やはり龍馬伝が一番わかりやすい
理不尽な行いをする幕府の心理から
ひいては武家すべての罪を暴露した上で憎しみの歴史を終わらせたのが明治維新だったと確信できる
>>859 新平家物語はよかったな
現存するのが総集編と本編数話なのが残念だがな
864 :
日曜8時の名無しさん:2013/09/29(日) 15:31:14.17 ID:jfE7XgOG
>>861 ご教授ありがとうございました、今後の参考にします。
>>862 ほら、こんな歴史オンチが増えるだろ。だから龍馬伝なんてクズなんだよ。
江戸時代は身なりがダサすぎる
特に髪型
月代にしたい奴はいないだろ?
倒幕は正解
866 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/06(日) 15:15:06.94 ID:Mr35CWPU
倒幕軍の尖り帽子と唐獅子キャップの軍装もかなりダサイが
倒幕軍なんて言葉は存在しないよ非国民
さっさと日本から出てけ
868 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/06(日) 21:53:18.94 ID:Mr35CWPU
>>867 お前に非国民呼ばわりされる筋合いなどないわ!!、こっちは国民の一人としてきちんと税金も払っている。
龍馬伝なんて、クズドラマを見た程度で歴史の全てを判ったような白痴が何を言うか!!!。
>>868 たしかに龍馬伝だけでは幕末しかマスターできん
だからこそ来年は軍師勘兵衛が始まり戦国の世を学べるのだ
870 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/06(日) 22:46:10.89 ID:Mr35CWPU
>>869 最近の大河ドラマはあまりにも史実から懸け離れた代物ばっかり。
あれを見て真っ当な歴史を学べると思ったら大間違いだわ。
871 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/07(月) 22:02:39.22 ID:MrsIC8YN
それにしても木戸は江戸時代じゃ犯罪者なのに、明治になると英雄になったな。
凄いやつだよ、まったく。
>>871 ナポレオンもワシントンも孫文も同じだろ
イエス・キリストもな
875 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/09(水) 21:05:15.94 ID:J7+GNjVB
大体革命家なんてそんなもん。勝てば天下人、負ければ犯罪者止まりってね・・。
>>872 薩摩はどうか知らないが龍馬も木戸さんも高杉も別に手柄ほしさに戦ったわけじゃないからなあ…
江戸時代のうちに英雄になれる人のほうが珍しいんだろう。
木戸さんは明治になってからだったけどずっと義理堅くやってきたのは報われて良かったな
各都市で憲政の後釜を狙う者が出現したことで英雄たちの死後も新しい政治の公平性を立証できた
877 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/10(木) 11:06:10.82 ID:dQpcVi31
評価としての話なら
江戸のうちに死んだ人達のほうが荒くても華々しいエピソードが英雄化していて
木戸さんは苦労と実績のわりに一番報われていないだろ
ただ、大変動した政治の時代に、日本を植民地化から守り
新しい国を分裂することもなく近代国家の礎を作ってけたのは
確固たる理想とそれを実現しようとする無欲な意思があったからだろう
国の危機を救ったリーダーとしての面は
もっと評価されてもいい
高杉さんも龍馬に言ってたもんな…「木戸さんは上役との間で板挟みになっちょるんですよ」って
木戸さんは責任感が強すぎるというか人物に対する敬意の入れ方が尋常じゃないタイプだから本来なら先頭に立って指揮するのは不得手なんだろう。本人もあまり乗り気じゃない時はあった
けど高杉のや仲間らの死でなおさら自分が彼らのぶんまでと最後までやりきった
初代.内閣総理大臣になった伊藤博文。二代目外務大臣になった陸奥宗光。
彼らはこういう英雄たちの意志や正義の生き証人というわけだね
>>876 > 龍馬も木戸さんも高杉も別に手柄ほしさに戦ったわけじゃないからなあ…
知ったかぶりw
龍馬らは自分たちが戦わなくちゃ日本が滅んでしまう状況だったからな
手柄とか考えてる余裕ないべ
会津武士じゃあるまいし
基本的に筋を通すからな長州は。
882 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/17(木) 18:34:34.04 ID:y6A3RA4B
>>881 皇居を攻撃するようなバカ 〓Cho-Shu- に?
長州にあったのは関ヶ原の恨み体質だろ
体面だけ保つのに必死で
古い既得権にしがみつくだけのバカ殿藩あいづに比べるのもなんだが
日本という国の危機を広い視点で見据えて
損得より国を救おうとしていた人達だからなを
当時の長州の志士は
笑うとバチがあたるお
884 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/17(木) 23:48:34.93 ID:mJd4FMF/
をが余分だったな
>関ヶ原の恨み
末端の志士が260年も昔の事に固執なんて第一の動機とは思えないが
外様藩はさっぱり国政に参加できないという忸怩たる思いはあったろう
黒船ショック以降、そういうのを少し叫んだだけで公儀は生意気だと弾圧してくる
自然と幕府への反感が強くなるのは道理、それを罪として長州征伐だ!なんて言われりゃ
そりゃ怒って倒幕に突進するのは当たり前で、滅ぼしに来る敵に自衛で戦った結果だよ
幕府がもっと早く合議政体に改革できてれば、誰も倒幕なんてせずに済んだはずだ
>>826続き
寺田屋騒動O
「ふ…ふふぅ…悔しいのう…悔しいのう」
そう呟く龍馬は傷つく身体を押して材木置き場の屋根の上に移動していた
役人たち「む!ここに血の痕があるぞ」
「近くにおるはずじゃ!探せー!」
龍馬「!」
…
傷を手で押さえながら仰向けになり龍馬は呟く
「…ごめんちゃー…兄上…父上……母上……は…ははうえ…」
その時、材木置き場に猛烈な勢いで近付いてくる足音
薩摩藩士たちを連れた長州藩士.三吉が戻ってきたのだ
三吉「ここじゃ!坂本さん!?」
小屋の二階に龍馬の姿がなく一瞬戸惑う三吉。だが窓に目をやりすぐに見つける
「坂本さん!!」
数十分後
応急措置を施された龍馬は三吉たちに護衛され薩摩藩邸に運ばれてくる
吉井「道を開けい!」
西郷「しっかりせい坂本どん!!」
お龍「坂本さん!」
皆は口々に呼び掛けるも龍馬は大八車の上に横たわり返事がない。血を流しすぎたショックで意識を失っていたのだ
「目をあけて坂本さん!」
三吉「坂本さん!」
お龍「坂本さん!!坂本さん!!!」
寺田屋騒動-おわり-
新天地長崎から抜粋
引田屋での龍馬たちと高杉たちの会話@
松田「引き上げましょう山田さん」
山田?「もう時がないんじゃぞ…!」
俊助「長崎まで来て、わしらは何も手に入れちょらんのです」
侍A、B「…」
龍馬「それはたいへんですのお〜」
山田、輔、A、B「な、なんじゃおまえらは!?」
龍馬たちが部屋に入ってくると咄嗟に刀に手をかけ身構える4人
松田という男は卓の前に座ったまま話を聞いている
惣之丞「三味線のえい音が聞こえてきたき、つい聞き耳をを立ててしもうた。ハハハハハw」
龍馬「あー、知っちょしましょうか。この卓袱の卓が円いがは上下の垣根も横の垣根も取っ払うて、みんなで仲良う料理を囲もうゆうわけじゃ」
惣之丞「うん」
陸奥「すばらしい!」
惣之丞「おんしらは津和野藩士かえ?」
長次郎「グラバーから何を買おうとしゆうがですろう?」
俊輔「なんじゃお前ら!」山田?「出てけ!」
龍馬「よう聞きや。わしらはの、奉行所の者ではないき」
惣之丞「おんしらあの味方じゃき」
もぐもぐと料理を食べながら話す龍馬たちの様子を見て松田が口を開く
松田「ハッハッハッ!長崎には面白い者がおるのぉ」
「何で、君らが僕らの味方なんじゃ?」
山田「松田!」
松田「ええじゃないですか」
「話だけでも聞いていきましょうよ」
山田「じゃが…!」
松田「聞かせてくれ」
龍馬「わしらはの、脱藩浪士じゃ」
「どこの藩の者でもないき、奉行所の目には止まらん」
陸奥「しかも わいらは蒸気船を操れる」
惣之丞「津和野藩の船を一隻かしてくれたら、おんしらの代わりに異国の船と交易してやるちゃ」
俊輔「代わりに…?」
山田「ほお〜〜お・・・お前ら土佐モンやな」
長次郎、惣之丞「…!」
龍馬「…そうじゃ」
「わしは 坂本龍馬じゃ」惣之丞「わしは沢村惣之丞」
長次郎「近藤長次郎いいます」
陸奥「わいは元紀州藩士の陸奥陽之助や」
龍馬「ここにいるみんなは神戸の海軍操練所におったがじゃ」
山田「海軍じゃと!?」
惣之丞「わしらは幕府のために海軍をやりよったじゃないき!」
長次郎「日本を異国から守るためにやりよったがです」
龍馬「ところで、おまんらは何者ぜ?」
「津和野藩士ではないろう」
「幕府と聞いただけで刀に手をかけるほどの攘夷派は津和野藩にはおらんきの」
陸奥「津和野藩士やない…!?」
惣之丞「誰ぜ!」
新天地長崎から抜粋
引田屋での龍馬たちと高杉たちの会話A
松田「わしらは長州です」
山田「松田ぁ!」
長次郎、陸奥「長州!?」
惣之丞「長州は長崎への立ち入りを禁じられちゅうはずぜよ」
龍馬「名を変えて入ったがか」
俊輔「ちがう!わしらは津和野藩士じゃ」
松田「もうええ俊輔」
「桂さんが言うちょりました。土佐の坂本龍馬は信用できると」
龍馬「桂さんが…!?」
松田→高杉「ぼくは高杉晋作といいます。よろしく」
龍馬「…た…高杉さんは…」
膝をポンとたたいて微笑む龍馬
「桂さんと知り合いやったがかえ!」
「ハッハハハハwこりゃえい!」(*´∀`*)
高杉「坂本さん」
龍馬「おう?」
高杉「ほんに僕らを手伝うてくれるんですか?」
龍馬「も〜ちろんじゃないかえ…」(*´∀`*)
惣之丞「龍馬!長州は攘夷藩じゃぞ!」
長次郎「きっと異国と戦をするつもりでおるがです!」
龍馬「わかっちゅう」
「とにかく場所を変えて話をするがぜよ」
惣之丞「龍馬!」
龍馬「ここから出るがじゃ」
俊輔「何で」
龍馬「この店にはのぉ、薩摩藩士がおるがじゃ」
山田「何…」
俊輔、侍AB「薩摩じゃとおおっ!!」
惣之丞「いかん!今行ったらいかん!」
山田「僕ら長州はっ、薩摩のせいで朝敵にされたんじゃあああっ!!」
俊輔「これが黙っちょれるかああ!」
龍馬「騒がれて困るがはおまんらじゃろうがっ!!」
高杉「その通りじゃの」
俊輔「高杉さん…!」
惣之丞「奉行所に見つかったら元も子もないぜよ」
俊輔「くそっ…!薩摩…」
高杉「じゃが坂本さん、話はここでしましょう」
「怯えて逃げたー思われるんは心外ですけえ」
長次郎「けんど…」
龍馬「長次郎」
「…わかった」
新天地長崎から抜粋
引田屋での龍馬たちと高杉たちの会話B
高杉「ぼくらがほしいのは武器じゃ」
長次郎、陸奥「武器?」
高杉「軍艦十隻とミニエー銃一万丁」
惣之丞「十隻!?」
長次郎「一万丁て…」
高杉「50万両もありゃあ足りるでしょう」
陸奥「ご…50万両!?」
龍馬「そんな大金が長州に…」
俊輔→伊藤「ぼくらには馬関海峡と下関があるけえ。日本中から物が入ってきよるじゃ」
高杉「金なら唸るほど持っちょるんです僕らは」
長次郎「唸るほど・・・」
龍馬「ほんなら、長州は武器を揃えて何をしたいがじゃ?」
盃に酒を注ぎながら龍馬が尋ねる
惣之丞「攘夷かえ?」
長次郎「また異国の船を攻撃するがですろうか?」
伊藤「そんなつまらんことはもうせん」
山田→井上「力ずくの攘夷なぞ無理じゃ!」
高杉「異国と戦うて僕らは骨身に染みてわかったんですよ」
「武力じゃ到底、異国にゃかなわんって」
龍馬「藩論を変えたがかえ!」
小さく頷く高杉
陸奥「長州が…」
惣之丞「信じられん…」
龍馬「そうじゃ…その通りじゃあ!」
「力ずくの攘夷なんぞ無理に決まっちゅう!」
「大したもんじゃ!大したもんじゃ!ようわかってくれた長州は」
長次郎「ほんなら一万丁の銃は何に…」
俊輔「決まっちょろうが。幕府と戦うためじゃ」
井上「長州はもう一切幕府には従わんと決めたんじゃ!」
陸奥「えっ!?」
高杉「長州は」
「独立するんです」
龍馬「独立…?」
高杉「たとえ日本中を敵に回されようが、僕らは最後の一人になるまで戦うと決めたんです」
新天地長崎から
薩摩の乱入@
薩摩藩士A「梅の間に長州藩士があー」
薩摩藩士B「何じゃち!?」
C「長州!?」
D「梅の間か!」
E「叩っ斬ったらあ」
F「殺っどおお。長州〜!」
ドドド…
龍馬「誰ぜ!?」
戸を蹴破って梅の間に入ってくる薩摩藩士たちに龍馬も高杉も席を立って身構える
薩摩藩士たち「長州〜〜!」
「何でおまえたちが長崎におっとかーー!!」
伊藤「薩摩あああ!」
梅の間から引田屋中に怒号が鳴り響く
西郷「おいはぁ 西郷吉之助でごわす」
「長州のみんなさあとは蛤御門以来ごわんどなぁ」
伊藤「西郷ぉおお…!!お前にゃ積年の恨みがある」
井上「薩摩は皆殺しじゃああー!」
その刹那、斬りかかろうとする井上の刀を弾き落とす龍馬
さらに伊藤の腕を抑え間接技を決めながら皆に言う
龍馬「やめや!おんしらあ!」
西郷「坂本ぉ!?」
龍馬「こんな狭い部屋の中で刀を抜き合うて、まるで鳥小屋の中で鶏同士が喧嘩しゆうようぜよ!」
薩摩藩士たち「何!?」
長次郎「やめちょき!まっことその通りぜよ」
惣之丞「夜が明けたらみんな絞め殺されて異人に喰われてしまうがじゃぞ!」
龍馬「一番恐ろしい敵は誰ぜ!」
「異国じゃろうがああっ!」
鞘に入った己の刀を西郷の前にかざし、なおも呼び掛ける
「日本人同士で喧嘩しゆう場合かえ!ええっ!西郷さん!」
その姿をじっと見つめる西郷、高杉
新天地長崎から
薩摩の乱入A
奉行所の役人たち「どけっ!どけどけ!」
「長崎奉行所である。長州藩士はどこだ!」
女将「なんの御用です。お待ち下さいませ!」
役人「どけい!」
ドドドド…
伊藤「井上さん!」
外の様子に気付いた伊藤は井上と共に庭から逃げようとする
薩摩藩士たち「逃がすか!!」
その瞬間
バアアンッ!と銃声が響く
高杉が懐から拳銃を取り出し天井を撃ったのだ
そのまま薩摩藩士たちに銃口を向け動きを制する
西郷は銃口を向けられたまま笑って高杉に近付き話しかける
薩摩藩士たち「西郷さあ…!」
西郷「そん ざんぎり頭…奇兵隊とかちいもんを作って長州を引っ張っちょいや、高杉晋作じゃな」
高杉「さすが西郷はよう知っちょる。邪魔が入らんにゃ存分に相手になっちゃるんじゃが…」
「運が良かったのお」
ちらっと龍馬の方に目をやり、また天井を撃ってすぐさま井上たちと庭から脱出する高杉
薩摩藩士たち「長州〜〜!」
「逃がさんど〜!」
長次郎「坂本さん!逃げましょう!」
陸奥「わいらは脱藩浪士やで!」
惣之丞「はよう!龍馬!はよう!」
陸奥「早く…!」
高杉たちを追いかけて行った薩摩藩士たちに続いて龍馬たちも庭から脱出していく
892 :
日曜8時の名無しさん:2013/10/21(月) 01:32:27.67 ID:4Lsl7QqA
水戸天狗党も長州藩も、水戸出身の慶喜が京都にいれば
自分たちの味方をしてくれると、思い込んでいたんだろうね。
薩摩も慶喜を傀儡にして好き勝手出来るとおもっていた。
皆アテが外れて政局大混乱。
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
高杉が龍馬に語る世界の真実@
池内蔵太に案内されて龍馬は高杉たちがアジトにしている寺にやって来る
井上「誰にも見られちょらんのう?」
蔵田「大丈夫やき」
龍馬「…高杉さん…」
寺の境内では高杉が一人で将棋を指していた
高杉「鶏小屋の話は面白かったですよ。坂本さん」
「きみらは鶏じゃと言われたんは初めてじゃ」
龍馬「あれはの…」
「本心ぜよ」
そう言うと龍馬も高杉と向かい合うように椅子に座り、自分も将棋盤上の駒を指しながら話す
「もう幕府に日本を任せちょいてはいかん…。この国を守るためには、みんなぁが幕府のもとを飛び出さんといかんとわしは思うちゅう」
「ほうじゃき、長州が独立すると聞いて わしはまっこと驚いたぜよ」
「けんど…それほどの藩が、まあだ薩摩といがみ合うちゅう」
「それがわしは残念でたまらんがじゃ」
高杉「……」
「薩摩だけじゃありませんよ。幕府の長州攻めに加わろうとしちょる藩は、みんな敵です」
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
高杉が龍馬に語る世界の真実A
高杉「ぼくは二年前、上海に行ってきました」
龍馬「上海?」
高杉「悲惨じゃったのお…」
「清国人がイギリス人に、牛や馬のように使われちょるんです」
「国による侵略とはこういうことかと その恐ろしさを肌で感じましたよ」
蔵太「井上さんと伊藤さんも密かにイギリスに留学しちょったがじゃ」
龍馬「留学・・・」
伊藤「『まず敵を知れ』です。ヨーロッパは産業も学問も恐ろしいほど進んじょった」
「ぼくらは西洋文明の脅威を目の当たりにしたんです!」
井上「じゃけえ長州は誰よりも攘夷を叫び、異国の船を攻撃したんじゃ!」
高杉「愚かなんは 戦おうともせず異国におもねって生き残れると思い込む幕府と、何も考えずにそれに従う緒藩やないんか」
伊藤「間違うちょるんは奴らじゃ!」
井上「じゃけえわしらは戦うんじゃー!」
高杉「もし…これが負け戦になろうと、己の信念を貫いて散るなら本望」
「じゃが容易くはやられはせんよ。ぼくらは」
龍馬「…!」
ふっと笑みを浮かべ龍馬と目を合わせながら高杉は席を立つ
高杉「正義は長州にあると信じちょりますから」
伊藤と井上を連れて寺をあとにする高杉
…
蔵太「わしは、あの3人を無事に逃がさんといかん」
龍馬「蔵太…、わしは長州ゆう藩を誤解しちょったがじゃき」
「あればあの見識と信念を持っちゅうとはのう」
蔵太「その長州の人々を幕府は皆殺しにしようとしとれがじゃ…」
「正直いうて、今の長州が勝てる見込みはないぜよ」
龍馬「…」
蔵太「こんなことがあってえいがかえ!のお…龍馬!」
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
長崎の人々との関わり@
食い扶持を稼ぐべくカステラ作りに挑む龍馬たち。しかし早々に上手くいくわけもなく手持ちの資金も底をついてきた
仕方なく材料費を調達すべく長崎の町に乗り出す龍馬と陸奥
この長崎の町を動かしていたのは豪商と呼ばれる日本人商人たちであった
引田屋では西郷の御用達の商人.小曽根乾堂が他の商人3人と円卓を囲み麻雀をしている。小曽根の息子.英四郎も同席している
龍馬「失礼しますき」
英四郎「坂本さま」
龍馬「あの…」
小曽根「…」
他3人「…」
龍馬「あのー、これは!何ですろうか」
小曽根「麻雀ば見るとは初めてですか?」
龍馬「麻雀?」
小曽根「清国の遊びですなあ。花札のごたるもんですたい」
龍馬「はあー…。清国の」
そこに1人の女が入ってくる
商人の1人は彼女に席をゆずる。彼女も商人仲間らしい
女「おまたせしました〜。さあ次の勝負。さあさあさあ」
商人A「どこのお侍さまですかな?」
小曽根「いいえ。脱藩されたお方たちで」
商人A「脱藩浪士!ウッハハハ」
陸奥「何ぃっ!」
龍馬「陽之助!」
女「うったちは、お侍様にへいこらすっとに慣れとらんとです。長崎は商人の町ですけん」
龍馬「ああいやいや、かまわんき」
「じつは…」
「じつは小曽根さんに頼みがあるき。ちっくとわしらに金を貸してもらえませんろうか」
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
長崎の人々との関わりA
英四郎「金!?」
龍馬「じつはわしらも長崎で商売をしたいがじゃ」
英四郎「ええっ!?」
龍馬「カステイラを作って、売りたいと思うちゅう」
「うどん粉やら卵やらを買う金が要るがじゃ」
「頼みますき」
小曽根「西郷さまは…」
「知っとらすとですか?」
陸奥「…!」
ちら と龍馬を見る陸奥
龍馬「…まだ言うちゃあせん」
小曽根「長崎に残るとは西郷さまがお許しになりませんばい」
龍馬「いやいや、決して小曽根さんに迷惑はかけませんき」
陸奥「ほんの五両でええんや」
龍馬「小曽根さん!頼みますき!」
床に跪き頭を下げる龍馬
その様子に商人たちは麻雀の手を一旦止める
小曽根「…」
陸奥「あかんわ坂本さん」
龍馬「あ…ああ…」
女「坂本さんと言いよんなったですね」
「ちょっとこっちに」
女は手招きして話す
龍馬「…は?」
女「こっちに来ーて」
龍馬「はあ」
女は龍馬が隣に立つとその手を掴みスリスリと擦りだす
龍馬「ちょ…っ」
女「まあ♪大きか手〜」
小曽根「好いとるとね〜」女「なあ。こいとこい、どっちば捨てた方がよかと思う?」
麻雀牌を二つ指差す女
龍馬「いや…いやいやわしは麻雀のことら何ちゃわかりませんき」
女「よかとよかと♪どっち?」
龍馬「ほ…ほんなら、こっち」
商人A「…」
商人B「…」
小曽根「…」
女「はい。上がり!」
商人A「あああっ!しもた!ああ…」
商人B「だけん好かんと!こん女」
女「うちも皆さんがいっちゃん好かん。ウフフフ」
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
長崎の人々との関わりB
仕事帰りの芸子の元とタネが話しながら歩いている
タネ「お元ねえさん!」
元「ん?」
タネ「どげんしたらお元ねえさんみたいな売れっ子になれると?」
元「踊りの稽古ば欠かさんことよ。おタネちゃん」
「芸の下手な芸子はお客さんに呼んでもらえんとやけん」
タネ「はい」
2人とすれ違うように歩いてくる陸奥と龍馬
陸奥「なんやあいつらは!侍をコケにしくさって!」
龍馬「陸奥!待ちや」
タネ「あれは…ゆうべのお侍さまたち…」
元「昼間にお客様に会うても知らん顔するとよ。おタネちゃん」
タネ「…はい」
陸奥「くそっ!ぼけ!!ぼけかす!!!」
龍馬「陸奥!」
「ちっくと茶を飲んでいこうちゃ」
「おお、すまんが2人…」
元はタネと別れ茶店に入る2人を確認すると店の前の長椅子に座り聞き耳を立てる
龍馬「けんど なかなか面白い者たちじゃったの」
陸奥「なにがおもろいんですか坂本さん」
龍馬「わしの本家はの 商売をやりゆうき」
「商人ゆうががどういうもんながかか、ようわかっちょったつもりやけんど…」
「あれっばあたくましい商人たちは初めて見たぜよ。商人同士みんなあ競争ぜよ…けんど、どればあ仲が悪うても商売のためには繋がっておかんといかん」
「あの麻雀はそういうもんじゃとわしは思うき」
陸奥「わいには がめつい奴らにしか見えへんかったけどな!」
龍馬伝.第三部30話龍馬の秘策 から
長崎の人々との関わりC
「みいつけた〜♪」
茶店の2人に声をかけてきたのは先ほど麻雀をしていた女商人だった
女「先ほどはど〜も〜♪」
陸奥「お前…!」
女「や〜驚きました坂本さん」
「お侍さまんばカステイラで商売するなんて」
陸奥「何を今さら!」
女「ほんとは感心しとったばですよウチ。こがん垣根のなかお侍さまには初めて会うたさかい」
龍馬「垣根が…無い?」
女「ばってん、カステイラば作ろうなんてお侍さまには無理無理」
「別の商売ば考えんしゃい」
陸奥「わいらは商人になりたいわけとちゃうど」
「日本を守るために…世の中の仕組みを変えようと思っとるんや!」
元(…?)
女「世の中の仕組みば変える!?」
「まあ〜そいやったらなおさらツバば付けとかんといかんばい」
龍馬「え」「ツバ?」
女「お金は…」
龍馬「わっ…!ちょ…っ」
女「ウチがお貸しします」
龍馬「…はあ?おまんにこれを借りるいわれはないがぜよ」
女「こいは先物買いです」
龍馬「ええ!?先物買い…?」
女「いま坂本さんば助けておけば、いつかよか思いばさせてもらえるかもしれんけん」
龍馬「いや…、いやけんどこれは借りるわけには…」
陸奥「坂本さん!もおておきましょう!」
龍馬「え!!?」
女「アハハw。よかとよかと!」
「坂本さんは、運ば持っとんな」
「そがん人は…」す…
龍馬「おわっ…」
女「大事にするとです♪」
また龍馬の手をさわさわと摩りだす女
龍馬「ちっくと、ちっくと離してつかあさい」
女「ウフフフフフフ」
「いくばい。そしたら」
店をあとにする女
龍馬「はあ…?」
陸奥「これでカステイラの材料が仕込める」
「この金はわいが預かって置きますわ。坂本さんが返しに行くって言い出す前に!」ガタッ
龍馬「おまん!陸奥っ…ちょ…!」ガタタッ
「こら!陸奥〜!!」
1人店を飛び出していく陸奥
龍馬「はあ…仕方ないのう…」
899 :
日曜8時の名無しさん:2013/11/30(土) 17:50:35.28 ID:ZHguFGca
龍馬と長崎の人々の関わりD
立ち去ろうとするお元に声をかける龍馬
龍馬「ありゃ!おまん!!」
「ゆうべの芸子やないかえ」
お元「まあ、ゆうべのお侍さま。よくご無事で」
龍馬「おお、このとおり無事だったがぜよ」
「ところでおまん…いつからあそこにおったがじゃ?」
お元「少しまえから」
龍馬「ほんなら、わしらの話を聞いちょったがか?」
お元「い、いえ…」
龍馬「まっこと恥ずかしいとこを見られてしもうた〜!」
「赤の他人に金を借りるがは初めてぜよ…」
お元「気にすることありません。お恵さんは長崎でも有名な豪商ですばい」
龍馬「はは…そうかえ」
「ほんなら、もう行くき」
お元「お気をつけて」
「…あ、あの!」
「世の中の仕組みば変えるてどげん意味ですか?」
龍馬「ん?」
お元「さっき…お連れの方が…」
龍馬「あー。あれはの、わしらは日本を日本人みんなあが笑うて暮らせる国にしようとしちゅうがじゃ」
お元「まあ…」
龍馬「ほんならの」
お元「ふふふ、はい」
900 :
日曜8時の名無しさん:2013/11/30(土) 17:56:06.19 ID:ZHguFGca
901 :
日曜8時の名無しさん:2013/11/30(土) 18:53:42.92 ID:ZHguFGca
あけおめ日本
がんばれ龍馬伝
大政奉還めざして
いくぜよー!
904 :
日曜8時の名無しさん:2014/01/13(月) 17:40:23.28 ID:JSNZkHdg
日本の守護神.高杉晋作
人々の平和を願う彼と奇兵隊の気高き魂は
幕末の勇者.坂本龍馬と海援隊へと受け継がれた
山県が怒るぞ
ありともは劣勢だとすぐ逃げるからイマイチ
強者には従うからわかりやすいっちゃわかりやすいんだが…
明らかな劣勢から奇跡を起こす高杉や龍馬の姿は彼の常識を根本から覆していった
花神の山県は活躍したのに…
908 :
日曜8時の名無しさん:2014/03/26(水) 11:30:37.28 ID:9d3KwBU6
良くも悪くも山県はあんま長州っぽくない
909 :
日曜8時の名無しさん:2014/03/26(水) 21:05:59.40 ID:wlTpl9qP
>>902 いろは丸事件を題材にしたフィックション
史実であり世界に誇れる日本の歴史
911 :
日曜8時の名無しさん:
ドラマと現実が混同してしまうお目出度い人