ageマス
647 :
日曜8時の名無しさん:2006/02/21(火) 22:38:42.79 ID:FUaVXNvf
ageマシタ
ふと思うことがある。
三谷さんが「力が入った」、そして「こんな台詞を書いたら、藤原竜也は『やってられないよ!』って言うんじゃないかと思った」
って言ってたけど
こんな台詞ってのはどれだったのかなと。
おひでちゃん関連???
たぶんそういう意味じゃなく、
藤原の演じ方が基本的に脚本の台詞を読みに読み込んで、
血肉として昇華させる演技方法なので(ヤマコーとの対談でも、
必ず裏付けするタイプと認めている)
さらりと書いた台詞が沖田という人物にブレが出たり、
悪い意味での底の浅さが露呈してしまったりすると
深く読み込んでる藤原の演技プランに迷いや混乱が出てしまう、
という意味じゃないかなと。
どこのシーンとか、どういうことを言ったからっていうのではなく、
脚本家にとってプレッシャーを与えるタイプの役者なんだという話かと。
なるほどと思いました。
でも正直言うと、当時は私は沖田が他の人物よりも現実味がないというか
一貫性がないように感じてたかな。鴨を斬るあたりとか
(あの部分に関しては脚本というよりカットの影響もあったらしいですね。)
今思うと私が振れの大きさについていけてなかったのでしょうか。
一話一日だからありえるのは分かるのだけど、例えば宝探しとかも
あ〜あと思った覚えがあります。
振れの大きさという意味でも沖田は異色で浮いていたような気がしますね。
普通のライトな大河視聴者があの振れについてどう感じたのか気になるところです。
そうかなあ。
自分はあの多面性がリアリティだと感じた。
見ていた当時は焼きもきしてたけどねw
過去ログで見ればここもいろいろな意見があった…。
私も一貫性ないとはとくに思わなかったなあ。
だって人間ってそんなもんじゃん。いろ〜んな面を持ってるし、日によってテンション違うし。
病気になってからもさ、調子いいとすっかり病気のことも念頭から外れて
元気一杯だったりするのがなんかすごいリアルだなあと思った。
私も軽くない病気したことあるから、土方の「熱がさがればあいつは若いから病のことなんて忘れる〜」
みたいな表現も、そのとおりになってる総司も感覚としてよくわかったし。
あと三谷さんは確信的に沖田を浮かせてたように思う。
>>650 >普通のライトな大河視聴者があの振れについてどう感じたのか気になるところです。
沖田総司だけがダメだったと親戚の叔父に言われたことがあるっけw
652>三谷さんは確信的に沖田を浮かせてた
からダメな人にはダメだったかもね。
沖田好きで中の人も凄く好きなのになじめなかったよ<三谷総司
そうか、それは残念だね。
私は最初はびっくりしたけど、最後にはこの大河にはこの沖田しかないなって
思った派だから。
中の人は苦手だったけど好きになったし。
私は
もともと 沖田好きで大河見て
むかつきながら なんとか一年間見続けて
やっぱり 三谷沖田は馴染めなくて
でも いつの間に中の人のヲタになっていた。人間です。
近藤土方の友情物語なのはわかるが
近藤との絆をダイレクトに感じられるシーンの少なさが物足りなさだった。
孤立感が強すぎた。
その分、普通は描かれないであろう、鴨やお梅さんなんかの関係が描かれていたから
それはそれで興味深かったんじゃないの?
『組!』の沖田は最初から最後まで徹底して
「辛く苦しい事があると、いつも一人きりで乗り越えていく」人だったから
余計に孤立感が強く感じられるのかも知れないね。
俺はそういうとこが割と気に入って観てたクチだけど。
好みの問題ですよね。
なんかそれを言ってしまったらどんな事柄もその一言で片付いてしまうな
その通りだけど
個人的にはよくある病気を知ってすぐ悟る沖田じゃなくてよかった
そういう沖田見るたびにありえねーだろと思ってしまってた部分があるので
(司馬沖田はある意味別。それに便乗した沖田が気に入らなかった)
悟るまでの段階をきっちり踏んだところがすごい納得いったし見応えあったよ
私には孤立感によるヒリヒリした感じがたまらなかったな。
新選組も藤原も名前を聞いたことあるぐらで興味なかったのが
たまたまNHK(今思うと2月の土スタ)で藤原を見て
ガラスの様な風情の寂しげな人なんで気になったのがきっかけ。
早速大河を見ると総司は元気そうだったが、
終盤の総司は正しく自分の藤原の第一印象そのものだったな。
特に近藤と一緒にいる時、切なくなった。
後に藤原の座右の銘が「日々孤独」だとも知ってへえと思った。
今の藤原は04年当時と全然雰囲気が違うので、もし今三谷さんがあてがきしたら
また違う総司になってたのかな・・・とか思ったりもします。
組!の総司は、最後の蟻を助けるシーンまで見て
初めて総司について語れるって感じがしたな。
やっぱりあそこが、このドラマの総司という人間の着地点って感じが強い。
総司の「振れ」はすごく微妙に動いていくし、セリフでの単純な説明もないので
一部のシーンだけをアップで見ていると、よくわからない。
逆に1ー2カ月遡って(全話終了した今なら先も予見して)
内面の「流れ」をとらえるとその「振れ幅」がわかりやすい。
総司は幾重にも蛇行している河に例えるとわかりやすいかな。
そうそう、源さん待て待てー!から蟻を救いあげるまで見て、
やっと総司が完成って感じ。
こんな気が遠くなるスパンでの人物像ドラマじゃめったに見ないよ。
あのラストシーンなんか、最初から考えてたんだろうか。三谷さん。
あー、今思い出した。
最初に大先生が言ってなぁ、「総司は強すぎる」って。
大先生の心配が、蟻でやっともう大丈夫ってなったんだな。
大先生、すごいよ。やっぱ大先生だよ!
(なんかオレ、今スゲー感動してる)
「蟻は生き物じゃないよ」とか直前までびっくり発言もしてたけど、
総司らしくて良かった。
個人的には前半の健康的で生き生きとした総司と、後半の驚くほどの透明感を醸し出していた総司を
使い分けていた藤原君は、ほんとに凄いと思った。
それでいて続編でまた健康的に戻ってて…泣けてきたー。
>>664 勝負はギリギリのところで勝つのが一番だ、ってやつね。
あれもなかなか考えれば深い言葉なのかもな。
総司って初戦で山南さんに負けたものの、基本的に勝負ごとで負けるということが
生涯通して少ない人だったから(そこが天才の所以でもあるんだが)
へーが言うような凡人の気持ち、弱者の気持ち、はわかっているつもりでも
実感としてずっと持ちづらかったのかもしれない。
そこで病に倒れて、ある意味病に倒されて、ずっと自分の強さに傲慢なところがあった部分が
はじめて打ち崩されたのかなと。
局長に言った、「私でいいんですか…?」なんて、みんなの足手纏いになってしまった自分を受け止めた上での言葉だなと。
667 :
日曜8時の名無しさん:2006/03/01(水) 05:30:05.85 ID:R7rPreYD
今、かなり面白い流れになってると思ったのでage
正直なこと言わせてもらうと、
もっと近藤ー沖田間の絆をとりあげてほしかった。
なにも言わない間柄が〜ってのも言いたいことはわかるんだけどさ。
そして基本はかっちゃんとトシの友情物語だってこともわかるんだけど。
わかっているんならもういいじゃないか。
絆もそうなんだけど、もっと闘ってる風景が見たかったな。
あんまりお仕事してる風には見えなかったから…。
>>670 そうか?沖田は結構、市中見回りして
敵を追っかけているシーンが多かったように思うが…。
局長との絆はあれでいいや。
少女漫画みたいにベタベタしたのは勘弁してほしいから
三谷ぐらいのドライな仕上がりの方がいい。
追っかけてもいつも逃げられる印象があるのは、
竜馬と武田と捨助と浅野のせいだなきっと
って実際けっこう逃げられてるやんw
>>672 って結構 ど ん く さ い んやな。
(・ ∀ ・;)
竜馬と浅野は病気けっこう重くなってきてからだから勘弁してあげて。
武田は追おうとしてないやん。(武田さん!ってときのことでそ?)
捨助は天才剣技とジャンプ力で正体あばいたんだからよしとしましょう。
このスレの住人は近藤なみに過保護だから
どちらかと言えば近藤は放任主義じゃなかった?
過保護なのは土方だった気がする。
芹沢に飲みに誘われたとき一人でいかせないよーにしたり
居眠りする総司を下がらせようとしたり
ひでちゃんとのことを気にしたり
風邪ひいたのかと心配してみたりetc.
おかんみたいだった。
近藤が総司だけ京都へ連れていかないってのは超過保護。
納得いかないのは総司自身だけじゃなくて
年下の平助の立場で見ても、強すぎるからと言ったって納得いかんだろ。
近藤が沖田を京へ連れて行かないと思ったのは
5代目を継がせるつもりがあったせいもあるんでは?
自分にもしものことがあった場合を考えてさ。
あれって藤原のスケの都合に月代エピを絡ませた
苦肉の策だったんだよね、確か。
近藤は過保護だろ
いい加減元服した青年に酒の席には出さずに帰したり
子供扱いして大人の世界を総司の前で遮断してたから免疫つけそこねて
京都でえらいことになった
>京都でえらいことになった
思わず笑った。
確かにねー。
でも免疫つけさせていても、どっちにしろ鴨とは関わったと思うな。
人形ケース(試衛館)にずっと入ったままの人形をみたら
取り出して思いっきり泥遊びしたくなるの。
鴨の気持ちわかるな〜
684 :
日曜8時の名無しさん:2006/03/03(金) 14:38:59.59 ID:w5sLjVqo
病に倒れて初めて、努力してもどうにもならない事も有るって気付いたんだろうね。
でもそれを、不治の病で知ったっていうのは残酷だよね。
不謹慎だけど、最期の血吐いて倒れるとこが本当綺麗だったな。
総司って誰かに「何でだよ〜!!くそっ!」って
ストレートにコボシタのって土方の発句集ネタの時と平助の旅立ち?
あと・・・孝庵先生か。
近藤と沖田って不思議な関係だな。やっぱ親子、父息子に近いのかな。
周平をボコボコにしたのは
愛のムッチと言うより、単に八つ当たりだな。
八つ当たりというより、やるせなかったんだよ
>>685 浪士組参加が決まり、江戸に残れと言われて近藤とポンポン言い合ったシーンは?
「とにかく、駄目だ!」
「なんだよそれ、何でいつも俺ばっかり子供扱いなんだよ!」
ん〜ちょっと意味合いが違うかな?
総司が誰よりも弱みを見せたくなかったのも、
誰よりも自分を認めて欲しいと思っていたのも、近藤さん。
早く大人になって、自分が役に立つんだって知って欲しいのに、
飲み会には参加させてくれない、京には連れて行かない・・・
やっと上京のOK貰ってよっしゃ!と思ったのもつかのま、
仕事で剣を振るおうとしたら寸止めされ、初めて人を斬ったら真正面からどやされる。
そりゃ、拗ねて反抗期にもなるさ・・・大人の世界のギラギラ感にもときめいただろうし。
690 :
日曜8時の名無しさん:2006/03/04(土) 15:47:53.62 ID:lff3FsOD
周平ボコったのは、自分は努力したとこでどうにもならん物抱えてんのに
望みのあるお前は何でもっと努力しないんだーって感じなんだろうね。
悔しいというか、やるせないというか。
なんでこんなヤツじゃなくて(病気になったのは)オレなんだよ!
って思いが病気を知ってからずっとあった時期。
ちょいと前の河合の事件の時もそうだった。
サノスケの結婚も、もう沖田にはどうでもよくなっている。
(江戸を出るときは一番好きですよ!と無邪気に言っていたのに)
病気のショックから一番荒れていた第一段階の時だな。
でも38話であと5年でいいんです、
って言ったのは、絶対周平のことも含まれてると思ったなあ
そのくらい時間があれば、周平も近藤家の養子として立派に育てられるっていう
あと5年、の中にはもっと色々含まれてるんだろうけどね
確かにあの時期荒れてたけど、自暴自棄になって自分を見失った荒れ方じゃなくて、
時間がない焦りでなりふり構ってられない、という荒れ方に感じた
>時間がない焦りでなりふり構ってられない
うん。そうだよね。
>>691 どうでもいいっていうのは
やりたいことは沢山あるのに残された時間がない総司にとって、
お祝い事を皆とともにする時間も、気持ちの余裕がなかったんだよね。
他の人達と明らかに違う空気の中で生きていた。
本当に独り自分と戦ってて痛々しかったなあ。
もしあの時にもう少し総司の気持ちを近藤がダイレクトに聞き出せて
受け止めてあげてれば、あそこまではならなかっただろうね。
大河の総司が近藤にホンネを話すのは想像できないけど
実際にああいう人間がいたら誰か理解者がいなければとても耐えられないと思うよ。
でも当の総司は自分の病のことで、時勢が大変な中重責を背負って忙しい近藤を
煩わせたくなかったんだと思うよ
近藤も、それがわかってるから、総司の気持ちを尊重して、あえて黙って見守ってたというか
いい方に取りすぎ?w
そうだと思うよ〜
そういう解釈での
>大河の総司が近藤にホンネを話すのは想像できない
ということです。
しかし、実際周平を殴るあたりの総司の境遇はかなり酷な状況だったと・・・。
痛々しいのなんの。
だいたい「内部粛正→やんわりムードで行こうぜ」というのも
近藤土方の二人の間でしか了解されていなくて
とても近藤と総司の絆が深いようにはあの時点では思えなかったなあ〜。