【フレキ断線】ノートPC・どこが壊れる?【ヒンジ】

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5[Fn]+[名無しさん]
ちょっとかんがえてかいてみた。

・液晶の冷陰極管かインバーターが消耗して画面が写らなくなる
 経年劣化による代表的な故障原因の1つ。
 そもそも、液晶を照らす冷陰極管はありていにいえば「蛍光灯」、当然長期間使用すれば切れる。
 近年寿命を大幅に伸ばす白色LEDライトが採用され始めているが、全PCに普及するには時間が必要。

・筐体内のケーブル・コネクタが長年の振動、圧力などでショート・断線・外れたりする
 長期間の持ち運びでケーブルやコネクタが他部品と接触・磨耗し断線したり抜けることは頻繁に発生する。
 特にヒンジ等で接触部が多い液晶モニタの信号線で発生することが多い。
 発生想定個所の把握と対処のノウハウこそがノートPC設計の肝。

・キーボードのキートップが外れる、クリックボタンのバネがつぶれる
 最もメジャーな故障の1つ。そもそもキーボードはもっとも稼働する個所なので壊れて当然である。
 が、ノートパソコンのキーボードは各機種ごとの特注品故に非常に高価で、
 一度壊れると万単位で交換・組み付け費用が必要、その上メーカーによっては部品欠品率も高い。
 他社・他製品との互換性が無い上、壊すと持ち運びが事実上不可能になるので、サービス体制には注目したい。

・電源コネクタやUSBなどのポート部が過電流や磨耗、力が加わることで破損する
 これも同じくメジャーな故障。頻繁に抜き差しを行う電源コネクタやUSBポートが磨耗して破損する。
 特にUSBは過電流に弱く、よくショートを起こしポートが死ぬことが多い。
6[Fn]+[名無しさん]:2006/11/03(金) 20:21:03 ID:08wEgQLQ
・本体部と液晶部をつなぐヒンジが磨り減って固定できなくなる
 90年代のノートPC黎明期には良く起こったメジャー故障。
 だがメジャーメーカーではノウハウの蓄積によりまず起こらなくなった。
 しかし台湾や中国のOEM品など、ノートPCの設計経験が浅いメーカーだと未だに発生する。

・筐体外装、特に液晶部やバッテリーのラッチが割れる
 繰り返し応力がかかるラッチ部が特に破損しやすい。特にバッテリーのそれはノートの命である可搬性を奪いかねない。
 これも現在のメジャーメーカーではまず発生しない。

・筐体内部の発熱でマザーボードなどのICチップが焼損したりコンデンサーが破裂する
 組み立て不良や熱設計が甘い筐体だと、CPUやチップセット、HDDの熱を逃がしきれずに100度を超えることがある。
 そこまでの温度になるとICチップやコンデンサーに仕様外の負荷がかかり、しばしば焼損する。
 CPUの高速化に伴い発熱量が増大した00年前後より増加したトラブル。
 Mobile Pentium III〜Pentium4世代の、熱設計のノウハウ蓄積過程にあった筐体で発生しやすい。
 しかし、現在でも台湾OEMで設計の甘くなりがちなデスク代替ノートではしばしば発生する。

・ハードディスクが熱や衝撃で稼働しなくなる、俗にいう「死ぬ」
 ハードディスクは熱と振動に弱い。持ち運ぶ機会が多く熱がこもりやすいノートPCは苛酷な環境故、ここが一番壊れやすい。
 発熱の機会となるハードディスクアクセスを減らすためにも、メモリは512MB以上、できれば1GBに増設すべき

このなかでも「液晶の光源故障」「キーボードの破損」「I/Oポートの破損」「HDDの憤死」の4つが最も発生しやすいものである。