【鷹の害虫】能無し中内を糾弾するスレ

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13無礼なことを言うな。たかが名無しが
「ダイエー、ロッテが合併に合意し・・」
オーナー会議を目の前にした八日午前、東京・浜松町のダイエー本社に緊張が
走った。あり得ないニュースがテレビから聞こえる。ある球団役員がつぶやいた。
「(オーナー一派が)仕掛けてきたか」
発信元は読売系列の放送局だった。
ダイエーは八月六日にロッテからの合併打診を断り、単独での球団継続保有の
方針を固めた。スタンスにぐらつきはなかったが、一抹の不安もあった。

会議に出席する中内正オーナーの言動だ。
「突然、とんでもない発言をするのではないか」
ダイエー球団の持ち株は本社が98%、中内オーナが2%。合併や売却を含め、
最終的な決定権は本社の高木邦夫社長にある。
とはいえ、プロ野球界でオーナーと言えば特別な存在。その発言はことさら重視
され、取り返しのつかない事態を招く事になる。ダイエー本社は、中内オーナーの
隠密行動を知りながら静観した。
巨人・渡辺恒雄前オーナーとの電話連絡、ロッテ球団幹部との接触。
ロッテから合併後の地位保全を約束されたようだ、との情報もキャッチした。

そのため、会議前日に中内オーナーを本社に呼び、念を押すように合併拒否の
方針を確認していた。
会議前日の朝には、あるスポーツ紙が福岡ドームなどを運営するコロニーと
ダイエーの契約を問題視、コロニーが実質的な球団の経営権を握る内容では
ないかと報じた。

肌で感じるダイエー包囲網。
ダイエー本社が「何かある」と思い込むのもやむをえない状況だった。
ニュースを受け、ダイエー本社は、会見の準備に取り掛かった。
予想されたのは、オーナー間での「密室合意」。反論が必要との判断だった。
「背任行為」「クーデター」などの言葉が飛び交った。
だが、取り越し苦労に終わった。

先走り報道を認めた放送局はこの日、ダイエー本社、球団を訪れて謝罪した。

錯綜する情報に振り回されながらも、ホっと息をついたダイエー本社。
それもつかの間。
会議後の中内オーナー発言に再び衝撃が走った。
「緊急事態が起きた場合、直ちにオーナー会議を開いて検討することになった。
緊急事態?ダイエー問題だと思う」
当該オーナーから出た違和感あふれるコメント。
中内オーナーにすれば、本社に対抗する精一杯の行動だった。(特別取材班)
9/10 西日本新聞朝刊より