【北条氏綱】品川徹【大河内教授】

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224日曜8時の名無しさん
ひとつ、大将によらず諸侍とも、「義」を専らにすべし。

義にたがえては、たとい一国二国切り取りたりと言うとも、
後代の恥辱いかがは(せむ)。

天運尽き果て滅亡をいたすとも、「義・理」たがえまじきと
心得なば、末世に後ろ指を指さるる恥辱はあるまじく候。

大将の心底、たしかにかくのごときにおいては、諸侍(も)、
義理を思わん。

古き物語を聞きても、義を守りての滅亡と、義を捨てての
栄華とは、天地格別にて候。

その上、無道の働きにて利を得たるもの、天罰、ついに
逃れがたし。

                   一部改変&入れ替え