日本におけるKHV感染症発生状況と行政対応
日本獣医畜産大学・畑井喜司雄教授
1月に開催された「国際錦鯉サミット」の魚病セミナーより、今月号では
畑井喜司雄氏(日本獣医畜産大学教授)の講演を掲載する。講演は、2年前に
畑井氏が初めてKHVと遭遇したときの、インドネシアでの発生状況についてあら
ためて振り返るとともに、国内の病魚を使った研究の現況報告、及び行政の
対応を中心に展開された。
http://www.kinsai.jp/200404.html 魚病「コイヘルペスウイルス病について」
海外で問題になっているコイヘルペスウイルス病(KHV)について、
(株)国際水産技術開発の湯浅啓先生の解説を掲載。国内ではまだ発病例は
ないが、もし発生すれば我が国の錦鯉界が被る打撃ははかり知れないと言われる。
より一層の防疫強化を促す。
(観賞魚臨床研究会編『観賞魚臨床Vol.21 平成14年3月31日刊
「コイヘルペスウイルス病に関するこれまでの知見について」))
http://www.kinsai.jp/200210.html 【対策法】
(a)免疫獲得魚の作出
(b)水温の調節
(c)塩水浴
(d)検疫の徹底
結局のところ・・・
>>5>>6 感染症学(免疫学)の常識として、ウイルス・フリー個体ほど脆弱な存在はない、
ということは当然の常識であるはずなのだが。免疫獲得を拒絶したがるのは何故なのだろう。
KHVは、もうとっくに広く蔓延してしまっていることが既知としておかねばならないのだが。
感染防止、まん延防止、ウイルスの排除、根絶、撲滅、制圧などという、現実的には不可能な
対策政策は間違いであると認めて軌道修正することになるのは、いつになるのやら・・・