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日曜8時の名無しさん:
■イナバウアー■
イナバウアーはフィギュアスケートの技で、
足を前後に開き、つま先を180度開いて真横に滑る技である。
織田信長の愛馬の因幡馬(いなばうま)が語源とされる。
因幡馬のひづめは通常の馬よりも開き気味であるが、
障害物を乗り越えるときに優美な曲線を描いてのけぞる姿を
人々が「やはり因幡馬。百人乗れども大丈夫」と賞賛した、
とルイス・フロイスが『日本史』に記している。
『日本史』を通じてヨーロッパに広まったことの言葉は
やがて「イナバウアー」という発音になり、
第2次世界大戦ごろまで
優美な雌馬を表現する言葉として使われていた。
これをフィギュアスケートの用語として使い始めたのは
ロシアのフィギュアスケーターだと言われている。
ちなみに、語源の一説としてドイツのイナ・バウアーが
開発したとの説があるが誤り。
民明書房刊『氷の格闘技』より