妻夫木正月明けにNHKラジオに出演した時話していたけど
「撮影の始まるだいぶ前から関連する文献や書物、原作を読んで下調べし自分なりの演技プラン練っていたので脚本を初めて手渡された時は原作や自分の中でイメージしていた直江兼続像と全然違っていてスゴく戸惑った」と言っていた
「僕自身が思っていた大河ドラマのイメージって一人の人物に焦点を当てて、その人の生き様を描くって思いがスゴくあったんですよ」
そこで急遽プロデューサー、ディレクターと話し合いの場を持ってもらい自分の思いのたけを話したそうだ
で二人からは
「人間を描いていきたい。その中で特に弱さを見せたいし人間の成長を描きたいから(脚本がこうなってる)より人間のドラマが強調されてるかもしれないです」と言われたんだそうだ
で、その後自分自身でもいろいろ考えて
「これは兼続が主役にはなっているけれど上杉だったり命だったり、もっと大きな枠のドラマの話なんだ
人とは本来どういう姿であるべきなんだっていう
そもそもそういう所に焦点を当てているから
ただ兼続っていう人物を主体で見るのではなくて天地人という作品として見てもらいたいという気持ちに変わっていったんです
だからそれからは気持ちを切り替えて脚本の直江兼続を受け入れられるようになって来ているし
今は一心同体となれるよう努力して演じてるって感じですかね」
時代劇は現代劇と違って大変じゃないですか?と聞かれて
「今回はそうでもないんです
時代劇としての言語だったり所作に関しては最低ラインを守るという感じにはしているんですが自由にやってくださいというスタンスなんですね
だから長年大河見られてる方や時代劇ファンからは“それはないだろ”と突っ込まれるかもしれない
新しいスタイルの時代劇を作るという話なので、どうか大目に見ていただきたいと思います」