【(独)農研機構】動物衛生研究所ってどうよ?B

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653農水省は、息のかかった外郭団体まで動員して抗議させていた
>>637
それにしても、抗議団体に地元の生産者団体であるはずの「みやざき養豚生産
者協議会(宮崎市)」が入っているというのはどういうことでしょうか?

「みやざき養豚生産者協議会」とは、「日本養豚生産者協議会」の下部組織で、
同協議会のホームページによると、「2003年、対メキシコ FTA交渉の過程にお
いて、日本養豚の存続を守る為に立ち上がった FTA等対策協議会を前身とし、
2006年3月に発足しました。」とのことです。

ところで、日本養豚生産者協議会会長の志澤勝は、日本養豚協会の会長も兼務
しており、「同協会は農水省傘下の団体であり、農水省からの補助金のほか、
独立行政法人の農畜産振興機構からも およそ7千万円(平成19年度)の補助金
を受け取っている」「農水省からの天下り役員が2名いる」(総合情報誌「ザ・
ファクタ」2009.2.24)という関係にあります。

つまり、日本養豚生産者協議会は、日本養豚 協会と実質似たようなもので、
FTA 交渉という外圧を利用して、農水省が新たに作った天下りポスト用の団体
だと考えられます。そして、みやざき養豚生産者協議会(宮崎市)が抗議団体
に名前を連ねたのは、日本養豚協会と同類の「養豚生産者協議会」が主体であ
ることを隠すための「名前貸し」だったと考えられます。すると、朝日新聞の
記事の見出しは、次のように改める必要があります。

 × 種牛の早急な殺処分求める 生産者団体、宮崎県に
 ◎ 種牛の早急な殺処分求める 農水省の外郭団体、宮崎県に

つまり、抗議3団体は、農水省の依頼を受けて、「仲間である はずの畜産業界
までもが、種牛の助命嘆願に批判的」という印象を国民がもつようなニュース
をでっちあげた可能性があります。農水省は、49頭の種牛を残していた宮崎県
を陥れるために、「報告を指示していた」とうそをついてメディアに追及させ
ただけでなく、息のかかった外郭団体まで動員して抗議させていたことになり
ます。
http://www.melma.com/backnumber_90715_4914912/