6 :
農NAME:
7 :
農NAME:2008/04/21(月) 01:21:55
【「特定疾病」コイヘルペスウイルス(KHV)病の不都合な現実】
「行政」の実態
・どこまでも、「コイヘルペスウイルス病のまん延防止対策について (平成15年12月10日)」
http://www.maff.go.jp/koi/index.html にもとづく国内「KHVフリー」体制の堅持のための措置を継続中。
感染の確認、あるいは、感染経験があると判断されたものは残らず殺処分根絶対策を講じる。
どこまでも国内にはKHVが存在しないことを前提にしている。
「現場」の実態
・特定疾病・法定伝染病扱いの国内防疫制度・行政施策はお構いなしに、もはや現実対処。
昇温治癒や早期の感染経験で免疫を獲得させるという知識が広範に知れ渡っている。
(それは2003年11月国内初確認公式発表以前にすでにあったもの。)
「行政」はKHVフリー対策、「現場」はKHV病対策フリー。そのはざまで、
まじめに制度指針に従おうとしている「現場(現実)」の者は非常に苦悩している。
国の「農水省令」に基づいた「制度」が、まったく「現実」に即していないと。
(実際例)
・錦鯉入門 飼育Q&A(10月) 「当才魚がよく死ぬ」
(P136 月刊錦鯉2003年10月号No.197)
http://www.kinsai.jp/200310.html >最近よく当才魚が罹る病気の典型的な症状で、2才までに必ずといってよいほど罹患します。
>2才で罹ると肌がひどく充血して真っ赤になり、ぼけーっとして池の底に沈みます。しかも、
治りが悪くなり、死ぬ率が高くなりますので、変な言い方ですが、当才のうちに試練を与えたほう
が無難なのです。
>どうも昔の眠り病とは違うような気がします。浮腫症にも似た症状を示しますし、横に寝てしま
わないうちに死んでしまう魚もいますので、まあ、現代病でしょう。
>特に、すでに免疫をもつ魚とまぜたら必ず移りますので、どちらにしても、治療のための準備
をしておかなければなりません。
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「行政」がやってる「殺処分」KHVフリー対策は、最初から、まったく意味がなかったのでは?
8 :
農NAME:2008/04/21(月) 01:22:36
いま大事なことは、もはやウイルス学や感染学の枝葉末節の議論ではなくて、
国・農水省がやってるコイヘルペスウイルス(KHV)病の「特定疾病指定・まん延防止対策制度」が
国内のコイ生産飼育事情をみたときに、それが現実実態に即した妥当性があるかどうかということである。
すでにまったく形骸化した制度になってしまっているのだから。
これは純粋に「行政」の問題である。
コイの棲息実態と、産業現場の多くのところでは、もはや制度とは関係なく、
すでに現実対処をやっている現状である。
KHV病の「特定疾病」指定(農水省令・法施行規則)の見直しが早急に必要である。
かかる法の「水産資源保護法」(輸入防疫)と「持続的養殖生産確保法」(まん延防止・国内防疫)は、
輸出にかかわる防疫制度(いまだ存在していない)とはまったく関係のない話である。
http://www.maff.go.jp/koi/060608.html
9 :
農NAME:2008/04/21(月) 01:24:21
茨城県:コイヘルペスに負けない 養殖再開プロジェクト
茨城県は06年度、コイヘルペスウイルス(KHV)の感染で中止されている霞ケ浦の食用コイ
養殖再開を目指すプロジェクトを始める。
再開の前提として国が求めるKHV根絶は困難と判断、感染しても発病しない耐性コイ開発、
安全な出荷・流通確立などウイルスと「共存」して約3年後の再開を目指す。06年度予算案に
約8800万円を計上する。
プロジェクトでは、昨年8月に始めた耐性コイの開発研究を継続し、加工・流通マニュアルを
作成。コイの消費県などと調整して出荷体制を整える。コイは通常、生きたまま出荷するが、
当面はKHVが死滅するよう加工して出荷する。
霞ケ浦では、かつて全国のコイ出荷量の半分を超える年間5000トン以上を生産していたが、
03年秋にKHVが発生し、養殖コイをすべて処分した。
県は「コイ養殖の長い歴史がKHVのために途絶えてしまうのは避けたい。KHVとうまく付き
合う『茨城方式』を確立したい」と意気込む。農水省水産安全室は「県の具体的な方針を聞いて
対応を考える」と話している。【須田桃子】
毎日新聞 2006年2月15日 3時00分
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20060215k0000m040143000c.html