887 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:18:47 ID:Go3L1FdV
ネトウヨチェック
以下に一つでも当てはまれば、立派なネトウヨである。
朝日新聞を購読していない
全てにおいて憲法9条を優先しない
日本人であり、かつ売国奴ではない
また、NHK偏向番組問題で、抗議デモに参加した者も「ネット右翼」と呼ばれた。もはや「ネット」とは何の関係もない。
888 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:19:30 ID:Go3L1FdV
由来
日本には「反日活動家」が蠢いている。これらはサヨクとも呼ばれる職業売国奴であり、日本を貶めて飯を食べている恫喝乞食である。
彼らはプロ市民、バカサヨなどとも呼ばれるが、悔しかったらしく、対抗する言葉を求めた。その結論が「ネット右翼」だった。
かくして、彼らにとって都合の悪い者は、全てが「ネット右翼」である。
それでは逆に、ネット右翼認定されない人間はどんな人間なのか?という疑問がネットに渦巻くことになった。
889 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:20:11 ID:Go3L1FdV
基準は無い
行動プロセス
サヨクは嘘しかつかない。本気で討論すれば確実に負けるため、議論を嫌う傾向が強い。反論には限界があるため、正論での反論が困難になると人格攻撃に転ずる。
情報源がある者は、情報源(ソース)を提示する
解説力がある者は、論理で説明する
そのどちらも無い者が、レッテル貼りに終始する
それだけのことである。
自己満足
サヨクは、論者の人格批判をすることでしか、自身のアイデンティティを保つことが出来なくなった者であり、言論に敗れた負け犬の成れの果てである。
しかしそれでもサヨクは、ネット右翼という言葉を書いただけで、相手を論破したつもりになるようである。完全な思考停止である。
当該の政治的な件について、何か意見でも書けば良いのだが、それをするだけの能力が無いため馬鹿なことしか書くことができず、書いても突っ込まれて恥をかくことが分かっているため、結局レッテル貼りしかできないのである。
認定
つまり「ネット右翼」認定などは、議論が出来ないような頭の弱い人のすることである。
基準などは無く、自分に反対の者は全部がネット右翼なのである。
2ちゃんねるでは、あるスレッドでネット右翼認定して喜んでいた馬鹿が、別のスレッドでネット右翼と言われて切れていた、という報告もある。
890 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:20:54 ID:Go3L1FdV
ネットの観察
条件
「ネット右翼」と呼ばれる状況を観察していると、どうやら支那、朝鮮に都合の悪いこと(を書く人)は「右翼」であるらしい。
しかし、今やネットが普及し、支那朝鮮の悪事は全世界に知れ渡ることとなっている。それを批判するのはごく自然なことであり、政治思想の左右とは何の関係もない。もしこれで右翼になるのであれば、支那朝鮮以外の全地球人は右翼ないしは極右になるだろう。
その他、2ちゃんねるのチベットスレでチベット支持者がネトウヨと罵倒されている件を見ても、右翼思想をネット右翼と言っている訳ではないことは明白である。
つまり、ネトウヨと叫ぶ者たちは日本人ではなく、特定アジアの工作員(スパイ)である。
幻の数日間
ネット上、特に2ちゃんねるに、ネトウヨという鳴き声が響かない日はない。かなり以前からそうであり、今もそうである。
しかし、ネトウヨという単語の書き込みが激減した数日間が存在した。
これは「朝日新聞2ちゃんねる荒らし事件」で朝日新聞社からの投稿が規制されていた数日間であり、この間は下品な書き込みの一切が途絶え、2ちゃんねるの歴史に類がない平穏な日々が訪れた。
明らかにいつもと違う雰囲気の2ちゃんねるに皆が感激するも、規制が解除されると再び元通りの下品な投稿が復活したのであった。
891 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:22:55 ID:Go3L1FdV
用例
橋下知事のケース
例えば、2008(平成20)年3月24日付・日刊ゲンダイには、ITジャーナリスト
の井上トシユキが「橋下知事を支持しているのは、ネット右翼と呼ばれる
層です。」と発言した旨が書かれている。
どうやら、「大阪府民の大半はネット右翼」ということであるらしい。
やもすると、日本人の大半はネット右翼の可能性もある。
門真市のケース
国際テロリスト日本赤軍系と見られる新左翼新聞「人民新聞」のWebサイトに
、2008(平成20)年5月10日付で「門真市会議員 戸田ひさよし」著とされる
「「君が代」不起立で右翼けしかけた産経新聞」なる記事が掲載された。
曰く
ウヨ産経新聞・右翼・府教委による門真3中攻撃を許すな!
産経新聞と言えば、右翼全体主義偏向報道、それも歪曲・デマ・人権侵害
報道の常習犯であり、ネットウヨ並みの程度の低さから「ウヨ新聞」と
揶揄嘲笑されている新聞だが、今回の三月二七報道は、右翼煽りの政
治目的丸出しの不純報道である。
過激派のアジビラでも、ここまでの低脳な文は(恥ずかしくて)書かない。
この記事をもって、普段「ネットウヨ」、「ネット右翼」という語を使う
者がどういう層であるかを、一つ証明することになったのである。
民団新聞のケース
朝鮮人団体、在日本大韓民国民団(民団)は民主党を支援している。在日に
選挙権を与え、いずれ朝鮮による無血日本支配を実現させようという活動で
ある。
2009(平成21)年8月31日の第45回衆議院選挙でも積極的な政治活動を実施
しており、民団新聞にも以下のように書かれたとされている。
B 同胞の若い女性から「民団新聞の総選挙関連の記事には励まされる。
だからこそ、外国人にも選挙運動ができることをもっと強調して欲しい」
と電話があった。「参政権獲得運動を誹謗中傷するネット・ウヨクと
毎日闘っている。
彼らは外国人排斥のために手段を選ばない。民団が違法な運動をしていると
騒いでいる」とのことだった。
この記事でもまた、普段「ネット右翼」なる語を使う者がどういう層であ
るかを、一つ証明することになったのである。
892 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:23:43 ID:Go3L1FdV
沿革
黎明期
ネット普及以前、またネット普及黎明期には、論調は左傾的なものが多かった。今は新保守派が多い2ちゃんねるも、昔はサヨクの巣窟だったのである。
学校教育が左傾化している上に、情報は限られたものしか与えられてこなかったのだから、当然といえば当然である。
やがてネットが普及するにつれ、サヨクも時代や流行に合わせて掲示板やブログなどを用いて、自分の政治思想の発言をするようになった。
近現代
しかし時が流れ、ネットの利用者は飛躍的に増加した。ネットで得られる情報は指数関数的に増え、ネットではほぼ、
どのような情報でも得られる時代となった。日本は情報鎖国から脱却しつつあった。
このような時世になると、左翼的・反日的な発言をするブログなどには、次々と批判のコメントが殺到するようになったが、
これに対して、サヨクは閉口した。
元々言い逃げ、書き逃げを基本としたサヨクにとって、反論が来るというのは精神的に大変厳しいものだったのである。
解決
サヨクには、被害妄想がある。
このため自分たちが攻撃され始めると、やがて「組織化されたネット右翼が集団で妨害行為をしている」と考えるようになった。
これが、この語が普及する理由になったと考えられている。
こういった陰謀論で片付けようとするのもサヨクの思想的特徴であり、そして何かが起きた時は組織を動員して片付けるというのは、
サヨクの行動手法そのままでもある。彼らの思考を、そのまま相手に投射したものといえる。
また、人格攻撃をすれば不都合な話題がうやむやになるだろうという計算があるが、加えて自分達にとって都合の悪い事を言う人や
レスが続いた時に、憂さ晴らしにこの鳴き声を放つこともある。
893 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:24:35 ID:Go3L1FdV
コテコテの右翼とは違う
古典的な右翼は、かなり過激な発言や行動を時に取る。
昔からやっている人が偉いので、その偉い人の下について
団体を構成する、これが古典的な右翼である。
しかし、今広がる新保守的な世論は、そういった古典的な
右翼とは考え方も行動も、全く異なっている。団体に属そうとはせず、
問題の平和的解決を望み、解決は議論によろうとする。
こういった一般の、元々あまり政治思想とは無関係だった市井の人々は、
ネットという媒体を得ることで(政治の)表舞台へ出ることが可能となった。
ネットの普及により、誰でもが語ることが可能になり、自由な言論環境がもたらされた。これが、いま巷に新保守的な論調が広がり始めた最大の原因と考えられる。
894 :
名無しさん:2010/12/06(月) 12:25:25 ID:Go3L1FdV
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
ネット右翼万歳!
895 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:53:15 ID:Go3L1FdV
リベラルブログうんたらという話がむなぐるま氏の「日本ではリベラルブロガー
のハブはないのだろうか」っていうエントリあたりから広がってるみたいで、既に
まとめも終わった議論みたいだけど(笑)、ブログのサブタイトルも変えたこと
だし、亀レスだけどちょいコメント。
僕自身の考えはstandpoint1989氏のこちらのエントリに割と近いんだけど、こと
「ネット右翼」については別に大した問題じゃないと思う。切込隊長がこちらの
エントリで何かえらく難しげにまとめているが、分かりやすく言っちゃうと「頭
のいい若い奴がどんどん生活不安を増大させていて、そいつらがネットで自分の
生活を脅かしそうな欺瞞に食いつくとネット右翼って呼ばれるだけなんだよ」っ
てこと。ま、そういうことである。
896 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:53:55 ID:Go3L1FdV
ネット右翼、あるいはサイバーカスケードという現象が発生する原因は、もう
1つあると思う。これまたあちこちのブログで指摘されていることではあるが、
要するに既存のマスメディアが(僕も含めて)こういう若い連中の不満を十分に
回収できてないってこと。それは何でかというと、要するにマスメディアが考え
る物事の優先順位が、身近な一般常識から考えて矛盾していると思えることが増
えてきたことだ。
例えば、ある公共企業が単純作業の業務をITで効率化して、その作業に従事
していた従業員を他の業務や部門に転換、あるいは早期退職させようとしたとす
る。既にかなり以前から自動化が予定されていた業務であり、作業員のほとんど
は定年退職間近の50代の中高年である。しかもそれによって消費者は直接そのサー
ビスの値下げの恩恵にあずかれる。
897 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:54:36 ID:Go3L1FdV
僕ら30代の感覚なら、「事前にそういう合理化を行うことが世の中にも知られ
ており、しかも従業員の他の業務への転換の可能性も残してあるのであれば、公
共サービスの値下げのために退職勧奨や業務転換はしょうがないのではないか」
と考えるだろう。ところが、某●日新聞には、「公益を掲げる大企業の従業員へ
の許し難い仕打ち」と書かれる。なんで??どうしてそうなるの??
長年マスコミにいたくせに最近になってその理由を知ったのだが、どうもその
大手新聞には「労働組合>消費者」という、価値判断のための鉄の社内ルールが
確立されているらしいのだ。具体的な価値体系を僕は詳しく知らないし、ここで
そういう差別表現を列挙するのも憚られるのでしないが、要するに戦後50年以上
「社会的な弱者・可哀想な人たち」とされるレッテルがコード体系として完成し
ており、記事掲載の優先順位や記者の評価みたいなものも、そのコード体系にい
かに沿った主張をするかということで判断されるらしい。
もちろん、アフリカの難民は今でも相変わらず悲惨だし、高齢者や障害者がそ
の身体において一般人に比べて絶対的な弱者であることは疑いようもないのだが、
しかし現実の社会というのはそんなに単純なものでもなくて、弱者の名前をうま
く語って金儲けや裏の権力を身につけている人だっているし、大企業だってそこ
で働く人々が時に金銭以上の社会的正義を原動力にしてビジネスを動かすことだっ
て起こりうるわけだ。
898 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:55:22 ID:Go3L1FdV
僕が駆け出しの記者の頃、ある九州の冷凍食品メーカーの創業社長に取材した。
その時、彼から「私は経営者として、従業員には何とかして充実した人生
を送ってもらいたいと思い、いろいろな福利厚生の制度を取り入れてきました。
本社工場の敷地内に、工場より大きな土地を使って従業員用の運動場も作りまし
た。それでも地元の大新聞の記者さんには"企業のやることは金儲けが目的だか
ら信用できない"と言われる。私はこれ以上、どんなことをすれば世のため、人
のためになっていると思ってもらえるんでしょうか」と相談されたことがある。
無一文からたたき上げてド田舎で全国ブランドの企業を築いた彼の一途で素朴な
問いかけに、その時の若い僕は返すべき言葉を見つけられなかった。
そういう、吉田あみ氏@日日ノ日キ言うところの「世界はほんとうはもっと
色鮮やかで豊かだし、残酷で不気味」なんだという認識が、日本のリベラルなマ
スコミの方々の価値判断基準にはどうも欠けているような気がする。なぜ欠けて
いるかというと、このブログでも前に書いたように、「個々の記事の価値基準を
いちいち是々非々で判断していたら、効率が悪くて仕方ないから」だ。少なくと
も、ネットがここまで普及する以前は、それはマスコミに限らず、多数の人々の
意見を集約するのが仕事の人々(行政、政治など)にとって「効率が悪い」こと
だった。
899 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:56:08 ID:Go3L1FdV
そして、マスコミの価値コード体系の中には「(ほぼすべての)取材先>購読
者」というのも含まれているから、購読者がどんなに必死で「事実が違う」とか
「偏ってる」とかクレーム電話をかけても「担当記者に伝えておきます」の一言
でシカトされるという事態が多発するわけである。
ネット右翼と呼ばれるムーブメントは、だから僕はある意味「マスコミが自ら
の価値基準の決定プロセスにネットの効率性を積極的に利用しようとしない」と
いうことへの、社会からの異議申し立てなのだと感じている。
一般に、マスコミ人がインターネットで直接意見を集めるのにものすごい抵抗
を示すのは、彼らが業務上の効率を考えて前提に置いている各社独自の「価値基
準」に対し、ネットのありとあらゆる人たちがいっせいに異論を唱えてきたらど
うするのか、というのを想像して身の毛がよだってしまうからだ。
でもそういうことは、実際には起こり得ないと僕は思っている。なぜか。
それは「ネット右翼」と呼ばれる人々の行動をつぶさに見ているとよく分かる。
900 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:56:52 ID:Go3L1FdV
彼らが食いつくのは、自分の身近な出来事や現実と比べても、明らかに筋違いと
思えるような前提を置いて書かれた記事や意見に対してである。自分が直接知ら
ないことについて飛びついて来たりはしないし、身近な経験があることに対して
も書き手がそう述べる根拠や経験(いわゆるソース)を開示した場合には割とあっ
さり引き下がる。
つまり、誰もが決定的な事実を知っているわけではない状況において、平等に
意見を言えるという前提のあるネット上での議論にはものすごく熱心だが、「意
見を裏付ける決定的な事実」や「論争の相手が誰が見ても社会的弱者であること
の証明」などが示されると、とたんに「あまり一般化するなよ」とか何とか捨て
台詞を残して消え失せたりするのである(笑)。
だからマスコミはネット右翼にあまりびくびくしないで、自分たちがそういう
価値判断に至ったプロセスというか、ソースをちゃんと(出来る範囲で)開示し
て、もっと出せとか言う人が出てきたら「取材源の秘匿とか個人情報とかいろい
ろあって出せないんです、ゴメンナサイ」とそこで折れておけばいい。それでた
ぶん収まる。
901 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:57:36 ID:Go3L1FdV
左巻き批判が大好きなネットワーカーでも、弱者に対する情が深いという点で
はリベラルと変わらないということを、僕は切込隊長のニートに対するいくつか
のエントリで見せられたような気がする。自分たちだけの独自の価値コードを盾
に決めつけ・開き直りをする左巻きマスコミのブロガーに対して彼が仕掛ける攻
撃は苛烈なものがあるが、では徹底的に「強者の論理」の人なのかと思いきや、
自分のエントリに突っかかってきたニートに対して延々と人生相談に乗ってみせ
る。あれはどう見てもリベラリストの姿だ。彼が自称するようなRepublicanでは
あり得ない。
ネット右翼を装って過激なことを書いている人の中にも、恐らくリアルでは常
識的にリベラルな人というのがたくさんいるんだと僕は思う。もちろん、こうい
うふうにネット右翼でかつ本当に右翼な人というのも、それはそれでいるんだろ
うけど。(ちなみにこの人が何で昨年6月の民主党の憲法改正案に今ごろになっ
て火を噴くような罵倒を述べているのか、誰か教えてくださいw)
あと、これまで論じた「何をもって弱者と定義するか」という価値コード体系の
硬直性の問題以前の問題として、「マスコミはそもそも弱者をかばうべきなのか」
という、民主主義バランス装置としてのメディアの存在意味というテーマが存在
する。
902 :
名無しさん:2010/12/06(月) 13:58:24 ID:Go3L1FdV
このテーマは、最近で言うと江川紹子のほりえもんインタビュー「『新聞・テ
レビを殺します』 〜ライブドアのメディア戦略」でもはっきり表れていた。江
川氏が「価値基準に照らしてとか難しいこと言わないで、読まれる記事、売れる
記事だけ並べればいい」というほりえもんのコメントに対して、
メディアがあえて報じていくことで、曲がりなりにも(現実にそれが十分にでき
ているかは疑問だが)政治を監視する機会は保たれる。それがなければ、一般の
人たちがなんだか分からないうちに、大事なことが次々に決められていく、とい
うことになりはしないか。
あるいは、イラク、アフガニスタン、アフリカ諸国といった外国の情報は、普段は
気にもとめずに生活しているけれど、そういうことは知らなくてもいい、のだろ
うか。
普段、気がつかなかった事柄を、新聞で読んで知るという機会もなくなる。それで、
生活するには困らないかもしれないが、人間性や心を豊かにする機会を減らして
しまうことになりはしないか。
また、"志"や"矜持"といったものを、すべて否定してしまうのには、私は抵抗を感じる。
確かにそれは、「思い上がり」や「自意識過剰」に結びつく危険性がある。けれ
ど、様々な圧力、障害、誘惑などに直面することの多いこの仕事の中で、報道す
る者の"良心"が、そういう困難中でも真実を明らかにする原動力になることだっ
て、少なくないのだ。
と述べているところがそれに当たるだろう。このような問題意識は、彼女だけでなくほと
んどのマスコミ人(純然たる経済メディアである日経でさえも!)が多かれ少な
かれ持っているところのものだ。
903 :
名無しさん:2010/12/07(火) 10:34:56 ID:Y3rcMenf
沖縄で平和祈念の僧侶が突然の公務執行妨害容疑で不当逮捕
10月29日、沖縄県の米軍嘉手納(かでな)基地第2ゲート前。午前7時半、ときおり小雨のぱらつく中、
太鼓を手にした白装束の僧侶ら十数人が座り込みを始めた。僧侶らは「非暴力、不服従」のインドのガン
ジーに倣う日本山妙法寺の一行。同月沖縄各地を歩いてきた。年1回、ことしで19回目の「平和祈念行脚
(あんぎゃ)」だ。基地前の1日行動も恒例だった。当日は土曜日。太鼓を打ち誦経(ずきょう)する一方、
基地に出入りする米兵の家族らにビラを渡した。
午前11時ごろ、沖縄署の2台のパトカーが来た。座り込みの場所を歩道に移し、一行の車両を移動するよう命じた。
僧侶の1人、木津博允上人(69)が1台のパトカーに近づくと、車は急発進した。木津さんは倒れかけた。「危ない」。
木津さんは停車したパトカーに詰め寄った。やがて同署の地域課長が現場に急行し、木津さんは公務執行妨害容疑で
逮捕された。逮捕された際、木津さんは首を痛め、数日間断食。逮捕に抗議し、取り調べには黙秘している。
沖縄平和市民連絡会の当山栄事務局長は「今回の事件は反基地運動全体への弾圧だ。これから本格化する米軍再編へ
の反対闘争に対する牽制(けんせい)だろう」と語る。一方、日本山妙法寺の関係者は「国内で逮捕者が出たのは
1973年に神奈川県の相模原で、ベトナム戦争に向かう米軍戦車の前で座り込んで以来。戦前の法難(弾圧)の時代に回帰しつつある」と懸念する。
〔木津さんは、19日間も勾留されたあと、11月17日に不起訴で釈放された。〕
904 :
名無しさん:2010/12/07(火) 10:36:28 ID:Y3rcMenf
マンションから米軍厚木基地を監視していて「住居侵入」で不当逮捕
10月15日に神奈川県大和市で、マンションの8階踊り場から米軍厚木基地を監視していた
市職員3人(そのうち2人は第三次厚木爆音訴訟の原告団所属)が住居侵入容疑で逮捕された。
5年以上にわたり月1回、踊り場から定点観測を続けてきた。当日は2日後に夜間離着陸訓練が
始まるとの情報を得ての行動だった。3人は自宅などの家宅捜索後、逮捕の翌々日には処分保留
で釈放されたが、このうちの1人はこう語る。
「現場に着いて双眼鏡を出すや、制服警官がきた。『基地を監視している』と言うと不審なので
身分を明かせと。1人が免許証を見せ、2人が拒むと逮捕だと告げられた。あわてて2人も免許証を
見せたが『いること自体、違法だ』と取り合わない。その間、退去しろの一言もなかった」
警察側は逮捕された1人に「住民から苦情があった」と説明したという。だが、管理組合長宅では
取材に「そんな人たちが出入りしていたことは知らないし、住民の苦情も聞いていない。まして届け
出たこともない」と話す。
905 :
名無しさん:2010/12/07(火) 10:37:45 ID:Y3rcMenf
▼反戦運動関係
◎2004年
・2月27日 立川の自衛隊官舎ビラ入れで3人を「住居侵入」で逮捕・起訴。12月、東京地裁八王子支部で無罪判決。
05年12月、東京高裁で逆転有罪。被告・弁護団が上告中。
・3月3日 東京で社会保険庁職員が休日に自宅近くでビラ配布したことを「国家公務員法違反」として逮捕・起訴。
・11月2日 アパート契約にかんする「詐欺罪」で沖縄で1人を、関連で東京で2人を逮捕。
・12月3日 東京都立板橋高校の元教諭が「君が代」斉唱時の着席を呼びかけたことを「威力業務妨害」として在宅起訴。
・12月23日 東京都葛飾区のマンションで共産党の区議会報告を配布していた1人を「住居侵入」で逮捕・起訴。
◎2005年
・2月7日 福岡で免許証の住所にかんする「免状不実記載」で1人を令状逮捕。
・2月21日 東京都杉並区でペンネームで宅配便の手続きをしたことを「有印私文書偽造・同行使」として1人を令状逮捕。
・2月28日 東京・JR蒲田駅で「障害者」の介助を拒否した駅員に抗議した1人を「暴行」で逮捕。
・3月4日 東京で居室契約をめぐる「詐欺罪」共犯で1人を令状逮捕。
・3月4日 都立高校の卒業式での「日の丸・君が代」強制に抗議するビラまきで、町田の野津田高校前で2人、
同8日、亀有の農産高校前で1人を「建造物侵入」で逮捕。
・5月31日 東京でアパート契約にかんする「詐欺罪」で2人を令状逮捕。
・6月23日 免許証更新時の住所にかんする「免状不実記載」で1人を令状逮捕。
・7月13日 静岡で住民票にかんする「電磁的公正証書原本不実記録・同供用」で1人を令状逮捕。
・7月13日 東京都江戸川区役所でビラをまいていた2人を「公務執行妨害」で逮捕。
906 :
名無しさん:2010/12/07(火) 11:05:06 ID:Y3rcMenf
・8月4日 東京都杉並区役所前でネット右翼の執拗な無断ビデオ撮影に抗議した北島邦彦事務局長を「暴行」で逮捕。
・8月15日 靖国神社抗議行動で千鳥ケ淵で2人、九段北で4人を「公務執行妨害」で逮捕。
・10月7日 「免状不実記載・同行使」で福岡で4人、東京と三里塚で各1人の計6人を令状逮捕。関連で逮捕が相次ぐ。
・10月12日 東京都江戸川区役所前でビラをまいていた1人を「公務執行妨害」で逮捕。
・10月15日 米軍厚木基地に隣接するマンションで基地を監視していた市職員ら3人を「住居侵入」で逮捕。
・10月29日 沖縄市の米軍嘉手納基地前で基地撤去を求めて座り込んでいた日本山妙法寺の僧侶・木津博允上人を「公務執行妨害」で逮捕。
・11月8日 横浜で集会場申し込みで「有印私文書偽造・同行使」で1人を令状逮捕。
・11月10日 東京で住民登録にかんする「電磁的公正証書原本不実記録・同供用」で3人を令状逮捕。
・12月20日 1人が早稲田大学文学部構内でビラをまいたところ教職員が「逮捕」、牛込警察署に引き渡す。
◎2006年
・ 1月15日 東京・山谷のデモで1人を「公務執行妨害」で逮捕。
・ 2月13日 広島でアパート契約にかんする「詐欺罪」で1人を令状逮捕。
▼労働運動関係
・2002年10月 国労組合員と支援の10人を「暴力行為等処罰に関する法律違反」で令状逮捕、8人起訴。
同年の5・27国労臨時大会でのビラまき・説得活動にたいする弾圧。
・2005年1月13日 全日本建設運輸連帯労組関西生コン支部の武建一委員長をはじめ執行委員4人を「強要未遂」
「威力業務妨害」で逮捕、全員起訴。3月9日、武委員長など2人を再逮捕、役員2人を新たに逮捕。
さらに12月には「政治資金規正法」違反で大阪門真市議の戸田ひさよし連帯労組近畿地本委員長を逮捕。
同時に武委員長も再々逮捕。
907 :
名無しさん:2010/12/07(火) 11:06:04 ID:Y3rcMenf
1 「つくる会」「日本会議」を牛耳るカルト的・宗教的右翼団体
前回、「つくる会」にしても、この「つくる会」ときわめて密接な関係にある全国的な改憲右翼組織「日本会議」
(旧「日本を守る国民会議」)にしても、「実際の会員のかなりの部分が特定の諸団体の構成員によって占められ
てい(る)」と指摘しました。そして、その「特定の諸団体」とは「統一教会であり、生長の家であり、キリストの
幕屋であり、さらに神道系の諸団体などで」あり、「これらはすべて、宗教の装いをとったカルト的右翼団体」と書きました。
事実、「日本会議」理事長で明治神宮崇敬会理事長の戸澤眞氏は勝共連合の元顧問ですし、上田埼玉県知事が県
教育委員就任を要請した高橋史朗氏(明星大学教授 つくる会副会長)は、生長の家青年部=日本青年協議会の共
同創設者で、統一教会のイデオローグです。高橋史朗氏は、「つくる会」と「日本会議」が共同で03年1月に
「日本の教育改革」有識者懇談会(民間教育臨調)を結成する際に中心的役割を果たし、発足後は運営委員長を
つとめました。また、生長の家青年部=日本青年協議会の現代表・服部守孝氏は「つくる会愛知」代表であり、
「救う会」(「北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会」)の愛知代表でもあります。
杉並区教育委員会において「つくる会」歴史教科書の採択に最も中心的な役割を果たした大蔵雄之助氏も、
勝共連合=統一教会の新聞『世界日報』に主筆格で繰り返し執筆してきた経歴の持ち主です。
このように、「つくる会」にしても「日本会議」にしても実際には、宗教の装いをとったカルト的右翼団体が
そのかなりの実体を占めています。
今回は、その中でも次第にその存在と影響力を拡大しつつあると言われる、キリストの幕屋についてもう少し
詳しく見てみましょう。
908 :
名無しさん:2010/12/07(火) 22:23:56 ID:/yx3PsFp
2 「『つくる会』が講演すると、その団体が動員される」
03年の1月26日に、東京の砂防会館において1200人を集めて、上でふれた「日本の教育改革」有識者懇談会
(民間教育臨調)の設立集会が開かれました。これについて、日本の戦争責任資料センター事務局長の上杉
聰(さとし)氏は、直後に発表した「日本における『宗教右翼』の台頭と『つくる会』『日本会議』」と
題する論文の中で、次のように分析しています(以下、教科書情報資料センターのホームページより引用)。
〔高橋史朗氏らこの団体の役員に名を連ねている顔ぶれなどから、この集会が「つくる会」と密接にかかわ
りあっていることを指摘したうえで〕結論から述べるならば、私の確認し得たところによると、〔この集会
の〕裏の事務局は「日本会議」が仕切り、役員の選定はすべて同会議の専従職員が交渉し、当日の聴衆には
関東の宗教団体を組織動員したというのである。……
26日の聴衆のうち女性は全体の約3割を占めていたが、その半数ないしそれ以上が、異様な髪形をした
〔髪を長くして三つ編みにしそれを頭にまきつける〕女性たちであったことが複数の参加者から報告されてい
る。彼女たちは日本会議の有力な構成団体であるキリストの幕屋と呼ばれる宗教団体のメンバーであることが、
その容姿から確認できる。……
909 :
名無しさん:2010/12/07(火) 22:24:41 ID:/yx3PsFp
日本会議とは、すでに述べたように、1997年に「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が
合体して結成されたのだが、「国民会議」は、なんといっても右翼文化人を中心としつつ旧軍
関係者とも共闘する組織であった。ところが「守る会」の方は、神社本庁・生長の家・仏所護
念会・念法真教・モラロジーなど宗教・修養団体が中心となり、そこに曹洞宗管長・日蓮宗管
長なども名前を連ねる宗教関係者中心の団体であった。
日本会議の結成は、文化人中心の「国民会議」(実際には右翼的政治団体もいた)が、献身的
で巨大な財政力・組織力・動員力を持つ宗教団体連合の「守る会」と合体することにより、国
民動員的な巨大組織を目指したものであった。……
とくに「つくる会」の結成から一昨年〔01年〕の採択戦までは幅広く文化人が加わり、保守
的市民層にある程度の支持を広げてきたが、小林よしのりが藤岡信勝に追われるようにして脱
会したことなどにより、「つくる会」は現在、日本会議にいっそう頼らざるを得ない状況に陥
っている。
小林氏にしてみれば藤岡氏に「追われるようにして脱会した」かどうかは異論があるところ
かもしれません。それはともかく、かつては「つくる会」の宣伝係として大いに名をはせ、また
「つくる会」歴史教科書執筆者の1人でもあった漫画家の小林よしのり氏は、キリストの幕屋
について次のように語っています。
以下は、みずから編集する雑誌『わしズム』vol.17(03年7月刊)からの引用です。
910 :
名無しさん:2010/12/07(火) 22:25:31 ID:/yx3PsFp
「つくる会」の中に、ある宗教団体が入り込んでいます。入り込んでるという言い方は失礼かな。
「つくる会」の人が運動を進める上で、ある宗教団体を入れたのですね。その宗教団体というのは
ユダヤ教が母体です。それがあの会を支持している。だから、「つくる会」がシンポジウムや講演
を主催すると、その団体が動員されます。当初わしは、それは穏やかな団体だと思っていました。
それでもわしは一度だけ、「つくる会」内部で問題にしたことがありました。「大丈夫なのか」と。
そうしたら西尾幹二さん〔「つくる会」初代会長で現名誉会長、歴史教科書執筆者〕が「あそこ
は日本の国家を考えた団体だ」と説明しました。西尾さんがいうのだから大丈夫なのだろうとわし
は思いました。……
ところが、『つくる会』が内部に、その宗教団体を抱える矛盾が、そのシンポジウムで噴出し
ました。なぜか。その団体はユダヤ教が母体で、ユダヤ教といえばイスラエル支持です。イスラ
エルは当然アメリカが後ろに控えている。わしはアラブとイスラエルどちらの側にも立つ気もあ
りません。非常に複雑な、根の深い問題がある。けれど、圧倒的にイスラエル支持の立場をとる
その団体は、『つくる会』の内部でも、わしに対して猛烈な憎悪を持ってくってかかってきました。
壇上で、わしが話しをしている間、延々と野次がやまない。野次を飛ばす男は、その宗教団体の
人で、同時に「つくる会」の東京支部長でした。また会場の整理係もその団体の人たちがやって
いて、みなが「反・小林」で一致し、わしの発言を妨害しました。
911 :
名無しさん:2010/12/07(火) 22:26:29 ID:/yx3PsFp
3 キリストの幕屋――その教義と実践
・キリストの幕屋、正式団体名は「宗教法人 原始福音・キリストの幕屋」。
・1948年に、聖書研究会を開いていた手島郁郎(てしまいくろう 1910〜1973)氏が進駐軍に抵抗
したため追われる身となり、阿蘇山に潜伏中、神の召命を受けて伝道を始めたとされている。1961年
に宗教法人になる。現在の代表は手島千代子氏。支部は海外を含め約90カ所。
・聖典・教典:旧約聖書、新約聖書
・機関誌:『生命の光』(バス停などにつるされている)
・崇拝対象 唯一絶対神(ユダヤ教・キリスト教)およびイエス・キリスト
◆凶暴な超軍事国家イスラエルを崇拝
教団名に「キリスト」の文字が入っていながら、本人たちはキリスト教の一派ではないと明言。
また、既成のキリスト教派と違ってユダヤ民族の信仰であるユダヤ教にも重きをおいているところ
が一つの特徴。
手島氏は、生前にはイスラエルのユダヤ教関係者とも親交をもち、信徒とともに「聖地巡礼」(
ユダヤ教・キリスト教の聖地としてのエルサレムへの訪問)をおこなっています。幕屋では、キリ
スト教の原点となるユダヤ民族の歴史ばかりか現在のイスラエルの国家とその文化についても重視
しており、「聖地巡礼」・「聖地留学」を大事な信仰活動の一部ととらえています。そのため、
日本におけるイスラエル・ロビーとしての役割を果たしていると見られています。
912 :
名無しさん:2010/12/07(火) 22:27:24 ID:/yx3PsFp
キリストの幕屋の信者たちの「つくる会」運動への取り組みの異様なまでの熱心さは有名です。
彼らは講演会やシンポジウムに全力で参加するのはもちろん、「つくる会」には家族全員が入
会すると言われています。
とくに副会長で歴史教科書執筆者の藤岡信勝氏とは密接なつながりをもち、講師として積極的
に呼んでは全国で講演会をおこなってきました。
また、01年の教科書採択を前にして、西尾幹二氏著の歴史教科書『国民の歴史』を信者が自腹
で何十冊も購入し、議員や企業役員、あるいは近所の人などだれかれかまわず配ったり送りつけた
りして、「つくる会」内部でも物議をかもしました。
(写真 キリストの幕屋がばらまいた西尾幹二著『国民の歴史』)
2002年、愛媛県の中高一貫校に「つくる会」教科書を採択させる運動の際には、「直前に『つ
くる会』が全国から組織動員し、各戸ビラ入れをおこなったほか、松山市街にも200人近い集団を
登場させ、宣伝活動をおこなった。大半はキリストの幕屋であると言われる」と先に引用した上
杉論文は指摘しています。
幕屋は、戦争動員施設=靖国神社への参拝にもきわめて積極的に取り組んでいます。彼らは
「拝殿の前で最敬礼し、心からの感謝をご霊前に捧げる。グループで参拝する時は祈り、賛美歌を
歌う」(大阪キリストの幕屋主事・神藤耀氏)そうです。そして、首相・閣僚の公式参拝の実現
を強く要求しています。
彼らは「古事記」「日本書紀」の神話を「日本建国の歴史」として信奉し、それを「イスラエル
が旧約聖書を建国のよりどころにしている」ことになぞらえています。
ところで、聖書の世界から遠く隔たった現在のイスラエルは、アメリカが戦後直後、その中東支配・
中東石油支配のために人工的に形成した半植民地国家であり、アメリカの強力な支援をバックにパ
レスチナ人にたいする虐殺と迫害を繰り返しているきわめて反人民的な超軍事国家です。そのような
アメリカの半植民地的軍事国家を崇拝しているところにも、幕屋のきわめて反動的本質がはっきりと
あらわれています。
913 :
名無しさん:2010/12/07(火) 23:53:40 ID:/yx3PsFp
◆強烈な民族主義と反民主主義
幕屋は彼らの信仰の根本をなす「我らの信条」の第一で次のように宣言しています。
「私たちは、日本の精神的荒廃を嘆き、大和魂の振起を願う」。普通のキリスト教関係とはちょっと結びつきにくい「信条」です。
また、彼らが創始者・ 手島郁郎氏の言葉として掲げている文章の中に次のようなものがあります。以下、幕屋のホームページ内の
「戦後教育の誤り」からの引用です。
終戦直後のことですが、進駐軍の軍政官、その他が日本の学校教育を指導しました。そして、「日本が戦争を起こしたりするのは、
戦前の教育が悪かったのだ。『末は博士か大臣、大将か』という考えが間違っている。民主主義の時代において、大事なことは、
みんなが平凡で善良な市民になることである」。このような教育目標をかかげて徹底的に指導しました。……
しかし、このような誤った戦後の民主主義の教育というものが、今の全学連の騒ぎに発展していったのだ、と私は睨んでおります。
民主主義教育というものは、立派な人間をつくりません。……私は聖書を深く読めば読むほど、民主主義というものには反対です。……
神に聴いて政治が行なわれることが理想です。愚かな人間がただ寄り集まって、その多数決で決めてゆくような政治社会が良い
社会だとは思えません。
914 :
名無しさん:2010/12/07(火) 23:55:27 ID:/yx3PsFp
何らかの活動をしている人が特定の宗教の信者であることや、その宗教団体の活動が見た目風変わりなものであること、
それ自体はなんら非難する理由にはあたりません。また、信仰の問題は心の問題として、その人の内心の自由です。
しかし、キリストの幕屋は明らかに「宗教の装いをとった右翼団体」と呼ぶにふさわしい教義内容をもち、そればかりか
他の反動的・右翼的諸団体とも連携して「つくる会」運動など政治的活動を組織的・積極的に実践しています。
彼らはキリスト教的な言辞をあやつりながら、実際には強烈な民族主義的・反民主主義的主張を叫び、「法の下での平等」
や「教育の機会均等」といった戦後民主主義的価値観への憎悪をかき立てつつ反動的政治活動をおこなう、宗教の形態を
とった極右ファシスト集団にほかなりません。
◆「つくる会」運動の構造
八木秀次氏や藤岡信勝氏、そして西尾幹二氏を代表人格とする「つくる会」は、これまで見てきたように、実際にはキリストの
幕屋や統一教会、そして生長の家など宗教の形態をとった極右ファシスト集団を実働部隊として展開されています。
そして重要なことは、この運動が、いまや小泉首相や奥田日本経団連会長など日本の帝国主義(独占的な大企業・大銀行とその
政治的代表者による支配体制)の中枢によって全面的にバックアップされているということです。
「つくる会」運動の内実と全体像はだいたい以上のようなものです。そして、その中にネット右翼も独自の位置と役割をもって
登場してきました。次回はいよいよ、この問題について考えてみましょう。
(by深見 潔)
915 :
jpcanadaより:2010/12/08(水) 19:24:24 ID:SrR4eEvX
916 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:43:40 ID:rFPQ7vI2
『「救う会」「つくる会」の実体は、改憲団体「日本会議」』
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c6%fc%cb%dc%b2%f1%b5%c4 ●『日本会議』とは、日本最大の保守系団体で、これに協力する「日本会議国会議員懇談会」(会長・麻生太郎衆議院議員)を持つ。
「新しい教科書をつくる会」、「北朝鮮拉致家族を救う会」「北朝鮮拉致家族を救うブルーリボンキャンペーン」などの本体である。
●『日本会議』の6大スローガン;
1.憲法改正
2.教育基本法改正
3.靖国公式参拝の定着
4.夫婦別姓法案反対
5.より良い教科書を子供たちに
6.日本会議の主張の発信。
設立5周年事業として、2002年9月以来「10万人ネットワーク」を目指して活動中。
月刊機関誌『日本の息吹』を発行。
917 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:44:50 ID:rFPQ7vI2
●『日本会議』役員
日本会議会長・元最高裁判所長官 三好達
日本会議副会長・東京大学名誉教授 小堀桂一郎
日本会議国会議員懇談会会長 麻生太郎
日本会議国会議員懇談会会長代行 中川昭一
日本会議理事長・明治神宮権宮司 田中安比呂?
日本会議副会長・神社本庁総長 工藤伊豆
●「日本会議・国会議員懇談会」役員
会長:麻生太郎(外務大臣)
会長代行:中川昭一(自由民主党政調会長)
副会長:谷垣禎一(前財務大臣)
副幹事長:小池百合子(内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当))
副幹事長:安倍晋三(内閣総理大臣、自由民主党総裁)
小野清子(参議院議員、元国務大臣)
石破茂(元防衛庁長官)
〔 「日本会議、日本会議国会議員懇談会設立五周年記念大会」大会決議
http://www.nipponkaigi.org/reidai01/Activities(J)/kestugi11.18.htm から構成〕
918 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:45:37 ID:rFPQ7vI2
●「民間教育臨調」と「日本会議」;
「日本会議」は、同団体の役員77人の約4割にあたる30人もの人員を「民間教育臨調」に送り込んでいる。
同時に、明らかに「日本会議」関係者とわかる会長・事務総長、3分の1以上を占める宗教団体、旧軍関係者等を表に出さないように工夫と努力をしている。
「民間教育臨調」の副会長5人のうち、4人は「日本会議」の役員である。
「民間教育臨調」に名前のない47人のうちの25人は宗教団体役員。4人は「軍恩連盟?」「日本遺族会」「日本郷友連盟」「英霊にこたえる会」など旧軍・自衛隊関係団体の役員。そして会長・事務総長の2人。
●宗教団体と『日本会議』;
1997年、「日本を守る国民会議」(運営委員長・黛敏郎)と「日本を守る会」を統合して『日本会議』を結成。
「国民会議」は、保守系文化人を中心としつつ旧軍関係者とも共闘していた。
「守る会」は、神社本庁・生長の家・仏所護念会・念法眞教・モラロジーに加えて、曹洞宗管長・日蓮宗管長なども名前を連ねる宗教関連団体が中心の組織だった。
毎週、サンケイプラザで日曜集会を行なっている「キリストの幕屋」も、『日本会議』の有力な構成団体。
http://www.makuya.or.jp/hikari/sankei.htm 「日本会議・大阪」には「キリストの幕屋」のみならず、神道政治連盟(神社本庁)・国柱会・仏所護念会・IIC(霊友会)・崇教真光・念法眞教・神道青年会などの宗教団体が名を連ねる。
大阪府遺族連合会という日本遺族会の下部団体の名もある。
919 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:46:22 ID:rFPQ7vI2
●「夫婦別姓反対」「在日選挙権反対」「首相の靖国公式参拝」と『日本会議』
『日本会議』は、文化人・旧軍関係者と、献身的で巨大な財政力・組織力を持つ宗教連合との統合により国民動員的な巨大組織となった。
その結果、「夫婦別姓反対」、「在日の選挙権反対」などで大きな成果を挙げてきた。
「夫婦別姓」、「在日の選挙権」を求めるいずれの法案も、提出されたまま棚ざらしになっている。
「首相の靖国公式参拝」にも力を入れている。
〔出典
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/0_conb07.htm から構成〕
●1997年結成時の「日本会議」、「日本会議国会議員懇談会」の役員;
◆【日本会議本部・会長】塚本幸一ワコール会長(98年6月死去)
【副会長】小堀桂一郎、石井公一郎(元ブリヂストンサイクル会長)、岡本健治(神社本庁総長)、小田村四郎?(拓殖大学総長)、安西愛子?、山本卓眞(98.9.22から、富士通名誉会長)
【理事長】田中安比呂(明治神宮権宮司98.9.22まで)
【戸澤眞】(98.9.22から、明治神宮崇敬会理事長。勝共連合元顧問。)
【事務総長】椛島有三(日本青年協議会議長)
【事務局長】松村俊明
◆日本会議国会議員懇談会(日本会議と支援・連帯する国会議員の組織)
【会長】島村宜伸(前農林水産大臣)
【幹事長】平沼赳夫
【事務局長】小山孝雄
920 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:48:34 ID:rFPQ7vI2
●「日本会議」中央役員名簿(2002年5月)( < > が宗教関係団体)
【顧 問】1 石川六郎 日本商工会議所名誉会頭、2 宇野精一 東京大学名誉教授、3 加瀬俊一(物故)
鹿島出版会相談役、4北白川道久?<神宮大宮司>、5 久邇邦昭?<神社本庁統理>、6 櫻井勝之進 <皇学館大学常任顧問>、
7白井永二<鶴岡八幡宮名誉宮司> 8 瀬島龍三 伊藤忠商事(株)特別顧問、9戸田義雄<国学院大学日本文化研究所名誉所員>、
10 服部貞弘 <岩津天満宮名誉宮司>、11 福島信義<明治神宮名誉宮司>、12 渡辺恵進<天台座主>
【会 長】13 三好達 前最高裁判所長官
【副会長】14 安西愛子 声楽家、15 石井公一郎 ブリヂストンサイクル(株)元社長、16 小田村四郎 拓殖大学総長、
17 工藤伊豆 <神社本庁総長>、18 小堀桂一郎 東京大学名誉教授、19 山本卓眞 富士通(株)名誉会長
【代表委員】20 石原慎太郎 作家、21 井尻千男? 拓殖大学日本文化研究所所長、22 出雲井晶? 作家・日本画家、
23 板垣正 元参議院議員、24 伊藤憲一? 青山学院大学教授、25 稲山霊芳<念法眞教燈主>、26 井上太郎<霊友会総務理事>、
27 入江隆則 明治大学教授、28 宇佐美忠信 (財)富士社会教育センター理事長、29 海老原義彦 軍恩連盟全国連合会会長、
30 大石泰彦? 東京大学名誉教授、31 岡田恵珠<崇教真光教え主>、32 岡野聖法<解脱会法主>、33 小串和夫<熱田神宮宮司>、
34 尾辻秀久 日本遺族会副会長、35 小野田寛郎 (財)小野田自然塾理事長、36 加瀬英明 外交評論家、37 勝部真長?
お茶の水女子大学名誉教授(物故)、38 加藤芳郎 漫画家、39 上村和男 (社)国民文化研究会理事長、40 城内康光
前ギリシャ大使、41 清原恵光<比叡山延暦寺代表役員執行>、42 黒川紀章 建築家、43 黒住宗晴<黒住教教主>、
921 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:49:34 ID:rFPQ7vI2
44 慶野義雄 日本教師会会長、45 佐伯彰一 文芸評論家、46 境川尚? 前日本相撲協会理事、47 佐藤和男 青山学院大学名誉教授、
48 志摩淑子 (株)朝日写真ニュース社社長、49 春風亭柳昇(物故) 落語家、50 鈴木俊一 日本倶楽部会長、
51 関口徳高<仏所護念会教団会長>、52 千玄室? 茶道裏千家前家元、53 副島廣之<明治神宮常任顧問>、54 園田天光光 各種女性団体連合会長、
55 瀧藤尊教 <総本山四天王寺元管長>、56 田久保忠衛 外交評論家、57 武原誠郎 イムカ株式会社代表取締役、58 竹本忠雄? 筑波大学名誉教授、
59 坪井栄孝 日本医師会会長、60 寺島泰三 (社)日本郷友連盟会長、61 外山勝志<明治神宮宮司>、62 中野良子 オイスカインターナショナル総裁、
63 中村清彦 富士産業(株)代表取締役、64 能村龍太郎 太陽工業(株)代表取締役会長、65 長谷川三千子 埼玉大学教授、
66 廣池幹堂<(財)モラロジー研究所理事長>、67 藤岡重孝<神宮少宮司>、68 古谷幸三郎 (株)茨城木工所代表取締役社長、
69 堀江正夫 英霊にこたえる会会長、70 丸山敏秋<(社)倫理研究所理事長>、71 宮崎義敬<神道政治連盟会長>、
72 宮西惟道<東京都神社庁庁長・日枝神社宮司>、73 村尾次郎 全国地名保存連盟?会長、74 村松英子? 女優、75 湯澤貞 <靖国神社宮司>
【理 事 長】 76 田中安比呂 <明治神宮権宮司>
【事務総長】 77 椛島有三 日本会議理事
〔出典
http://www.h2.dion.ne.jp/~kyokasho/0_conb07.htm〕
922 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:50:55 ID:rFPQ7vI2
私たちは、21世紀に生きる日本の子どもたちのために、
新しい歴史教科書をつくり、歴史教育を根本的に立て直すことを決意しました。
世界のどの国民も、それぞれ固有の歴史を持っているように、
日本にもみずからの固有の歴史があります。
日本の国土は古くから文明をはぐくみ、独自の伝統を育てました。
日本はどの時代においても世界の先進文明に歩調を合わせ、
着実に歴史を歩んできました。
欧米諸国の力が東アジアをのみこもうとした、あの帝国主義の時代、
日本は自国の伝統を生かして西欧文明との調和の道を探り出し、
近代国家の建設とその独立の維持に努力しました。
しかし、それは諸外国との緊張と摩擦をともなう厳しい歴史でもありました。
私たちの父母、そして祖先の、こうしたたゆまぬ努力の上に、
世界で最も安全で豊かな今日の日本があるのです。
ところが戦後の歴史教育は、
日本人が受けつぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるものでした。
特に近現代史において、
日本人は子々孫々まで謝罪し続けることを運命づけられた罪人の如くにあつかわれています。
923 :
名無しさん:2011/01/10(月) 16:51:40 ID:rFPQ7vI2
冷戦終結後は、この自虐的傾向がさらに強まり、
現行の歴史教科書は
旧敵国のプロパガンダをそのまま事実として記述するまでになっています。
世界にこのような歴史教育を行っている国はありません。
私たちのつくる教科書は、
世界史的視野の中で、日本国と日本人の自画像を、品格とバランスをもって活写します。
私たちの祖先の活躍に心踊らせ、失敗の歴史にも目を向け、
その苦楽を追体験できる、日本人の物語です。
教室で使われるだけでなく、親子で読んで歴史を語りあえる教科書です。
子どもたちが、日本人としての自信と責任を持ち、
世界の平和と繁栄に献身できるようになる教科書です。
私たちはこのような教科書をつくり、
普及するために必要な一切の活動を力強く推進します。
私たちの事業に、皆様のご理解とご参加を心からお願い申し上げます。
平成9年(1997年)1月30日 設立総会
924 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:33:55 ID:yEq5FpNz
新しい歴史教科書をつくる会(あたらしいれきしきょうかしょをつくるかい)とは、1996年に結成された日本の社会運動団体である。
従来の歴史教科書が「自虐史観」の影響を強く受けているとして、従来の「大東亜戦争肯定史観」にも「東京裁判史観」ないし
「コミンテルン史観」にも与しない立場から新たな歴史教科書をつくろうという運動を進める団体である。政界や地方議会の一部勢力からも
支持・賛同され2度にわたり中学生対象の教科書を出版し、採択しようとする運動を進めていた。その一方で一部の歴史家や市民団体・政治団体からは
「歴史修正主義」であるとの批判や、中華人民共和国・韓国・北朝鮮の政府や民間人からは反動分子もしくはそれに近いとみなされることがある[1]。
925 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:34:53 ID:yEq5FpNz
従来の教科書に対する批判
湾岸戦争以前までは日本共産党員であった藤岡信勝は、冷戦終結後の新しい日本近代史観確立の必要性を感じ、
保守論客に転進すると共に、旧来の左右双方のどちらにも組しない独自の自由主義史観の構築を提唱した。
藤岡らの提唱は大きな反響を呼ぶことなり、1996年12月に西尾幹二ら有志と「新しい歴史教科書をつくる会」
(略称:つくる会)を結成。同会の『教科書が教えない歴史』は全4巻で120万部を超えるベストセラーとなった。
つくる会は、既存の歴史教科書(特に中学校社会科の歴史的分野の教科用図書)は、必要以上に日本をおとしめる
自虐史観に毒されていると批判し、それに代わる「“東京裁判史観”や“社会主義幻想史観”を克服するとし、
その双方の呪縛から解放されたという自由主義史観に基づく、子供たちが日本人としての自信と責任を持つことの
できるような教科書」の作成と普及を目的として結成され運営されている。
つくる会の教科書は中学歴史用の歴史分野と公民分野のものが2001年版と2005年版が出版(いずれも扶桑社刊)されたほか、
2009年版は自由社から出版される予定である。本部のほか全国17箇所に地方支部が設置[2]されている。新しい歴史教科書を
つくる会の執筆した『新しい歴史教科書』は、2001年に初版が出された。文部科学省によって137か所の検定意見が付けられたが、
同時に執筆した『新しい公民教科書』とともに、ほかの出版社の歴史教科書と同様に教科用図書検定に合格している。
926 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:35:48 ID:yEq5FpNz
つくる会の組織概要
つくる会は、日本全国から集まる会費と関連本の印税収入を財源として活動している。2007年5月には、7代目会長につくる会が発足する
きっかけを作った藤岡信勝が就任した[3]。つくる会の地域支部のほか、地元財界や旧軍関係者による採択支援運動が行われている。
平沼赳夫や萩生田光一といった会の主張と同じくする保守政治家から強く支持されている[4]ほか、保守団体とされる日本会議も支援している。
また、藤岡によれば、つくる会の事務所に電話をかけ「よくぞ立ち上がってくれた。これで安心してあの世に逝ける」と電話口で泣き崩れた
老人もいたという[5]。
保守の政治家のほか、ブログや掲示板等のネットにおいても支持している者の姿がよく見られ、ネットで論じられていたことから誕生したとも
言われる山野車輪著の『マンガ 嫌韓流』は、その思想的背景にはつくる会の影響が強いと主張する者もいる[6]。
賛同者の一部には在日特権を許さない市民の会や河野談話の白紙撤回を求める市民の会などの政治活動にも参加している者もいる。
またつくる会として、アメリカ合衆国下院が日本政府に対し従軍慰安婦問題への謝罪を迫ったアメリカ合衆国下院121号決議に対して、
民主党の慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会とともに強い反発を表明[7]しているほか、沖縄県で保革関係なく要求された沖縄地上戦に関する
歴史教科書問題についても批判的な立場[8]を取っているが、そのなかで「沖縄戦の犠牲に対する感謝と共感の念をはぐくむよう記述すること」
という教科書改善の会(つくる会の運動から離れた有志による同様の社会運動団体)の要望を、日本の歴史教科書を「自虐的」たらしめた
「近隣諸国条項」と同様に「沖縄条項」を取り入れるものであるとして批判している。
927 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:37:14 ID:yEq5FpNz
つくる会の主な主張
新しい歴史教科書をつくる会は、中学校社会科の歴史的分野における教科書そのものや、つくる会が執筆した『新しい歴史教科書』を取り
巻く環境について主に次のような主張をしている(この主張に対する反対意見・賛成意見などについては、後述の不採択活動、世間の評価を参照)。
まず1997年に発表されたつくる会の趣意書では、次のように主張していた[9]
日本の戦後の歴史教育は、日本人が受けつぐべき文化と伝統を忘れ、日本人の誇りを失わせるものであった。特に近現代史では、
日本人は子々孫々まで謝罪し続けることを運命づけられた罪人の如くにあつかわれている。
冷戦終結後は自虐的傾向が強まり、現行の歴史教科書は従軍慰安婦のような旧敵国のプロパガンダを事実として記述している。
つくる会は、世界史的視野の中で、日本国と日本人の自画像を、品格とバランスをもって活写することで、祖先の活躍に心踊らせ、
失敗の歴史にも目を向け、その苦楽を追体験できる、日本人の物語を語りあえる教科書をつくる。
そのことが、子供たちが、日本人としての自信と責任を持ち、世界の平和と繁栄に献身できるようになる。
2005年5月10日に、つくる会が外国特派員協会で開催された記者会見において『新しい歴史教科書』の近現代史の英訳版を配布するとともに、
欧米のプレスとの質疑応答で次のように主張した[10]:
『従軍慰安婦や強制連行、南京事件を削除し、創氏改名を正当化することが正しい教科書なのか』の質問に対しては、『1996年以前の
韓国の教科書にも従軍慰安婦は記述されていなかった。また2005年4月12日付の朝日新聞の記事によると、全社の教科書が従軍慰安婦を
削除している。それは証拠によってサポートされていない』と回答した。ただし他の問については回答を避けた。
扶桑社の教科書が学校で使われないのは、日本にある2大教職員組合がマルクス・レーニン主義を信奉しているため、国民との意識に
大きなギャップがあるにもかかわらず、(教科書)採択に大きな影響力を持っているためである[11]。
928 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:38:18 ID:yEq5FpNz
『日本軍の虐殺や強制連行や南京事件を書いていない。日本は戦前に戻るのではないかと心配になる』との指摘に対しては
『町村外務大臣(当時)も検定を合格した教科書の中で、戦争を美化している教科書はないと言っている』として、
『歴史の事実が明らかになればそのような誤解もとける』と主張していた。
つくる会の教科書や他社発行の歴史教科書に対する主張から以下のような事柄を主張している。
近代日本を悪逆非道に描き出す「自虐史観」を克服し、次世代の子供たちに誇りある日本の歴史の真の姿を伝えるべきである。
この教科書は「階級闘争史観」や「自虐史観」の拘束から自由になり、世界史的視野のなかで日本国と日本人の自画像を品格
とバランスをもって論述している。そのため面白く、通読に耐える唯一の歴史教科書である[12]。
「南京大虐殺30万人」と誇大記述されている中学校社会科の歴史教科書があるが、いまだにはっきりとした人数はおろか、
存否も分かっておらず、論争中の問題である。義務教育が行われる学校で使用する教科書には、旧敵国のプロパガンダと
疑われる事件は記述すべき内容でない。
「従軍慰安婦」という用語は、第二次世界大戦前には使われていない。慰安婦とするために日本の国家政策として強制連行を
したと証明できる公文書は発見されていない。「強制連行」という言葉も自虐主義者による創作語にすぎない。
また戦争中、慰安婦は、世界中の軍隊に存在したもので、ことさら日本を訴え続ける外国訴訟団ばかりを取り上げる教科書には偏りがある。
中国大陸・朝鮮半島などの被支配者が善、日本のような支配者が悪、ほかにも一揆・反乱・打ちこわしなどの指導者が善で、
朝廷・幕府・行政・国家などが悪のように描かれている傾向が強い。これらはまさに左翼が主張する「階級闘争史観」を引きずっている。
そのため帝国主義時代の歴史がそのように単純な善悪二元論で説明できるのか疑問である。
929 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:39:02 ID:yEq5FpNz
広島市に原子爆弾を落とされたのは「軍都」であったから仕方ないとして、「そのような過ちをくり返さないことが大切」などと
アメリカなど連合国の責任は追及せず原因のすべてが日本にあるように記述[13]されている教科書には問題がある。人類史上最悪の
大虐殺の1つである。
伊藤博文は、日本の近代化を進めた初代内閣総理大臣というよりも朝鮮半島侵略の張本人であると強調され、暗殺されても仕方が
ないというようにテロリスト安重根を英雄視する大韓民国に迎合し、朝鮮半島や中国大陸の観点から描かれている日本の功労者が
多いのは懸念されるべきことである。
扶桑社教科書を批判する自虐史観主義者の組織的妨害は非常に残念[14]。である。彼らの行っている批判は、歴史の真実とは無関
係でもあり、韓国や中国の教科書にこそ該当するもので、お門違いの批判でもある。
教科用図書検定基準(文部科学省告示)にある近隣諸国条項を誤解することなく、日本のマスメディアや行政は、中華人民共和国や
大韓民国にもっと強い態度で歴史の真実に臨むべきである。
東京裁判を是とする自虐史観主義から脱却し、誇るべき伝統と文化を継承してきた日本の歴史を正負両面から事実を綴った
歴史教科書を作るべきである。
930 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:39:43 ID:yEq5FpNz
つくる会の活動概要
役員
※2010年9月11日現在
会長
藤岡信勝
副会長
杉原誠四郎
高池勝彦
福地惇
理事
梅澤昇平
岡野俊昭(元公立中学校校長)
小山常実(大月短期大学教授)
高森明勅
豊島典雄(杏林大学教授)
濱野晃吉(コンサルタント会社社長)
吉永潤(神戸大学准教授)
渡辺眞(ソフトウェア関連会社社長)
顧問
井尻千男
加瀬英明
田久保忠衛
監事
平野富國(元藤沢小田急代表取締役社長)
川又和敏(元小中学校教員)
事務局長
鈴木尚之
931 :
名無しさん:2011/01/11(火) 01:41:19 ID:yEq5FpNz
つくる会運動の離合集散
つくる会は幾度と無く路線対立等が原因で内紛を繰り返して来た。
1998年2月、理事会は「事務局員との確執」を理由に初代事務局長の草野隆光を解任する。後釜として大月隆寛が2代目の事務局長
になったが、その大月も自律神経失調症から病み上がったばかりの1999年9月15日に、当時の西尾幹二会長から手紙で解任を勧告される。
1999年7月29日、理事会は当時の藤岡信勝副会長と濤川栄太副会長を解任する。藤岡は理事に留まったが、濤川は理事も退任。
背景には藤岡と濤川の権力争いや、濤川の女性問題があった。
2002年2月、西部邁と小林よしのりが退会。反米保守であった小林、西部と、親米保守であった他の理事達の対立が原因。
2006年1月16日、西尾幹二が名誉会長を辞任して退会し、更に遠藤浩一、工藤美代子、福田逸が副会長を辞任する。西尾等が以前
から敵視していた宮崎正治事務局長を解任しようとしたが、八木等の日本会議系のグループから抵抗を受けて辞任に追い込まれた
と言われる。ところが同年3月1日に藤岡は会長補佐に就任して復権し、同年2月27日に理事会は八木秀次会長、藤岡信勝副会長、
宮崎正治事務局長を解任させ、宮崎は退職に追い込まれた。八木等を解任した表向きの理由は、2005年12月に理事会の許可を
取らず中国へ赴き、現地の知識人と論争していた事とされる。しかし、当の解任された八木は藤岡に追放されたと主張している。
この泥沼の内部抗争の原因は、肝心の公民、歴史教科書の採択率が軒並み1パーセントにも満たない事だと言われている。
932 :
名無しさん:2011/01/12(水) 08:30:07 ID:0zMlQ/Bu
てすと
933 :
名無しさん:2011/01/15(土) 18:22:11 ID:gi+7Vi/H
これまで、つくる会の教科書は扶桑社から出されていたが、2007年2月26日に扶桑社はつくる会に対し
「現行の『新しい歴史教科書』に対する各地の教育委員会の評価は低く、内容が右寄り過ぎて採択が
とれない」である[15]として、採択率を上げるためのテコ入れ案として、路線対立から「つくる会」
から脱退した「教科書改善の会」との協力ないし、一部執筆者の変更や扶桑社から教科書出版部門の
別会社への転籍を提案したが、しかしつくる会が容認しなかったため、
2007年5月に扶桑社から関係解消を通告された[16]。
つくる会は、扶桑社に代わる新たに教科書出版を引き受ける出版社を公募したうえで[17]、今後は
東京都の自由社から出版される事が決定した。ただし自由社の石原萠記社長は著名な社会民主主義
者でもあり、その思想傾向がつくる会の主張と合わないのではないかとの指摘もある(詳細につい
てはリンク先参照のこと)。しかしながら、西尾幹二は自身のホームページ[18]のなかで石原の
『戦後日本知識人の発言軌跡』を引用した上で、「自由社の『自由』は『諸君!』『正論』の母胎
なのです」と、あくまで保守系であると主張している。
934 :
名無しさん:2011/01/15(土) 18:23:20 ID:gi+7Vi/H
またつくる会によれば扶桑社から版権の移動について相談するとしていたが[19]、扶桑社は採択した中学校のために2010年度まで使用されている
『新しい歴史教科書』については、継続して扶桑社版が供給することになった。また扶桑社の教科書事業子会社としてフジテレビが3億円を出資
して「育鵬社」を設立(社長は扶桑社の片桐松樹社長が兼任)し、そこから教科書改善の会が編纂する教科書を発行することになった[20]。
この扶桑社の態度に対し作る会は、弁護士を通じて2007年6月13日付けで、著作権は執筆者にあり扶桑社にはない、現行版の配給修了をもって
著作権使用許諾を打ち切ることを通告する文書を発信した[21]また、かつての同志であった屋山太郎が代表世話人をつとめ、多くの会員と支持
者を引き抜いていった「教科書改善の会」を「特定出版社の応援団として知識人たちの運動団体」であり「つくる会がその教科書を失って消滅
することを大前提にしてつくられるもの」として強く非難[22]した。そのため、従来つくる会の運動を支援してきたフジサンケイグループに対
し事実上の絶縁状をたたきつけることとなった。
935 :
名無しさん:2011/01/15(土) 18:24:08 ID:gi+7Vi/H
つくる会の沿革
1996年8月 西尾幹二と藤岡信勝が出会い各界有志に呼びかけ、つくる会創立の下準備をする。
1996年10月 現行の歴史教科書を辛らつに批判した西尾、藤岡共著『国民の油断』が刊行。
1996年12月2日 創立記者会見。
1997年1月30日 創立総会を開き、初代会長・西尾幹二、副会長・藤岡信勝とする。
1997年1月30日 西尾他6人が小杉隆文部大臣に教科書から従軍慰安婦記述の項目の削除を申し入れる。
1997年1月31日 つくる会は賛同者として王貞治・ダイエーホークス監督の名前を発表する。西尾もテレビで王貞治がつくる会の賛同者であると発言した。(王本人はこの事を否定)
1997年2月 会長・西尾他、テレビ朝日「朝まで生テレビ!―従軍慰安婦問題と歴史教育」に出演し、問題提起する。
1997年3月 第1回シンポ「『自虐史観』を超えて」開催。
1997年5月 会報『史』創刊。
1997年12月 会員数が6000人を突破する。
1999年1月 神奈川支部設立。
1999年5月 教科書採択戦略会議を設立し、議長に理事・高橋史朗を置く。
1999年7月 つくる会副会長に高橋を選出。
1999年10月 47都道府県に48支部を設立する。(2004年8月現在は51支部にまで拡張)
1999年10月 西尾幹二著、つくる会編の『国民の歴史』出版。(2002年12月現在の発行部数72万部)
936 :
名無しさん:
2000年4月 扶桑社、『新しい歴史教科書』、『新しい公民教科書』を文部省に検定申請し、それぞれ137箇所、99箇所に検定意見が付く。
2000年6月 宮城県議会で教科書制度の改善を求める請願を初採択。以降33道県議会で採択
2000年10月 検定審議官による『新しい歴史教科書』への検定不合格への働きかけが明らかになる。
2001年4月 扶桑社版『新しい歴史教科書』、『新しい公民教科書』が検定意見箇所を修正し、検定に合格。
2001年5月 『新しい歴史教科書』の検定合格に対し韓国や中国は激しく抗議し、再修正を日本側に要求。
2001年5月8日 韓国政府は、検定済みの中学校歴史教科書8種類すべてに対し、日本政府に修正を強く要求。
2001年6月 市販本『新しい歴史教科書』、『新しい公民教科書』発刊。(あわせて76万部のベストセラー)
2001年7月 一旦採択が決定していた栃木県下都賀地区の教育委員会の委員に脅迫が行われるなどの事件が起きる。
2001年8月7日 新左翼・革労協木元派革命軍が、つくる会事務所に放火し、犯行声明を出した。
2001年8月15日 中学校教科書の採択結果発表。歴史の採択率は0.039%、公民は0.055%。
2001年9月 つくる会新会長に理事・田中英道、新副会長に高橋、種子島経、藤岡の各理事。
2001年9月 西尾は名誉会長に就任し、理事に八木秀次が就任する。
2002年7月 第5回定期総会を開催。遠藤浩一、九里幾久雄、中西輝政、新田均の4人が理事に就任。
2002年7月 愛媛県教育委員会の“適正かつ公正な教科書採択を求める”署名運動。愛媛県で16万人、県外から25万人、
計41万人の署名を愛媛県教育委員会へ提出。
2002年8月15日 2003年春開校の愛媛県立中高一貫教育校3校で『新しい歴史教科書』を採択。
2002年9月 第21回シンポ『日韓歴史認識の共有は可能か』開催。
2002年12月 公安調査庁は2001年版「内外情勢の回顧と展望」において、「つくる会」教科書の採択反対運動への過激派の
関与を指摘。「内外の労組、市民団体や、在日韓国人団体などと共闘し、全国各地で教育委員会や地方議会に対して、
不採択とするよう要求する陳情・要請活動を展開した」と記述。また、不採択運動に対する抗議に右翼団体の関与も指摘した。