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日曜8時の名無しさん:
俺は、龍馬が死んでいった勤王党同志の夢・志を受け継ぐと言ったあたりから、つまんなくなった。
最近の小説・ドラマは、「夢が大事」「夢を受け継ぐ」を、ことさらに作品の中で台詞にして確認する。
誰にだって夢はあるだろう?あたりまえすぎて確認すべきことではない。台詞にして確認するとシラける。
俺は子供のころ忍者が出てくる漫画・小説・映画が好きだったが、作品の中で
忍者が読者・観客にむかって、「よい子のみんな、夢を持つことが大事だよ」と、
ことさらに確認することなんてなかっただろう?
忍者そのものが子供の夢を具象化していたわけで、作中の忍者に夢を語らせる必要などないし、
観ている子供は、忍者の活躍によって夢を与えられた。
そもそも小説・ドラマが夢を与えるものなのに、内容によって夢を与えられないものだがら、
作中人物が「夢を持とうよ」とことさらに確認する。小説・ドラマの作り手にとって敗北宣言に等しい。