田渕様原作「江〜姫たちの戦国〜」の前編のお江ちゃん(7歳〜17歳)
・信長にも堂々と意見し対等に渡り合うお江ちゃん(9)→「おのれを信じることと、
おのれが神になることは違うと思います!」
・本能寺の変が起きたことを胸騒ぎにより直感するお江ちゃん(10)!
・信長が切腹する直前目の前にはお江ちゃん(10)の幻が登場!
・秀吉に「ほんの小娘ではないか」と言われブチ切れ。「控えよ、猿」→お江ちゃん
(11)に信長を感じた秀吉はその場にひれ伏す。
・本願寺に城を築くと言った秀吉にブチ切れたお江ちゃん(11)→「調子に乗るな猿。
そのような城、必ず滅ぼしてくれようぞ」と茶碗を投げつけようとする(止められる)。
・おねに対しても思ったことは率直に質問するお江ちゃん(12)→母子のように仲良しに。
・秀吉の朝鮮出兵に対してお江ちゃん(13)は「海の向こうまで戦を広げるおつもりですか。
もうたくさんです!」「今、ここでやめてください。今すぐに!」とただ1人反対。
・ガラシャに対してお江ちゃん(13)は「私は、たま様の生き方を支持します」と応援。
・勝手に千利休の押しかけ弟子となるお江ちゃん(13)。
・家康の上洛の件で秀吉に相談されたお江ちゃん(14)の意見から旭姫の家康への嫁入り決定。
・洗礼が受けれなくなって困るガラシャにお江ちゃん(15)が素朴な質問→そのことから
洗礼を受ける別な方法をガラシャが気付く→ガラシャ洗礼へ「これもお江様のおかげです」
・京極高次の初への本心を問い詰めるお江ちゃん(15)→初と高次が両思いと判明しチャンチャン。
・秀吉と利休の関係悪化を心配したお江ちゃん(17)仲介に入り秀吉に直談判
秀吉に対して・・・
「私は信じぬ、何ひとつ信じるものか!」
「これからは思いのまま、自分らしゅう生きるのじゃ。見ておれ、猿!」
「(秀吉の首を締めあげながら)この泥棒猿!よくも、よくも姉上を手籠めにしおったな!」
秀次に対して…
「ちょっと!人が謝っているのに、そんな態度はないでしょう!」
「前から言いたかったのですが、そもそもあなたの性格というのはー」
秀忠(竹千代)に対して・・・
「さっきから聞いていれば・・・。ふざけるのもいい加減にしなさい!」
「待ちなさい・・・、ちょっと待ちなさいよ!」
原作の江と秀忠はこんな感じ
【原作310ページ〜311ページ抜粋】
そうか、元服したと聞いたのを忘れていた・・・。江は咳払いをして言った。
「人のことは申せませんが、少し改めた方がいいかもしれませんね」
「改める?何をです?」
この間と同じ、飄々とした口ぶりだった。苛立ちを抑えつつ、江は言った。
「本当に改めなければならないのは、そのひねくれた性格ですが、まず
直すべきは、その話し方でしょうね」
「どこが悪いのです?年長者として教えてください」
「子供らしさがないのです」
「実際、もう子供ではないのですが、その意味だけは聞いておくとしましょう」
「その話し方を言っているのですっ!」
江の苛立ちが炸裂した。ほうら来た、とでも言いたげに、秀忠は無邪気な
笑いを浮かべた。
「その短気な性格をあなたが直すなら、わたしも直すことを約束します。
でも残念だなあ」
「何がですか?」
「短気でなくなったあなたの姿を見られないことがです。お会いするのは、
これが最後となるでしょうから」
「そうなることを私も望みます。道中、お気をつけて」
「江様も短気、ではなく元気で」
ほどなくして、秀忠と徳川家臣団は京を離れた。
江の望みは叶わず、これより数年後、秀忠と再び顔を合わせることになる。
互いの立場を一変させての再会を、このときの二人に予想できようはずもなかった。
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江と秀忠
こんな感じでシリアスな場面にもコミカルな掛け合いがずっと入るw
【婚礼後の寝所で】
秀忠「しかし、まさかあなたを妻に迎えることになろうとはなあ・・・」
江「こっちだって同じです」
反射的に江は応じた。
江「あの生意気だった坊やに娶られるなんて」
秀忠「言ってくれるじゃないですか」
江「・・・失礼致しました。ただ、最初に申し上げておきたいことがあります」
畳の上に座り直して、江は続けた。
江「私は三度目の結婚になります。あたとは六つも歳が離れています」
秀忠「知っていますよ。初めてあったときも、歳はうんと違っていましたから」
江「混ぜっ返さないでください。・・・娘も一人います。でも、置いていくように
言われました」
秀忠「連れてくればよかったのに。今からでも遅くない。呼び寄せたらどうです?」
江「いちいち口を挟まずに、人の話を聞きなさい!」
【江と秀忠の心が完全に通じ合った感動的な場面の直後・・・】
勢い余って、二人は床に倒れ込み、その拍子に、行灯の火が秀忠の髷に
燃え移った。
秀忠「熱っ!あちちち!」
江「だ、大丈夫でございますか!?」
秀忠「水じゃ、水!」
江「間に合いませぬ!」
江は打ち掛けを脱ぐと、それで夫の頭をばしばしと叩くようにして火を消し
止めた。肩で息をしつつ江が言った」
江「ようございました」
秀忠「なにがじゃ」
江「考えようによっては、これで運がついたともー」
秀忠「火がついただけじゃ!」
原作後編のお江様無双
*利休を助けようと細川忠興に面会に赴くお江様(19)
*利休切腹当日、男装し利休に面会し最後の説得をするお江様(19)
*関白の秀次への譲位について秀吉にどう思うか尋ねられる→
秀次は関白の器ではないと答えるお江様(19)
*関白職や豊臣の後継者たる地を返上するえべきか秀次に尋ねられる
「なりませぬ」と答えるお江様(21)
*秀吉に追い込まれ苛立つ秀次に忠言を続けるお江様(23)
*秀次切腹→私が関白返上を反対していなければと激しく後悔するお江様(23)
*秀次切腹後、悪夢に苛まれ睡眠や食事もとれなくなった秀吉を心配した北政所
に「どうしたものか」と相談されるお江様(23)
*秀忠と結婚後大地震に見舞われるお江様(24)→助けてくれた秀忠の手を掴んだ
瞬間閃光が走る→秀忠こそ探し求めていたあの記憶の中の手の持ち主w
*秀吉の死の床に呼ばれるお江様(26)、秀吉に「徳川との間をつないでくれ」
「わしを許すと言ってはもらえないか」とお願いされる→信長のものまねをし
「許す・・・許すぞ、猿」→江に出会えてまことに愉快だったと伝える秀吉
*夫婦なら何事も分け合う、政向きのこともお話くださいと秀忠に言うお江様(27)
→以後、秀忠は政向きのことも全てお江様に相談w
*関ヶ原の秀忠の遅参を伝令により知り「戦に、遅れるだなんて・・・」と身を震わせ
涙を流すほど大爆笑するお江様(28)
*千姫と秀頼の婚儀に同行させて欲しいと「お願い!一生のお願いですから!」
と秀忠に頼むお江様(31)
*将軍後継争いに決着を付けたのはお江様(43)の「竹千代を将軍にする」との決断
*表と奥の区別を明確にする「大奥法度」を考案したのはお江様(44)
*最後は徳川家による平和な治世を仲良く見守るお江様&秀忠の魂【完】
【お江ちゃん】上野樹里
・おんな信長・怖いもの知らず・まっすぐ・正直者・やんちゃ・芯が強い
・口うるさい・人の懐に入るのが上手・なんでも問いただす性格・ツンデレ
【お初ちゃん】水川あさみ
・負けん気が強い・口うるさい・惚れっぽい・泣き虫・ツンデレ・消極的
【お茶々さん】宮沢りえ
・美人・穏やか・柔らかい・妹達に優しい・怒ったら怖い・芯が強い
・凛とした感じ・モテる・お市に似てる・儚さを秘めてる