「東京決定」に朝日の誤報 【西村幸祐】
これまでも何回となく行われていた朝日新聞と支那や韓国の情報ロンダリングのシステムが、
朝日の誤報により露呈してしまったのである。
朝日が五輪招致専門ツイッターアカウントで発信した誤報を新華社がさらに五分間で精査させ、
誤報のバージョンアップをやってくれた。
にもかかわらず、朝日は謝罪もしないでこの重大な誤報をっ被りし、なかったことにしている。
今回、図らずも、朝日と新華社の〈誤報ロンダリング〉が明白にしたのは、
冒頭述べた日本人のほとんどの気持ちと真逆な感情で、
東京の五輪招致失敗を朝日と新華社が心から願っていたということではないだろうか。
おそらく、朝日、毎日、中日、人民日報、新華社、
さらにNHKと共同通信あたりは、招致失敗の際の予定稿を成功の予定稿と比べ、
かなり念入りに書き込んでいたのかもしれない。
その証拠に、たとえば《「東京五輪」実現性は? 担当記者5人が直前予想》という
朝日の八日掲載の座談会は、全体的に諦めムードが漂っていた。
もちろん、記者一人ひとりの気持ちは異なるだろうし、運動部の記者たちは
招致を成功させたいと思っていただろうが、どうしても〈社是〉が顔を覗かせてしまう。
毎日は招致決定後のブエノスアイレス発の記事で、
《20年東京五輪:3都市の招致 「失点」食い止めに終始》とぶち上げ、
招致活動を振り返る客観的な記事というより、東京五輪の招致成功を
素直に喜べない感情が露骨に紙面化されていた。
NHKやテレビ朝日の特番中継でも、
本心で招致を祝福しているとは思えない雰囲気が漂っていた。
そんなメディアの本心が露骨に表出されたのが、
九月八日のTBS「サンデーモーニング」だった。
以前から辛気臭いお通夜のような番組だと酷評されているが、
関口宏はまるで告別式に臨むような面持ちで溜め息をつきながら、
東京五論招致成功を伝えていた。
関口宏は一週間後にも、日本の固体燃料ロケット、
イプシロンの打ち上げを伝えるとき、「宇宙のゴミになるんです」と放言した。
この番組の告別式は、視聴者のスポンサーへの抗議で実現できるはずである。
ttp://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131003-00010000-will-pol (WiLL 11月号より抜粋)
130915 サンデーモーニング 関口宏 8:06〜
http://www.youtube.com/watch?v=xfDiLocGI9k