これマジでやばくね?
温度でPCの寿命を短くして購入サイクルを早める役割があるんだね。
すごいねVistaって
ttp://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070214/261891/ 「Aero Glass」の真の問題点
筆者は最近,所有する「Acer Ferrari 4000」ラップトップ・パソコンに
製品版のWindows Vistaをインストールして,新しいユーザー・インターフェース
「Aero Glass」を試してみた。
実際に使ってみて,Aero Glassの利点☆と真の問題点★★に気がついた。
☆Aeroの本当の価値はウインドウ描画の刷新
Windows VistaのAero Glassは,ビデオ・ハードウエアの分野で「3D(3次元)」と
呼ばれる概念を利用している。3Dとは,・・・中略・・・ビデオ・スクリーンは2D
(2次元)の光景を映し出しているものの,2次元よりも少し上の次元(2.1次元と呼ぶ)を基盤にして構築されている。
Windows 2.0以来,Windowsは重なって表示されるウインドウを使ってきた。
既に酷使されているCPUに「どのピクセルがどのピクセルに重なるか」を処理させよう
としたときに発生する現象。このプロセスは「クリッピング」と呼ばれて・・・アニメや動画を再生中の
小さなウインドウを開いて,そのウインドウを画面上でいろんな方向にドラッグ・・・すると
移動したウインドウの後に,醜い「タイヤのスリップ跡」のような・・・重症のクリッピングの一例。
PCに別個のチップを要求することで,Aero Glassは重症のクリッピング問題を解決している。
CPUに代わってクリッピングを処理するグラフィックス・プロセッシング・ユニット(GPU)のこと。
GPUによってクリック&ドラッグはスムーズになっている。筆者も,この点は気に入っている。
だがGPUの多くは,フェードや半透明効果,縮小などの機能を高速に実行できる。そこで
Microsoftは,Aero Glassを使ってこれらの機能を活用することに決め,その結果として
時間を浪費する「ばかげた機能」ができてしまった。
例えば,Aero Glassで「Alt+Tab」キーを押したとき表示される実行中プログラムの小さなアイコンや,
Aero Glassのばかげたベネチアン・ブラインド効果,デスクトップが表示されるときの「パッと光がつく」演出など。
すべてMacに対する嫉妬心の表れなのだと筆者は今では分かっているが,それでもばかげている。最初に筆者の脳裏をよぎったのは,
「ばかげている」という印象だけだった。
★ありえない発熱に遭遇★
だがAero Glassを数日間使ってみると,筆者はこのインターフェースがただ単にばかげているだけではないことに気づいた。
このインターフェースは,PCに悪影響を与えるのだ。筆者のFerrariラップトップは,2GHz動作のTurionプロセッサを搭載している。
AMDが,(信じられないかもしれないが)最高摂氏95度でも動作すると評価しているプロセッサ。
もちろんほとんどの場合,このプロセッサは50度後半から60度中ごろで動作している
(筆者は無料ユーティリティの「Speedfan」を使って,温度を監視している)。
しかしAero GlassつきのWindows Vistaを実行しているとき,筆者のシステムは瞬く間に
摂氏91度まで上昇し,その温度で留まってしまうのだ。
どのように対応したか? 簡単だ。筆者は,Windows Vistaで使用するグラフィックス・ドライバを,
優秀かつ柔軟そして基本機能のみを備えたSVGAドライバに変更したのだ。そうすると,
Ferrariラップトップはアイドリング状態で摂氏50度台まで温度が下がり,筆者の血圧も正常な数値まで下がった。
筆者はすべてのWindows Vista対応のラップトップ[注:ノートパソコンのこと]でAero Glassを実行したときの効果について
一般的な意見を言えるほど,多くのシステムを持っているわけではない。
だが筆者は,他の複数の人のシステムでも同様の現象が起こったという話を聞いている。
そして筆者は,湯を沸かせるほどラップトップを熱くするようなOSを使うつもりは全くない。
Windows Vistaは非常に魅力的である。「セキュリティ」に重きを置いている組織にとっては,特にそうだ。
だがラップトップ[ノートパソコン]を高温まで熱することが全導入管理費用(TCO)に与える影響は,途方もないものになる。
以上の理由から,企業での展開に備えてWindows Vistaをテストしている人々に,忠告したいことがある。
Aero Glassの導入を考えているのなら,実際に展開する前に,システムの温度を点検したほうがいい。