【ノベライズ】風林火山ネタバレスレ 4【BS-hi】

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394日曜8時の名無しさん
スタパでの収録、今日は母と娘の涙にみな心を打たれました。

40話シーン27
北条家に輿入れする梅を三条が抱きしめます。
収録は休憩を取らず、午前中から続いていたようで、
今日もじっくりとした撮影になりました。

午前中(私は見てないのですが)
福田麻由子さん演じる梅が、晴信と三条に別れの挨拶をするシーンを撮影したようです。
お昼過ぎから
梅を引き止め抱きしめる三条、つらくなるからよせと止める晴信を撮影
萩乃を中心に義信、信繁、信廉の表情を撮影
飯富、勘助、その他名もなき家臣たちの表情を撮影
以上のように収録は進みました。

うろ覚えですがセリフはこんな感じです。
晴信「(引き止めた三条に)よすのじゃ」
三条「よいではありませぬか。まだ12の娘が、否応なく他国に連れて行かれるのです。
せめて別れを惜しむだけでも、お許しなさりませぬか」
晴信「梅がつろうなるだけじゃ」
三条「(無視して)梅、そなたの気持ちはこの母が誰よりもわかっておる。
夕べは一人で泣いていたことも」
梅「(涙を流しながら)母上」
晴信「(声を強くして)もうよい離れよ、これ以上娘を悲しませてはならぬ。それでも母か」
萩乃「(頭を下げて)お屋形様」
晴信「家臣の前で見苦しいぞ!」
飯富「お見逃しくだされ」
萩乃「飯富さん」
飯富「何卒お見逃しくだされ」

飯富の言葉は、その場にいた家臣全員の気持ちでもあるのでしょう。
晴信も黙るしかありません。

三条「梅、何があろうと耐えるのですよ。そなたが戻るところはもうありません。
そなたが返されるときは、父を、この武田家を災いが及ぶときなのです。
つらくとも心を強うして耐えるのですよ。
父は決してそなたを苦しませたいのではございませぬ。
ここにいる者、誰一人望んでおりませぬ。
それを信じて耐えて、それでも耐え切れぬときは潔く死になさい。この母も共に死にまする。
決して一人にはせぬゆえ、この母も共におるゆえ、よろしいですね」
(言い聞かして、梅を抱きしめる)
梅「母上!」

本番。三条の溢れる涙を見たときはジーンときました。
(途中NGがあって取り直したので、涙の出てないカットもあるかもしれませんが)
梅も画面が切り替わるジャストタイミングで涙がこぼします。
先日の寅王丸といい、涙を操る子役たちには感服するばかりです。
(福田さんはもはや子役と言っては失礼かもしれませんが)
晴信さんは、今日も目薬で涙を浮かべてましたね。

梅は着物の柄も「梅」です。
悲しい表情しか見せない福田さん。撮影の合間に三条役の池脇さんと話してるときは
笑顔をみせたりして、とても可愛かったです。

リハーサルでは最後、
三条が梅を抱きしめてる背後で勘助が
「これぞ真の慈愛。ここまで己の心をさらすことはできぬ」
と漏らしていたのですが、本番ではセリフが削られてました。
勘助の表情だけで十分伝わると判断したのでしょうか。