【辛口】観てきた映画について語れや 2【歓迎】

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57名無しさん
Another Parl Harbor,Kamikaze Pilot, Suiside Attack, Ground Zero
などと形容される、9.11の歴史的事件を、解明するために考えられ得る
パターンとして、次のようなことを想定してみることが可能かもしれない。

9.11→イスラム自爆テロ→カミカゼ→太平洋戦争期の末期の日本人の心理→
武士道精神→武士道精神の解明→武士道と近代政府を象徴する明治維新→
両者が対立した西南戦争。

単純化してみれば、こんなストーリーを展開できるかもしれない。
この映画の制作の動機がそこにあったと見れば、
制作者たちは現在の米国が対イスラムとの関係を真摯に模索している
とみることのできるのではないか。
58名無しさん:03/12/17 01:17 ID:jKFYp4E0
>>57
> イスラム自爆テロ→カミカゼ
> 太平洋戦争期の末期の日本人の心理→ 武士道精神

おいおい、なんでそうなるの?頭だいじょうぶ???
なんでも同一視するのは危険だ。

ラスサムが左翼映画であることには確かだと思うけど。
59名無しさん:03/12/17 01:20 ID:fR2YDf0L
>この映画の制作の動機がそこにあったと見れば

うう〜ん・・。なんかかなり無理があるような・・。
監督は単純に「武士道の美学」みたいなものに
ものすごく傾倒してた、ってことじゃないかなー。

俺、こっちで極東アジア史の
クラスとった時に知ったんだけど
日本の明治維新ってフランスやロシア市民革命と違って
「支配階級そのものが自らの特権を廃止、
投げうって体勢改革をした」ってことで
「革命としては特異な例」っていうふうに
こっちでは評価されてるみたいね。

政府樹立の功労者であった西郷が
起こした西南戦争については
そういう体勢改革の流れに取り残された
武士階級の不満の表面化でもあった、って感じで
かなり大きく扱っていた。

そういう「滅びゆく武士道の悲劇」みたいのを
監督は撮りたかったんじゃないだろうか。
なんかイラク自爆テロなんかとサムライを
重ねられると逆に話しが浅くなってしまう気がするよ




60名無しさん:03/12/17 02:37 ID:eazn/Fkp
>>59 支配階級そのものが自らの特権を廃止、、、、、、

アメリカの大学でこういうことをちゃんと教えるんですね。
祖父が生前 歴史の先生やっててこのことをよく強調してた。
日本の学校でもこういうこと、特に近代史を義務教育中にしっかり
教えるべきなのに今の日本の学校は一番肝心なことを全く教えない
からへんてこりんな左翼思想に染まる学生が増えてきて日本の
将来が心配だってよく言ってました。

武士階級というのはたしかに世界的に稀な存在ですね。
外国の貴族階級は贅沢三昧の生活があたりまえだったかれど
武士は特権階級でありながら常に質実剛健をモットーとし
自分を律し、主人(大名)のため、国のために常に命を捨てる
覚悟を持って日々生きていた人たち。彼らの存在があったからこそ
アジアの国で唯一欧米列強に植民地にされなかったし
されなかったどころか欧米列強と互角な国として生き残る事ができた
のではないでしょうか?

あのロシアのロマノフ王朝にしても
フランスのブルボン王朝にしても、王朝が庶民革命家によって
処刑、断絶されるという悲惨な結末によって革命がなされましたが
日本のあの時代、あれだけの大きな政権交代だったにもかかわらず
徳川家の人間を丁寧に扱いスムースに江戸城明け渡しにいたったこと、

国家の危機(内乱を起こしていると他のアジアのように
欧米列強の植民地にされてしまうという)のために武士たちが
自らの特権を捨てて
命をかけてくれたからこそあの危機をのりきれたのではないでしょうか?

このサムライの精神というのはその後の世界大戦の神風攻撃
などにも生きていたし、わたしはいまでも日本人の根底に
生かされていると思っています。日本の男性がんばってください。





61名無しさん:03/12/17 02:41 ID:OFUrzhUb
うおーーーー
明後日でファイナル全部おわるぞーーーーーーー!!!!!!
そんでもって卒業すんぞーーーーーーーーーヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノ
そしたらやっと
ラストサムライ見に行くんだ〜〜〜〜〜〜〜(*^-^*)
62名無しさん:03/12/17 02:49 ID:eazn/Fkp
>徳川家の人間を丁寧に扱いスムースに江戸城明けわたし、、、

やはり外国の貴族と違って日本の武士は庶民からも尊敬される
存在であったからというのも一理あると思います。
自分たちが汗水流してひもじい思いしてるのに
毎日金銀の食器で食べて、着飾ってパーテイーして遊んでばっかりしてたら
尊敬どころか憎悪の対象になるでしょう。
63名無しさん:03/12/17 02:59 ID:wG7qEXYZ
>>62
江戸後期における日本の武士の大半は貧乏だったから、贅沢は出来なかった。
物価は上がっても給料(禄高)は上がらず、札差し(米の両替業者)からの
前借りで、なんとかしのいでいたり。そのため精神主義に拍車がかかった面も
あるだろうし、なくして困るほどの特権ではなかったかも。
64名無しさん:03/12/17 04:16 ID:fR2YDf0L
>>60
なんだかまさしく俺が考えていたようなことえを
書いてくれてありがとう。
(神風うんぬんはチョトおいといてw)

>>支配階級そのものが自らの特権を廃止、、、、、、

>アメリカの大学でこういうことをちゃんと教えるんですね。

そう。俺はもともと歴史や歴史小説は好きだったけど、
明治維新そのものは「歴史の変遷」の一部として捉えてたから
上のような見方を提示されてハッとしたし、
改めて当時の日本が成し遂げた明治維新というものの
その産みの苦しみのようなものを見直した。
日本にいた時には気づかずに
アメリカで知った、というところが皮肉だけど。

映画の最後での天皇との天皇謁見シーンで
廃力を強制され苦悩する勝元、ああいうシーンを見て
ハーバードで東洋学だかをやっていたというこの監督は
俺と同じように、明治維新の成立過程やその実現に奔走したはずの武士達の
その後の体制との確執や苦悩みたいなものに
感銘を受けたんだろう、と俺には感じられた。