863 :
FM電波式:
元就以降の大河のデータから
通年の最低視聴率(W)と通年の最高視聴率(B)から、通年の平均視聴率(M)を「重回帰式」
にすると
M=0.1×B+1.97×W−10.84
となる。当てはまりを計算してみると非常に良好である(利まつのみ、通年ワースト
ではなく、通年ブービー視聴率を用いないと当てはまらない)。
ところで、元禄・時宗を除くと第一クールの最高視聴率=通年ベストであり、かつ
元禄・時宗の場合であっても、第一クールBと通年Bの差は大きくはない。
ここで、もし仮に第一クールのデータ(だけから)通年ワースト視聴率を予測出来れば、
上の重回帰式から通年平均視聴率をある程度予測できることになる。
そこでいろいろな数字をプロットしまくった結果、
第一クールの標準偏差をSとして、「第一クール平均視聴率 マイナス 初回視聴率」をe
として、F(x、y)=(s、e)をプロットしてみると、
新選組・元禄・葵・時宗はほぼ一直線上に並ぶので、これを単回帰式にすると
e=−0.93×S+4.81
でよく近似出来るとわかった。Sとeの比率は(定数4.81を介して)「1」に近いなら、
同じグループに入り、その場合、第一クールの最低視聴率と通年の最低視聴率は
それほどかけ離れていなかった(同じか、あるいは1割〜1割5分引きに過ぎない)。
次に、元就・利まつ・武蔵について、F(x、y)=(s、e)をプロットしてみると
単回帰式
e=−0.5×S+5.77
を綺麗に得られた。Sとeの比率は0.5の場合は同一グループで、
第一クールの最低視聴率と通年の最低視聴率のギャップは大きく
7%〜7.8%の大幅下降であった(利まつの場合、通年ブービーを用いるなら
5.2%の下げ)。
ここまでのところとSとeの比率は「1」「0.5」であったので、単回帰式の
傾きは次はゼロ(S=定数)だろうとあたりをつけてみると、
慶喜の(s、e)、本年度の(s、e)は
(1.5、7.8)、(−0.8、7.82)
なので、強引にS=7.82とみなしてみる。慶喜の場合、
第一クールの最低視聴率と通年の最低視聴率のギャップは−4.6%なので
本年度の第一クールの最低視聴率19%からこれ差し引いて、
14.4%を本年度の通年最低視聴率と推定して、最初の重回帰式に代入してみると
M=0.1×26.9+1.97×14.4−10.84=20.21と予測できる
864 :
FM電波式:2005/04/11(月) 09:32:42 ID:zVTSRoOo
一般に
S、eからみて「第一クールの最低視聴率と通年の最低視聴率のギャップ」=dは
並・小→大(6%〜7%の下げ)(さげまくる)
大・大→小(0〜1.6%の下げ)(小さくまとまる)
小・小→小( 同上 )
大・小→並(4.6%くらいか)(下げ渋る)
数字上の相関は因果関係を保障しないけれど、相関のある
数式から因果関係をあれこれ推測することから仮説は得られる。
重回帰式からわかるのは
通年平均視聴率は最低視聴率に左右される
ことである。
また、
S、eの関係からわかるのは
第一クールにある程度小さくまとまらず
かつ
初回に大サービスをせず、平均的な切り口をみせると
あきずに視聴者はついてくる
ってところか?