KHVセミナー イスラエルのKHV対策
「KHVに立ち向かうために」・・・モルディ・ハイミ氏(イスラエル)
「健康な鯉を作ることに専念するのではなく、病気に立ち向かうことが大切だ」
国際錦鯉サミットで開催されたセミナーに招かれたモルディ・ハイミ氏は力強く
語った。ハイミ氏はイスラエル錦鯉業界の最大手、マグノイ社で健康管理責任
者を務める。そのイスラエルでは日本より5年以上も早くKHVが発生、苦難の
道を歩んできた。しかしその歴史は同時にKHVに立ち向かう手段を生み出し、
イスラエルに限らず世界各国の錦鯉業界にとって貴重な財産になっている。
KHVが発生したばかりの日本では、実戦的な解決方法は明確に示されていな
い。それゆえ豊富な経験とデータに基づいたハイミ氏の理論は、会場に詰めか
けた満員の聴衆を十分に納得させられるものだった。
http://www.kinsai.jp/200403.html 「国際錦鯉サミット」KHVセミナー
イギリスにおけるKHV被害の実態と対応
エイドリアン・バーンズ氏(イギリス錦鯉業者協会会長)
1月に開催された「国際錦鯉サミット」の魚病セミナーより、今月号ではエイドリアン・
バーンズ氏(イギリス錦鯉業者協会会長)の講演を掲載する。バーンズ氏は1980年
代から鯉の養殖業を開始し、現在はイギリスで日本産の鯉を扱う流通業者として
活躍している。イスラエルやヨーロッパの錦鯉市場にも精通し、KHV問題への理解
も深い。講演は、特に業者としての立場から、今後どのような対策を取るべきかが
語られ、バーンズ氏からの提案も盛り込まれた内容の濃いものとなった。
http://www.kinsai.jp/200405.html