「君ノ声」 by 中村一義
君の眼に映る僕を 僕は知れない
そう だから 君に会うのは 自分と会うみたい
僕の眼に映る君を 君は知れない
ねぇ だから いつだって
僕だって 君だって そう変わりはない
いろんな声が広がる この街にさ
君の声が聞こえてくる
出会う人は その声かえす鏡のように
だから 僕はうたえる うたえるから
君ん中 大きい声で 君が鳴らした声で
君ん中 大きい声で その中に その奥に
誰にだって 光と影 あるはずなら
陽が落ちた瞬間に ねぇ 優しさ ねぇ 落とさぬように
ねぇ だから ねぇ だから
僕だって 君だって そう 代わりはいない
いろんな声が広がる この街にさ
君の声が聞こえてくる
出会う人は その声かえす鏡のように
だから 僕はうたえる うたえる
すさんだ奴がはびこる この街にさ
君の声が聞こえてくる
祈りにも似て否なる話題を持って
懲りず 君に届ける 届けるから
君ん中 大きい声で 君が覚ました声で
君ん中 大きい声で その中だ
その中に その奥に