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名無しさん@お腹いっぱい。:
国鉄分割・民営化から8年後の95年、経団連は「新時代の『日本的経営』」と題する報告書で、
労働者の9割を時間給の不安定雇用に突き落とすと宣言した。それ以降、派遣労働は急拡大した。
今や非正規雇用労働者は全労働者の3割を超え、大恐慌の中で容赦なくクビを切られている。
国鉄分割・民営化はまた、総評解散−連合結成という労働運動の巨大な再編をもたらした。
労働組合のナショナルセンターが解散するのは、過去には侵略戦争突入時にしかなかった事態だ。
それほど国鉄分割・民営化の衝撃は巨大だった。
分割・民営化の過程で、民間大産別を牛耳る極右的体制内労働運動勢力は、総評を解体して、
旧同盟系が主導権を握る「労戦統一」をもくろんだ。そのため彼らは、国鉄を始めとする4大産別
労組に背後から襲撃をかけた。国労とともに総評の主軸をなしていた自治労、日教組、全逓の各本部は、
国鉄分割・民営化における国労の惨状を目にして一切の抵抗を放棄し、総評解散−連合結成に屈服した