ノイズ 2

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158名無しさん@お腹いっぱい。
「福祉国家」であれなんであれ、現存資本主義社会の改良=修正を自己目的化する立場、すなわち修正資本主義の立場にたつかぎり、
けっきょくのところ労働組合運動論もまた、視野狭窄的で箱庭的な、内向的で脱政治的な、「ルネッサンス」の名によるケチくさい展
望論を披瀝しないわけにはいかない。このことを身をもって実証≠オたのが、木下武男である、と言ってよい。しかも、
「21世紀労働運動原論」などと称して、十九世紀のフェビアン協会流の労働組合観を宣揚するだけでなく、それをそのまま
二十一世紀日本の現在にあてはめて「ユニオニズムは永遠不滅である」(一〇八頁)などと高唱する・この驚くべき歴史感覚は、
時代錯誤と呼ぶほかはない