経営努力より、プロらしいスゴイ試合を見せてくれ。プロ野球中継がテレビの中で再生するには、その基本に立ち返るしか道はないと思う。
*このコーナーは古舘プロジェクトの放送作家集団・アングルがお送りします。
<了>
> 考えてみれば、野球ぐらいルールの複雑なスポーツは他にない。
毎度毎度思うが
これも幻想だと思うんだがなぁ…
今時スポーツ観戦なんかに興味あるのは昭和生まれのオッサンぐらいなもの。
平成生まれは自分でやるスポーツにしか興味ないよ。