武市半平太の土佐勤皇党の資金源について、山内容堂が、藩財政
から裏金を提供していたのか、欧米列強が、日本国内で攘夷運動
を盛り上げて幕府の統治機能を麻痺しようとしたのかが、問題と
なるが、今回の表現では、その政治資金は、山内容堂が提供して、
武市半平太が、山内容堂の命令で動いていたという風に表現して
いるようだ。
しかし、そのようなことをして山内容堂が利益を得たということ
は無いため、欧米列強が武市半平太を操作していたと見るのが、
通常の政治情勢についての認識である。武市半平太の主観では、
山内容堂の命令で動いていたという認識なのだろうが。
テロリストにありがちな、「神の御為」とか、「殿の御為」とか、
「大義」を掲げて自己正当化をしているということだろう。