【ドキドキ】中井貴一の源頼朝クネッド4【三角柱】
盛長 「頼朝さま 頼朝さま
クネクネしないでくださいね
いま馬を押さえますから」
頼朝 「もり…な…が…」
盛長 「落ちないでください!
ああ 手綱に力を入れないで!!
おねがいだから!!」
頼朝 「ど…うか わたしを見えない場所に…
わたしはね…武家の棟梁なのだ…から…」
盛長 「あ…蒲どの 九郎どの 平家の皆さん
きいてちょうだい おねがいよ!!
頼朝さまを…
頼朝さまをつれていかないで
つれていかないで おねがい!!
お…ねが…い」
頼朝 「うろたえないで 盛長…
わたしはいま こんなにも冷静だ…」
(弟の功績にむくいることもないほど 冷たい兄ではあるけれど
自己の信念にしたがい
一瞬たりとも 悔いることなく
与えた領地を没収し 首を刎ねた
鎌倉殿として それ以外の選択肢はあるだろうか
ああ
武士が長いあいだ望んできた世の中を
わ…たし…は…)
頼朝 (ハッ!)
「も…盛長!
橋の上に ぼ…亡霊が…!!」
>ドサッ(落馬)
盛長 「ついに…落ちたか…!」
頼朝(白目) 御恩…
奉公…
一所懸命…
この確固たる秩序の
永遠に鎌倉の かたき礎たらんことを…
「か…まく…ら…… ばんざ…い…!」
>ガクッ(死)
盛長 「い… い…や……… いや…
いやッ!! いや いや いやッ!
いやあああぁぁ…」