プロ野球の視聴率を語る1050

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347無礼なことを言うな。たかが名無しが
今日の日刊ゲンダイ ラジオ日本がG戦減らしてロッテ戦中継 テレビ局の巨人戦見直しの動きがラジオにも

 人気凋落に歯止めがかからない巨人。なんと身内のラジオ局にまで愛想を尽かされてしまった。
 半世紀も前から「ジャイアンツナイター」として巨人戦を完全中継してきた読売グループのラジオ日本が、今季から巨人戦の
一部をロッテ戦に切り替えると言うのだ。「具体的な内容は今月中に決まります。今季も巨人戦の主催ゲームは全試合放送する
方向ですが、広島などで行うビジターの何試合かは、ロッテ戦に変更するよう検討中です。ラジオ局はどこも厳しい経営環境に
あり、必死の思いで経費削減に取り組んでいる。放送権料などで球団に強気の提示をされた場合、広告収益なども考慮し、
総合的な判断を下さなければいけません」(ラジオ日本・天野編成専任局長)
 これに対し、ロッテはこう言う。「中継の話は調整段階です。ラジオ日本さんからは、『力を入れてやります』と言われました。
昨年は巨人との交流戦3試合でしたが、今年はパ・リーグの公式戦も含め、年間10試合前後の放送になると思います」(広報担当者)
 広島で試合があると、ラジオ局は記者、アナウンサー、解説者の旅費と宿泊費などで、どんなに削っても1カード30万円の
経費がかかるという。これが千葉マリンのロッテ戦なら自宅から通えるため、多少なりとも経費を浮かせるメリットがある。
 ロッテが人気球団になった背景も、もちろんあるだろう。去年は日本一どころか、アジアナンバーワンチームに。バレンタイン監督
をはじめ先発の渡辺俊や、西岡、今江の若手三遊間コンビらの人気はすっかり定着した。

348無礼なことを言うな。たかが名無しが:2006/01/12(木) 18:14:51 ID:2bgJQ86u
ただし、これは大事の前の小事。巨人戦縮小の背景には、もっと切羽詰った事情があるという。ある放送関係者が「もはや巨人戦
では商売が成り立たなくなっいるのです」と言ってこう続ける。「大手の広告スポンサーが次々と巨人戦から撤退し、CM枠が
なかなか埋まらない異常事態が続く。肝心の聴取率も、カバーするエリアの差があってTBSやニッポン放送などに差をつけられている。
ロッテ戦の中継は、要するに広告費の潤沢なロッテにCMの“持参金”付きで放送を持ちかけた結果でもあるのです」
 もっとも、ネット局のラジオ関西にとってはいい迷惑。「大阪でロッテ戦はきつい」と、その調整で揉めているという。
ラジオ日本は、00年に39億円だった年商が、昨年度は27億円にまで減少している。そのため同局は、「専属解説陣の自宅にギャラ
値下げの通知書を送付した」(関係者)という。
 巨人は今季、愛とさわやかさが売り物の原監督を再任。清原、ローズ、元木といった“負の遺産”を放出し、その一方でゴールデン
ルーキーの辻内を売り出すなど、新生・巨人を必死に印象付けている最中だ。
 だが、そんな巨人の努力も焼け石に水。身内のラジオ局は「とっくに無駄」と判断を下しており、史上最低の平均視聴率10.2%に
泣いたフジとテレビ朝日といったテレビ局も中継の削減を検討中だ。