巨人軍小久保裕紀について

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71無礼なことを言うな。たかが名無しが
無償トレードの衝撃!
福岡ダイエーホークスが、日本シリーズで劇的な逆転日本一を決めて行った優勝パレードの翌日、
同チームの中心選手である小久保裕紀選手が巨人に無償でトレードされることが発表されました。
小久保選手は、今年こそ開幕直前の怪我のためにシーズンを棒に振りましたが、昨年まで
福岡ダイエーの選手会長を努め、その類まれな責任感、キャプテンシーから単なる中心選手
というだけではなく、まさにチームの精神的支柱というべき存在でした。小久保選手から
選手会長を引きついだ松中選手も小久保選手の姿を見て、小久保選手の存在を感じながら
選手会長を努めていましたし、怪我をして離脱した後も選手たちは帽子に小久保選手の
背番号「9」を書き込み、その存在を感じて一年間戦っていました。実際に小久保選手は、
リハビリを続けていたアメリカから、20勝をあげた斉藤選手などへメールでアドバイスを
送ったりしていましたし、日本シリーズ中もスタンドからチームを熱心に応援していましたし、
まさに「存在感」でチームを支えていたといっても過言ではないでしょう。そのような存在感が
あったが故に、松中選手会長も「来年はこれに小久保選手が戻ってきて連覇をしましょう」と、
日本一のビールかけでの乾杯の音頭で述べ、ファンのみなさんにも小久保選手の
そんな存在感は伝わっていたことでしょう。

ところが、直後、小久保選手が戻ってこないことが発表されたのです。しかも、
その発表内容は納得のいくすっきりとしたものとは言い難いものでした。
福岡ダイエーの選手たちは精神的支柱を失ったことに大いに動揺し、同チームのファンとともに
日本一の歓喜までが吹っ飛んだような状況となっています。同チームの選手会が
ハワイへの優勝旅行への不参加を表明し、ファンは球団へ連日抗議電話をかけ続けています。
そしてこの発表内容の不透明感は、福岡ダイエーにとどまらず、その他のチームの選手、ファン、
関係者にも少なからぬ衝撃を与えています。
福岡ダイエーの発表の内容は、
1. 小久保選手が希望したことによって小久保選手を放出することとしたこと
2. 小久保選手の年俸交渉に不利にならないよう小久保選手を無償で放出することとしたこと
3. 放出先は、巨人であること
というものでした。
この発表内容が納得のいくすっきりしたものでないことは、まず1のように小久保選手が移籍を
希望したというがなぜ小久保選手が移籍を希望したのかがまったくはっきりしないことにあります。
井口選手のようにメジャー移籍を希望しているのであればわかりやすいが、今回の移籍は
メジャー移籍ではありません。チームの精神的支柱であり、これほどまでに責任感の強い選手が
メジャー移籍でないにもかかわらず自らあっさりとチームを出ることを希望するはずがない、
という思いが選手やファンの間にもあるわけです。また2のように小久保選手の年俸交渉に不利に
ならないように無償で放出したといっていますが、親会社の経営難から球団経営が困難になり
球団売却がうわさされているチームが、チームの財産である中心選手をその選手の契約が
不利にならないようになどという理由で無償放出するなどということは到底ありえません。
金銭トレードであれば経営難のチームに収入をもたらすわけであり、通常であれば経営難の
親会社に大きな影響を与えている銀行がそのようなことを許すことは考えられないからです。
これを3の放出先が巨人であることと併せて考えると、おのずと一つの疑念にたどり着いてしまいます。
72無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:13:18 ID:it3Ipe/v

小久保選手がどのような事情であれ移籍を希望せざるを得なかった状況にあったのであれば、
その移籍が実現したこと自体は良いことといえるかもしれません。欧州サッカーに関して下された
ボスマン判決の例に従えば、プロスポーツ選手は労働者であり、選手は締結している契約期間が
終了すれば、球団に拘束されることはなく自由に移籍できます。野球協約でどう定めていようと
一年契約しか締結していない小久保選手も本来は自由なわけで、何ら移籍金なく無償で
移籍することができるわけです。しかし、仮にそうであったとしても、「巨人に決まったから」
などと移籍先を指定されるべき話ではありません。小久保選手ほどの選手であれば
巨人以外であっても当然獲得を希望するチームは存在するはずです。球団が「小久保選手の
ことを考えて」の行動であったと主張するのであれば、他球団とも選手が自由に交渉できる
自由契約とすれば良いだけであり(同一リーグが嫌であれば小久保選手にそう約束して
もらえば良いでしょう)、何も球団が「巨人に決めてあげる」必要は全くないのです。そこには
「巨人に決めなければならない」理由が存在していたとしか考えられないわけです。

過去の選手会通信でも取り上げましたが、福岡ダイエーの球団売却に対して、巨人の渡辺オーナーは
「外資系投資会社には売らせない」などという国際問題を引き起こしかねない理由をあげ、
球団解散までちらつかせて反対しています。しかも、この無償トレードの発表のほんの数日前に
行われたオーナー会議において、中内オーナーはこの球団売却に関する確認書を提出しています。
あまりのタイミングに、今回の無償トレードとこの球団売却問題を結び付けて考えてしまったとしても、
ある意味仕方ないことかもしれません。巨人の球団社長が述べたとおり、「天から降ってきた話」
なのでしょうし、巨人が小久保選手の無償トレードを求めたということではないでしょう。
しかし、他球団の売却にクレームをつけ、その結果その球団の中心選手を無償で
獲得することができたのだとしたら……。

「巨人の巨人による巨人のためのプロ野球」。もし、そんな実態があるのだとしたら、
それは選手も、ファンも野球を愛する全ての人の気持ちを萎えさせてしまいます。
実際、松中選手会長も「ふざけるなと言いたい。もう、この球団は勝たなくていいんでしょうね。
終わりですよ。ファンには申し訳ないけど、連覇したい気持ちが急激に薄れている」
と、率直に語っています。

このままでは、余りにプロ野球は政治臭い、不透明な世界に映ってしまいます。
大衆に受け入れられるべきプロスポーツに大切なわかりやすさ、すがすがしさが全くありません。
プロ野球界の将来のためにも、球団は、一刻も早く納得のいく説明を、選手、ファン、
そして全ての野球を愛する人に対して示してほしいと切に望みます。

出展「週刊ベースボール2003年11月12日号より」
http://jpbpa.net/news/release/news00142.htm
73無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:15:27 ID:it3Ipe/v
上 球団不信 ファン、選手と心離れ

 王貞治監督に、日本一の栄冠をつかんだ晴れやかな笑顔はなかった。
 福岡ダイエーホークスの小久保裕紀(ひろき)内野手(32)の無償トレード発表から
一夜明けた四日、青空にチャンピオンフラッグはためく宮崎市生目(いきめ)の杜(もり)
運動公園。秋季キャンプ初日、球場入りした王監督の表情は険しかった。
 練習開始前の円陣。選手たちに約十分間にわたりゲキを飛ばした。
「君たちにとってはチャンスと思え」。やりきれなさを紛らわすように若手に近づき、
積極的にバッティングを指導した。
 前日夕には予定していたキャンプ地視察をキャンセルし、ホテルにこもった。
小久保ショックの大きさをうかがわせた。
 「一緒にやってきた仲間が普通ではあり得ない形で退団したのだから、
感情的なものはみんな持っている」
 報道陣に語る王監督の言葉は選手とともに泣き、喜び、応援してきたファンの思いと重なる。

 球団事務所の電話は朝から鳴りっぱなしだった。すべてファンからの苦情だ。
「ふざけるな」「もうファンをやめる」。怒りや悲痛な叫びは八百件に上った。
「納得のいく説明を」。こんなプラカードを下げた男が押し掛け、福岡ドームは一時緊迫した。
 「中内正オーナーと高塚猛社長の辞任を求める署名運動をします」。
球団の公式ホームページ(HP)の掲示板は過激な書き込みが出始めた。
 主力選手を簡単に「放出」する球団へのファンの深い失望。球団の「背信行為」が
最初ではないだけに、ファンの怒りも限界に達している。
 初めて日本一に輝いた一九九九年、エースの工藤公康投手は
「球団が駆け引きばかりしている」と、フロントの交渉術に不信感をむき出しにしてFA宣言、巨人に移籍した。
二〇〇二年には生え抜きの若田部健一投手が、球団の厳しい評価に納得せず退団した。
 さらに有利子負債千二百億円のダイエー福岡事業の再建にからんだ「球団身売り話」が毎年のように浮上。
その度に親会社ダイエーの高木邦夫社長は「球団は手放さない」と繰り返してきた。
 が、大勢のファンは、度重なる経営陣と選手との確執、退団劇の根底に、
ダイエー本体の経営危機があることを感じ取っている。
 「お金がなく、選手をつなぎとめる対応もできないならば、ダイエーに球団を保有する資格はない」。
私設応援団「九州鷹風」のメンバー宮原和夫さん(44)は嘆いた。

 日本一を決めた二日後の十月二十九日、球団誕生以来「準フランチャイズ」球場と位置づけてきた
北九州市民球場での来季の公式戦取りやめが、突然発表された。
「寝耳に水。一言ぐらい相談があってもよかったのでは」。末吉興一市長は不快感をあらわにした。
 選手、ファンの心とかけ離れていく球団経営。「このままでは球団の人気も落ち、
福岡から球団がなくなってしまう」。私設応援団「あぶさん会」の中村則彦会長(45)は危機感を募らす。
 パ・リーグ一の年間三百二十二万人の観客動員数は企業努力だけでは生まれない。
全力で戦う選手、そして熱い思いでホークスを支える九州のファン、
地域と一体となった球団づくりを、だれもが待ち望んでいる。
 中村さんは願っている。「球団は、もっと選手やファンの声に耳を傾けてほしい」

 小久保内野手が無償で巨人にトレードされる。九州のファンからは「なぜ」の声が渦巻く。
日本一を達成したばかりのホークスに何が起こったのか。緊急リポートする。
 (社会部・吉田賢治)
http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/03kokubo/ren_shock/index.html
74無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:17:45 ID:it3Ipe/v
中 赤字体質 親会社の弱体化響く

「今年は優勝したということもあるし、希望としてはできればもう少しいただきたい」
親会社のダイエーにプロ野球球団・福岡ダイエーホークスへの支援上積みを訴える
中内正オーナーは険しい表情だった。十月三十一日、福岡市であった
プロ野球オーナー会議終了後、報道陣に囲まれたときのことだ。
同日のオーナー会議で中内オーナーや高塚猛球団社長ら現経営陣の続投が認められ、
身売り話が飛び交った球団問題は、ダイエーの継続保有でひとまず決着した。
だが中内オーナーに笑顔はなかった。いっこうに球団の赤字脱却の道筋がつかないからだった。
球団の年間収支をみると、支出は選手の年俸(二〇〇三年度は三十五億円)と
運営費などで約六十億円。これに対し収入は、三百二十二万人もの観客動員を誇る主催試合の
チケット販売権の代金三十五億円と、選手の肖像権やグッズ売り上げのロイヤルティー、
テレビ放映権など十億円の計約四十五億円。不足分は広告宣伝費名目でダイエーが穴埋めする。
しかしダイエーは、球団に支払いを約束した十五億円を、〇一年度はまったく払わず、
〇二年度以降は五億円に減額したまま。ダイエーの高木邦夫社長はこの日の同会議に
「経営力の許す限り支援を行う」とする確認書を提出したが、金額は明示しなかった。

〇四年度までの三年間に二兆円近いダイエーグループの借金を半減させる目的でスタートした
福岡事業の再生問題。中内オーナーの胸中には、球団経営を健全化するチャンス、との計算もあったはずだ。
ダイエーと主力銀行は近く、再建手続きに入る。借金約千二百億円のうち神戸のホテルの売却などで
三百五十億円を圧縮し、さらに主力六行が二百億円強を債権放棄。残った約六百億円の債務は
ホテルとドーム球場を買収する米国の投資会社、コロニー・キャピタルが引き継ぐ。
しかし、球団を継続保有するダイエーは、「球団の赤字は親会社が全額穴埋めすべきだ」と注文を付けた
産業再生機構の活用を見送った。ダイエー本体の再建を優先させるダイエーと大手主力三行が、
負担増を嫌ったからだった。ダイエーは、ホークス日本一セールで四百億円もの売り上げを達成するなど
球団の宣伝効果を享受しながら、球団への支援上積みには厳しい態度を崩さない。
本業の不振が続くダイエーは〇三年八月中間期の経常利益が前年同期を44%下回る五十一億円。
再建計画で約束した六十億円を達成できず、球団支援の余力はない。

「経営が不安定なダイエーが球団を保有する限り、福岡事業はいつまでも再生しない」
産業再生機構幹部は、繰り返す。同事業の再建には集客の核となる球団の経営安定が不可欠だからだ。
高年俸の小久保裕紀選手の突然の無償トレードに「問題の本質が浮かび上がった」と嘆く。
一九九九年、中内オーナーの父でダイエー創業者のイサオ氏に請われる形で高塚氏が
同事業の経営陣に加わった。ホテル、球場、球団の運営を一体化する「三位一体」経営で
経常赤字を四十七億円から十億円に圧縮。「ならば私が黒字にしよう」など数々の著書で
自らの経営手法を披歴する。だが、高塚氏に劣らず経営に寄与したのは九九年以降、三度のリーグ優勝、
二度の日本一を勝ち取った選手たちではなかったか―。福岡に球団が戻って十五年。
選手とファンが築き上げた球団が輝きを失えば、三位一体の経営は成り立たない。
福岡銀行の寺本清頭取は「球団の事業価値を大事にして経営判断してほしい」と強調する。
球団はダイエーだけのものではない。
(経済部・岩本誠也)
http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/03kokubo/ren_shock/02.html
75無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:20:54 ID:it3Ipe/v
下 経営論理 反旗招いた「ワンマン」

「私と小久保のどちらを選ぶんだ」 チームの優勝争いが佳境に入ってきた今夏、
高塚猛球団社長から恫喝(どうかつ)にも似た声が漏れた。頭を抱えた相手は中内正オーナーである。
答えに窮した。本音は「小久保だけは出したくない」。この時点ではまだ、明確な方針はなかった。
世間を揺るがし、ファンを失望させた小久保裕紀選手の無償放出。
三日の会見では「本人の希望をかなえた」(中内オーナー)としたが、真相は小久保選手と高塚社長との確執だった。
わずか一カ月前に福岡市内に一軒家を購入した小久保選手が愛着のある福岡を離れ、巨人に移ることを希望したのではない。

一九九九年から「経営再建」の大義で球団にかかわり、オーナー代行の肩書まで得た高塚氏。
急速なリストラ策などで赤字を削減したものの、球団は大いに混乱した。選手は個人事業主であり、
その集合体がチームである。選手放出と、ホテルやドームの社員を解雇するのとでは意味が違う。
地域、ファンとの関係もある。経営論理ですべては動かせない。
かつて工藤公康投手に「君の投げる日は客が入らない」といい、小久保選手には「グッズが売れない」と指摘。
球界の常識に疎く、立場をはき違えた言動も現場の感情を逆なでした。試合中の選手に、平気でサインボールを強要する。
試合直後のベンチにチームと無関係の知人を招き入れ、勝利のハイタッチに参加させたのも一度や二度ではなかった。
本来、こうした非常識な行動はオーナーがいさめるべきだろうが、両者の立場が完全に逆転した現状がある。
昨年来の親会社ダイエーからの「中内おろし」に対抗するには、球団の業績を上げるしかない。
社長の経営手腕に頼るしかない。その思いがオーナーの口をつぐませ、社長のワンマン経営に拍車をかけた。
一方で、社長のこんな振る舞いに敢然と立ち向かい、ことあるごとに異を唱えたのが、
昨年まで選手会長を務めた小久保選手だった。正義感が体を突き動かした。社長による、あからさまな冷遇が始まった。
年俸を大幅に下げ、今季、ケガをした右ひざの治療費も出し渋った。その関係は修復不可能になっていた。
五日夜、中内オーナーは経営するホテルに従業員を集め、社員総会を開いた。「小久保が巨人に行ったのは本人の希望。
私がかなえてやった。それなのに感謝の言葉もない」。本心ではなかったかもしれない。だが、ここまでホークスを支え、
将来の監督候補といわれた男を衆目の前で切り捨てた。これが二者択一の答えだった。

 十月三十一日、ダイエー本社の高木邦夫社長から「確認書」がプロ野球オーナー会議に提出され、承認された。
ダイエーが球団を所有する限り、オーナーと社長の地位を変更しない、とする内容。球界のドンといわれる
巨人の渡辺恒雄オーナーも賛成した。ここらに不可解な「無償」の真相を解くカギがあるのかもしれない。
オーナーは六日、王貞治監督への事情説明のため、秋季キャンプ地の宮崎市へ飛んだ。
しかし、選手たちは目を合わせようとしなかった。井口資仁選手は米メジャー挑戦を直訴、
村松有人選手もFA移籍が濃厚になっている。「この先、自分も小久保さんと同じ目に遭うんでしょう」
と話したのは松中信彦選手だ。
野球には「コールドゲーム」というルールがある。今後、球団は離れていった選手、ファンの心を取り戻せるのか。
このまま現状の経営を続けるのなら、主審であるファンから、いつ「ゲームセット」が宣告されてもおかしくない。
(運動部・安枝新a)
http://www.nishinippon.co.jp/nishispo/03kokubo/ren_shock/03.html
76無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:24:35 ID:it3Ipe/v
渡辺オーナーがダイエーに球界追放示唆

巨人渡辺恒雄オーナー(77)が19日都内で、ダイエーの人事騒動にクギを刺した。
高塚球団社長の去就をめぐり、ダイエー本社と高塚社長らが対立。
渡辺オーナーは本社の高木社長と先週末そしてこの日、連絡を取ったことを明らかにし、
昨年10月30日のオーナー会議で交わされた確認書を取り出して
「ダイエー本社のやってることは完全に確認書違反だ」と声を荒らげた。


 確認書には、中内オーナーおよび高塚社長の現体制の堅持をうたっている。
安易な球団売却の歯止めとして中内オーナーらを擁護してきた渡辺オーナーは
「完全に違反してるんだ」と主張した。さらに「紳士と紳士の約束を勝手に破って、
そういう協約に違反することをやるなら、協約の外に出て行ってください」
と球界追放すらちらつかせた。

 「今はシーズン中だから、今、ダイエー球団をつぶしたらファンに申し訳ないから、
シーズンオフには考えなきゃいかんね。僕はオーナー会議の議長だから招集権がある。
緊急会議を招集してはっきり決めるよ。それで嫌なら出ていってもらうしかない」とまで言い切った。
http://72.14.235.104/search?q=cache:VHsK9yLua-EJ:www.nikkan-kyusyu.com/view/pb_1082419560.htm+%E5%8D%94%E7%B4%84%E3%81%AE%E5%A4%96%E3%81%AB%E5%87%BA%E3%81%A6%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84&hl=ja&ct=clnk&cd=11
77無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/16(月) 23:29:36 ID:it3Ipe/v
来季も中内体制が決定

ダイエー中内正オーナー(44)の来季以降のオーナー職続投が10月31日、正式決定した。
福岡市内のホテルで12球団オーナー会議が開催され、ダイエー本社の高木邦夫社長(58)の
名前で球団株の持ち株比率の変更にともなう「確認書」が提出された。
今後、中内氏の球団株の保有比率は40%から2%になる見込みだが、
ダイエー本社は中内オーナーを中心とする球団首脳の地位は変更しないことを宣言。
オーナー会議で承認された。

 オーナー会議の席で、ダイエー中内オーナーの「続投」が決まった。
会議の冒頭では日本ハム、広島の球団株の比率変更が議題となり、各球団首脳の承認を得た後だった。
中内オーナーが1通の文書を提出した。「確認書」─。ダイエー本社・高木社長の名で
10月30日に作成されたもの。ダイエー球団は親会社の経営再建問題に絡み、球団身売り騒動や
中内オーナーの株問題に揺れ続けたが「確認書」はそれらの問題を封印する内容だった。

 ダイエー本社は球団の財務体質改善のため、約80億円ある債権のうち、大部分を
債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ)して球団株に転換する方向だ。
それに伴い、中内オーナーの球団保有株の比率は40%から1〜2%に低下するが、
「確認書」ではダイエー本社が大株主である限り、中内オーナーの地位の変更に着手しないことを宣言。
球団に対する宣伝広告費についても支援し続けることを明言。最後は野球機構の承認なしに
球団売却しない旨で締めくくられていた。中内オーナーは「球団はダイエー(本社)に多大な貢献をしている。
株問題の終結? そう受け取ってもらって構いません。仮に球団売却となったときでも、
僕らに相談し、僕らが野球機構とお話しをするようになる」。今年度、ダイエー本社の球団への広告宣伝費は
5億円の見込みだが、中内オーナーは「(5億円にとどまらず)できる限りしてもらいたい」と話した。

 巨人渡辺オーナーが「(中内オーナーは)もちろん続投だ」と語ったように、各球団首脳の了承も得た。
ただ、会議の中ではダイエー本社が「確認書」に背いた場合、野球協約第57条にのっとってダイエー球団を
連盟預かり≠キることも確認された。4年ぶりに日本一に返り咲いた王ダイエーが、
来季以降も「中内体制」を維持することになった。


ダイエー王監督(オーナー会議の報告を受け)「これでみなさん(報道陣)の(球団身売りに対する)
          トーンもダウンすることでしょう。心配していたけど、
          我々もこれで野球に集中できる環境ができた。来年も頑張ります」


ダイエー高塚オーナー代行 「オレはオブザーバーだからしゃべる資格はない。ダイエーの言い分は?
                   了承してもらった。もめる要素はないし、問題はない。
                   ひと安心と言うかもともと、安心してますから」

ダイエー和田(オーナー会議報告を聞き)「落ち着いて野球ができるという意味ではいい。
                          僕らは野球をやるしかないですから」

http://72.14.235.104/search?q=cache:w1Sw3qKA5OkJ:www.nikkan-kyusyu.com/cgi-bin/vi/view.cgi%3Fid%3D1067698340%26jl%3Dda+%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E6%9B%B8+%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%80%80%E6%B8%A1%E8%BE%BA&hl=ja&ct=clnk&cd=4
78無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/10/17(火) 00:02:56 ID:GQnHwhRq
小久保が巨人へ電撃無償トレード
 
 衝撃が球界を走った。日本一に輝いたダイエーは3日、今季右ひざ重傷でシーズンを棒に振った
小久保裕紀内野手(32)の巨人への「無償トレード」を発表した。かねて来季から新天地での
プレーを希望していた小久保の意向を受けた球団が、巨人とのトレードを成立させた。
入団以来、戦力的にも精神的にもダイエーを支え続けたスラッガーの「放出」。
だれもが予想しない形で「巨人小久保」が誕生した。電撃的な無償トレードに、
ダイエー王貞治監督(63)は、保有権の放棄は「チームの崩壊にもつながりかねない」と警鐘を鳴らした。

 前代未聞の「無償トレード」が成立した。福岡ドーム内で午前10時過ぎに始まった記者会見。
中内正オーナー(44)が涙ながらに発表した。「小久保裕紀くんを巨人さんにトレードするということを
発表させて頂くことになりました」。02年まで選手会長を3年間務め、文字通り「看板選手」だった小久保の
放出≠発表した。さらに、同オーナーは「できるだけ小久保くんの有利な条件でということで、
金銭ではなく、無償で行ってもらいます」。ダイエー側が何も代償を要求しない異例の形での電撃トレードだった。

 小久保の意思が発端だった。数々の要因が重なり、小久保に福岡を離れる決断をさせた。
 昨オフの契約交渉の席で、中内オーナーに大リーグ挑戦の夢を打ち明けた。今年3月に右ひざ重傷で戦線離脱。
リハビリで渡米すると、一層、夢が膨らんだ。ポスティングシステム(入札制度)を活用してのメジャー移籍も考えた。
今年は故障もありメジャーの道はあきらめたが、球団を出る決意は変わらなかった。
「選手会長をやり、僕自身聞かなくていいことも耳に入ってきた。球団との交渉もありました。
そういうことをまったく抜きにして(成績が)よければ誉めてもらい、悪ければ年俸に跳ね返る、
純粋なところで(野球が)やりたかった」。

 これまで、常に球団には身売り問題がつきまとっていた。交渉を重ねるうち、将来の不安も芽生えていただろう。
今年、右ひざ手術やリハビリのために渡米したが、球団が勧めた国内の病院ではなかったため、
すべて1000万円以上の医療費は自費だった。会見では「不信感はないが、経営する立場と、
個人事業主としての選手の意見が交わることはない。そういうことは期待していない」と話した。
小さな溝が積み重なったる。それが、新たな環境を求める気持ちへと向かったのだろう。

 事態が動いたのは、福岡市内のホテルでオーナー会議が開かれた10月31日の夜。
中内オーナーが巨人渡辺オーナーに、小久保の処遇について相談を持ちかけた。
小久保の今季年俸は2億1000万円(推定)。その高額年俸を保証できるのは巨人しかなかった。
93年には小久保の獲得合戦を繰り広げた両球団。渡辺オーナーは小久保獲得を即決した。
「我々(球団)に出してくれる金額を、その分(小久保に)つけてほしい」(中内オーナー)。
青学大の後輩にあたる小久保の無償トレードでの放出は苦渋の選択だった。

 入団2年目の95年。就任したばかりの王監督から「4番」に抜てきされ本塁打王を獲得。
97年には打点王に輝いた。「ここまで僕を育ててくれたオーナー、監督、裏方さん、
チームメートに感謝しています。10年間やれたのは幸せだった」。戦いの場はセ・リーグに移る。
「決まった以上はヒザの故障はあるが、しっかりした野球をやる決意はあります」。王ダイエーを支え続けた
スラッガーが、衝撃的な形で福岡を去る。

<03年11月4日 紙面から>
http://72.14.235.104/search?q=cache:i3qJCdTp6YUJ:www3.nikkan-kyusyu.com/da/da_031104.htm+%E4%B8%AD%E5%86%85%E3%80%80%E6%B8%A1%E8%BE%BA%E3%80%80%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%AE%E5%B8%AD&hl=ja&ct=clnk&cd=7