大河ドラマ「ときは今」製作委員

このエントリーをはてなブックマークに追加
1明智のみっちゃん
 明智光秀が主人公の大河をNHKに作らせよう!

★本スレの狙い★
・最終的には署名を集めNHKに明智光秀を主人公とした大河ドラマ「ときは今」を作らせる。
・キャスティングを一方的に決めてあげる。
・演出やストーリー展開も決めてあげる。

 目標に向けて地道にキャスティングやストーリーを考えていきましょう!
2日曜8時の名無しさん:05/02/11 19:35:22 ID:tpuUdtSi
暗いドラマになりそうだな。
3明智のみっちゃん:05/02/11 20:00:01 ID:Cz7BtYXn
 あんまシリアスにやっちゃうと毎週、光秀さんがのび太のように折檻されているドラマになりそうなので・・・

 彼は母親と仏を尊び、妻を愛し(生涯側室なし)文武両道に秀で、民からも良き領主として慕われた彼がなぜ織田信長を殺すにいたったのか?
様々な説が存在しますが、すべての可能性を加味しつつ独自の見解で新たな仮説を提唱する!そんなドラマにしたいですねぇ。

 案外、明智光秀の人生の前半部分って謎だらけなんですよ。仕官する前の放浪期間がね。
これはドラマ作りにとってとっても有利ではないでしょうか?かなり製作側の自由が許容されますから。

 よくニュースで「とてもそんな人には見えなかった!」という犯人に対する証言ってあるじゃないですか。 
そんな風に「こんないい人がなぜ?主君殺しに走ったんだ?」という印象を見る側に与えられたら幸いです。

 それとともに「本能寺の変」を期に泣いた者、笑った者とに武将が二分されたのは承知の通りです。
そういった周辺の人物の成功劇または転落劇を描けたらなぁと考えています。
4日曜8時の名無しさん:05/02/11 20:11:03 ID:ONWiypLk
このスレ立てたヒトって、
もしかすると、ドラマの実作経験をお持ちなのですか?
…なんか文章の書き方だとかが、他の2ちゃんの人達と
水準が違う(プロっぽい)気がします…
5日曜8時の名無しさん:05/02/11 20:28:12 ID:pHXPIzYL
自演乙。
6明智のみっちゃん:05/02/11 20:34:02 ID:Cz7BtYXn
 いえ。素人プレーです。(笑

 「光秀は天海になったのだ!」説を採用するか否かでドラマの方向性というか、一年間のペース配分に大きな影響が出ますよね。
ただ、これをやっちゃうとかなり長い期間(足利将軍家〜徳川幕府!)になってしまいますし、さすがにこれはヤバい!(笑
下手すると「家康影武者説」とか「真田は落ち延びていた!」説とか「島原の乱は豊臣家の陰謀だぞ!」説なども出てきて収拾がつかなくなりそう・・・私そういうのすきなんで(爆
逆に「いわゆる歴史なんてもうみんな知ってるからウンザリなんだよ!」という世論が多数であるのならば、それもそれでOKかな?とも考えましたが・・・やっぱり由緒正しきNHKですから(笑

 ボチボチと「こんな逸話がるからこんなシーンにしたいんだけど・・・」ということを勝手に述べていくつもりですので、あしからず。
7日曜8時の名無しさん:05/02/11 20:44:22 ID:ZqHOfbvH
>>3
yahoo掲示板より。

>光秀には妻木氏(熙子)以外に妻はなかったと記されている本が多いですが、
熙子以外に少なくとも5人の妻がいました。
まず熙子と結婚する前に叔父・山岸光信の娘と結婚しその間に光重をもうけています。
この光重は母の山岸家を相続したようで熙子との結婚後は嫡男から外されたようです。

また熙子の死後はその姉妹を妻にしており、
他にも側室として原氏、喜多村氏などが確認されています。
ドラマなどでは光秀は比叡山の焼き討ちに反対した事になっていますが、
そうでもなかったようで光秀の言葉に「仏の嘘は方便といい、武士の嘘を武略と言う。」
という言葉があるぐらいですから、かなりの現実主義者で、
比叡山や本願寺を焼いても平気だったと思われます。

千草・・・・和久井映見
熙子・・・・羽田美智子
熙子妹・・・黒田友香
原氏・・・・鈴木杏樹
喜多村氏・・小西真奈美キボン

8日曜8時の名無しさん:05/02/11 20:45:06 ID:ONWiypLk
「時は今」っていうタイトルが、カッコイイですね。
最近の大河は「秀吉」とか「北条時宗」とか「新選組!」とか
そのまんまのタイトルが多かったから。
いっそう、「時は今!」にしちゃえば…?

「光秀=天海」説は、やらない方が大河の王道っぽいと、ワタシは思うが…
9日曜8時の名無しさん:05/02/11 21:41:21 ID:6ogqJqvg
是非やってもらいたい。
でも主演は誰が出来るだろう?
10日曜8時の名無しさん:05/02/11 22:15:42 ID:22XbPMSa
大河板で初めての期待sage
11明智のみっちゃん:05/02/11 22:33:39 ID:Cz7BtYXn
まぁさ。これは。ドラマだからさ。
本には「光秀実はいい人!」ということをアピールするために「愛した奥さんは一人!」というイメージをせっかく定着させてくれたのですから!
これを利用しない手はない!世間はいわゆる「純愛ブーム」ですからねえ。「無欲で朴訥な光秀は愛する妻のために立身出世を夢見るようになり・・・本能寺にいたった!」ということにすれば、男としての夫としての苦悩が描けるかと考えた次第です。
事実がどうあるか?は大河ドラマは結構無視してますからね。(特に三谷さんの「新撰組!」が最たるものですね。)
まぁ妻だけではなく他の女性もわけへだてなく平等に愛した人にするのも手ですが・・・。

 本願寺や比叡山の件に関しても当初は「坊主は念仏だけ唱えてればいいのだ!」という反応だったそうですし、信長に叡山攻めの反対を申し出た理由はあくまで「信者の多い叡山を攻めると民の心が離れるから」というシビアな理由だったそうですが・・・
それじゃさすがにお粗末すぎです!そもそも「信長にいじめられてたんじゃない?」とか「秀吉との確執があったんだよ!」というのも後世の人の推測や創作に過ぎないといってしまえばそれまでです。史実ではなくドラマを描くわけですから。ご理解のほどを・・・。

 この間の「利家とサル」や来年度の「山ノ内一豊の奥様」を考えてみてください。彼らは「律儀で実直で正直者」という好印象がありますが、実際調べてみると「ただ単に頭がトロかっただけ」な気がするんですよ。
でもそれじゃ視聴率を確保したい番組にならない!面白おかしくしなきゃ!という面と史実どおりやらなきゃ!というジレンマが大河の醍醐味なんですがね。

 問題の主演ですが・・・誰か「金柑頭」でちょっと年上の方知りませんか?(爆
残された絵の中にはダンディーなモミアゲがあるものもあるんですが・・・これも捨てがたい!(笑

12日曜8時の名無しさん:05/02/11 23:15:54 ID:6ogqJqvg
もみあげが似合うのは石原良純辺りかも知れないけど
出来れば演技派の優男がいい。
13日曜8時の名無しさん:05/02/11 23:26:18 ID:0laqdgjA
「元禄太平記」の頃から大河のファンです。
「光秀=天海」はいいですね〜。滝田栄の「徳川家康」以上の重量感がある!
6月まで光秀、7月から天海。
二部構成にして、テーマソングも前半と後半で変えるという大河初の試みをやってみるのもいい。
本能寺の変は、朝廷・足利義昭・光秀・家康の共同謀議。
その後の秀吉(豊臣家)VS家康は、実は、秀吉(豊臣家)VS天海
という図式にする。
14日曜8時の名無しさん:05/02/11 23:29:20 ID:DgTmojhW
ラストは「ときは今…!」の台詞で終わってほしい。
あめがしたしる以降は番組後の紀行で。
15日曜8時の名無しさん:05/02/11 23:40:53 ID:6ogqJqvg
どっかのサイトでジェームズ三木がやりたがっていたとか
書いてあったけど本当?
16明智のみっちゃん:05/02/11 23:45:10 ID:Cz7BtYXn
 僭越ながら連続投稿します・・・

 まず誰を出すか?という問題ですね(笑
これがハッキリしない限りキャスティングも決められません!
明智光秀、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などのメンツも当然考えなければならないのですが・・・
今回は私個人が「こいつはいい!」と思った人を独断と偏見のみでリストアップしてキャラ作りをさせていただきます。

熙子
光秀の妻。お見合い結婚。
両家で勝手に縁組の話が進み結婚することになっていたが、祝言直前に疱瘡にかかり一命を取り留めるも顔一帯にデキモノができてしまう。
破談になることを恐れた父はよく似た年の近い妹を光秀の元に連れて行く。が、異変に気づいた光秀は「おい!この女じゃねぇぞ!小細工すんじゃねーぞ!」とキレて、元の熙子さんと無事結婚。
その後も光秀の極貧暮らしを支え、時には自分の髪の毛を切って売っては光秀が宴会の席で恥をかかないようにセッティングを行ったりして支えてくれた妻。
結局、光秀の運命を知ることなく幸せのうちに他界する。(このことが逆に光秀を奮起させてしまったのかもしれないんだが)

光秀の母
波多野家との戦の折に和睦の条件として人質として差し出される。
が信長が「はぁ?誰が和睦するっつった?殺すぞ。」の一言で和睦も破談し人質の母は磔の刑にあい死亡。
(命をかけ心から説得しようやく和睦に落ち着いた波多野家も信長につぶされる。)


天野源右衛門
 本能寺の変の際に先発隊を指揮した。京に入る直前に光秀の軍勢を目撃した農民を口封じのため皆殺しにするよう命ぜられ実行したらしい。
後に書物にその際の克明な手記を書き残すこととなる人物。この人が語り手だと丁度いいかな?


 中尾源太郎、狩野又九郎、矢代勝之助
本能寺の変で討ち死にした光秀の古くからの部下。
元々は丹波、丹後の国平定の折に光秀らに抵抗した地元の有力な勢力の者たち。
後に光秀の人徳に信服し配下に下ることとなる。(三国志の孔明の南蛮平定みたいなモンですな。)

里村紹巴
歌師。光秀の歌友達。
信長暗殺を決意表明として読んだとされる有名な「時は今〜」の歌を聞かされそれに歌で返答した人物。
つまり、光秀の決意を一番最初に知らされたもっとも信頼の置かれていた人物ということ。
知識人で顔が広く商人や公家と光秀とのパイプ役を果たしてくれた人。(後に秀吉に「お前本能寺の変を事前に知ってたんだろ?」と詰問される。)

快川紹喜
臨済宗の高僧。仕官以前の光秀や紹巴の恩師。彼らを寺に住まわせ地元の子に読み書きを教えさせてくれたり、後に光秀に朝倉家への士官の口を見出してくれた人物。
後の石山本願寺や比叡山延暦寺と織田家の抗争に巻き込まれ寺ごと焼き討ちされて果てる。
このとき、信長に「やってこいよ!」と命令されたのが光秀。

 そのほか、波多野家の連中、細川ガラシャ、細川藤考、足利義昭、朝倉義景、足利将軍家の皆さん、筒井順慶、明智秀光(左馬之助のほうが通りがいいかな?)なんかも出ます。(笑

 あと、個人的に信長が伴天連からいただいた黒人奴隷のヤスケくん!
こいつ出してぇ!本能寺の変の際に信長と共に奮闘するが捕まる。光秀から「善悪の嫌疑がつかん!」と言って開放してもらい、その後行方不明。
本能寺以前に何らかの心の交流があると面白いんだがなぁと個人的に考えています。光秀のやさしさを描くいい演出になるかと。

 まぁ今ぱっと思いついたのはこれぐらいでしょうかね。
次回はシーンを考えていきたいと思います。
17日曜8時の名無しさん:05/02/12 00:21:47 ID:JLbP2z47
「時は今」の「とき」は平仮名がイイ。

当然、『土岐は今』の含みで。
18日曜8時の名無しさん:05/02/12 00:40:39 ID:spKRDq9g
「常盤いま」つくってくれ
19日曜8時の名無しさん:05/02/12 00:48:41 ID:lhMlma9b
天海編やらないほうがいいと思うけど、どうしてもやるんなら
山崎の合戦以降は赤マフラー着用でたのむ。
20日曜8時の名無しさん:05/02/12 03:07:37 ID:4gzZfdHW
天がしたたる...ときは今。だから、
天海編あっても良いと思う。というか、

>>1 は女性を中心にしたいようだから、後半最後は春日局中心。
とすれば、中盤はガラシャ中心の、秀吉天下から関が原。
序盤というか、説明部分は4話程度で、後は
ょぅι゛ょ で...
ぁてぅまとして、お市三姉妹も出す(ょぅι゛ょ〜

雨が滴る中、可憐に咲く、サツキのつぼみから描いていく...
通すテーマは、低木ではあるが風雪に耐え、常緑で世をすがすがしく
してくれる女性像を描き、ときに可憐で、朱鷺に落剥していく姿を追う。

そして、勘違いなヲタ、鬼女、腐女子も、必死に登場しなければならない。
アホな公家をんな、嫌味な武家夜目、下種な百姓女遊女、盲なぉんな信者等々。
当然、ぉ床立との格闘も...こいつ等が居ないと大河板はつまらん w
21日曜8時の名無しさん:05/02/12 07:06:54 ID:ZAj7hLoJ
天海説は要らないよ
タイトルにもあるように信長襲殺を決意するくだりが最大の見せ場なんだからさ
22日曜8時の名無しさん:05/02/12 13:04:40 ID:1+L24Ljs
明智光秀は堺雅人で。
キンカン頭なとこも学者肌なとこもぴったり。
里見役でもいけそうだけど
23日曜8時の名無しさん:05/02/12 22:52:30 ID:L/qN41aQ
恥ずかしながら、明智光秀について詳しく知らないので
小説とか新書の歴史本で、参考になる本を教えて下さいなぁ〜。
24日曜8時の名無しさん:05/02/12 22:54:15 ID:BrZ/FcI3
>>20
嫌だー
春日局、大嫌いだー
25明智のみっちゃん:05/02/12 23:52:17 ID:A+yRgX+F
本ですねぇ。
 
 オススメは岩崎正吾の「信長殺すべし」ですかね。
あんまりたくさん読むと頭こんがらがりますからなぁ。

http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/6291/

http://www.geocities.jp/syutendoji28110/mitsuhide01.htm

ヒマがあれば上記のサイトを見ておくのも参考になるでしょう。
何せ諸説俗説が山のようにある人物なので・・・いろんな証言や視点で書かれている史料に触れられるといいんですがねぇ。

 よく知らないぞ!という人のため簡単に略歴を書くと・・・

 源氏の名門の土岐一族の明智家に生まれた彼は若いころは長らく放浪生活をしていたそうです。
その間に、和歌の知識や京言葉を習得し、弓術や鉄砲の扱いも習得していたそうです。

 その後、快川さんというお坊さんにツテで朝倉家に仕官します。
「こんな才能のある人物がフラフラ暮らしてるのはもったいないぞ!」ということで抜擢されたそうです。
その後、細川藤考を介し足利将軍家と知り合いになります。将軍家は上洛したいんだけど・・・と主張するも、朝倉さんは全然動こうとしてくれないんです。
そこで「こいつの下にいても何も行動起こさないから無意味だな。」と悟り細川さんたちを連れ信長に謁見したわけです。
「こいつならやってくれるだろ!」という目論見で信長に近づき、いまさら朝倉家にどのツラさげて帰ればいいんだよ!ということでちゃっかり織田家の家臣になっちゃった!というのが彼の経歴です。
京の有力な勢力との交渉に「こいつは頭もキレるし使えるな!」と読んだ信長を家臣として取立て、丹波丹後の国の平定を任せ亀山城を与え一目置いた厚遇を施したのです。

 かいつまんで話せばこんな前歴です。
26日曜8時の名無しさん:05/02/13 00:06:22 ID:zvDA4Ts9
明智のみっちゃまへ

ご丁寧なご返事、ありがとうございます。
久々の、大河らしい大河に、心から応援申し上げます。
今から楽しみ。わくわくするw
27日曜8時の名無しさん:05/02/13 00:09:19 ID:VAXCSzyI
当然、本能寺は朝廷と共謀して起こすんだよな。
28日曜8時の名無しさん:05/02/13 00:18:34 ID:3G42pKue
>>23
国盗り物語@司馬遼太郎

普通にコレだろ。
29日曜8時の名無しさん:05/02/13 00:28:31 ID:fvnHgjcV
おまあのののさまが見たい
30日曜8時の名無しさん:05/02/13 01:29:15 ID:XAyPLFZ/
良スレの予感、タイトルもよし。
ただ、惜しむらくは2chでスレが立てられたことにより「ときは今」という大河は永遠に作られないことになる。
31日曜8時の名無しさん:05/02/13 02:20:01 ID:UvYUnPd6
>>30
まあそれ言っちゃうと身も蓋もない罠w
だがこのスレは>>1自らかなり本気のようだし、これからが楽しみだ。
願わくば、特撮板における仮面ライダーダルダスレのように末永く頑張ってホスィ
ttp://www.geocities.co.jp/Playtown-Knight/2799/
32日曜8時の名無しさん:05/02/13 03:00:12 ID:kQ1iePN9
光秀役は当然マイケル富岡でしょ?
33日曜8時の名無しさん:05/02/13 07:17:41 ID:W9HB+81H
>>23
津本陽の『本能寺』
34明智のみっちゃん:05/02/13 10:44:13 ID:g6D+BRkn
 「本能寺」もいいですね。
ただ自分としては小説より事実や諸説を淡々と述べてる本のほうが客観性に優れていると思いまして。

 肝心の動機ですが・・・
当然のことながら朝廷の差し金なワケですが・・・
私としては「あらゆる人間の利害損得が一致し信長殺しを黙認した!」ということにしたいんです。
光秀はあくまでも「ハズレくじを引いてしまった実行犯」ということ。
例えが悪いかもしれませんが田中角栄みたいなモンです。彼がすき放題やってくれたおかげで、財界人も政治家もみんなそれぞれ美味い汁にありつけた!
しかし、彼が失脚したとたん「アイツが悪いんだろ。」とみんな言い出すワケ。みんな得をしたのにね。
要はそういうことなんだと考えてます。

俗説としては・・・
朝廷や商人が「これ以上信長が調子乗ると邪魔」という理由が有名ですが、その他にも・・・
信長が天皇を手中に収め名実共に日本国最高権力者になり次は世界征服に乗り出す可能性があったので伴天連がそそのかして武将を動かしたという説や・・・
もっと、衝撃的なのは「光秀ホモ説」!!

 光秀は信長を愛していた!
しかし蘭丸という彼氏が信長にはいた!
信長は蘭丸に「亀山の領地(光秀の領地なのだが、蘭丸の家のルーツがある場所でもある)を秀吉が毛利攻めし終わったらやるよ。」
と約束したのを聞き、嫉妬を抱き、有名な「家康接待おさかな腐ってるよ事件」で怒り狂った信長が「誰かこの者の顔を打て!」と絶叫し・・・
誰も進み出ることができなかったのに、蘭丸が出てきて扇子で血が出るまでひっぱたいた!このとき光秀のジェラシーが最高潮に達し・・・
「キーッ!二人とも死ねー!」ということで本能寺にいたったという実に興味深い(笑)説もあります。

 本能寺で蘭丸の首実検を行った際に光秀は、その首の恨めしそうな死に顔を見て恐れおののいたという話らしいです。(爆

 まぁ実現は無理ですかねぇ(笑
ただ「電車男」を映画化させるパワーを持った天下の2ちゃんねるですから・・・
何かご利益があるかなぁ?とあやかりスレを立ててみました。これからもよろしく(笑
35日曜8時の名無しさん:05/02/13 10:59:45 ID:9DqIEl0T
>>34
>光秀は信長を愛していた!
>しかし蘭丸という彼氏が信長にはいた!

キモ杉。無双オタの腐女子どもに媚売ってどうすんだよ。
みっちゃんも実は腐女子だったのか?真剣に考えてるとオモタのに。
これ以上光秀を貶しめないでくれよ。嫁との純愛路線でいくんじゃないのか。
それからお乱に亀山やるよの件は俗説だろよ。
36日曜8時の名無しさん:05/02/13 11:10:19 ID:hXMIKimf
良スレだけど>>11「新撰組!が史実無視の最たるもの」発言に萎え
タイトルすら間違えてるし・・・
37明智のみっちゃん:05/02/13 13:08:24 ID:g6D+BRkn
 いやだから俗説と断りを入れておきましたし、事実キモすぎるからね。ネタのつもりで書いたんですけど・・・
それすらわかってもらえませんでしたか?あくまでも茶番ということでご愛嬌(笑 
いたってマジメに真剣に考えていますよ。ご気分を害したのであればお詫びします。
みなさん揚げ足取るのがお好きなようで噂通りのところですね。2ちゃんねるは。

 オープニングはキキョウの花でもでてくるのかなぁ?あとキンカンがいっぱいふってくるとか(ハァ?




 
38日曜8時の名無しさん:05/02/13 14:27:54 ID:NjYegeEw
僕も明智光秀の大河が見たいと思っていました。

信長の掲げる「天下布武」の夢に共感し、主君の為にひたすら邁進してきた
光秀だが、やがて朝廷をも超えようとする信長の野望を知る。
自分をここまで取り立ててくれた信長への忠誠心と、
朝廷を守らねばならない使命感との間で揺れ動く光秀の心――。
そしてついに、運命の本能寺へ。

というような描き方が良いと思います。
信長のいじめが原因というのは俗説ですしね。
天海になって生き残るよりも、竹藪の中で、
信長に初めて会った日のことを思い出しながら死んでほしい。
あと、22さんの堺雅人起用案は賛成です。
39明智のみっちゃん:05/02/13 14:46:56 ID:g6D+BRkn
 さて主演、堺雅人が決定のようで・・・(笑
「友の死」なみの反響があることを願います!

 まぁあとは戦国大河といったら・・・
信長、秀吉、家康ら有力武将たちは誰がいいか?ですよねぇ。
全然コレ!といった役者が思いつきませんねぇ。今までいい方が全部出ちゃってるというのもあるんですがね。
40日曜8時の名無しさん:05/02/13 14:53:36 ID:Rv2wlZym
八代将軍吉宗決定前はジェームス三木は光秀をやりたかったみたいだね。
すると脚本は三木で、三木ファミリーが出るのは確実。山下規介も
41日曜8時の名無しさん:05/02/13 15:04:37 ID:NjYegeEw
ジェームスファミリーなら、斎藤道三=津川雅彦というのはどうですか?
あと、正親町天皇や近衛前久ら公家衆もキーマンになりそうです。

光秀が堺雅人なら、信長・秀吉・家康らも若くなりそう。
信長=山本耕史、家康=尾上松緑(辰之助、「葵」の家光役)はどう?
秀吉は香川照之しか思いつきません。
42日曜8時の名無しさん:05/02/13 16:55:07 ID:UvYUnPd6
信長は山本太郎がいいな
43日曜8時の名無しさん:05/02/13 17:27:02 ID:NjYegeEw
山本太郎か。
三谷さんが「山本太郎君とはいつか一緒に信長をやる約束をした」と
言っていた、とどこかで読んだ記憶がありますが、
明るいキャラを演じるのが似合いそうなので、むしろ秀吉に近いものを
感じてしまいます。
信長はもっとクールな方がいいのでは?
44日曜8時の名無しさん:05/02/13 18:04:57 ID:W9HB+81H
堺雅人には異論なし
山本太郎の信長はチョットなぁ…
秀吉には北村一輝を推します
『本能寺』の秀吉をイメージしてなんですが
45日曜8時の名無しさん:05/02/13 18:40:19 ID:uD/u+Snw
北村一輝なら明智やらせたい。
堺に年取ってからの演技なんて期待できない。
個人的には村田雄治を希望ですが。
46日曜8時の名無しさん:05/02/13 18:40:54 ID:uD/u+Snw

ちなみに村田の顔はちゃんと分かってて書いてます。。。
47明智のみっちゃん:05/02/13 22:45:57 ID:g6D+BRkn
秀吉役にヌハの堤真一かなんかどうかな?
48日曜8時の名無しさん:05/02/13 22:46:41 ID:BjrEHOAO
やだ。
49日曜8時の名無しさん:05/02/13 22:46:51 ID:6pcmemNw
秀吉は中村獅童がいいのでは?
光秀に対してコンプレックス丸出しで。

50日曜8時の名無しさん:05/02/13 22:50:19 ID:yocV1ouP
50近くまで準主役級の弥平次の名前が出て来ないってどうなのよ。
湖面渡りはやらんの?光秀死んじゃった後だよね。
51日曜8時の名無しさん:05/02/13 23:21:19 ID:NjYegeEw
>>16のように、登場人物のキャラ設定をして、それから配役の議論をしましょう。
僕が「堺雅人に賛成です」と書いてから配役の話になったんだけど…。
みんながイメージしている光秀像、信長像がバラバラのような気がしたので。

ちなみに僕のイメージする光秀は…
京洛での行政面で力を発揮する一方、武芸にも秀でた文武両道の名将。
和歌などの伝統文化に造詣が深く、伝統を重んじる。
妻・熙子や家臣たちを大切にする、穏やかで信心深い性格。
秀吉のように信長の機嫌を取るなどということは苦手だが、
仕事面できっちり結果を出す切れ者タイプで、また、実は信長のことを人一倍敬愛している。
常に天下国家のことを考えていて、日本に安寧の時代が早く訪れることを願っている。
そのため、天下布武により平和を実現しようとする信長についていこうと決心するが、
次第に権力を手にした信長は、自ら神を名乗るなどし、朝廷を存亡の危機に陥れる。
光秀は、信長を尊敬していながら、この国の伝統を守る為に、
そして信長の悪名を後世の残さぬように、信長を討つ指令を下す。

自らの名が謀反人として後世に伝えられることをいとわず、苦情の決断を下した
正義感の強い、心の底に熱いものをもった男だと思っています。
大河ドラマでは、光秀が本能寺の門の前で采配を振るっていたり、
最悪の場合には信長と顔を合わせたりしていますが(利家とまつ)、
実際は斎藤利三が実行部隊で、光秀は遠くから見守っていたのだったと思います。
本能寺の方から炎が上がった時、実際の光秀はどうだったか分かりませんが、
このドラマでは一筋の涙を流してほしい。
信長を憎む光秀の復讐劇にするよりも、こちらのほうが余程ドラマチックだと思うのです。
(長い書き込みになって申し訳ありません。)
52日曜8時の名無しさん:05/02/13 23:24:17 ID:dsqCWMh9
「秀吉」の村上と有森よかったな。
53日曜8時の名無しさん:05/02/13 23:41:11 ID:zvDA4Ts9
あれっ…?
NjYegeEwさんって
「明智のみっちゃん」とは別人さんだったんですねえ。
もし、これからもNjYegeEwさんも盛んに書き込みされるご予定でしたら
何かハンドル名を名乗っていただきたいなと…
わがまま申してすみません。
54明智のみっちゃん:05/02/14 00:06:44 ID:+BfTBILZ
 あぁ中村獅童か・・・どうしても捨助や左膳のイメージが・・・(笑
あの人が香川照之さんの演じていたように「おみゃー味噌汁うみゃーでー!!」ってノリノリ名古屋弁を顔崩してしゃべるシーンが眼に浮かびますね(笑

>>51

 あぁ頼りになります!とてもためになる発言で目が覚めました!ありがとうございます。

 そうですね。
「光秀はのぶながを敬愛してた!」いいですね。実際そうだったと思います。
朝倉家や将軍家にはなかった、自分が求めていたものが信長の野心にはあった!
光秀が信長を殺したのも後世のことを考えてのことかもしれませんね。
おごる平家久しからずや!ですからね。信長がこれ以上暴走すると日本国としても迷惑だし・・・
それ以上に信長自身の後世の評価を下げてしまいかねない・・・叡山攻めの反対も意外とそういう思惑あってのことだったのかもしれません。
周囲の朝廷やら何やらはそれぞれの思惑で動いていたが、最終的には誰の命令や脅しで動いたのではなく、彼の意思で決定したことなんだと思います。

 逆に言うと「罪」の意識があったのかもしれません。
「自分がこの男に近づき上洛をさせてしまった・・・。そして、今その男は地球儀なんか眺めてるぐらいだから次は何を言い出すかわからない・・・
今ここでこの男を始末しなければ、日本の歴史に汚点を残すことになるかもしれない。何よりこの男の名誉のためにも引き際を用意する方がいいかも・・・
自分がこの男を強大化させるキッカケを与えてしまった。だから、その責任をすべて負うことにしよう。すべての泥を自分ひとりがかぶってすべての争いを終わらせよう。」
(読んでない人に対して非常に不親切な例えですが、浦澤直樹のマンガ「MONTER」のテーマっぽい感じを意識してるんです。自分としては)
近藤勇が世の幕府への不満を一身に背負い自分が斬首されることでひとつの歴史を終わらせたように・・・光秀もケジメをつけようと考えたんだと思います。
そのために自分ひとりが「最低最悪の謀反人」というレッテルが貼られるようにしたのかもしれません。
次の時代を担っていく朝廷や秀吉や家康に迷惑がかからないように「信長は英雄。光秀は極悪人」であるという位置づけを自分で設定した。
これが信長を含め、これが優しい彼の最後にできた周囲の人への最大の「思いやり」だったのかもしれません。

 そして従来のドラマや映画じゃ光秀が「信長の首はドコぢゃぁ〜!!」と気が狂ったように探し回っているシーンがありますが・・・
彼は信長に敬意を表し武人として葬ってあげたかったからこそ遺骸を求めたということにしたいです。
信長の「是非に及ばず!」という最後のセリフも「光秀の熱意をようやく俺は理解したがもう取り返しはつかないのだ。」という意味合いで言わせたいです。
そして、定番の信長が燃え盛る本能寺で敦盛を舞うシーン。遠くから馬上で炎上する本能寺を見つめ涙を流しながら光秀も小声で口ずさむシーンが欲しいです。
そして、双方の声がかぶり、双方のシーンが交互に挿入され、物語は最高潮を迎える・・・。とてもいい感じだと自負してますけど(笑
55日曜8時の名無しさん:05/02/14 00:18:17 ID:EzW1mJuZ
>本能寺の方から炎が上がった時、実際の光秀はどうだったか分かりませんが、
このドラマでは一筋の涙を流してほしい。

>そして、定番の信長が燃え盛る本能寺で敦盛を舞うシーン。遠くから馬上で炎上する本能寺を見つめ涙を流しながら光秀も小声で口ずさむシーンが欲しいです。
そして、双方の声がかぶり、双方のシーンが交互に挿入され、物語は最高潮を迎える・・・。

いいなあ…。
56織田ののぶちゃん:05/02/14 00:55:18 ID:lM2yA8VE
>>53
実は結構信長が好きだったりするので、「明智のみっちゃん」さんに倣って
このように名乗らせて頂きます。
信長=主人公、光秀=副主人公の>>51で語ったようなドラマを
見たいと以前から思っていました。
従来のドラマのような信長・光秀像に不満があったので。
それに近いことを考えてらっしゃる方がおられ、嬉しく思っています。

>>54
いいですね。敦盛を口ずさむのは思いつきませんでした。
読んだだけでもジーンと来てしまう、素晴らしい場面だと思います。

光秀謀叛の動機は、だいたい>>51で語ったことのように考えていますけど、
朝廷黒幕説はちょっと違うと思います。
本能寺の変後、光秀は「謀反人」だったために味方を集めることが出来ず、秀吉に敗れた。
バックに朝廷があったなら、光秀はそれをアピールすることによって
味方を集めることもできたのではないでしょうか。
ですから、頭の中に朝廷のことはあったでしょうが、
あくまで光秀がひとりで決断したのではないかと考えています。
その方がドラマ的にもいいと思います。

比叡山焼き討ちの話が出ましたが、光秀があれに強硬に反対したのは俗説です。
光秀自身が焼き討ちの根回しのために、周辺の土豪に送った書状が残っています。
人質となった光秀の母が信長のせいで殺された事件、近江・丹波の召し上げ事件、
家康接待に落ち度があって罷免された事件、「お前がいつ骨を折った!」と言われて折檻された事件
などいろいろな話がよく描かれますが、これらも全て江戸時代に創作されたものらしいです。
後世の人たちは、あの光秀がどうして謀反を起こしたのか理解できず、
「何か相当な恨みがあったに違いない」と考えて軍記物なんかに書き立てたのでしょう。
光秀の母の事件など、ドラマ的に涙を誘うようなものもありますが
(「秀吉」の時の野際陽子さんが印象的です)、今回の企画では
そういった逸話を描かずに、光秀謀叛の真相に迫ってみてはどうですか?
57日曜8時の名無しさん:05/02/14 02:08:12 ID:cXD+Qcw0
>>56
じゃあどんなふうに信長を討つことを決意させるんだ?野心?

今年の正月にやってた国盗り物語の渡部篤郎の光秀がとてもよかった。
ああいう地味で温和な感じがいいな。(キノコの信長は演じさせるのが10年早かったと思うが)
でもそういう地味めな役者さんで大河の主役をはれる人っていないよな。
58日曜8時の名無しさん:05/02/14 03:37:18 ID:K96HVgRI
三谷版「ときは今」
明智光秀:堺雅人
ひろ子:鈴木砂羽
織田信長:山本耕史
羽柴秀吉:山本太郎
徳川家康:相島一之
足利義昭:中村獅童

足利義昭黒幕説を採用!
59明智のみっちゃん:05/02/14 09:31:33 ID:+BfTBILZ
 イジメはフィクションだろ!というのが無論定説であり、実際はそうだったと私も考えています。
が、小さいころから学研の歴史マンガなどでぶん殴られている光秀を見て育ったモンで、そういうシーンがまったく出てこないと拍子抜けしちゃいそうな・・・(笑
ある程度一般人が持っている光秀像も保持していきたいです。叡山攻めの反対の件もそうですが・・・

 動機としては・・・

・彼なりの美学
 上で書いたとおり、信長に対する自分なりのケジメのつけ方だった。
ある種の自殺に近い心境だったのでは?まさか自分が天下を徒労とは考えていなかったと思います。
秀吉の帰還が彼の予想していた以上に早かったのは事実でしょうが、遅かれ早かれ自分は消されるだろうし、そのときは勝ち目がないと考えていたと思います。
ただ、死ぬ前にやっておきたいことすらできずに山崎の合戦に追い込まれていったんだと思います。

・純愛
 さすがにクサくなるので個人的にはイヤですが、世間ウケを考えると必要かと。
最愛の妻が先立ってしまった彼には、もう失うものは何もないという心境だったのでしょう。
ですから、後追いに近いものがあったのかもしれません。妻の死後は適当な死に場所を探していたのかもしれません。

 朝廷や足利嘉昭(下手すると秀吉や家康も?)の狙いもあったでしょうが、それは光秀の眼中にはなかったと。
あくまで個人的な私情で決断したことにしたいです。

 そうですねねぇ。地味目の俳優さんで一年間大河の主役をはらせるのは無理だよなぁ・・・。
それなりに有名というか話題性がある人じゃないといけない気が・・・NHKも必死ですからね(笑

 奥さん役はあと誰がいいでしょうか?松嶋菜々子、仲間逝きえと来たので・・・矢田亜希子とか?
なんか違うかなぁ。でもファンは多そうだし。まぁ蘭丸と左馬之助あたりはジャニーズ系なりなんなりご自由に起用してくださってかまいません(笑
黒人のヤスケくんはアドゴニーだ!ってこれじゃコメディーになっちゃうよな・・・(爆

 「家康接待罷免事件」の真相として、自分としては信長が、光秀にさらに奮起してもらうように自演したことにしたいです。
能力のある光秀なら毛利家をつぶした後のその地の平定においては近江丹波丹後での業績もあるので信長も信頼を置いていたはず。
戦は秀吉に任せられても、その後の管理は光秀にしか任せられない!という風に腕をかっていたからこそ、一芝居うってみたのではないでしょうか?
光秀が去ったあとに家康が信長に「全然腐ってねぇじゃん。」と言うと信長が「わかってるよ。そんなの。でも、アイツこうでもしてやんねぇと動かねぇ律儀モンなんだよ。」と、
渋く一言言わせてあげたいです。これで光秀と信長の間に口に出していうことのなかった信頼関係を出したいです。

 最後にオグルスで光秀を竹やりでしとめる農民ですが・・・
学研のマンガじゃいかにも頭のトロそうなアンちゃんが「いいカッコしてるから、名のあるお侍さんだべぇ〜。」と言って殺すシーンがありますが・・・
確かに、こういう相手にラストは殺されてしまうというのも物語の悲しさを引き立てるにはいい演出になるので捨てがたいのですが・・・
逆に「俺は戦で家族を失ったんだよ。偉そうな侍の顔見るとムシズが走んだよ。死ね!」とかなんとか、ある種の信念を持ってる復讐の鬼のような男に殺させるのもいいかもしれません。
安寧の世を築くために「天下布武」を支持してきた彼が最後は、その戦の被害者によって刺し殺される・・・戦国時代という時代の一区切りが終わったようなラストにはならないでしょうか?
60日曜8時の名無しさん:05/02/14 11:01:38 ID:57s08t5K
堺雅人では線が細すぎませんかね
俺としては内野聖陽をご指名したい
61日曜8時の名無しさん:05/02/14 11:10:08 ID:c1q9l3Xf
おまえらの意見はまず聞かれない
62日曜8時の名無しさん:05/02/14 11:28:45 ID:8wIVV4hU
>>58
それでは三谷版じゃなくて新選組版だろ
三谷ファミリー=新選組じゃなぞ。
63日曜8時の名無しさん:05/02/14 11:39:53 ID:UQ5pWAAI
堺雅人は別に構わんのだが、組!とは切り離してくれ
64織田ののぶちゃん:05/02/14 12:27:43 ID:lM2yA8VE
信長の「天下布武」について私見を述べさせて頂きます。
「天下布武」を掲げた当初は、上洛とか、天下統一を実現したいという
くらいの考えだったかもしれません。
でも、それだけじゃないと思うんですよ。
信長は上洛後、バテレンたちを通じて南蛮文化に出会うわけです。
ヨーロッパの進んだ文化に触れるにつれて、信長は「日本を、
ヨーロッパと張り合える国にしたい」と思ったんじゃないかと思うんです。
日本が世界の海に出て行く時代をつくりたいと考えたのか、
それとも秀吉のように大陸進出を企てていたのかは分かりませんが。
日本を強くする為には、朝廷や幕府やら権力が分散している状態は好ましくなく、
信長自身の元にあらゆる権限を集中させる必要があると考えた。
それで信長は、比叡山焼き討ちなどで政教分離を行い、
自らを神格化することで朝廷を凌駕しようとしたのではないでしょうか。
65織田ののぶちゃん:05/02/14 12:42:44 ID:lM2yA8VE
(連続で申し訳ない)
光秀の前半生は良質の資料には現れず、「明智軍記」などをもとに
組み立てていくしかないのですが、伝えられているところによると、
若い頃に落城を経験しています。
叔父たちが死んでいく中、光秀は明智家再興を託されて城を出て行く。
そして、妻・熙子や明智秀満らとの長い放浪生活が始まるわけです。
こうした経験をしているからこそ、光秀は戦乱を終わらせる事への想いが
人一倍強かったのではないかと思うのです。
最初は足利将軍家再興を目指すのですが、やがて信長に出会う。
単なる暴れん坊くらいにしか思っていなかったこの男が、実は壮大な
ビジョンをもって天下を目指している。
自分の思いもよらなかった世界のことを考えている。
そして、自分にはない優れた能力を持っている。
この人なら戦国時代を終わらせることができる、と思ったのではないでしょうか。
66日曜8時の名無しさん:05/02/14 13:10:34 ID:0Q6ypEVE
>>54
堺スレでも光秀やって欲しいという意見は今までに結構あったのですが、
MONSTERの天馬も(見た目はともかく)似合うと思ってたので、納得。
微妙にスレ違いすいません。

信長の狂気じみた部分とか、山本太郎いいと思いますよ。
67日曜8時の名無しさん:05/02/14 13:13:23 ID:1wOz+iEQ
大河としては見てみたいきもするけど、お願いだから無双っぽくなったり
髭が最期まで付いてないとかの腐女子路線は歩まないで欲しい
68日曜8時の名無しさん:05/02/14 14:20:28 ID:kiJD18b8
俺は昔、みっちゃんの足跡を辿って、岐阜、琵琶湖、京都、福知山と経巡ったことが
あります。そのおり亀岡から本能寺址まで歩きました。途中の老の坂トンネルは
車トラックバスびゅんびゅんで恐かったですが。
無論本徳寺所蔵の肖像画も肉眼で見ました。すげえだしょ。
69明智のみっちゃん:05/02/14 20:58:16 ID:+BfTBILZ
>のぶちゃん(今度からこう呼ばせていただきます!)
 そうですね。明智家再興がかなわず、足利家再興もかなわず・・・
自分のやり方や考えに限界を感じていた時期に現れたのが信長なんですよねぇ。
信長のそれまでの分権体制から、強大な中央集権国家を目指した信長。
実力主義。政教分離。楽市楽座や南蛮貿易で商工業や物流を活性化させる合理的精神。武田の騎馬隊を破った鉄砲をフル活用した戦術。
光秀にとっては目の覚めるような画期的な偉業をたこなしたことへの尊敬の念。人がうつけと呼ぼうと彼こそ日本の新時代を切り開く人だ!と確信していたのでしょう。

 信長にも光秀の中に「自分にはないもの」を感じたのかもしれません。
織田家の馬鹿息子と呼ばれすき放題暮らしていた信長だったが、家柄や父親の存在が彼を押さえつけていたのも事実。
逆にそれに反発するようにグレちゃった信長。しかし、若い頃から一ヶ所にとどまらず自由に放浪して暮らした光秀に出会い憧れを感じたのかもしれません。
「こいつは自分が見たことのない場所に行き、聞いたことのない話を聞き、色々な体験をしているのだろうなぁ〜。」と考え、その光秀の体験や経験が自分にないことだったからこそ尊敬した。

 つまり、互いの中に「欠けている能力」を見出したからこそ、言い方怪しいケド・・・ひかれあったんじゃないかなぁ・・・。
70明智のみっちゃん:05/02/14 20:59:22 ID:+BfTBILZ
酔っ払っているので意味不明な誤字がありますが・・・
許してチョンマゲ。信長公!
71日曜8時の名無しさん:05/02/14 22:35:25 ID:XvGWaj9r
堺雅人は殺陣が上手い。殺陣のシーンを沢山見たいよ。
72日曜8時の名無しさん:05/02/14 22:52:08 ID:LHf8lCbI
合戦シーンに鈴木眞哉あたりが提唱してる新説を取り入れてみたり
謀反の原因も怨恨とか黒幕説とかにしないで
たとえば家臣団の暴走を光秀が抑えきれなくなった、みたいな筋書きにしたり
そういう目新しい要素が欲しいな
73日曜8時の名無しさん:05/02/15 00:09:31 ID:PWq8rVm8
>>59 小栗栖の長兵衛が物語の狂言回しになるってのはどう?

下手すると「徳川慶喜」みたいになりそうだけど
74織田ののぶちゃん:05/02/15 01:42:18 ID:JsAyfMZY
>>69
信長が自由に放浪していた光秀に憧れた、ということまでには思い至りませんでした。
確かにそうかもしれません。
お互いの良さを認め合いながらも討たねばならぬ運命…というのは、悲劇性が
高まってよくなると思います。
信長は天皇を超える為に神になろうとした。
理屈は分からなくはないけれど、ここまでくるのは暴走といわれても仕方ありません。
いきなり神と言われても、人々がそう簡単に神として崇拝してくれるわけないし、
光秀としても「このままでは人々の心が上様から離れていってしまう…」という
危惧を抱いたでしょう。それが本能寺に繋がると思うわけです。

>>72
僕も「騎馬の突撃なんてなかった。当時は馬を下りて戦っていた」などということを
本で読んだ時はいささかショックでした。
ドラマだからある程度格好良く見せるのは仕方ないにしても、実際の合戦に
近いものをみたいと僕も思います。
せっかくだから今までにない戦国大河を創りたいですね。

>>73
狂言回しって言うのは捨助的役割のことですよね?
庶民の視点を入れていくことも必要だと思います。
「武田信玄」で渡辺正行さんが足軽兵を演じていた記憶があります。
また、劇中の人物がナレーションを担当するのもアリですね。
光秀の生涯全体を見てきた人が適任でしょうが、誰でしょうか。
信長の大河だったら、『信長公記』作者の太田牛一なんかがいいでしょうけど。
75日曜8時の名無しさん:05/02/15 05:37:04 ID:gl1aZ2sl
今年の大河、海老の強権で「義経」決定以前は、
細川幽斉親子をやる予定だったと聞いた。
だったら当然光秀も準主役級の扱いだったろうなー。
76日曜8時の名無しさん:05/02/15 09:15:00 ID:jdV3enhQ
光秀役はショーケンしか考えられん!
77明智のみっちゃん:05/02/15 09:24:15 ID:YAkSHDil
 あぁ細川幽齋・・・利三さんか・・・いいなぁ。

>のぶちゃん
 生涯見てきた人ですか・・・
そうすると何度か書いた連歌師の里村さんじゃないかな?と思います。
放浪時代からの知り合いで、本能寺の決意を一番最初に知らされ、その後の秀吉の時代も生きた人なので。

 庶民的視点は当然、序盤の苦労した放浪時代に出しいきたいです。光秀らも貧しく周囲の農民もツラいながらがんばって生活している・・・。
領主になった光秀は寺に多額の寄進をしたり、農民の年貢をまけてやったりチャラにしてやったりしてますからねぇ。そのへんの庶民の苦労がわかってる人だったからなんでしょう。
だが、後半は庶民の民意から離れズルズルと政や自分の哲学にのめりこんでいくんだと思います。そして、ラストはくしくも農民に刺し殺されるのです。

 まぁ姉川の合戦なんかが殺陣の見せ場になってくるのでしょうかねぇ?
あと光秀の兜なんですが・・・マンガにでていた鬼瓦のような顔(三国志の馬超みたいなの)の両脇にひょうたんがくっついてる兜がりりしくて気に入ってるんですけど・・・
物語としては質素な普通の兜が駆れらしさを象徴しているようでいい気もするんですが・・・どうでしょうか?やっぱり桔梗か・・・
78明智のみっちゃん:05/02/15 09:30:46 ID:YAkSHDil
 ショーケンはしばらくまともに顔出せないんですよー!罪は受けます!貴様!信長!味噌汁ぶっ掛けるぞー!(声裏返ってるよー!)
彼の光秀はよかったというか・・・まさに怪演!!光秀は信長より年上なので必然的にああいうおっちゃんになっちゃうのか・・・

 ショーケンはキレはじめた時の顔が鬼気迫っていてよかった。
めん玉ひん剥いて頬や唇や鼻がピクピクプルプルさせながら、裏返った奇声ハッスルハッスルしてるのを今でも思い出します。
あれもあれで見ものではあった。で、あるな!猿!犬!

79日曜8時の名無しさん:05/02/15 10:15:08 ID:cdeEn2Uz
ときは今 キャスト
明智光秀:本木雅弘 織田信長:江口洋介 羽柴秀吉:木梨 憲武
80日曜8時の名無しさん:05/02/15 10:28:45 ID:cdeEn2Uz
続き
足利義昭:谷原章介 加納隋天:平幹二郎(特別出演) 
81明智のみっちゃん:05/02/15 21:14:41 ID:YAkSHDil
 もっくん!あぁいいですね!秀吉を木梨にすると信長も石橋にしてって・・・NHKもとんねるずの時間かよ!!

 本木雅弘、的場浩二、渡部篤郎あたりを熱〜い家臣団のメンバーに入れたいなぁとは考えてました。

 公家や将軍家の連中はぜひ濃いキャラで固めたいです!
キャラのめんでは光秀を凌駕してしまっているほうが、周囲の暴走を止められなかった!というのも動機の一つとして演出できるでしょうし。
82日曜8時の名無しさん:05/02/15 21:27:35 ID:cdeEn2Uz
もっくん光秀いい感じですよね!
的場さんは、う〜ん滝川一益かな。渡部さんは荒木村重かな。

あと、大河っていう長編なので長宗我部元親とか光秀生母とか
必要ですよね。
83日曜8時の名無しさん:05/02/15 21:34:52 ID:SzTAyUPN
>>79
本木は信長だろう。
木梨は年だし、180近くの長身だからな。秀吉には無理がある。

んで信長に江口?ネタもそのへんにしとけよ。あんな大根、伊藤キノコと大差ないよ。
84日曜8時の名無しさん:05/02/15 21:48:25 ID:cdeEn2Uz
本木のあの上品さ、インテリちっくな雰囲気は光秀でしょう。

秀吉はちょっと実年齢より老けて見えたほうがいいかなって。
木梨さんって背が高いんですね。じゃあ無理ですね。
ナイナイの岡村は?
85日曜8時の名無しさん:05/02/15 21:55:47 ID:tenQwVns
「○○製作委員会」が作る作品に当たりなし!
86明智のみっちゃん:05/02/15 22:14:15 ID:YAkSHDil
 あぁ長宗我部ね。絶対に出てきますねぇ。
彼は誰がいいんでしょう?ナイナイの岡村か・・・まぁ顔はいい感じだけど、大河独特の質感にあうかな・・・?

 もっくんなら一年間の大河やっていけそう!香取大明神よりはね。
演技派と言うか様々な役どころを多方面で演じてますからね!
ただ、光秀の苦悩をどう演出するか・・・確かに文武両道で気品ある役を演じるにはいいんですが・・・
悩み苦しみ葛藤する光秀を演じさせるには堺雅人のほうが味があるような気がしますし・・・
逆に彼の演技の幅広さを買い、狂気の信長を演じさせたいです。「夏目家の食卓」の夏目漱石役で、人間離れした人物を演じるのがうまいなぁと感じたので。

 伊藤キノコは秀満なんかどう?それなりに引き立つと思いますが。柳原先生がんばれー。
光秀の母は誰がいいのでしょうか?だれかいいおばさん知りませんか?(笑
あと柴田勝家とか誰がいいかなぁ〜?

 個人的に相川翔を大河に出したいと思うのは私だけ?(爆
87日曜8時の名無しさん:05/02/15 22:54:06 ID:tzxHdAoV
小栗栖の長兵衛=山本太郎
とかいいのでは?
関西弁も違和感なさそうだし
88日曜8時の名無しさん:05/02/15 23:36:08 ID:0UpnpX3O
何か、明智のみっちゃまが、演出までやっちゃいそうなカンジですね。

失礼ながら余計なアドバイスを…
明智のみっちゃまは、もう少し言葉使いにお気を付けになられた方がよろしいかと。
尊大なものの言い方は、反発招いてスレッドの質を落としますヨ。
文章力など、大変な才能をお持ちのようなので、惜しいと思います。  
  …ナマイキ言ッテ、ゴメンナサイ。
89明智のみっちゃん:05/02/16 00:33:44 ID:S9Eo7/W8
 はい。ここんとこ調子乗ってきましたから、すみません。
具体的にはドコをどう改善すればいいでしょうか?静粛に受け止めたいので。
暴走を食い止めてくれる人がいることはいいことです。信長もそうあればよかったんですけどねぇ。

 長兵衛が山本太郎はピッタシですね。
左之助のノリで竹やりもって出てくるところが見たいです。(笑

90日曜8時の名無しさん:05/02/16 00:47:57 ID:bDC0umSy
(笑) とか (爆) とか連発すると、文章に品がなくなりますヨ。
ご自身でも「調子乗っていた」とありますから、自覚はしてらっしゃるのでは?

キャスティングよりも、ストーリーの構成とか、世界観とか
もっと検討してみては如何でしょうか。
9190:05/02/16 01:11:20 ID:bDC0umSy
追伸…ほんとうは、今日中に「これまでのマトメ」みたいなものを作りたかったが
   出来なくてゴメンナサイ。
   私も文句ばかり言わず、協力できそうな所は協力します。
92明智のみっちゃん:05/02/16 01:22:49 ID:S9Eo7/W8
 そうですね。
あまりこういう掲示板の勝手がよくわからないもので・・・
どういう文体やテンションで書けばいいものか試行錯誤というか行き当たりばったりと言いますか・・・
普段、色々と公的な文章を書いている者なんですが、ついこういうネット上だと息抜きと言いますか、悪い癖が出てしまいました。

 わかりました。
今後はバカげたおフザケは抜きで、マジメに自分の構想を述べていきますので
これからもよろしくお願いします。ただ、他の方は今まで通りでかまいません。
何も気兼ねせずにキャスティングなり演出なり提案してください。私もそれを読むのが楽しみですから。
>>90
色々とご指導ありがとうございます。
大変恐縮なのですが、できれば匿名ではなく名前を名乗っていただけませんか?
今後のここの良きご意見番になっていただきたいので。よろしくお願いします。
93日曜8時の名無しさん:05/02/16 01:41:44 ID:vnJpXv7L
良スレsage
94日曜8時の名無しさん:05/02/16 05:40:31 ID:JA8/+E94
歴史には疎いのだけどザッと過去レス読んだ直感で、里村か快川の役、堺正章で見たいとオモタ。光秀との年齢差とかがよく分かんないけど、あくまで直感、思いつきなんで…スレ汚しだったらスマソ。
95織田ののぶちゃん:05/02/16 18:11:51 ID:J+TlEtIA
物語の大まかな流れとしては…
第1部 美濃編(〜1556年)
 美濃明智城にいた頃の若き光秀を、叔父光安や斎藤道三らとの関わりを
 交えて描く。道三の死と共に明智城は落城し、叔父に明智家再興を
 託された光秀は、諸国へ旅に出る。
第2部 京都・越前編(1557〜67年)
 妻・熙子へ秀満らと放浪を続けた光秀は、京都で細川藤孝と出会い、
 幕臣となる。だが将軍義輝が殺されて再び主を失い、次いで朝倉家へ。
 藤孝と共に、義輝の弟・義昭を擁して幕府を再興する道を模索する。
第3部 天下布武編(1568〜80年)
 光秀と出会った信長は、義昭を奉じて上洛を果たし、京都に進出する。
 「天下布武」を掲げ、全く新しい国造りを目指す信長に、光秀は
 天下に安寧をもたらす力を感じ、義昭追放後も信長の重臣として活躍する。
第4部 本能寺編(1581・82年)
 天下を目前にした信長は、自らを神とし、天皇を超える存在になろうとする。
 信長の行動に不安を覚える光秀。ついに、敬愛する信長を止める為に、
 そして日本の伝統を守る為に、信長を討つ決意を固める。
 物語は、運命の本能寺、そして山崎の合戦へ。
このようになるのではないでしょうか。
96織田ののぶちゃん:05/02/16 18:24:34 ID:J+TlEtIA
(続きです)
そうした場合、鍵を握るのは第1部だと思います。
まずは「つかみ」が大切ですから。
重要な出来事が少ないので、みっちゃんが最初の方でおっしゃったように
ストーリーの自由度が高いわけですが、その分やりやすくもあり、やりにくくもある。
作り手の力量が問われるところだと思います。
ある程度、桶狭間の合戦などで信長に視点を割いてもいいかと。
「国盗り物語」なんかでは、道三を光秀の師と位置付けているようですが、
光秀と道三の関係をどのように描くかもポイントでしょう。
あるいは、この時期に信長と光秀の出逢いを設定してはどうでしょうか。
これをやると、「近藤勇と坂本竜馬が黒船を見に行くなんて!」並みの
非難を浴びてしまうでしょうか。(僕自身は、あの設定はアリだと思っています)
光秀が最期に死ぬ時に、信長と出会った頃のことを思い浮かべてほしい。
その思い出が若い頃のものであればあるほど、ドラマチックになると思うのです。
97織田ののぶちゃん:05/02/16 18:27:58 ID:J+TlEtIA
>>96
訂正です。
光秀が美濃にいたのは1556年まで。
桶狭間は1560年ですから、第1部の話で桶狭間が出るのはおかしいですね。
失礼しました。
98とりあえず90:05/02/17 00:12:24 ID:rE0fhXjS
明智のみっちゃま発言>>77より
>庶民的視点は当然、序盤の苦労した放浪時代に出しいきたいです。光秀らも貧しく周囲の農民もツラいながらがんばって生活している・・・。
領主になった光秀は寺に多額の寄進をしたり、農民の年貢をまけてやったりチャラにしてやったりしてますからねぇ。そのへんの庶民の苦労がわかってる人だったからなんでしょう。
だが、後半は庶民の民意から離れズルズルと政や自分の哲学にのめりこんでいくんだと思います。そして、ラストはくしくも農民に刺し殺されるのです

このあたりの視点は、ドラマを盛り上げる上で大切にして頂きたいと、私も感じています。
しばし「領民思いだった」「領民に善政を行った」と言われる光秀どの。
この「善政」の具体的な中身について、明智のみっちゃま・織田ののぶさまのほうで、ご存知なことがありましたら、教えていただきたいですね。
この辺りは地元の口承伝説みたいなものが、郷土資料館や地元の図書館にあるのかも知れませんが…

いろいろ自分で調べたりしたいけど、風邪ひいて頭痛がひどくて、今宵はこれまで…

99明智のみっちゃん:05/02/17 19:18:24 ID:JuzChTCH
なるほど。

 道三と光秀の関係もしっかり描いていくのも大切だと考えてますが、やりすぎると例の「国盗り物語」の二番煎じになる恐れもありますし・・・
光秀と信長の接点をどこで作るか?という問題ですが・・・
勇と竜馬の出会いのようなものにしてしまうのも一つの案だと思いますし、個人的に見てて楽しいと思います。
ただ、逆に互いの関係者同士が触れ合ったり(道三など。逆に先に光秀と秀吉に接点を設けてしまうのも一案かも)、ニアミスしたりはすすけど、肝心の二人が会わないでいるほうが、初対面のときに「あぁ運命の出会いなんだなぁ。」と思わせられるでしょうし。
実際にドキドキすると思うんですよ。毎週見てる人は。「今日こそは会うのか?」「ついに存在を意識し始めるのか?」ってね。間の一週間、頭の中がそのことでいっぱいになる大河にしたいんです。

 それに、あんまり狙ったようなドラマチックな出会いだと、ご指摘どおり批評家さんからの「どっちらけだな!」とヤジが飛んできそうなので。
ただ、毎週、信長の様子を出していく必要はあります。特に最初のほうや終わりのほうに「一方、この頃、信長は・・・!」と言った具合にね。
そうすれば「今日の「その時」」よろしく。「本能寺まであとどんぐらい?」という目安になると思いますから。
あんまり光秀中心過ぎると歴史の時間軸がわからなくなる可能性もありますからね。「桶狭間だ!」「墨俣の一夜城だ!」と出てくれば、運命の出会いまでの忍び寄るカウントダウンとでも言いましょうか・・・?
そういった臨場感を味わえると思います。まぁこれは「語り手」つまり誰の主観で描くかも大きく影響してくるのですが。

 ペース配分としては・・・
1月2月3月は落城後の放浪時代。そして、朝倉家への仕官。
4月5月ごろに京への上洛のくだりが描かれ信長と対面して・・・
6月7月あたりで、姉川の合戦などの主要な織田家の戦がボンボン出てきて・・・
8月9月はある程度落ち着き、丹波近江の領主としての姿が描かれ・・・
10月11月で朝廷がにわかに騒ぎ始め、光秀もその動きを察知し、信長を討つ決心をしていく・・・
そして、12月!運命の本能寺!その後の山崎の合戦!そして長兵衛の一撃!を間髪いれずに描きたいです。

 難しくなるのは承知の上で序盤の「放浪時代」に時間をさきたいです。
後半が暗く陰鬱になるのは必至なので、前半の気ままな時代の「安らぎ」をキチンと描いて対比させたいです。
(「新選組!」もそうでしたね。前半の若い頃のコメディータッチと後半の粛清切腹と破滅への道のコントラストですね)
100日曜8時の名無しさん:05/02/17 21:31:08 ID:/cJP0Xow
キャスティングに関してですが
>>58さんを見ると、かなり「新撰組!」のキャストですね
個人的には「国盗り物語」の明智光秀のイメージ
インテリでスマート。頭も切れるし、現実主義ではあるが心やさしく、繊細で不器用な一面もある。信長に対しては憧れにも似た、ライバル心とは違うんだけど、天下をどうしたいかという考え方方向性の違いによって本能寺を迎える)が
強いので渡部篤郎さんが光秀役というのはいかがでしょうか。
秀吉役には木梨ノリタケさん(身長たかいかもしれないけど・・)
年齢はあべこべになってしまうけれど信長役は渡辺謙さんというはどう?

皆さんのご意見是非、聞かせてください。
101日曜8時の名無しさん:05/02/17 21:39:01 ID:rE0fhXjS
大河ドラマに関しては、私は通でもマニアでもなく、むしろ初心者に近いのですので、
これはズブ素人の意見として聞いてください。

>毎週、信長の様子を出していく必要はあります
>「今日こそ会うのか」「ついに存在を意識し始めるのか」

だったら、この作品において、光秀の本格的な人生のドラマは、信長と出会うまでは始まらないということになりません?
視聴者は光秀と信長の出会いにばかり注目し、信長と出会うまでの光秀自身の夢や苦悩は「どちらでもいい」になってしまうのでは?
そして「所詮、脇役にしか描かれなかった光秀を、主人公にもってきたことに無理があった」って、また非難されるのでは?

光秀の人生のドラマの主役は、あくまでも光秀ですよね。
当たり前のことだけど、信長と出会う(あるいは信長のことを知る)までは、
光秀は信長のことを意識せず、信長とは全く無関係に、自分の人生を歩んでいたのだし。
あくまで光秀の視点で描いたほうがいいのでは? 信長の存在は暗示程度に留めたほうがいいのでは?

信長と出会うまで、光秀はどんな人生の目標、どんな志をもっていたのでしょうか。
光秀が主役である以上、光秀の夢や野望、志の実現のために、信長に会い信長に仕えた、
光秀の人生にとって、脇役に過ぎなかった(随分と巨大な脇役ではありますが)
…そんな描き方もあってもいいのでは? 最近よく言われている「主役の空洞化」を防ぐためにも、このことは検討していただきたいと思います。

信長と出会うまで、光秀はどんな目標をもって生きていたのでしょうか。またその目標は、いつ生まれたのでしょうか。
道山や信長など、知名度の高い人以外で、光秀にとって「心の師」であった人はいないのでしょうか。

その意味でも、「放浪生活によって貧しい農民の生活に同情を寄せ、貧しさのない良き世の中を作りたい」といったことが
光秀の人生の目標みたいなものに描くことは可能かどうか、>>98の質問をしたのですが…いかがでしょうか。
102明智のみっちゃん:05/02/17 23:39:43 ID:JuzChTCH
 難しいところですね・・・
まぁそういう反論も来るかな?とは一応考えていたんですけどね・・・手ごわい!

 光秀は信長に出会うまでは、明智家再興や足利将軍家再興の夢が一応ありました。
ただ、理想を持ってつかえた朝倉家が、重い腰を上げて行動を起こしてくれなかったので見限って、行動力と勢いのあった織田信長に目をつけた・・・
と言うのが光秀の真意らしいです。つまり、自分の夢を実現するためにやってみたがどれもこれもうまくいってくれない・・・そんな限界を感じていたときに信長と出会うんです。

 ですから、キチンと光秀の視点で描きます。
光秀は自分のやりたいことを達成するために信長に接触した・・・
信長も光秀が将軍家に顔が利くということを利用したかった・・・

 光秀が理想に燃えている人物であった!というのはアピールします。
私としては変な例えですがナポレオンの転落劇をイメージしています。
貴族主体の独占的な旧体制を否定し自由主義をうたいフランスをまとめあげた彼が、統一後は皇帝を名乗りじょじょに当初の狙いとは逆の方向に突き進んでいくような・・・
ベートーベンが彼のことを「ナポレオンも自由だ平等のためだとか言いやがって!いざ権力を手にしてみればタダの愚かな人間じゃないか!あぁあ期待した自分が馬鹿だったな!」と嘆いたそうです。これを農民として描きたいんです。最後は農民に刺されますし。
理想を抱いて立ち上がった彼が逆の方向に生きていってしまった。(無論、彼の意思ではなくついていった信長の意思であったのですが)
後半の信長殺し意識し始めるシーンは、放浪時代の回想をふんだんに入れたいんです。
「自分は何をやりたかったんだよ?戦でたくさん人が死んで、戦地になった土地の人たちが苦しんで・・・誰のための戦いだよ?誰のためにやってんだよ?こんなことするために母親も犠牲にして、長い間支えてくれた死んだ妻に合わせる顔もない・・・」
と言う風に光秀が過去の自分と現在の自分の中にできた深いわだかまりというか矛盾に苦しんで自殺を決意するように自己破滅的な信長殺しに走っていったという悲劇のヒーローのイメージを出したいんです
 「心の師」ですが・・・
一応、以前に書きました快川紹喜(カイセンショウキ)というお坊さんがいます。
放浪していた光秀と友人でもある里村紹巴(サトムラジョウハ)の面倒を見ていた人だそうです。
つかえるアテのなかった彼を住まわせ、地元の農民の子に読み書きを教えさせるなどの仕事を与え、後に朝倉家に斡旋してくれた恩師です。
私が読んだある小説では、後にこのお坊さんは本願寺や叡山を擁護したなどのカドで織田家に寺ごと焼き討ちされてなくなります。
小説では、光秀が攻めるのを命令され泣く泣く寺を焼き捨て、かつての恩師の死の間際に直面し感極まってしまうシーンがあり、それが印象的でした。
快川和尚は「心頭滅却すれば火もまた涼しいか・・・ハハハ!暑いものは暑いわぃ!」と言い放ち寺の中で焼け死んでました。

 確かに「主役の空洞化」は問題です。
しかし、私なりに光秀の葛藤をメインにやってきたいんです。
というより、そうしないと本能寺の動機の説明がうまくできないと考えているので

 ただNHKも信長をそれなりの役者でやらせる以上、後半でしか出てきません!といったやり方はできないだろうし市内と思います。
二人の直接のかかわりは極力出したくないですが・・・「このころ、織田家は着実に天下を統一しつつあった!」という場面は入れたいと思ったのです。
ただ、そういう「光秀の気持ちがないがしろになる!」というご指摘も痛いほどわかります。
みんなみんな出さないと!と思っていると結局、描きたいことが描ききれないで終わってしまいますからね。

追記:
 あぁ謙渡辺の信長はぜひ見たい!独眼竜や西園寺入道をみて「どうして信長やらせないんだ?」と疑問を持っていました。
ただ、ハリウッドが忙しいでしょうし、難しいでしょう。ぜひ、戦国時代の映画(司馬遼太郎原作!とか有名な監督さんの作品など格式がありそうな場合は)彼が信長役がいいですね。
顔立ちや威勢のよさがまさに!という感じがしますからね。
103ピノコ:05/02/18 01:15:45 ID:ZEYS2ohO
今回からハンドル名として 「ピノコ」 と名乗らせていただきます。
ピノコ…ブラックジャックの助手。このスレッドにおいて、良き助手となれたらと思いまして。
ちなみに、これまでの発言 >>23 >>53 >>88 >>90 >>98 >>101 です。

さて…明智光秀の人生の目標ですが
「貧困の克服」 ということには出来ないでしょうか。
仏教の信仰篤い光秀どの。
放浪生活の中で、貧しい農民達の生活を目の当たりにした光秀どの。
「貧困の克服」とは、単に自分達の生活がラクになるということだけでなく
民百姓を含めて、すべての人がことごとく飢餓や戦乱から開放される世の中をめざすこと。
将軍家再興の夢も、「貧困を克服するためには安定した政権の確立が必要」という考えたから。
生活のために、農民の子どもに読み書きを教えていた時も、「教育の普及こそ、貧困の克服に有効」と考え、
単なる身過ぎ世過ぎのためでなく、自分の理想の実現につながると捉え、熱心に取り組んでいらしたのでは?
やがて信長と出会い、信長のビジョンこそ、「貧困の克服」に有効だと考え、信長に仕えるが…。

みっちゃまは、「戦のない世の中」を光秀が望んだという設定を、以前書いておられましたね。
大河ドラマの主人公の行動の目的に、「戦のない世の中」をめざすというのが、
少なくとも、2ちゃんの視聴者には受けが悪いようで…。平和主義がキライというより
「信長も近藤勇も平清盛もみんな、戦後民主主義的な平和主義者かよ!」と、胡散臭く感じてしまうようです。
その点、「貧困の克服」でしたら、まだ手垢のついていない言葉なので、視聴者は新鮮に感じるのではないでしょうか。
(問題は、この時代には、おそらく「貧困」「克服」といった漢語がまだ無い可能性が高いので、
別の言葉に言い換えなければならないでしょうね…)

あまり歴史小説を読まない私ですが、そのことが違った視点から、この企画に参加できればと思います。

和歌など教養豊かな光秀どのは、一方ではこの時代の最新のテクノであった鉄砲にも詳しかったとされてますが、
農学などの知識はあったのか。
丹波近江の領主時代、具体的に何を行ったのか。
こちらのほうでも、ぼちぼち調べていきたく思います。

領主時代に治水や植林など、具体的に目に見える事業を行っていたとすればいいですね。
主君を殺して「逆臣」の汚名を着せられた光秀どの。
だけど、光秀どのが領民を想い植林した木々は今も残り、人々の暮らしにゆとりを与えていた…
なんてエピが、実際にあればいいですね。



104明智のみっちゃん:05/02/18 14:17:08 ID:AYOXICvz
>ピノコさん
 はい。これからもよろしく。私も手塚治虫の漫画はかなり読み込みましたのでよろしく。

 「戦のない世の中」が狙いだ!と言われれば確かにウサンくさい感じがしますね。
ただ戦の質の問題なんです。竜馬が「諸外国が動いているのに、日本人同士で争ってるのは馬鹿じゃきぃ!」と言ってのと同じです。
信長はヨーロッパのような中央集権国家を目指したと以前書きました。おそらく、光秀も「すべてを統括するカリスマ的トップが現れること=結果的に日本国内が安定する」と考えたのでしょう。
信長や光秀は「ポルトガルやイスパニアは国土や資源が強大というわけでは決してないが、船団を作り上げ異国と商いをするまでの力を持っている!なぜ日本も同じようにできないんだ?
日本は各地にそれぞれの武将がいて各地を治め、また将軍家や朝廷など権力者が複数存在する!これじゃ強い国家としてまとめ上げられない!これらの問題を解決する方法こそ「天下布武」なんだ!」

 つまり楽天的平和主義者ではなく、非常に現実的でスマートに考えた結果導き出された答えが「信長に仕える!」のではないでしょうか?
確かに個人的には「貧困」という問題を目の当たりにして決意していったものと思います。富める国にとなることこそ織田家による中央集権制度だったのです。

 少し手元の書物で調べてみましたが、農業や商業政策に優れていた!としか書いていなくて・・・
ただ農業の廃れていた地方に当時最新だった鉄砲製作の技術を導入し、雇用の活性化などを図ったりしていたのも事実らしいです。実際、そういった地域は現在も商工業が盛んだそうです。
ここでも現実的というか非常に合理的な手法を用いてるんです。

 ここで、面白い記述を発見したのであんまり関係ありませんが・・・
「光秀は視力が悪かった!」ということです。昔から書物を読んだりしていた彼はかなり視力がよくなったそうです。
このことは、彼が南蛮人から購入したという老眼鏡や、書物の文字の変化から推測された説なんですがね。これが信長との心の溝にもつながっていたというのです。
「信長の微妙な表情の変化を察知できなかった光秀とすぐさま察知できた秀吉の間に確執が生まれ云々」とあるんです。まぁメガネをかけた光秀を出すのも面白いかもしれませんね。
105織田ののぶちゃん:05/02/18 14:18:38 ID:oNnOSRuk
光秀と信長の考え方の違いが本能寺の変に繋がるわけですから、
考え方のバックグラウンドとなるこれまでの生き方の違いを描く為に、
光秀と並行して信長の前半生を描く必要はあると思います。

>>103
戦後民主主義的な平和主義者にすべきでない、というご意見には全く同感です。
大河ドラマは史実に忠実にあるべき、とは思いません。
大河ドラマである以前にドラマであるべきで、歴史ドキュメントではありません。
ドラマである以上、作り手の創作が加わるのは当然でしょう。
ただし、その時代の空気を大切にしてほしい。
登場人物の生き方や考え方から、時代を感じることの出来るようにしてほしい。
「戦になれば多くの命が失われる」と苦悩する、反戦平和主義者のような
北条時宗からは、鎌倉時代の空気を感じることはできないでしょう。

私自身、「光秀は落城を経験し、戦乱を終わらせたい思いが強く、
天下の安寧を求めていた」というようなことを以前に書いたと思いますが、
それは光秀を反戦平和主義者にすることに繋がってしまうのかもしれません。
現代人が書く以上、どうしても現代人の価値観で歴史を描いてしまいがちですが、
出来る限り「戦国時代の人は何を考えていたのか」を重視しなければなりません。

光秀や信長が何を目指して戦っていたのか。
これはこのドラマの根幹に関わる重要な問題だと思いますので、
さらに深く議論する必要があるでしょう。
もっと多くの方の意見を聞きたいと思います。
106織田ののぶちゃん:05/02/18 14:38:26 ID:oNnOSRuk
ところで、当時の庶民っていうのはどれくらい貧しかったのでしょうか。
当然、貧しい人も多かったと思いますが、我々がイメージするより豊かだったのでは?
戦国時代の農民というと、戦にかり出され、村を焼かれて…というイメージが
あるかもしれませんが、実際はもっと元気で、したたかに暮らしていたかもしれません。
身分制の縛りも緩く、秀吉のように武士になることもできました。

戦国時代は戦いばかりの暗黒の時代どころか、経済や技術が発達していた
高度成長期だったのでは?
戦いに勝つには経済力が必要ですから、大名たちは内政にも当然、
力を入れたはずです。
「いつの時代も民衆は権力者によって虐げられていた」みたいな歴史観は、
一概にそうとはいえない面があると思います。
107ピノコ:05/02/18 20:47:32 ID:ZEYS2ohO
なんか、ムズカシイお話のスレッドになってきたw
もっと、いろんな人が参加できるようにしなくては…

テーマや展開・構成と併せて、
「音楽はこんなのがいいー」とか
さまざまなアイディアとか、自由に書いてくださいネ。
108明智のみっちゃん:05/02/18 22:22:10 ID:Z5ScMzFd
 要は信長と光秀の目指したものは「中央集権国家」の確立だったんです。
ただ目的達成後の方針が大きく異なったんですよ。そこで、光秀の頃の中にたまったわだかまりが一気に噴出して・・・

 そうですね。音楽やオープニングの映像、キャストやスタッフをどんどん考えていってください!
109日曜8時の名無しさん:05/02/19 00:42:20 ID:4vjvAVKF
ここ、良スレsage
110ピノコ:05/02/19 13:00:41 ID:Io5hjUfe
…はじめてこのスレッドを読まれる方のための、これまでのまとめのコーナー…
大河ドラマ「ときは今」 明智光秀が主人公のドラマ
タイトルは、光秀が信長暗殺の決意表明として詠んだとされる
「時はいま 天が下たる五月哉」にちなんだもの。「とき=土岐」(光秀は土岐源氏の出自)にかけて
「とき」の部分はひらがな書き。
・大まかなストーリ展開
<織田ののぶちゃん案> >>95
美濃明智城にいた頃の若き光秀を、叔父光安や斎藤道三らとの関わりを
 交えて描く。道三の死と共に明智城は落城し、叔父に明智家再興を
 託された光秀は、諸国へ旅に出る。
第2部 京都・越前編(1557〜67年)
 妻・熙子へ秀満らと放浪を続けた光秀は、京都で細川藤孝と出会い、
 幕臣となる。だが将軍義輝が殺されて再び主を失い、次いで朝倉家へ。
 藤孝と共に、義輝の弟・義昭を擁して幕府を再興する道を模索する。
第3部 天下布武編(1568〜80年)
 光秀と出会った信長は、義昭を奉じて上洛を果たし、京都に進出する。
 「天下布武」を掲げ、全く新しい国造りを目指す信長に、光秀は
 天下に安寧をもたらす力を感じ、義昭追放後も信長の重臣として活躍する。
第4部 本能寺編(1581・82年)
 天下を目前にした信長は、自らを神とし、天皇を超える存在になろうとする。
 信長の行動に不安を覚える光秀。ついに、敬愛する信長を止める為に、
 そして日本の伝統を守る為に、信長を討つ決意を固める。
 物語は、運命の本能寺、そして山崎の合戦へ。
<明智のみっちゃん>案 >>99
1月2月3月は落城後の放浪時代。そして、朝倉家への仕官。
4月5月ごろに京への上洛のくだりが描かれ信長と対面して・・・
6月7月あたりで、姉川の合戦などの主要な織田家の戦がボンボン出てきて・・・
8月9月はある程度落ち着き、丹波近江の領主としての姿が描かれ・・・
10月11月で朝廷がにわかに騒ぎ始め、光秀もその動きを察知し、信長を討つ決心をしていく・・・
そして、12月!運命の本能寺!その後の山崎の合戦!そして長兵衛の一撃!を間髪いれずに描きたいです。

「光秀=天海」案はどうなった??
うやむやなまま、「本能寺〜山崎の合戦、光秀の死」で最終回決着?
111ピノコ:05/02/19 13:44:08 ID:Io5hjUfe
…まとめの続き…
「信長によるイジメ説」は取り扱わない。

動機は
>>51(織田ののぶちゃん)
光秀は… 京洛での行政面で力を発揮する一方、武芸にも秀でた文武両道の名将。
和歌などの伝統文化に造詣が深く、伝統を重んじる。
妻・熙子や家臣たちを大切にする、穏やかで信心深い性格。
秀吉のように信長の機嫌を取るなどということは苦手だが、
仕事面できっちり結果を出す切れ者タイプで、また、実は信長のことを人一倍敬愛している。
常に天下国家のことを考えていて、日本に安寧の時代が早く訪れることを願っている。
そのため、天下布武により平和を実現しようとする信長についていこうと決心するが、
次第に権力を手にした信長は、自ら神を名乗るなどし、朝廷を存亡の危機に陥れる。
光秀は、信長を尊敬していながら、この国の伝統を守る為に、
そして信長の悪名を後世の残さぬように、信長を討つ指令を下す。
>>108(明智のみっちゃん)
要は信長と光秀の目指したものは「中央集権国家」の確立だったんです。
ただ目的達成後の方針が大きく異なったんですよ。そこで、光秀の心の中に溜まっていたわだかまりが一気に噴出して…
この辺りに<明智のみっちゃん><織田ののぶちゃん>の意見は一致しています。
「朝廷黒幕説」については
>>34(明智のみっちゃん)
>私としては「あらゆる人間の利害損得が一致し信長殺しを黙認した!」ということにしたいんです。
>朝廷や商人が「これ以上信長が調子に乗ると邪魔」という理由が有名ですが、その他にも…
信長が天皇を手中に収め名実共に日本国最高権力者になり次は世界征服に乗り出す可能性があったので
伴天連がそそのかして武将を動かしたという説や…

「彼(明智光秀)なりの美学」(>>59・明智のみっちゃん発言)
で、ほぼ決着
112ピノコ:05/02/19 14:24:32 ID:Io5hjUfe
…まとめの続き…
信長・道三との関わりをどう描くか

<道三との関わり>

>>96(織田ののぶちゃん)
(第一部において)「国取物語」では道三を光秀の師と位置づけているようですが、
光秀と道三の関係をどのように描くかもポイントでしょう。

>>99(織田のみっちゃん)
道三と光秀の関係もしっかり描いていくのも大切だと考えていますが、
やりすぎると例の「国取物語」の二番煎じになる恐れもありますし…

<信長との関わり>
>>96(織田ののぶちゃん)
>この時期(第一部)に信長と光秀の出逢いを設定してはどうでしょうか。
>光秀が最期に死ぬ時に、信長と出会った頃のことを思い浮かべてほしい。
その思い出が若い頃のものであればあるほど、ドラマチックになると思うのです。

>>105(織田ののぶちゃん)
>光秀と信長の考え方の違いが本能寺の変に?がるわけですから、
考え方のバックグラウンドとなるこれまでの生き方の違いを描く為に、
光秀と平行して信長の前半生を描く必要はあると思います。

>>99(明智のみっちゃん)
>(新選組第一回におけるような)勇と竜馬の出会いのようなものにしてしまうのも
一つの案だと思いますし、個人的に見ていて楽しいと思います。
>ただ、逆に互いの関係者同士が触れ合ったり、ニアミスしたりするけど、肝心の二人が会わないでいるほうが
初対面のときに「ああ、運命の出会いなんだなあ」と思わせられるでしょうし。
>「今日こそ会うのか」「ついに存在を意識し始めるのか?」ってね。間の一週間、頭の中がそのことでいっぱいになる大河にしたいんです。
>あまり光秀中心過ぎると歴史の時間軸が分からなくなる可能性もありますからね。

>>101(ピノコ)
>だったら、この作品において、光秀の本格的な人生のドラマは、信長と出会うまでは始まらないということになりません?


113ピノコ:05/02/19 14:41:47 ID:Io5hjUfe
…まとめのつづき…
「前半において、信長をどう扱うか」について

>>101(ピノコ)
>信長と出会うまでの光秀自身の夢や苦悩は(視聴者にとって)、「どちらでもいい」になってしまうのでは?
>あくまで光秀の視点で描いた方がいいのでは? 信長の存在は暗示程度に留めたほうがいいのでは?

>>102(明智のみっちゃん)
>確かに「主人公の空洞化」は問題です。
>ただNHKも信長をそれなりの役者でやらせる以上、後半でしか出てきません!ってやり方はできないだろうし…(中略)…
二人の直接の関わりは極力出したくないのですが、「この頃、織田家は着実に天下を統一しつつあった」という場面は入れたいと
思ったのです。

「主人公の空洞化」を防ぎつつ、前半部分での信長の扱いはどうするかは、今後の課題。
114ピノコ:05/02/19 15:31:22 ID:Io5hjUfe
…まとめの続き…
光秀の人生の目標・理想・志など

明智のみっちゃん(>>102)
 光秀を理想に燃える人物として描きたい。ナポレオンの転落劇のイメージ。
 貴族主体の独占的な旧体制を否定し、自由主義をうたいフランスをまとめ上げた彼(ナポレオン)が、
 統一後は皇帝を名乗りじょじょに当初の狙いとは逆の方向に突き進んでいくような…
 理想を抱いて立ち上がった彼(光秀)が逆の方向にいきてしまった。
(無論、彼の意思ではなくついていった信長の意思ではあったんですが)
 最後は農民に刺されます。

それに対し、ピノコより、「放浪生活をし、農民の苦労を目の辺りにした光秀は、
庶民的視点に立った『貧困の克服』を目指していたのでは」という意見あり。(>>103)

また、「戦のない、『天下統一』『天下武布』を目指していた光秀ではあるが、
織田ののぶちゃん・ピノコより、「戦後民主主義的な平和主義者にならないよう、注意が必要」
という意見あり(>>103 >>105)

  ほんとうは、「キャスティング希望一覧表」も作りたかったのですが…
  ぼちぼち、まとめていきます。
115ピノコ:05/02/19 15:33:39 ID:Io5hjUfe
幅広い、意見・アイディアをお待ちしてますので、一気にage!
116明智のみっちゃん:05/02/19 15:39:16 ID:FiOzrabg
おぉ!久々にやってきたらキレイに理論展開がまとまってる!
ありがとうございます!ピノコさん!

 「天海説」はヤメにします。
光秀の真情の変化を描くドラマであって「時空警察」のような定説を覆してやろう!という内容ではないので。
「光秀紀行」の中で「こんな俗説もある・・・」と毎週紹介する分には全然かまわないのですが、あえて描きません。
まぁ赤マフラーバッシングが怖いというのもあるんですがねぇ。

>前半部分の信長
 やはり「うつけ者」時代の信長も道三とのからみで多少出したいです。
世の中がまだ信長の能力を認めていなかった時代から光秀が興味を示していくのがいいかなぁと。

 ただ、信長がメインとして描かれる部分は光秀と出会う前まで出したくないです。
あくまでも光秀の「頭の片隅にある」の一人が、徐々にその占めるウェイトがでっかくなっていき。最終的に織田家に下ると言うう風にしたいです。
117織田ののぶちゃん:05/02/19 16:12:40 ID:2PNQbHxn
ピノコさん、ご苦労様です。綺麗にまとめて頂いてありがとうございます。

>>116
天海説は扱わないということに賛成です。
天海にするなら、本能寺の変を「光秀・家康の共謀説」のような形にする
必要が生じますからね。

物語前半においての「光秀から見た信長像」はどんな感じだったのでしょうか。
最初はただのうつけ者だと思っていたが、道三が信長のことを認め始め、
ついには「美濃を信長に譲る」と遺言して死んでいくわけです。
道三の信長観が変わるにつれて、光秀の中での信長の存在も大きくなっていくのでしょうか。
そして、桶狭間で見せた軍事的才能に加えて、実際に信長に出会い、
「天下布武」の構想を聞いて、この人物のスケールの大きさを感じる…と。

もしも「うつけ時代の信長に会っていた」設定にするなら、こんな方法があります。
山岡荘八『織田信長』の冒頭で、信長が濃姫と結婚する直前、
斎藤家の家臣が道三から命を受け、信長がどんな人物なのか見に来る…という場面があります。
この「斎藤家の家臣」を光秀にしてはどうかと思ったのです。
道三と光秀がどれほど親しい関係にあったかは分かりませんが、
親戚であったことは確かで、接点はあったでしょう。
光秀が若き信長を見て、ただのうつけ者ではない何かを見いだす…というような
場面はどうでしょうか?
118ピノコ:05/02/19 22:59:55 ID:Io5hjUfe
>>110>>114のまとめ、誤字・脱字が多くてゴメンナサイ

織田ののぶさまの>>117
>もしも「うつけ時代の信長に会っていた」設定にするなら、こんな方法があります。

いいアイディアだと私も賛成です。
この時、「うつけでない」と人物を見抜くきっかけの小道具に、信長の「鉄砲」を使ってみてはいかがでしょうか。
当時は鉄砲はあまり普及しておらず、鉄砲の有用性に疑問をもつ武将もいた…と
「国盗り物語」に書いてあったような記憶があります。
信長が、この鉄砲に興味を抱いていることを何だかの形で知った光秀は、強い衝撃を受け、これを機会に光秀も鉄砲に関心を向けた…
というのは、いかがでしょうか。

そして、信長の人となりを、光秀は「自分と肌が合わない」「ゴーマンで印象悪い」と判断した…というふうに。
信長の知性や先進性には惹かれたが、人間性や自分との相性の部分では何かよくないものを、漠然と感じたとか…。

この辺りは「史実との兼合い」の問題もありますが、もしこのように描けたらいいナと、私は思いました。

追伸…>>103の私の発言文中の「貧困の克服」について
   ここで説明するより、グーグルで、「貧困の克服」「アマルティア・セン ノーベル経済学賞」で検索すると、
   ニュアンス的に分かっていただけるかと…。もちろん「経済至上主義=信長」V.S「人間の安全保障=光秀」なんて
   やろうとは思っていませんし、無理だと考えていますが、何だかの参考にはなる視点だと、私は考えていますので。
119ピノコ:05/02/19 23:22:26 ID:Io5hjUfe
光秀どののオクサンについて、アイディアが浮かびましたので、書いときます。

みっちゃまが>>16で、お見合い・結婚の顛末を書いていらっしゃいましたが、
ここに昨年の近藤勇さんのお見合いの逸話(三谷脚本では使われなかったけど)
「美人ではないが、恥じらいへりくだるところが好きだ。貞女は醜婦に求めるべし」
という理由で、あまり美人ではない女性を娶るというのは??
 ところが疱瘡に罹り、ますますブサイクになったので祝言の席に姉より少し美人だが、
まあまあ似ている妹(女優さんは二人一役で)を連れて来た。ところが勇さんじゃなかった…
光秀どのは、この女性の「媚を含んだ色っぽい態度」から別人と見抜き、元通り、姉の方を娶ることにした…。

あと、「髪を売って、夫の宴会の費用の足しにする」というのも、髪ではなく、頭の中身とハートの中身を使って、
何とか危機を乗り越えた…なんて話のほうが、私のごとく美女じゃない女性(圧倒的多数?)には、心に響きます。
光秀が女性の内面を重視した、と光秀のキャラも立つのではないかと思います。
…いかがでしょうか?? 皆さま。
120明智のみっちゃん:05/02/20 00:09:52 ID:60KRVjkz
 とても目の覚める書き込みが多くて毎回見るのが楽しみです!うれしい限りですよ。

>のぶちゃん
 なるほど。会う機会を与えるとしたらタイミングとして一番無難ですね。
あと、私としては秀吉にも会わせてあげたいんですよ。光秀と信長の感化英を描くことが物語の本筋だとすれば秀吉や家康の存在も重要になってきます。
特に、彼らが一致団結して戦った姉川の合戦くだりもありますし、信長同様に秀吉とも互いに理解を深めていく写実が欲しいです。ラストの山崎の合戦をよりドラマチックに味わえるようにしたいので。

 例えば・・・
光秀「おぉ!そなたが墨俣の一夜城を作り上げた羽柴殿でござるか?」
秀吉「これはお恥ずかしい!いかにも、それがし羽柴秀吉にござる。ほほぅ。朝倉家に明智殿ありと聞いていますが、そなたのことでありましたか!ハハハ!」
と、まぁ事前に接点のひとつでも作っておけば、光秀が織田の家臣になってからの心情の変化が出てきていいのではないでしょうか?互いに能力を認め合った者で殺しあうと言う悲劇を出したいんです。

>ピノコさん
 疱瘡の件ですが・・・
どのぐらいのメイクにすればいいでしょうかねぇ?やりすぎるとヒドいですし、かといって控え目すぎるとそっけないし・・・
なるほど。お見合いの席の件はよくわかりました。そこらへんは表現の難しいところですね。三谷さんはどうやってやる気だろう?と思ってたんですが、やっぱりカットでしたからね。

 確かに、一歩下がって男性を立てる女性像をNHKが描きたがらないでしょうね。
ましてや髪を切って売ることを一種の美学とするのはマズい・・・。
ただ、「な〜んでもワタクシにおもかせくださりませぇ!」の松嶋のまつ殿になってしまうのも考え物ですが。

 鉄砲の件ですが・・・
私の読んだ別のある小説では、光秀は放浪時代に伴天連の宣教師に会い、初めて鉄砲というものを見てとてもひかれた!というものがありました。
つまり、この頃から鉄砲の重要性を理解し技術を習得していたというものらしいのです。
ですから信長とどういう風に意見があっていくのか?という流れとして・・・

「鉄砲の今後の戦における戦術的重要性について→鉄砲など南蛮の文化と日本の旧体制の議論→ヨーロッパ的中央集権国家の確立」
このように話を持っていけるとスムーズでいいかなぁと考えました。 

 というか、ピノコさんは女性の方だったんですか!いまさら、まことに恐悦ながら・・・
女性の目もあるととても視野が広がり参考になります!本当に頼りになるよきメンバーが集まってるところだなぁと感動してます。
「貧困の克服」の件も大いに参考になりました。この理論を少しずつ活かせていければいいです!

で、女性の方として奥さん役の女優さんやその他のキャストは誰がいいと思いますかね?幅広い意見お待ちしております!
121日曜8時の名無しさん:05/02/20 01:09:47 ID:1IIA7PQQ
美人ではないが、愛嬌があり、機転の利く嫁・・・・松たか子みたいな感じ?
あんまりブサイクでも視聴者が引くし。
122日曜8時の名無しさん:05/02/20 01:38:18 ID:piv+HUe6
役柄のイメージはどうしてもキャストと重ねて考えてしまいがちだし、
取り敢えずはある程度幅を持たせて、
筋立て全体を詰めてから細かく見つめ直した方がいいかも。
123織田ののぶちゃん:05/02/20 17:52:28 ID:z9l2w5YX
光秀家臣団の描写も重要。
斎藤利三、明智秀満、溝尾庄兵衛、藤田伝五、妻木広忠らが中心になるでしょう。
これらを「評定の構成メンバー」で終わらせることなく、
いかに人間性豊かに、個性的に表現できるかが鍵となるでしょう。
「新選組!」の試衛館メンバーのように。

普通の連続ドラマでは、毎回脇役の中の一人が話の中心人物になります。
「ごくせん」で、一話につきある一人の生徒が抱える問題をクローズアップするように。
「ときは今」の前半はある程度自由に構成できますから、
このように光秀主従の家臣たちを丁寧に描写してもいいでしょう。

家臣一人ひとりのキャラをしっかりと設定する必要があります。
人柄を偲ばせるようなエピソードをご存じの方はおられませんか?
124まったけ:05/02/20 20:06:12 ID:pBto3U19
 明智のみっちゃん様、明智家記から加勢に仕りました。

 かつては、明智が小姓「光輝」とも名乗っておりました。

 実は、明智光秀の大河ドラマについては、過去にこんなエピソードがあります。
 明智光秀の領国であった丹波国即ち現在の亀岡・園部等の京都府中部と篠山等の兵庫県中東部の
自治体がNHKに「陳情」したそうですが、断られたそうです。
 また、ジェームス三木氏が、大河ドラマの脚本の依頼を受けたときに、明智光秀を
書きたいとおっしゃったそうですが実現せず、伊達政宗になりました。
 NHKは、明智光秀の前半生が不明すぎると考えているようです。(NHK職員を
妹に持つ友人から聞きました。)

 参考(宣伝?)までに、以下のURLをどうぞ・・・。


http://www.geocities.jp/f4_ttm/a_shuki.html

http://www.geocities.jp/f4_ttm/akechicast.html

http://www.tanomi.com/metoo/naiyou.html?kid=25178
125100:05/02/20 20:24:12 ID:9zNFSrof
>124
これは、「たのみこむ」ですね! 私も「明智ファン」の一人として以前から支持させて頂いておりました。
ここで逢えるとは・・・ 光栄です。。
126ピノコ:05/02/20 22:20:36 ID:xAqHkuXp
まったけ殿、遠いところからのお越しを、ありがとうございます!
力強い味方がどんどん増える!
100さま(仮)も、お力お貸しくださいね。

…なんか、エライことになって来たゾ! 
127明智のみっちゃん:05/02/20 22:22:26 ID:60KRVjkz
>まったけ館長
 おぉ!「たのみこむ」甲斐がありました!
明智軍記さんにには何度となくお世話になっていましたので、わざわざ加勢していただき感激です!
とても参考になっていましたし、以前もURLを資料として使わせていただいていたので、今後もよろしくお願いします。
とても心強い味方ができたのでうれしいです。明智ファンの輪が広がっていくのを感じますね!

>のぶちゃん
 前半は和やかなムードで行きたいので、家臣たちまるで光秀の親兄弟のように親しくしているシーンをたくさん出したいです。
家臣のキャラも多種多様にしていきたいです。様々なタイプの人間を団結させる光秀の人柄を演出したいので。

 いやぁ。ここまで優れた論客がそろうとは・・・
感無量です。これだけの人が待ち望んでいる明智光秀の大河ドラマ!
絶対に屋って欲しいです!NHK!お願いします!
128日曜8時の名無しさん:05/02/20 22:31:30 ID:KANk/fG2
「常盤は今」を今見たい!
129明智のみっちゃん:05/02/20 23:25:52 ID:60KRVjkz
 
 まったけ館長や以前の人たちの発言でもわかるとおり、目標を達成することは困難なようですねぇ。
この運動を今後どう広めてゆけば、悲願の目標を達成できるでしょうか?NHKに直談判するか・・・ジェームス三木氏に働きかけるなり・・・

 まずは、もっと広くの明智ファンにこのスレのことを知ってもらいたいですね。
なので、広報活動も同時に展開して行こうと思います。実際に加勢してくださる方もいたので・・・

 家臣の面々もなかなか多いですね。
当然、この中から固定メンバーは選ばないと駄目ですね。
誰がいいでしょうか?またどんなキャラやドラマを用意すればいいでしょうか?
130織田ののぶちゃん:05/02/20 23:38:46 ID:z9l2w5YX
ところで皆さん、光秀のことをどうやって勉強しておられますか?
今回は、僕の持っている本を紹介します。

明智光秀・つくられた「謀反人」 小和田哲男 PHP新書
 戦国研究の第一人者による光秀の本で、敗者の実像に迫るのが趣旨。
 光秀の生涯について細かく考察し、分かりやすく解説している。
 本能寺の変の動機について「信長非道阻止説」を提示。

歴史群像シリーズ【戦国】セレクション「俊英 明智光秀」学研
 坂本城や本能寺、勝龍寺城などの復元イラストは見応えあり。
 光秀出世録、交友録、奮戦録、検証・本能寺の変など。

小説では、以前、池宮彰一郎『本能寺』を読みました。
信長や光秀のプライベートの描写は一切なし。
信長、光秀、細川藤孝、足利義昭らの関係を軸に物語が進行します。
本能寺の変のほんの直前になるまで謀叛の理由が分からないので、
ミステリーを読むような気分で楽しめます。
謀叛の理由は従来の小説とは異なり、かなり斬新でした。
131織田ののぶちゃん:05/02/21 00:01:47 ID:nrTplZ7y
主な家臣たちの略歴です。

斎藤利三(さいとう・としみつ)1534?〜1582
 はじめ斎藤義龍、次いで稲葉一鉄に仕えたが、1580年、光秀の家臣に。
 このとき、一鉄の家臣だった利三を光秀が引き抜いたことから、
 信長とも衝突があったと伝えられている。
 光秀の家臣として丹波平定に活躍するほか、茶の湯を嗜む教養人でもあった。
 山崎の合戦後、捕らえられて斬首される。妻は稲葉一鉄の従妹、娘は春日局。
 利三の妹は長宗我部元親の妻であり、信長の四国攻めが謀叛の遠因とも。

明智秀満(あけち・ひでみつ)?〜1582
 光秀の甥とも伝わるが、真偽は不明。三宅弥平次。光春の名は俗説。
 妻は、当初荒木村重の子・村安に嫁いでいた光秀の娘で、
 村重謀叛時に離縁し秀満に再嫁。秀満は光秀の娘婿となり、明智に改姓した。
 1581年には福知山城主となり、丹波経営に活躍する。
 山崎の合戦後、湖水渡りの伝説が伝えられている。
132ピノコ:05/02/21 00:11:47 ID:Hi6p0ZYZ
えー、たくさんやることがあるので、みっちゃまに無断で(!)、助手のピノコがちょっと取り仕切ります。

<まず主要キャラクターについて>
これまでの書き込みで挙がっていた、以下の登場人物について、「この小説(映画)では、こう描かれていた」とか、
「自分の地元の口承伝説に、こんなのがある」とか、「この人物について私はこう感じる、こう描いて欲しい」とか、
「キャストはこれだ!」とか、自由に書いて下さい。スレの流れを多少無視してもいいです。適時、助手のピノコが整理します。

光秀家臣団
・斎藤利三
・明智秀満
・溝尾庄兵衛
・藤田伝五
・妻木広忠

天野源右衛門(>>16参照 明智のみっちゃんより、「この人が語り手だと丁度いいかな」と言われた人物)

里村紹巴(>>16 >>77 >>102参照 「光秀の生涯の友人」という設定案が、明智のみっちゃんより)

光秀の部下
・中尾源太郎
・狩野又九郎
・矢代勝之助
  (つづきます)
133織田ののぶちゃん:05/02/21 00:19:02 ID:nrTplZ7y
溝尾茂朝(みぞお・しげとも)?〜1582
 庄兵衛。出自不明。光秀が信長に出会う以前からの家臣で、側近。
 北伊勢、越前、摂津、丹波などを光秀に従って転戦。
 1582年、光秀と共に徳川家康の饗応役を務める。
 小栗栖では光秀の介錯をし、その首を藪中へ隠した後、自らも自害する。

藤田行政(ふじた・ゆきまさ)?〜1582
 伝五。出自不明。
 1573年、山城静原山城を攻略し、この城を預けられる。
 本能寺の変後、大和郡山に赴いて筒井順慶に援軍を要請したが、失敗。
 山崎の合戦では負傷しながらも奮戦するが、敗れて自害する。

妻木広忠(つまき・ひろただ)?〜1582
 藤右衛門。土岐氏の流れを汲む美濃妻木城の土豪出身。
 早い時期からの光秀の家臣か。
 光秀の妻・熙子は妻木氏だが、広忠の弟・範Xの娘といわれている。
 山崎の合戦後、近江坂本の西教寺で自害。
134ピノコ:05/02/21 00:26:00 ID:Hi6p0ZYZ
おっと、織田ののぶ様が、先に情報提供の書き込みされましたが…
・織田信長(>>112 >>113にプチまとめあります)
・斉藤道三
・羽柴秀吉
・徳川家康
・光秀の奥様(>>16 >>119参照)
・光秀の母上
・本能寺の変の際、信長のそばにいた、アフリカから来た男の人(>>16)
  ほかにいませんか?
135ピノコ:05/02/21 00:36:04 ID:Hi6p0ZYZ
ストーリ展開の案は >>110
信長暗殺の動機は >>111
光秀の人生の目標・理想・志などについては >>114
それぞれプチまとめあります。

これらもまだ、案を膨らませ中ですので、ご意見あればご遠慮なくお書きください。
織田ののぶさま、ありがとうございます。お邪魔しましてゴメンナサイ。
136ピノコ:05/02/21 00:41:02 ID:Hi6p0ZYZ
織田ののぶさま、ホントウにごめんなさい!
137織田ののぶちゃん:05/02/21 00:42:50 ID:nrTplZ7y
明智光忠(あけち・みつただ)1540?〜1582
 次右衛門。光秀の叔父・光久の子。妻は光秀の次女。一門衆として活躍。
 1575年、丹波過部城攻めの功績を信長より絶賛される。
 本能寺の変では二条御所を攻撃したが、銃弾を受け退く。
 知恩院にて治療に努めていたが、山崎の敗戦を知って自害。

伊勢貞興(いせ・さだおき)1559?〜1582
 代々足利幕府の政所執事を務める家柄に生まれ、義昭に仕える。
 1573年の義昭追放後に信長に仕え、光秀配下に。

阿閉貞征(あつじ・さだゆき)?〜1582
 浅井長政の家臣で山本山城主だったが、1573年に降伏、光秀の部将に。
 山崎の合戦では先鋒を務めた。

四王天政孝(しおうてん・まさたか)?〜?
 丹波の国人領主。1575年に光秀が入国し、配下となる。
 本能寺の変では、負傷した明智光忠に代わって二条御所攻めを指揮。
 その後、安土城占領に加わるが、光秀敗死を知って落ち延びる。

柴田勝定(しばた・かつさだ)?〜1582
 源左衛門。柴田勝家の家臣だったが主君の勘気に触れ、光秀の元へ。
 丹波柏原城を預けられ、丹波平定に活躍。
 山崎の合戦では殿軍を務め、討ち死にを遂げる。

御牧景重(みまき・かげしげ)?〜1582
 三佐衛門。松永久秀の反乱鎮圧に活躍。
 山崎の合戦では右翼を担うが総崩れとなり、光秀に勝龍寺城への
 撤退を進言。自らは敵中に駆け入って討ち死に。

(以上、参考文献『明智光秀のすべて』新人物往来社)
138織田ののぶちゃん:05/02/21 00:52:42 ID:nrTplZ7y
>>135 邪魔だなんて、とんでもありません。

主な家臣を列挙しましたが、こうしてみるとほとんどが1582年に死んでいます。
捕らえられて処刑された者もいますが、譜代・外様に関わらず、
討ち死にや自害の何と多いことか。
柴田勝定の「殿軍を務め、討ち死にを遂げる」なんて感動的です。
かつての主君に追われ、行き場を失った自分を取り立ててくれた光秀。
そんな光秀の恩に命懸けで報いようとしたんですね。
勝定だけでなく、光秀は家臣たちに慕われていたんでしょうね。
139織田ののぶちゃん:05/02/21 01:02:39 ID:nrTplZ7y
家臣について追加情報です。
光秀の出身地は、岐阜県恵那郡明智町と可児市広見・瀬田の2説ありますが、
小和田哲男『明智光秀』(>>130)によりますと、
「光秀の股肱の臣だった溝尾庄兵衛をはじめ、可児左衛門・肥田玄蕃といった
家臣たちが、可児市広見の出身だという伝承がある」そうでして、
可児市が出身地である可能性が高いみたいです。
140明智のみっちゃん:05/02/21 10:59:30 ID:q5RH5vxT
>ピノコさんとのぶちゃん
 おぉ。とても助かりました!調べる手間が省けて感動です!
今回、列挙された家臣の皆さんはぜひ出したいですね。新選組の隊士なみに人数が多くはなりそうですが、それなりに描く価値はありそうですね。

 否応なく、終盤は自害や討ち死にのラッシュになりそうですねぇ。
それぞれの死に方もキッチリと描いていきたいですね。いろいろ小道具やエピソードを使って盛り上げていけたらなぁと思います。
141日曜8時の名無しさん:05/02/21 18:54:15 ID:0AG1T2+V
従来の暗い光秀から明るい光秀に
142まったけ:05/02/21 19:15:00 ID:+OhmV8Oj
明智光秀に関する書籍

資料・文献・研究書

*『明智軍記』 二木謙一監修 新人物往来社
*『明智光秀』 小泉策太郎著作 裳華房
*『明智光秀』 高柳光壽著作 吉川弘文館
*『明智光秀』 桑田忠親著作 講談社文庫
*『明智光秀』 小和田哲男著作 PHP研究所
*『明智光秀 鬼退治の深層を読む』 永井ェ著作 三一書房
*『明智光秀のすべて』 二木謙一編 新人物往来社
*『明智・細川と両丹地方』 京都府立丹後郷土資料館
*『明智光秀公関係資料一覧』 明智光秀公顕彰会
*『明智光秀と丹波・亀岡』 亀岡市文化資料館
*『明智光秀周山城物語』 城山放談会 京都ゼミナールハウス
*『明智城(長山城)と明智光秀』 可児市
*『明智物語(内閣文庫蔵本)』 関西大学中世文学研究会編 和泉書院
*『織田信長と明智光秀』 加来耕三著作 学研M文庫
*『光秀行状記』 明智滝朗 中部経済新聞社
* 『天海・光秀の謎-会計と文化-』岩辺晃三


*別冊歴史読本1989年11月号『明智光秀◇野望!本能寺の変』 新人物往来社編
*歴史と旅1998年11月号『明智光秀とは何者か』 秋田書店
*歴史読本2000年8月号『細川幽斎と明智光秀』 新人物往来社編
*丹波篠山とっておきの話3『続戦国動乱の時代−波多野氏と八上城 信長の野望、明智の「丹波攻め」−』 梶村文弥著作 あいわ書房
*歴史群像シリーズ『俊英・明智光秀』 学研編
*『明智光秀と春日局考』 北瀬富男著作 北瀬富男


*歴史群像1994年4月号から「光秀と天海は同じ人物だった」 学研
*『反逆の系譜』から「明智の三日天下」 桑田忠親著作 講談社文庫
*『美濃国諸旧記』 から巻之六「明智城の事」 黒川眞道編集 國史研究会



143まったけ:05/02/21 19:17:44 ID:+OhmV8Oj
小説

*『明智光秀(上・中・下)』 桜田晋也作著作 角川文庫
*『逆臣・光秀の本懐』 笹沢佐保著作 双葉社
*『明智光秀』 榊山潤著作 富士見書房
*『明智光秀』 徳永真一郎著作 PHP研究所
*『若き日の明智光秀』 土橋治重著作 PHP研究所
*『明智光秀』 早乙女貢著作 文春文庫
*『鬼と人と(上・下)』 堺屋太一著作 PHP研究所
*『明智光秀』 鷲尾雨工著作 恒文社
*『明智光秀の生涯』 二階堂省著作 近代文芸社
*『光秀の十二日』 羽山信樹著作 小学館文庫
*『真説明智光秀』 松村茂平著作 風濤社
*『石亀の妖術〜明智軍記異聞〜』 加納正樹著作 郁朋社
*『明智光秀・明暗』 福田恒存著作 新潮社
*『明智光秀転生』 伊牟田比呂多著作 海鳥社
*『反逆』 遠藤周作著作 講談社
*『胡影』 中島道子著作 KTC中央出版
*『濃姫と熈子』 中島道子著作 河出書房新社
*『細川ガラシャ夫人(上・下)』 三浦綾子著作 新潮社
*『朱なる十字架』 永井路子著作 文春文庫


*『鬼骨の人』から「老の坂を越えて」 津本陽著作 角川文庫
*『男の真剣勝負』から「下克上の野望」 津本陽著作 角川文庫
*『悲劇の武将』から「乱世の知将・明智光秀」 島木庸存著作 大和書房
*『裏切りの研究』から「明智光秀」 新井英生著作 政界往来社
*『勝者こそわが主君』から「明智光秀」 神坂次郎著作 新潮社
*『叛臣』から「投げられた賽」 多岐川恭著作 光文社
*『産霊山秘録』 半村良著作 角川文庫
*『異風兵具譚』から「光秀の匕首」 新宮正春著作 勁文社

144まったけ:05/02/21 19:19:17 ID:+OhmV8Oj
本能寺の変関係

*歴史読本56年8月号『本能寺の変』 新人物往来社編
*歴史と旅昭和58年4月号『山崎・賤ヶ岳の合戦』 秋田書店編
*歴史読本1992年12月号『織田信長新説「本能寺の変」』 新人物往来社編
*歴史読本1994年5月号『「裏」本能寺の変の謎』 新人物往来社編
*歴史法廷1994年VOL.4「信長謀殺」 世界文化社編
*別冊歴史読本『完全検証 信長襲殺 〜天正十年の一番長い日』 新人物往来社編
*『真説本能寺』 桐野作人著作 学研M文庫
*『織田信長 戦国最大の謎「本能寺の変」を解明する』 世界文化社編
*『現代に生きる戦略・戦術 天王山の戦い』 旺文社編
*『戦国戦記・本能寺の変山崎の戦』 高柳光壽著作 春秋社
*『本能寺の変 捜査報告書』 小林久三著作 PHP研究所
*『本能寺の変の首謀者は秀吉である』 今木健之著作 第一企画出版
*『本能寺殺人事件の真相』 杉山光男著作 PHP研究所
*『歴史裁判「信長死す」』 井沢元彦他著作 ワニ文庫
*『信長謀殺の謎』 桐野作人著作 ファラオ企画
*『覚え書きノート〜歴史小説家八切止夫氏の「本能寺の変」論をめぐって』 古谷裕信著作
*『本能寺の変』 上田滋著作 PHP研究所


*『銀魔伝−本能寺の巻』 井沢元彦著作 中央公論新書
*『闇の本能寺』 中津文彦著作 光文社文庫
*『遠く永い夢 (上・下)』 茶屋二郎著作 日新報道
*『本能寺六夜物語』 岡田秀文著作 双葉社
*『本能寺 (上・下)』 池宮彰一郎著作 毎日新聞社
*『これは謀反か』 赤木駿介著作 ベネッセ
*『秀吉謀反 異説本能寺の変』 土岐信吉著作 河出書房新社
*『消えた信長』 小林久三著作 光文社
*『信長殺すべし―異説本能寺』 岩崎正吾著作 講談社
*『徹底検証 信長殺しの真相』 大浦章郎著作 新人物往来社


*歴史群像1994年12月号から「信長謀殺の黒幕を暴く」 学研
*歴史街道2001年2月号から「織田信長を葬り去った闇の人脈」 PHP
*『日本史の謎』から「信長謀殺!本能寺の変の謎」 世界文化社
*歴史街道2002年8月号から「本能寺の変・運命を分けた決断」 PHP

145まったけ:05/02/21 19:19:55 ID:+OhmV8Oj
その他

*『反・太閤記《光秀覇王伝》(壱〜六)』 桐野作人著作 歴史群像新書
*『明智光秀ゆかりの地を訪ねて』 塩見弥一著作 日本図書刊行会
*『明智光秀の密書』 井沢元彦著作 新潮文庫
*『明智覇王伝奇』 南里征典著作 スコラ
*『明智光秀の謎殺人事件』 和久峻三著作 光文社
*『明智光秀』 風間光作著作 Van書房
*『もう一つの戦国時代(上・下)』 井上力著作 講談社出版SS
*『日本史の反逆者〜私説・本能寺の変』 井沢元彦著作 角川文庫
*『時代小説の愉しみ』から「七道往来人・明智光秀」 隆慶一郎著作 講談社
146まったけ:05/02/21 19:22:14 ID:+OhmV8Oj
147おぼろ月夜:05/02/21 19:26:04 ID:kDbRPUJV
星新一のエッセイでずっと前読んだエピソード。
明智光秀は信長より前に毛利へ行き後の将軍足利義昭の面倒
を見てくれないか、頼んだという。だが、毛利元就は光秀の面相に
どこか御しきれない反骨心のようなものを感じとり、謀反でも起こされたら大変と金だけ与え
返した、という。あんまり知られてないエピソード。
148明智のみっちゃん:05/02/21 22:08:11 ID:q5RH5vxT
>おぼろ月夜さん
 へぇ。それはしらなかったです。
でも、なんか「逆臣」のイメージを強めるために後世に作られたエピソードくさい気もしますねぇ。
まだ「有能そうな人だからいずれ自分の立場も危うくなるかも」と考えたというのならまだいいけどなぁ。

>まったけ館長
 おお。ありがとうございます。参考文献だけでもこんなにあるものなんですねぇ。
149ピノコ:05/02/21 23:51:28 ID:Hi6p0ZYZ
新しくお越しの皆さまへ

さっそくの情報提供、ありがとうございます。
ついでに…>>111 >>112 >>113 >>114 をお読みになっての感想など
教えていただけませんか??

まったけ館長さま
「まったけ館長の『珍説・明智手記』」をさっそく拝見させていただきました。
まったけ館長さまは、光秀どのを「天下人を目指した人物」とお考えのようですね。
では、光秀どのは、どんな世の中をめざしていたのでしょうか。
天下人になりたいという野心は、いつ・なにがきっかけで、芽生えたのでしょうか。
…そのあたりのご意見、お聞かせいただけますか。

おぼろ月夜さま
「どこか御しきれない反骨精神」って、正体は何だったのでしょう。
あなたのご見解、教えてくださいな。
(おぼろ月夜さまって、「義経スレッド」の方でしたっけ?? 違ってたら、失礼!)
150日曜8時の名無しさん:05/02/22 00:29:10 ID:Hc3mL4go
他のスレッドより…(2007年の大河を予想しようスレ)

「明智光秀」

明智光秀:真田広之
ひろ子:黒木瞳
羽柴秀吉:木梨憲武
明智秀満:妻夫木聡
斉藤利三:渡辺徹
荒木村重:西村雅彦

徳川家康:船越英一郎
竹中半兵衛;堺雅人
足利義昭:筧利夫

ねね:深津絵里
帰蝶:夏川結衣
お市の方:稲森いずみ

光秀の母:三田佳子
朝倉義景:中村橋之助
細川藤孝:佐藤浩市
斉藤道三:緒形拳
織田信長:渡辺謙

 別にこの通りでなくてもいいが、小説とか資料とか読むとき、
こんな俳優さん女優さんを思い浮かべながら読めると、楽しいだろうナ
151織田ののぶちゃん:05/02/22 11:37:27 ID:AXOkhc/w
同じく他のスレッドより(時代劇板―大河ドラマを勝手に創ろう)

大河「明智光秀!」
明智光秀・・・野村萬斎
織田信長・・・北村一輝
斉藤道三・・・北大路欣也
朝倉義景・・・榎木孝明
足利義昭・・・萩原ながれ
明智光継・・・寺尾聡
斉藤内蔵助・・阿部寛
溝尾庄兵衛・・松尾スズキ
木下秀吉・・・尾上松禄
光秀の母・・・浅野ゆう子
明智ひろ子・・夏川結衣
斉藤帰蝶・・・松たかこ
木下ねね・・・戸田菜穂
明智たま・・・深田恭子
細川幽斎・・・原田芳雄
細川忠興・・・国分太一
天皇・・・・・花柳錦之輔
徳川家康・・・中村梅雀
152織田ののぶちゃん:05/02/22 11:45:43 ID:AXOkhc/w
お薦めの本を紹介します。
黛りんたろう著「大河ドラマ『義経』ができるまで」
昨日購入して一気に読み切りました。
大河の放送が始まるまでの長い準備期間について、制作日誌形式で
書かれています。
新しい大河を創ろうとする上で、何かと参考になるかと思います。

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861100291/qid%3D1109040140/250-4835016-2752223
153まったけ:05/02/22 20:01:34 ID:6oFUdUlH
ピノコさま

 難しい質問ですね。明確な史料があり、答えを持っていたら、『珍説・明智手記』に記していたのですが・・・。(笑)

>光秀どのは、どんな世の中をめざしていたのでしょうか。

 これは率直に申し上げて、僕にとっても永年の疑問なのです。
 惟任日向守様は古典的だとか保守的なイメージという誤解があります。しかし、各史料からに明智公の記述活から推敲すると、とても合理的な行動をする人物像が窺えます。
 よって、後の豊臣政権に近い重商主義政策を選択するに至るのではないかと思料しています。

>天下人になりたいという野心は、いつ・なにがきっかけで、芽生えたのでしょうか。

 おそらく、明智公自信で己の才能を自覚していたから、浪人時代から天下を意識していたと思います。
 出自を土岐明智家と仮定するならば、斎藤道三入道というサンプルがありますし、早くから野望は持っていたと思います。
 
 ただし、本能寺に至る天下人を意識する具体的な戦略を練りはじめたのは、足利義昭公・細川藤孝公との出会いからでしょう。
 もし、この二人に出会わなければ、全く別の戦略で天下人を目指したと思います。

 それほど、スケールの大きい人物です。

 参考までに、戦国時代で天下人となる可能性のあった人物の、僕の評価は

 徳川家康>豊臣秀吉>明智光秀>足利義昭>織田信長

 です。
154ピノコ:05/02/24 20:49:51 ID:F5oxwBMD
今日は公休日だったので、市内の大きな本屋さんへ行ってきました。
でも…明智光秀関係の本って見つけにくいですね。
小説「明智光秀」早乙女貢著も、新書「明智光秀・つくられた『謀反人』」も、見つからなかった。
…結局駅前の本屋さんに取り寄せてもらうことにしました。

私からのオススメの本は、ちょっと古い(1994年初版)けど、
久美沙織著「もう一度だけ新人賞の獲り方おしえます」(徳間書店)。図書館へ行けば今でも読めるかもしれません。
「『懐かしドラマ』が教えてくれるシナリオの書き方」(彩流社)。ただこの内容で本体価格1500円は、チョト高い。
その他、小説入門・How to シナリオ・コミックの書き方などを読めば、ストーリやキャラ設定のヒントがいっぱい学べますヨ。

155ピノコ:05/02/24 21:57:00 ID:F5oxwBMD
>まったけ館長さまへ

ご丁寧なご返事、ありがとうございます。

実は…私は前にも書きましたように、「明智光秀についてよく知らない」ヒトなのです。
その私がこのスレッドに興味をもったのは、<明智のみっちゃま>や<織田ののぶさま>の描こうとされる光秀像に
強く惹かれたからです。

>母親と仏教を尊び、妻を愛し文武両道に秀で、民からもよき領主として慕われていた
   (明智のみっちゃま >>3)
>京洛での行政面で力を発揮する一方、武芸にも秀でた文武両道の武将。
>常に天下国家のことを考えていて、日本に安寧の時代が早く訪れることを願っている
            (織田ののぶさま >>51)
司馬遼太郎先生の「国盗り物語」でも、光秀どのは「幕末の志士のような人」として描かれています・

多くの武将が己の野心実現のために「天下を制する」ことを考えてたこの時代、
光秀どのは、「民のため」「国家のため」と考えることの出来た、時代離れした人物だという印象を受けました。
その光秀どのが、信長さまの「天下武布」の思想・構想に共鳴し、信長に協力していく…
しかし、そのことにより、「庶民的視点」を光秀どのは失い、「ナポレオンの転落劇」(みっちゃま >>102)的人生を歩み、
また、信長さま言動に危険性を感じ、信長さまを討ったものの、農民からは疑いの目で見られ、
最期は農民に殺される…
 そんなドラマの素材としての光秀どのの人生に惹かれました。

まったけ館長、そして多くの皆様の考えはどうですか
156ピノコ:05/02/24 22:14:55 ID:F5oxwBMD
さて…光秀どのの心の中に、いつから天下人になりたいという野心が芽生えたのか?

史実的にはどうか、私もまだ勉強中ですが、
私は「10代の頃に最初の野心が生まれた」としてみては如何かと考えてます。

10代の頃から何となく、「出世したい」「天下を握りたい」と考えていた光秀どの。
しかし、彼はどこなく地味で、天下人になるどころか周りの人すら彼に一目置くようなところがない…
その頃の彼は学問も武術も、まあ優秀であっても一番にはなれない人でした。勝気になって一生懸命がんばるのですが、いつも空回り…
そんな彼ですが、あるとき己の野心を捨て、ひたすら母の願いを叶えるため努力した時、その努力が報われました。
喜ぶ彼に、心の師となる偉いお坊さん(快川紹喜さん??)にこう言われます。

「お前はいつか大事を成す人物である。
 しかし大事を成すとは、出世することでも天下をとることでもない
 人々の役に立ち、後世にも役立つことを成すことをいう…」みたいな??
で、光秀どのは、単に「天下人になること」を目指すのではなく
「救民救国」のため、己を役立てようと決心する。以降、学問にも武道にも励み、
文武両道・人格高潔の志士的武将に成長する…

もちろん、こんな描き方が可能かどうか、いろんな資料を集めて考察していきます。
皆様のご意見、お待ちしています。
157ピノコ:05/02/24 22:16:16 ID:F5oxwBMD
age!
158まったけ:05/02/24 22:42:13 ID:uGzNn5oP
ピノコさま

 ピノコさまが、明智公に惹かれた側面も持っていたと僕は考えています。
 その証拠として、明智光秀の領国であった丹波・近江滋賀郡や出身地と
いわれる美濃に民衆が伝え残した、光秀を偲ぶ史跡や伝承が数多く残されて
います。
 特に、家族に対する愛情や戦上で失った重臣や足軽・雑兵に至るまで、
供養を捧げたところにも魅力を感じます。
 彼は、卓越した軍事的かつ政治・行政的手腕と心の優しさを兼ね備えた
日本史上でも希有な人物であったと思います。

 しかし、明智光秀に関する伝承は数多く残されていても、裏付ける史料が
限り無く少ない現実による「謎」が多すぎるため、多くの人物によって
「推測」で描かれたこと『誤謬充満』の「書物」(by 高柳先生)が多いのが
現実です。

 高柳光寿先生や桑田忠親先生によって、近代における明智光秀の研究が
始まりました。とりわけ、高柳先生が検証して否定されてきた俗説が未だに
真実かのようにテレビで放送されるに及ぶと残念に思っているところです。

 もちろん、大河ドラマがテーマなので、史実を忠実に再現することを求め
るつもりはありません。しかし、その与える影響が大きいがために、敢えて
伶俐、戦略的かつ合理主義的な側面にも触れてみました。

 (おそらく、後世の人物の創ったものですが)
 光秀が残したとされるこんな言葉があります。

 「仏の嘘は方便といい、武士の嘘は武略という。」
 「私は、人を騙す48の方法を知っている。」

 謎が多い人物だけに、現代の我々でできうる限りの客観性を持たせなければ
ならないことを感じさせる言葉だとお感じになられませんか。

 





京都
159ピノコ:05/02/24 23:14:21 ID:F5oxwBMD
>まったけ館長さま

おっしゃる通り、光秀どのは人格高潔である反面、現実主義者で時には汚いこともした人だと思います。
だからこそ、この辺りの材料を上手く使えば、近年の大河には無い、魅力的なドラマになるでしょうね。

明智のみっちゃま>>11発言で、「利家とまつ」「山之内一豊の妻」について「彼らは『律儀で実直で正直』
という印象があるが、調べてみると『ただ単に頭がトロかっただけ』な気がする」と書いていました。
そのような印象を与えないよう、しっかりした人物像を作りたいと考えています。
>>103 >>105にもあるよう、「戦後民主主義的な平和主義者」にして、
時代の雰囲気を損ねたり、視聴者の反発を買ったりしないよう、気をつけたいですね。

ところで「俗説についての検証」を、詳しく教えていただけますか。
もちろん、こちらでも勉強いたしますので…
いう
160ピノコ:05/02/24 23:20:01 ID:F5oxwBMD
それにしても、最近みっちゃまの書き込み(前みたいに長くて個性的なの)が
来ないなあ。

みっちゃま、遠慮されていらっしゃるの??
      お仕事とか忙しいだけなの??
      まさか、ご自分の予想を超えて企画が大きくなってきたから
      自信をなくされたとか??


      …理由が3つ目のコトだったなんてこと、まさかないですよねえ。
      頼りにしてるんですよ、みっちゃま…
161明智のみっちゃん:05/02/25 00:02:55 ID:lZzEKgKe
 はい。久々。
パソコンにちょっとトラブルが発生して・・・
なんか書き込めなくなってたんです。まぁ時間がなかったってのもあるんですが。

>まったけ館長
 そうですね。雑兵の死をいたみ涙する姿などはバシバシ入れていきたいです。

>ピノコさん
 はい。ご心配かけてすみませんでした。
光秀の温厚な面と割り切った面・・・つまりウォームハートとクールマインドってやつですか?その両極端に走ることで均等を維持してきたんですよ。彼は彼なりに。
実に人間臭いんです。サバサバと戦力を練ってこなしていく反面、その反動として人と人との実質的な係わり合いを大切にし自分を見失わないようにしていたのかもしれません。

 彼がいつ天下を志したのか?
これは私もかなり早い段階から薄ぼんやりとあったのではないでしょうか?
「自分だったらこうやっていい国にしていきたいんだけどなぁ。」という抽象的なビジョンはあったと思います。
ただ、家族や家臣思いの彼でしたからそういう世界とは一線を画して放浪生活を続けていたのかも知れません。
逆にそのままそれで一生が終えても彼はそれはそれで人生だと自分を納得させる反面、腑に落ちないわだかまりがあったのでしょう。
しかし、自分の予想とは裏腹に朝倉家や足利将軍家ひいては織田家と係わり合いを持つ身分となってしまった。それが彼の中の何かを狂わせたのかもしれません。
周囲には信長、秀吉、家康といった天下を虎視眈々と狙う猛者ばかり。そこで自分の立場を失ってしまうことへの恐怖もまたあったでしょうし、何より人としての欲が出たのでしょう。
それは確かなことです。本能寺の動機とはまた質が異なりますが、彼の中の野心も大きくなっていったのでしょう。

 しかし、いざ信長の天下布武が達成されるという局面に達し、信長との見解の相違もそうですが「自分は何をやりたかったんだ?」ということに疑問を持ち苦しむようになるんだと思います。
己の欲が拡大していく様を巨大化していく信長の権力と照らし合わせたのでしょう。そこから自己嫌悪にも似た感情が生じ敬愛していた信長の名誉のためという大儀を自分に言い聞かせ、自殺を図るような心境で本能寺へ向かったのだと思います。
つまり、逃れられない自我に潜むエゴイズムとそれを恥じる理性的な面の葛藤の末、自負の念に駆られていったんです。まじめな人間ゆえに強く。

 そして、もうひとつの天下を意識させていった理由は・・・
やっぱり、命を落とした母、支えてくれた妻、そして、今までついてきてくれた家臣たちに対してメンツが立たないと考えたからというのもあるでしょう。
いつまで自分はフラフラしてるんだ?周りに迷惑ばっかかけてるじゃないか。どこかでみんなに報わねばならない。自分が天下に近づいて安心させてやろう。そう考えたのでしょう。
そして、支えてきてくれた妻が出世していく光秀を見守るように他界したことが、彼を悲しみのどん底にたたきつけ、その精神的逆境から脱するために奮起し没頭して行ったのだと思います。
仕事にひたすら没頭して妻の死を思い出さないよう、出世し落ち込んでいる自分を気遣ってくれている周囲を安心させたい。その強迫観念が彼を後戻りできないところまで追い込んだのでしょう。

 嘘というキーワードがでてきましたね。
彼は人には「嘘でだますのも世の中必要だろ。」と強がりを見せていながらも、心の中で自分自身に嘘をついてるだけじゃないか?という良心の呵責で苦しんでいたのではないでしょうか?
口は性悪説でも根は性善説を信じたかった人なのかもしれません。
162まったけ:05/02/25 01:19:37 ID:OjJL1sT/
ウッ、俗説についての検証。
数が多すぎて、ここだけではちょっと・・・。(笑)

 ウ〜ン、そうですね。

 まず静岡大学教授の小和田哲男先生の『明智光秀ー作られた謀反人ー』のご一読をお勧めします。
この書籍には、50にものぼる「本能寺の変」の説をまとめられています。

 それからは、戦国時代史学の泰斗・高柳光寿先生と桑田忠親先生の書籍がお薦めです。
高柳・桑田両先生が、従来の俗説を丁寧に検証されています。
 高柳先生は「野望説」、桑田先生は「怨恨説」の立場です。
 この両先生のいわゆる「高柳=桑田論争」は、現代の「本能寺の変研究」の大きな起点となりました。
この論争が、数々の「本能寺の変」に関する数多くの説を生み出したことになる契機になったものと思っています。

 また、桑田先生は、「丹波・八上城攻略の光秀の母の人質事件」や「せっかん事件」等のいわゆる俗説的な「怨恨」を否定されたうえでの「怨恨説」です。
 桑田先生の書籍は、廃刊になっていますが、アマゾン等でわりと安価で古本を入手できます。

これで、ご容赦下さいませ!

 



163明智のみっちゃん:05/02/25 10:42:10 ID:yuRKfVMb
>まったけ館長
 「怨恨」を否定された上での「怨恨説」とは具体的にどのようなものですか?
164日曜8時の名無しさん:05/02/25 11:10:30 ID:ekV7Z+IR
信長役には渡辺謙を起用、その存在感だけを強烈に印象付ける。
(出番は少なくてよし)
そんな信長に対する光秀の心の動きを描きこむ形で物語を進行させては?
165まったけ:05/02/25 19:31:23 ID:OjJL1sT/
明智のみっちゃんさま

>「怨恨」を否定された上での「怨恨説」とは具体的にどのようなものですか?

 桑田先生の説のこととしてお答えします。
 
 桑田先生は、よく小説やドラマで演出される「丹波八上城における明智光秀の母事件」や「斉藤利三をめぐる稲葉一鉄との確執」、「徳川家康饗応事件」等の
「怨恨 」の否定されています。

 先生は、明智光秀が織田信長によって武士の面目を潰されたため、「遺恨」になり旗揚げを決意したと説かれています。

 具体的には、四国・長曽我部に対する政策の転換で、明智光秀の考えが否定されたため、決起に至ったとされています。

166明智のみっちゃん:05/02/25 19:52:52 ID:yuRKfVMb
>まったけ館長

 あぁ長宗我部家のことですか。なるほど。
確かにそれも大きな要因だったでしょうね。
それも信長との方向性の違いのひとつですからね。
167日曜8時の名無しさん:05/02/25 23:34:43 ID:LAwJYKmy
マイケル富岡
168日曜8時の名無しさん:05/02/26 00:44:24 ID:jaMtyXHS
マイケル富岡?
ああ、光秀どのを演じる役者さんネ!
169織田ののぶちゃん:05/02/26 02:45:06 ID:lKk6+O8b
最近は忙しくて書き込めませんでした。久しぶりに失礼します。

まず、光秀の野心について。
僕としては、他の人物は別として、信長と光秀だけは私利私欲の野望の為に
戦った人物にしたくないと思っています。
信長は大変厳格な人物で、家臣が自分の職責を果たさないことを極端に嫌う。
仕事をさぼった侍女を手討ちにしてしまうほどです。
他人の怠慢や私利私欲に厳しい信長は、自分自身のそれにも厳しかったと思うのです。
「天下がほしい」から天下統一を目指すのではなく、
「自分が天下を獲ることが日本の為になる」と本気で信じているから目指す。
そんな信長にしたいのです。

光秀も、初期の段階では、「天下を獲りたい」というより、
「世に出たい」気持ちが強かったのでは?
若き日の光秀は、おそらく学問に勤しんでいたことでしょう。
学問とは、古典や歴史です。
そして、戦乱の時代を何とかするにはどうしたらいいか、考えていたかもしれません。
光秀は、朝廷や幕府をもり立てて秩序を再構築し、戦乱の起こる以前の
状態に何とか戻せないか、と考えたのではないでしょうか。
しかし信長と出会うことで、それ以外の方法に気付いた。
秩序を再構築するのではなく、まったく新しい枠組みを作り出してしまおうとする
信長に感化され、天下統一事業に邁進していく、という描き方をしたいのです。
170織田ののぶちゃん:05/02/26 03:06:34 ID:lKk6+O8b
本能寺の変の怨恨説についてです。
まったけさんと同じで、僕も”俗説”のエピソードがドラマで描かれるたびに、
残念に思っていました。
特に、武田攻めの後に光秀が「我々も骨を折った甲斐がありましたな」と
言った後、信長が「お前がいつ骨を折ったというのだ!」と言って折檻するシーン。
前にも書きましたが、今回の企画では、この種のエピソードは一切描かないでほしい。
史実が云々、ということではありません。
現実性のあるエピソードなら、たとえ一級史料に載っていないことであっても
やっていいとおもいます。
ただ、この種のエピソードを描くと、その時点で怨恨説になってしまう。
単なる殺人事件なら怨恨説でも構わない。
しかしこれは、1万3千の兵を率いた光秀による、軍事クーデターなのです。
1万3千の運命を背負って、光秀は信長を討つ決断を下したのです。
ひとつ間違えれば、1万3千人が路頭に迷いかねないし、命を失うかもしれない。
それほど重い決断だったはずです。
家臣思いの光秀が、そんな決断を個人的な怨恨が原因で下すような人物とは到底思えません。
全てを賭けてでも信長を討たねばならない、何かがあったのだろうと思います。

>>165
長宗我部問題は確かに大きいと思います。
光秀の重臣・斎藤利三の妹は、長宗我部家に嫁いでいますね。
信長が長宗我部と手を切ると決めた時、悲嘆にくれる利三を光秀が慰める。
悲しみを分かち合うことで、主従の絆がより深まる。
そんなシーンを描ければいいと思います。

本能寺の変の起こった6月2日は、信長配下の四国遠征軍が船出する予定日でした。
絶妙のタイミングで事件が起こり、四国遠征は中止になったわけです。
光秀が信長を討った理由は複数あると思いますが、そのうちのひとつが
長宗我部問題だった可能性はあるでしょう。
171ピノコ:05/02/27 00:11:01 ID:fVTnlPnZ
織田信長を討った「動機」は>>111にプチまとめがありましたが、
それに加えて「長宗我部問題」も入れると、ドラマが厚くなりますねえ。

ピノコの所に資料が届き次第、「俗説とその検証」「長宗我部問題」のプチまとめを作って、
通りすがりの名無しさんにも、分かりやすく見せれるようにしたいと考えてます。

ところで昨日、駅のキオスクで嶋津義忠著「明智光秀・なぜ『本能寺』に向かったか」(PHP文庫)を見つけ、早速買いました。
初版が今年の2月16日なんですが、少しづつ「明智光秀ブーム」が始まりつつあるように、感じました。
この本を読んで「なぜ、『本能寺の変』の後、人々は光秀についていかなかったのか」「なぜ光秀は負けたのか」と疑問に思いました。
光秀のキャラを膨らませるために
 ・光秀はいつから「天下をとる」という野心を抱いていたのか。きっかけは何なのか。
 ・どんな世の中を目指していたのか?
 ・信長を討った動機は?
 ・なぜ秀吉に負けたのか?
など、当面は明智光秀を中心に、考察したいですね。
もちろん、イメージを膨らませるために、
キャスティング・音楽・こんな場面…みたいなのも、併せて募集したいのですが、
スレの進行としてはいかがでしょうか、皆さま。
172まったけ:05/02/27 09:28:36 ID:M+QuIQ5b
 明智光秀ブームですか・・・。

 実は、『秀吉』で村上弘明さんが明智光秀を演じられたときも、静かなブームが起きていたのです。僕は、明智光秀の居城・丹波亀山城のあった京都府亀岡市に住んでいますから、観光客が増加してブームを肌で感じました。
 地元の京都新聞の記事にも、滋賀県大津市坂本や京都府亀岡市に明智光秀の史跡等を訪れる観光客が増加しているとの記事になりました。

 亀岡には明智光秀の首塚のある谷性寺があるのですが、そこにノートがおいてありまして全国各地から明智光秀ファンが訪れているのが分かります。

 明智光秀に関する小説ですが、南条範夫『桔梗の旗風』を記載するのを失念しておりました。同氏は、『元禄太平記』の原作者でもありますから、この小説が原作となる可能性も高いですね。
173ピノコ:05/02/27 13:22:26 ID:fVTnlPnZ
光秀ブームですか… 良い追い風ですね。

ところで、明智のみっちゃまをはじめ皆さまに、これを機会にご相談したいことがあります。

そもそも、この企画を2ちゃんねるで行っている理由の一つに、「不特定多数の人の声を集める」ってのが
あったんじゃないかと思います。
だけと…最近は固定ハンドルの常連さんしか書き込みしなくなった…
おそらく多くの人にとって「話に加われない」「どうせ自分達の意見は聞いてくれない」というのがあるのかもしれないと
さいきん、反省しています。
不特定多数の人の書き込みがないならば、2ちゃんで行なう意味がない…
それに他のスレッドの人からも、「自分でサイトを作ってやればいいのに、2ちゃんのスレッドを乗っ取って」なんて反発招くかも知れないし…

でも今のように「テーマ」とか「主人公の行動の動機」とかが話題の中心になれば、話は難しくなる…
反面、この辺りこそしっかり作っておけば、NHKへ企画書を持っていった時、
「しっかりした、検討に値する企画」だと思ってもらえる…(実際、NHKの大河関係者がこのスレ覗く可能性ありますしね)

濃い内容の話はしたいし、一方、いろんな声集めたい…
どうやって進行すればイイのでしょうか…?
174日曜8時の名無しさん:05/02/28 01:59:48 ID:ChGjhLHx
>>124
光秀の半生が不明すぎるってんなら、宮本武蔵だって半生どころか3分の2生
が不明じゃないか。って思う。
おしんみたいな仕立てにしたら受けるんじゃないの?
175織田ののぶちゃん:05/02/28 19:15:47 ID:uIPlB4Yy
>>173
僕も気になっていました。
あまり自分ばかり書き込みすぎない方がいいのかな、と。
サイトを作って議論してもいいかもしれませんが、それだと人が集まらない。
僕も含めて、ここにスレがあったからこそ、議論に参加できているのです。
キャスティングなどの話も、もっと交えた方がいいかもしれません。
みっちゃんのご意見も伺いたいです。

>>174
おっしゃる通りです。
義経だって、頼朝に会う以前のことは実はよく分からなくて、
後世の人が作った話に過ぎない。
その点では、信長に出会う以前の光秀と全く同じでしょう。
その「歴史以前」の姿をしっかり描くのが、大河の良さだと思います。
176明智のみっちゃん:05/03/01 23:11:47 ID:QZxGuUA9
>ピノコさん&のぶちゃん
 そうですねぇ。そういう問題にぶち当たりましたかぁ。

案としては・・・

別にサイトなり無料のレンタル掲示板なりを確保し、そこで専門的な語り合いをしてつめていく。
もちろん、2ちゃんのこのスレも存続させるつもりです。ここでは、あくまでもざっくばらんにキャスティングや演出について語る。
それ以上の歴史的な知識や物語の構成については別の掲示板で話し合うことにするのはどうでしょう?

 ここは、客寄せということで本当に興味を持った方は、ここにURLを張っておくので「そこからどうぞ。」という風にすればいいのでは?
どの掲示板がこういう議論に適しているのか私はいまいちわからないので、ココは使いやすいよ!とか議論の形式にはこういう機能のついたタイプがいいというのがあれば教えていただけませんか?
そうしたら、あとは私の名義で登録してURLをここに書きます。それでどうでしょうか?

>半生が不明だからやらないよ〜byNHK
 実に理不尽ですよね。ご指摘どおりです。武蔵や義経なんて人生すべて謎だらけです。様々な俗説が逸話が各地にある人物を一つの設定で描くことに抵抗があるのであれば彼らを主人公にすることはできません。
いい原作が存在しないワケでももちろんありません。以前、列挙されたとおりたくさんの書物が書かれています。ジェームズ三木氏など名乗りを上げてる著名な方もいるのにやらない理由がわかりません。
あまりに後半や終わり方が暗くなるから駄目だというワケでももちろんないでしょう。それなら新撰組や赤穂浪士、それこそ義経なんか絶対に描けないはずです。

 NHKは逆臣というイメージを覆されるドラマをやられるのが嫌なのでしょうか?
他の番組や一般では従来「怨恨説」を貫いてきた手前、いまさらそんなことできないというのでしょうか?
もし、そういう理由であるのならば実に悲しいことです。その辺についてNHKはどう考えているのでしょうか?
誰か事情について詳しい方教えてください。ほとほと理解に困っています。
(しかしながら、大河に最終回がなく永続させる限り、常に「ネタ切れ」の恐れもあるわけですから、いつかは光秀公にお鉢が回ってくることもあるんでしょうか?
それとも、取って置きの秘策だからまだまだ出せない!ということなんでしょうか?)
177ピノコ:05/03/02 00:05:18 ID:5U+Lb/qS
>みっちゃまへ
板(スレッド)を二つに分割するという案ですか。

うーん…その方法がいいのかどうか…。 私が考えていた案なんですが…。

この実行委員会の最終目標は、NHKに「ときは今」の企画書を提出することとする。
企画書の中身ですが…

  <第1部>テーマ・ストーリ展開・キャラクター設定・時代考証など
       このあたりは思いっきり努力して、「プロ並み」の完成度を目指したいです。
       もう、クレジットの原作者名が、「『ときは今』制作実行委員会」になるぐらいの意気込みで。
       今のメンバー+あと何人かいれば…、挫折さえしなければ、完成度の高い、
       NHKさまにも相手にして貰える企画書が、出来ると私は思いますよ。

    <第2部>この企画に関して、2chらしい、幅広い意見や声を可能な限り収録する。
         大河ドラマ視聴者のナマの声を伝える。
         「ときは今」のキャスティングや音楽・演出の希望などなど、これは実行委員会の方では「決定」させず、
         「こんな希望がありましたよ〜」みたいな立場で伝える。
         また、このスレッドで議論された「テーマ」や「ストーリ展開」などに対するスレッド住人の反応も伝える。
         例えば…「光秀=天海」説は扱わないこととなったが、「光秀=天海」説の賛否両論の住人の意見も、第2部企画書に書く。
         もちろん、大河ドラマそのものへの希望や、「ときは今」への応援の声も…
         そういった名無しを含めての「声」を、このスレッドで集めたいと私は思う。

別のサイトを設けることは反対。そうしたからといって、2chでの「ときは今」についての書き込みが増えるとは思わない。
「どうやって参加者を増やすか」「どういう形で参加していただくか」が問題。
書き込みが少ないのは、「どうせ自分達の意見は聞いてもらえない」「どういう形で参加できるのか」という思いが
大河板住人のキモチの中にあるんじゃないかナ??     
178ピノコ:05/03/02 00:14:33 ID:5U+Lb/qS
>みっちゃまへ
そもそも初めの頃は、どういう展開をお考えだったんですか??

P.S...NHKが「前半生不明だから『明智光秀』はやらん!」の件について…
    気にせんでええでしょ、ジェームス三木先生が「独眼龍正宗」やってた頃と比べて、
    大河ドラマもかなり変わってきましたから…。テーマがしっかりして、ドラマに矛盾がなく
    かつ魅力があれば、 …何より2chで盛り上がっていれば…
    検討はしていただけるんじゃないかと自信をもって!!  …ダメモトの覚悟も必要ですが…
    
179織田ののぶちゃん:05/03/02 09:58:56 ID:xWXvhzcu
>>177 賛成です。

>>176
確かに、放っておいてもいつか光秀が主人公になることはありそうです。
ですが、光秀ファンの我々が納得するようなものになるかどうかは分かりません。
僕は幕末に関しては素人なので、何の拒絶反応もなく「新選組!」を受け入れ
られましたが、その道に詳しい人の目には安っぽく映ったのかもしれません。
逆に「利家とまつ」なんかは、僕自身が戦国ファンなので納得できませんでした。
また、光秀を大河化するとなると、「また戦国時代か」「また信長か」
「また本能寺の変か」と考える大河ファンも多いことと思います。

一般視聴者の感動の涙を誘い、大河ファンには「こんな光秀像もあったのか」と
思って頂き、戦国ファンをもうならせる……そんな「ときは今」を作りたいものです。

ところで脚本家の希望はジェームス三木さんで決まりですか?
確かに「独眼竜政宗」は素晴らしい作品でしたが、「葵徳川三代」はどうも……。
関ヶ原まではともかく、後半は史実を追うだけで、ドラマというより
「歴史ドキュメンタリー」みたいだったように思います。
しかし、我々の企画書がしっかりしていれば、「政宗」のような
名作を書いてくださるかもしれません。頑張りましょう。
180ピノコ:05/03/04 00:26:32 ID:34l7IQ6s
皆さん、お忙しいのか書き込みがない…
ホシュ目的も兼ねて…

「本能寺の変」の後、なぜ誰も光秀どのの側につく武将はほとんどいなかったんですか??
光秀どのは当時の武将たちにどう評価されてたんでしょうかねえ。

この問題を「史実から観て」と「ドラマとしてどう描くか」とに分けながら、考えたいなあと思います。

P.S…駅前の書店に注文した小説「明智光秀」早乙女貢著も、新書「明智光秀・つくられた『謀反人』」も
「在庫ナシ」だって!!
これから図書館&古書店巡りか…残念!
181織田ののぶちゃん:05/03/04 00:47:13 ID:C80zWPDi
秀吉の方が多数派工作がうまかったのでは?
摂津の中川清秀にだったかと思いますが、
秀吉が「信長はまだ生きている」と嘘の情報をわざと伝えたりもしたんだとか。
突然の信長の死で、誰もがどうしていいか分からない。
しかも、このときの去就が今後の人生を左右しかねない。
"謀反人"に味方することは、リスクが高かったのではないでしょうか。

加えて、光秀と他の織田家臣団との意識の乖離。
光秀は、信長の常軌を逸したともとれる行動に危機感を抱いていたが、
他の家臣はそうでもなかったのかもしれません。
他の家臣たちには、信長が版図を広げていく様子はわかっても、
裏で起こっている朝廷との関係などは理解できなかったのでないか、と。
そして光秀一人がこの国の行く末を危惧し、謀反を起こした……。

光秀にとって致命的だったのは、明確な大義名分がなかったこと。
もし朝廷や将軍義昭の後ろ盾があったのなら、それを前面に押し出して
多数派工作をすることもできたのでは?
それができなかったということは、やはり単独意思の謀叛でないかと思います。
182sage:05/03/04 03:19:39 ID:EGLD3+cE
ここのスレ住人たちが光秀をとても愛していることはわかるが、
あえて言わせてもらいます。
光秀が主人公になるのは無理だと思います。
結局大河ドラマは地方NHK局の提案とバックアップによって制作
されているもの。光秀を推す地方局があるとは、到底思えません。

しかし、私も光秀が好きなので、光秀を濃く描写した大河をみたい
とも思います。現実的に考えると、熊本地方局バックアップの幽斎
主役の大河がベストだと思います。
183明智のみっちゃん:05/03/04 11:22:44 ID:0U+f/DMY
>sageさん
 あぁ。そういう理由があったんですか。なるほど。
それじゃかなり現実hsキツ胃といわれても仕方がないのかも・・・
誰か推薦してくれる方はいらっしゃらないものでしょうか?

 秀吉の話題が出ているので・・・
光秀、信長の人間像を濃く描くと同時に秀吉もきちんと描きたいですね。
秀吉の心の中にある空虚や混沌。世渡りをするために道化を演じている自分へのわだかまり。
農民上がりであることへのコンプレックスも当然あったでしょうが、いざというときにそれを心のよりどころというか逃げ道にしている。
つまり、自己ハンディーキャップにしてるんです。どこか逃げ腰な部分がある。それでも、それを表に出さずにひょうきんな人柄を演じ続けている。

 それを周囲の人間はバカとかおべっか使いなどと評しても、光秀は秀吉のその心の葛藤を感じ取っていた。
だからこそ、互いの能力も認め合っていた。そして、その二人が戦うことになるとすれば「イヤ〜な秀吉」というイメージもなくスンナリと見れるのではないでしょうか?
184ぴのこ:05/03/05 00:24:46 ID:4wSTlsBp
>>181
なるほど、アリガトウ…その辺り、もっと資料や小説を読み込んで、考えていきたいです。

>光秀が主人公になるのは無理だと思います。
結局大河ドラマは地方NHK局の提案とバックアップによって制作
されているもの。光秀を推す地方局があるとは、到底思えません。

なんで?? 光秀どのを推す地方局が無いとは??
ちなみにワタシのハハは丹波出身。光秀どのは福知山では英雄なのだそうで…

185ピノコ:05/03/05 00:37:06 ID:4wSTlsBp
おっと、自分のハンドル名を書き間違えた…

ところで、みっちゃま、「企画書」の件、どう思われます?
もし、みっちゃまの同意が得られれば、「はじめて読まれる方へ〜このスレッドのねらい〜」
というのを適時書いて、「こういう企画書を作りますよ〜」みたいな案内を見せるようにしたいのですが…
賛同いただけますか?
186明智のみっちゃん:05/03/05 21:15:59 ID:SW3E6J4D
>ピノコさん
 えぇ。どうぞ。そうしてもらえるとこちらとしても大変助かります。
ぜひお願いします。毎度のことながら、皆さんのご協力のほどには私も頭が上がりません。
187ピノコ:05/03/06 22:25:35 ID:IveKakrH
      ・・・初めてこのスレッドを読まれる方へ・・・

 明智光秀が主人公の大河をNHKに作らせよう!  
 2ちゃんの皆さんの声をたくさん集めて、最終的には大河ドラマ「ときは今」の企画書を、NHKに提出する…
 こんな壮大な夢の実現が、このスレッドの狙いです!!

■企画書第1部■
明智光秀を主役とした大河ドラマ「ときは今」における、<テーマ><骨格となるストーリ><キャラクターの基本設定>そして<時代考証>などを中心にまとめます。
プロが作成した企画書並みの、ドラマの原作にすらなり得るような、中身が濃くて完成度の高い企画書を目指します。
明智光秀ファンの方、ドラマや小説などの勉強をされている方、現在の大河ドラマにもの足りなさを感じている方…そんな皆さんの参加をお待ちしています!

■企画書第2部■
2ちゃんの皆さんの、<明智光秀を主人公とした大河ドラマ>についてのナマの声を掲載します。
キャスティングの希望、 ストーリ展開の希望、大河ドラマに対する要望、そして当スレッドの「ときは今」への感想など…。
視聴者の意見をたっぷり取り入れた、2ちゃんらしい企画書に仕上げたいと思います。ムズカシク考えずにどんどんご意見・感想を書いて下さい。

               〜皆様の参加をお待ちしています〜

188日曜8時の名無しさん:05/03/08 00:01:15 ID:PtxG1eAB
>明智のみっちゃん
>織田ののぶちゃん
>まったけ館長
>ピノコ

ガンガレー 応援age!
189名無しの制作委員:05/03/08 23:38:01 ID:PtxG1eAB
資料読んでばかりで疲れて書けない ☆ ★ ☆
190名無しの制作委員:05/03/09 23:18:05 ID:fteya1GA
今日も資料読みで大変…
まとまったこと、まだまだ書けねえよう〜
191ピノコ:05/03/11 17:24:54 ID:qlLjGTca
ところで、ここ、書き込みが一定時間以上無かったら、dat落ちすること、ご存知ですか??

>明智のみっちゃん
>織田ののぶちゃん
>まったけ館長
192明智のみっちゃん:05/03/11 17:54:49 ID:1UZ/6gSK
>dat落ち
 あぁ。そうらしいですねぇ。
それにしても書き込みが停滞していますねぇ。

 そうですねぇ。じゃあこうしましょう!

!キャスティング大募集!
 私あんまり役者さんのことよく知らないので、詳しい方!自身のある方!
どんどんキャスト表を発表してください!お待ちしております!
193まったけ:05/03/12 16:47:46 ID:zrdDJh6i
ご無沙汰しております。急な病に臥せっておりましたので・・・。

>結局大河ドラマは地方NHK局の提案とバックアップによって制作
>されているもの。

 地方局は、ある程度の影響はありますが、それほどのものではありません。
 それ以上に、地方自治体と住民の意向が強いのです。明智光秀の場合は、旧丹波国(京都府中部・兵庫県の一部)が陳情しましたが、力及ばなかったのですね。
 市町村の意向を都道府県がバックアップするのですが、岐阜県・滋賀県は織田信長、兵庫県は豊臣秀吉のイメージが強く、京都府は数えだしたらきりがないですから・・・。


 (まあ、放送が決まった後に地方自治体は忙しくなりますが・・・。昨年・今年の大河と僕は忙しくなっています。←勤め先がバレるがな)

>キャストは、

 以下を御参考(改めて宣伝)します。

 http://www.geocities.jp/f4_ttm/akechicast.html 
194日曜8時の名無しさん:05/03/13 19:06:54 ID:z8EQ35wM
>193
HP拝見いたしました。大賛成です。
出来れば、他キャストの案も併せて教えていただきたい
195ピノコ:05/03/14 23:03:18 ID:Gsr4YUFj
保守がてら…
明日は公休なんで、じっくりいろいろ本を読んで、
ここにまとまったことが書けるようにしたい…
196ピノコ:05/03/15 21:55:07 ID:aqOfyhyX
秋山駿先生の「信長」(新潮文庫)という本に
こんなことが書いてありました。

>信長は、独創的な人間の常として、旧秩序の日常や習慣の中にいる人間を
極度に軽蔑したろうが、その軽蔑の根底には、人間はもっと自由な生き物だ、
もっと新しく生きることができるはずだ、という確信があったと思われる。
 だから彼は、却って逆に、無名の人々を軽蔑しなかった。(中略)
下級武士、小者、町人、百姓、そして流浪の者達。(中略)彼の子ども達を
産む女性もたいした身分のものではなく、その女性や息女には、お鍋とか五徳とか、
台所用品の名前を与える。

>ところが、この浅井の裏切りから、信長の内部で、その人間軽蔑が枠を破って
流れ出し、拡大し、さらには一般化される、と私は思う。なおさらに、そこに、
人間不信と皮肉味が発条として加算される、と私の目には見える。

秋山氏によれば、「信長軍」=到るところで現状を改変しようとする一つの理想
「反信長同盟」=旧秩序の特権を維持・強化したい者、失った特権を回復したい
者、新興勢力として伸し上りたい者、などバラバラ.…
で、その「反信長同盟」に浅井長政が寝返ったのは、信長にとって初めての挫折
だと、説明されています。

私(ピノコ)は、前半の秋山先生のご意見には賛成、しかし、信長の「人間軽蔑」
「人間不信」のきっかけとなる「挫折」には、浅井の裏切りだけでない、
もっと深い(そして内面的な)原因があったのだと、考えていますが。

197ピノコ:05/03/15 21:57:35 ID:aqOfyhyX
似たような「挫折」は、秀吉にもありますね。
明るく、陽気で、天衣無縫な秀吉。
しかし、いわゆる「朝鮮侵略」の頃から、その陽性さに
翳りが見え始めた…。
 その「挫折」とは何だったのか??

一方、われらが光秀どのには、人生の「前半生」と「後半生」で、
その魅力や人柄に大きな違いがあるでしょうか??
私はふと、信長や秀吉が体験した「挫折」を、光秀どの(さらに加えるなら家康も)は、人生のもっと早い時期に体験し、それを克服したのではないか。
ある意味、光秀・家康は信長・秀吉より「成熟」してたのではないかと考えます。
198ピノコ:05/03/15 22:59:36 ID:aqOfyhyX
光秀・信長・秀吉・家康…の個性やパーソナリティを考えるにあたり
「精神分析」の知識が少しはヒントになるかな??

コフートという精神分析医によれば、
人間は、赤ちゃんの頃は「自分が世界で一番エライ!」って
思っているそうなのです。
しかし、いろんな挫折によって、「自分が世界で一番エライ!」
という幻想は傷ついていく…
また、傷ついた心は、
親からの「そんなことない、アンタはいい子よ」と褒められることによって、
あるいは「ワタシのパパ・ママは世界一だ」と考えることによって、
立ち直っていくそうです。
こういった体験を通じて、ヒトは「等身大の自分」を受け入れ、
且つ、「健全な野心」を養っていく…
実際、大人になってからも
「自分なら出来ると思ったことが出来なかった」「他人にめちゃくちゃ貶された」
ことがきっかけで、かなり落ち込みますし、
そんな時、他人に褒められたり、あるいは自分より優れたヒトをみて、
「もっと頑張ろう」と思ったりするわけで…

ところが…
織田信長という人と
羽柴秀吉という人は
赤ちゃんの頃の「自分が一番エライ!」という
幻想=自信・野心 を大人になっても、どんな辛い時でも
ずっと持ち続けることのできた人だと、私は考えています。
199ピノコ:05/03/15 23:03:12 ID:aqOfyhyX
(連続書き込み、お許しを!)

もし、信長・秀吉に、「他のどの武将よりも秀でたところ」があったとすれば…
私は、この絶対的な「自信」を、どんな時でももつことが出来た…
その一点においてだけのような気がします。
知識とか教養とか…武術とか戦争の才能とか…行政に関する知識やカンとか…
こういった辺りは必ずしも他の武将を凌駕するほどのものでもなかった…
己の力を信じ切り、他の人にも信じさせることができた。
このことが、信長と秀吉の特徴ではないでしょうか。
200ピノコ:05/03/15 23:05:56 ID:aqOfyhyX
一方、
家康は…いうまでもなく、人生の早い段階で「人生とは、自分の思うままにならない」
   ことを知り、そこを出発点とした人でしょう。

光秀どのは…どんな「挫折」が、人生の初めにあったのか、分かりません。
     おそらく、20代で体験した「城墜ち」以前に、「挫折」を体験したのでは
     ないか…
     その内容は平凡なものでしょう。「勝つと思っていた喧嘩に負けた」
     「褒められると思ってやったことで叱られた」…
     小さな挫折の積み重ねの中で、人一倍努力し、また「天下をとる」と
     いう望みは捨てなかった…
     一見、凡人のようだけど、高い志と、どんな境遇にあっても努力を惜しまない
     そんな個性をもった人物に描きたいと、私は思うのですが。
P.S…信長・秀吉・家康そして光秀の中で、幼少時代、一番恵まれ、落ち着いていたのは、光秀どのじゃないかと、私は空想しているのですが、
皆さんのご意見、ヨロシク!
201ピノコ:05/03/15 23:08:54 ID:aqOfyhyX
皆さんのご意見(含む反論など)、知りたいので、age!
202明智のみっちゃん:05/03/16 10:44:04 ID:atM2bkQh
>ピノコさん
 とても参考になる文章をどうも。

 武将の「自信」の裏にあるもの、支えていたものはやはりコンプレックスだったのではないでしょうか?
それが謙虚に現れていたのが秀吉や家康だと思います。逆境を撥ね退けようとする反動が結果として前向きな姿勢になった。

 信長の幼少期ですが・・・
彼はウツケを装い、人を試しその人の技量を見抜き、うまく扱う才能があったんだと思います。また、自分の実力(いい意味でもそうだが、限界を悟られるという意味でも)を周囲に気づかれないようにするためであるわけでして。
平手政秀が信長をいさめようとして自殺したことも、彼にとっては「一番身近な人間でもだましとおせたぞ。」という自信につながったのだと思います。「思いのままに部下を動かせるぞ。」といった自信です。
逆に言うと、ウツケを演じなければやっていけない、彼にとっては窮屈な環境の中での生活だったのも事実でしょう。そういう生活の中で憂さを晴らすすべとして最初はこのウツケの演技を覚えて言ったのでしょう。

 ただ、この演技の真意を見抜き、信長の自信や予想を汲み取り、そのシナリオ通りに結果として動かなかったのが・・・
光秀なワケです。彼は人生の中でさまざまなタイプの人に出会い、自らの度重なる挫折の中で挫折した人間の心理といいますか、いかにそれをごまかして、はねのけて人が生きていくのかを知っていたのだと思います。(無論、家康も)
だからこそ、解き放たれた信長の次にどういう行動をととるのか?それが日本国にどういう影響を及ぼすのか?そういったことを冷静に判断できたのも光秀だったわけです。

 光秀の挫折はやはり「今まで信じてきたものの価値が突然消える」といった類のものだったのではないでしょうか?幼少のころは城に住まい源氏の一族の流れを汲んでいるんだぞと教わり誇りと自尊心を持って育てられた光秀。
だが、落城し貧しい放浪生活を余儀なくされ、身分のあるものとないものの違いを知り葛藤するんです。
そして、あらゆる従来のの価値観が崩壊していく、誰がそうしていたのか?それが他でもない信長だったわけです。そこから仏教でいう無常とか万物流転といった心理にたどり着いたのだと思います。それを悟りえたからこそ、
自分自身を犠牲にしてまで歴史の流れを食い止めたのだと思います。
だからこそ新時代を切り開けるという意味で信長に仕え、また信長の暴走の危険性をいち早く察知しえた。繰り返されるべきものと、そうではないもの・・・その区別がついていたからこそできたのです。
203日曜8時の名無しさん:05/03/16 12:25:54 ID:9OY4lXWi
信長の人間不信の根底にあるのは母親に愛されなかったこと。
だから「人間50年」敦盛愛好の信長には自分の命すら大切に思えない
破滅願望が心底にある。
204日曜8時の名無しさん:05/03/16 15:36:20 ID:FaNw7i3y
小栗栖の明智薮や明智塚、西教寺の御墓、愛宕山や月輪寺…行く度にジーンと涙が出ます。
明智光秀と吉良義央公だけは「正しい視点」から見たドラマを、せめて一度ぐらいは作って欲しい…。
スレ違いスマソ。
205まったけ:05/03/16 17:18:11 ID:WyLj6VWD
>P.S…信長・秀吉・家康そして光秀の中で、幼少時代、一番恵まれ、落ち着いていたのは、光秀どのじゃないかと、私は空想しているのですが、
皆さんのご意見、ヨロシク!

 う〜ん、史料が無いので憶測になりますが、人間としての優しさを最も兼ね備えていたのが光秀だとおもいます。
よって、幼少期に家族愛に恵まれていた可能性はありますね。しかし、裏づけが何も無い・・・。
 経済的に恵まれいたのは、圧倒的に織田信長でしょう。信長の父・織田信秀は、尾張国・加藤湊を拠点として、
(もちろん日本国内ですが)交易をして台頭したようですから。まあ、それが「家康>秀吉>光秀>信長」の根拠の
一つにしています。

>信長の人間不信の根底にあるのは母親に愛されなかったこと。

 皆さんは、当然のように織田信長は、織田信秀の正室・土田御前の子であり嫡男ということを前提とされているように推察します。
しかし、実は嫡男即ち土田御前の子の長男は織田信行であって、信長は庶子であると言う説を御存じでしょうか?

>明智光秀と吉良義央公だけは「正しい視点」から見たドラマを、せめて一度ぐらいは作って欲しい…。

 僕は、田沼意次・意知父子についても制作してほしいと思います。彼等ほどの先見の明を持った施政者は、日本では珍しいですから。
彼等の重商主義政策、いや近代経済政策は、簡素ながらもケインズ政策に相当するものがあります。田沼父子は、海外の日本史学者の
評価は物凄く高いのです。
 参考までに、僕の本来の専門はロシア経済史・日露外交史で、経済学士号を持っています。

 最後に、僕のサイト「亀岡国際秘宝館」でこの掲示板をリンクしておきました。
 
206ピノコ:05/03/16 23:56:51 ID:h6j/oOp4
えっ? みっちゃまは、「信長はうつけを装っていた」とお考えだったのですか?

確かに本によっては、そう書いてありますが(周囲を油断させるためにうつけを装っていたとか…)
私は「装って」いたのじゃなくて、とにかく縛られるのが嫌で、好き勝手にやっていた行動が、
周囲からは、「うつけ者に見えた」に過ぎないと思っていたのですが…。ただ単に、ありのままの自分を出していただけで、「装って」はいないと考えていた…
例えば、坂本竜馬さん。あの人も、服装は構わないし、学問はテキトーだったし、それなのに好きな水泳や剣術は熱心に稽古していたし…
そんな竜馬さんを「よばいたれを装っていた」なんて、誰も考えないでしょ? ああいうのと同じだと、私は解釈していた…

信長が、母の愛に恵まれてなかったというのは、私もそう思います。
先に引用した精神分析医のコフートさんによれば、母親の愛に恵まれなかったほうが、幼児的な万能感を引きずりやすいそうです。
母の愛に恵まれなかったからこそ、「自分が一番エライ!」「自分は何でもできる!」と思い続けることができたのでしょうね。

ところで、光秀どのの「挫折」の件ですが…
明智城陥落は、光秀どの27〜28歳ごろの出来事ですよねえ。
もし、それが人生最初にして最大の挫折だったら…この年齢だったら、かえって立ち直れないような…
おそらく、もっと若いころ(思春期〜青年期前半)に、内面的な「挫折」を体験してたんじゃないかと。
その頃から、精神的な修養を積んでいたり、自分なりの高い志を抱いたりしてたのじゃないかと。
こうして秘かに行なっていた内面の陶冶が、後の放浪生活で身を持ち崩すどころか、ますます見識を広めることに役立ったんじゃないかと。

この辺りは、確かに資料もないし、小説的空想に頼るしかありません。
こういった「空想」は、どの辺りまで許されるんでしょかね。

>まったけ館長さま、リンクの件、素晴らしい! ありがとう
207ピノコ:05/03/17 00:41:01 ID:fphfWVXI
明智光秀の生い立ちですが…
「前半生は不明」とされている本が多いですよね。
その中で、シバ先生の「国盗り物語」では、
 ・明智郷出身。明智郷は三河ざかいの山谷、美濃平野から二十里離れている。
 ・明智家は、美濃を納める土岐源氏の一支族。
 ・明智光秀は、濃姫の従兄妹にあたる。斉藤道三の正妻が、光秀の叔母にあたる。
 ・光秀は、斉藤道三に可愛がられた。
と、書かれてますが、この辺りは「確定」なんですか?
(もともと美濃の国は土岐一族が治めていた、それをアブラヤに乗っ取られた…この辺りに対して
 光秀どのが斉藤道三に屈折した思いを抱いていたとか…そんな可能性はないですか? ちょっと空想してみただけですが)

 光秀どのをはじめ、信長・秀吉・家康などの、その幼児期はドラマの中で、実際どれくらい
描かれるのかは分かりませんが、ここのスタッフ間では、しっかり意思統一したい、そのためには異論を恐れず、
どんどん互いの意見を出し合って、議論していきたいですね。
208 :05/03/18 10:07:20 ID:0xTzocyp
>しかし、実は嫡男即ち土田御前の子の長男は織田信行であって、信長は庶子であると言う説を御存じでしょうか?

 明石散人だな・・
 嫡男でもないのに城を任せたり、林、佐久間の重役衆を側につけないよ
 嫡男を親から離して重臣達とスパルタ教育させている間に、正室が自分
 の側にいる次男以下を溺愛して継承問題へと発展するっていうのはよく
 見られること
 (例:武田信玄、伊達政宗)
209ピノコ:05/03/18 12:49:11 ID:CaWPHkPy
信長が嫡男なのか庶子なのかは
この際あまり問題ではないと…

信長が、母親から愛されていなかった(しかし父親からは認められていた)のは確かだし
そのことは信長の人格形成に影響した。これは確実。
そして母親に愛されなかったのは、幼い信長があまりにもイタズラ者の「うつけ者」だったからではなく、
むしろ母親のほうが何だかの理由があって、赤ん坊の信長を愛さなかった(庶子だったからか、乳児のうちに母親の元から離されたせいか)から、
信長は誰かを信頼するよりも、まず自分の力を一番信頼することを覚えた…
そんなふうに、私は解釈してたんですが…

OxTzocypさんは、「信長は、周囲を油断させるために『うつけ者』を装っていた」説をどう思います?

それにしても、肝心の主役である明智光秀さんの幼少年期の情報が一切ないのは苦しい!
明智光秀どのは長男なのか、次男以下なのか…(まあ、長男だった?)
お父上やお母上はいつ頃まで生きてらしたのか(人質に差し出した光秀どのの実母が信長のせいで殺されたって話、
実は伯母だったとか義母だったとかいう説もある…「ときは今」では、信長暗殺の理由を「正義のテロ」に置いている以上、
「実母が信長のせいで殺された」って話にすると、かえって動機が分からなくなるし…)
結局のところ、のちの光秀どのの言動から、「きっと長男ゆえに面倒見のいい性格だったんだな」「乳母ではなく実母に育てられたんだな」って、
小説的な憶測・妄想するしか仕方ないんですねぇ…
210まったけ:05/03/19 08:36:04 ID:o8baT+zw
 明智光秀の幼少期を大河ドラマで描くのは困難でしょう。『国盗り物語』では2巻に桃丸という幼名で描かれています。
しかし、他の小説では、殆ど明智城落城そして叔父の明智光安に明智家再興を託されての放浪から始まります。大河ドラマでも、脚本としては最も若いときでも、
落城から始めざるを得ないでしょう。
 僕は読んでいないのですが、PHP文庫から『若き日の明智光秀』という小説がありますが、どんな内容なのでしょう?
 明智光秀の父の名は、明智光綱とするのが、史料の中では一番多いですね。あとは、光国、光継かなあ?光継は、祖父とするのもありますね。
 多くの小説等では、斎藤道三の後妻・小見の方は光綱の妹即ち光秀の叔母とされていますね。即ち、帰蝶(濃姫)は、道三と小見の方の娘とすることになり、
明智光秀と織田信長は義理ながらも従兄弟になるんですよね。

 余談ですが、徳川将軍家は「家康ー秀忠ー家光ー家綱ー綱吉ー家宣ー家継」と、明智家にゆかりのある、文字が名前に使われていますね。
(まあ、秀忠は豊臣秀吉から偏諱でしょうが・・・。が、ひょっとして、光秀=天海?)
211ピノコ:05/03/19 23:33:04 ID:3YXKSEvy
・・・年表作ってみました・・・
1552(大永2) マゼランの部下が世界一周を果たしてスペインへ帰る。
1528頃?    明智光秀、誕生
1534(天文3) 信長、織田信秀次男として誕生。まもなく那古屋城城主となる。
1536(天文5) 秀吉、尾張国中村で生まれる。
1542(天文11) 斉藤道三、主君を追放する。
         家康、三河の岡崎城主、松平広忠の長男として生まれる。
1541(天文10) 武田晴信(信玄)、父を追放する
1543(天文12) ポルトガル人が種子島に漂着、鉄砲を伝える。
1546(天文15)  信長、元服する。(13歳)
1547(天文16) 家康、今川氏の人質として送られる途中、尾張で織田信秀に奪われる。
                                  (6歳)
1548(天文17) 長尾影虎(のちの上杉謙信)、家督を継ぐ。
1549(天文18) 信長、斉藤道三の娘と結婚する(16歳)
         家康、織田方から今川方に引き渡され、人質となる。(8歳)
         ザビエル、鹿児島に上陸、キリスト教を伝える。
1550(天文19) ポルトガル船がはじめて平戸に入港する。
1551(天文20) 信長の父、信秀死去。信長、家督をつぐ。(18歳)
         秀吉、この頃、家出・放浪し、やがて今川義元の家臣・松下加兵衛の
家来となる。(16歳)
1553(天文22) 上杉謙信と武田信玄が、川中島で戦う。
1554(天文23) 秀吉、信長に仕えることとなる。(秀吉19歳、信長21歳)
1555(弘治元) 信長、兄・信友を攻め、清洲城をとり、この城に入る。(22歳)
1556(弘治2) 斉藤義竜、父道三を攻める。明智城陥落。光秀、放浪生活に入る。
                                 (28歳)
※訂正箇所とか、付け加えたらいい事項とか、いっぱいあると思うので
 遠慮なく、教えて下さい

212ピノコ:05/03/19 23:51:07 ID:3YXKSEvy

>まったけさま

私も、光秀どのの幼少年期から、ドラマを書き始めるのは無理だと思います。
視聴者の関心を掴むためにも、明智城落城の場面から、始まることとなるでしょう。
でも、ドラマで直接描かれない「裏設定」として、
光秀どのがどんな幼少年期・どんな青春時代を送ったかは、しっかり考えて意思統一しないといけないと
思うのですが…

例えば落城後、「すぐに越前へ向かったのではなく、まず京に入り、そこでその後の活動に必要な人脈を作ったり、
教養を身につけたりしたのじゃないか」という仮説を、何かの本で読んだことがあります。
これを読んで私は、「ひょっとして、落城前から、京での遊学経験が光秀どのにはあったのじゃないか?」って
考えたりしました。
また、快川和尚との出会いも、思春期の頃で光秀どのの人格形成に大きな影響を与えた…とした方が面白いし。

そんなこともあって、重要な登場人物については、できるだけ「幼少年期からの設定」を
キチンと皆で考えないといけないと思うのです。
もちろん、それは憶測的なものとなるでしょう。
史実に合っているかどうか以上に、「ドラマのテーマに合っているか」そして「視聴者に受け入れられるか」で
考えていきたいと思います。



213織田ののぶちゃん:2005/03/21(月) 14:45:41 ID:Dg9ZNv13
しばらく書き込まなくてごめんなさい。

信長についてですが、私も「うつけを装っていた」とは考えません。
幼い時から両親と離れて暮らし、心を許せる人が周囲にいなかった。
そして、織田家の嫡男として、人生のレールが勝手に作られていくように感じ、
そうした窮屈な現状に対する彼なりの反発だったのではないか、と考えます。
信長が英雄になるという結果論から物事を見ると、どうしても全ての行動が
計算ずくのものだったように感じてしまいますが、この頃の信長は
戦国の波にもまれる以前であり、計算でうつけを演じていたというのは
無理があるように思います。
第一、自らの人望をおとしめ、敵を増やしたことによって、尾張統一が
余計に困難になってしまったはずです。

信長の人格形成ですが、皆さんおっしゃるように、母の愛を受けなかったことは大きいでしょう。
信長と母の関係は、伊達政宗や徳川家光と似たパターンですね。
そんな中、父・信秀だけは信長のことを認めていた。
だが、その父とは18歳の時に死別し、自分の手で尾張を平定せねばならなくなった。
自らが生き残る為には、同族を殺し、母の影と戦い、弟を殺さねばならなかった。
そうした経験が、「信じられるのは自分ひとり」という思いに繋がったと思います。
214織田ののぶちゃん:2005/03/21(月) 14:57:48 ID:Dg9ZNv13
これはあくまで光秀の大河なので、信長をどこまで描くかというのも
微妙ですが、道三の死によって光秀の流転が始まったのと同時に、
信長の運命も変わることとなります。側室・吉乃との出逢いです。
吉乃の夫は道三vs.義龍の戦いで戦死し、吉乃は実家の生駒家に戻ります。
そこで信長と出逢うわけです。
母にも愛されず、心の許すことの出来る人がいなかった信長にとって、
唯一心から愛する人の出来た人が、吉乃だったように思うのです。
吉乃は、信長の母の実家である土田家とも繋がりがあるようで、
信長は、母への思いを吉乃に重ねていたのかもしれません。
ただ、信長と吉乃との関係について書かれている史料「武功夜話」は、
史料的価値が疑問視されており、史実かどうか分からないことを付け加えておきます。

>>211
細かいことですが、秀吉の生年は1536年ではなく、1537年であるという
説が最近は有力になっているみたいです。
215ピノコ:2005/03/21(月) 21:54:27 ID:K5ogVW2R

>織田ののぶさま

秀吉の生年の件、ありがとうゴザイマス
216名無しの制作委員:2005/03/24(木) 00:07:21 ID:CbKS8VKM

dat落ち予防のため、念入りに捕手…。
217日曜8時の名無しさん:2005/03/24(木) 07:06:22 ID:OrG53LFU
ほ朱
218名無しの制作委員:2005/03/25(金) 00:01:39 ID:CbKS8VKM
最近、小説や資料を読むとき、次のようなイメージを、脳内に浮かべています。

信長…山本耕史
秀吉…山本太郎
家康…相島一之
光秀…堺雅人
斉藤道三…北大路欣也
細川藤孝…今井朋彦
足利義昭…香取慎吾

…ただし、光秀どのは、時々中井貴一になる。
光秀どののオクサンは誰がいいか分からん。田畑智子とか?

219明智のみっちゃん:2005/03/25(金) 17:44:08 ID:CWdbsirp
 しばらく海外に出かけていたので不在でした。
本日より復帰します。

>ピノコさん
 「装う」という言葉がいけなかったですね・・・
「装う」と言うことは、ハラの中にまったく異なった真意がるということになります。
確かに、信長の中にそういう面もあったでしょう。しかし、その一面も彼の一部です。
つまり、太宰治の「人間失格」の主人公のようなものです。演じてる人格もまた彼自身の自我の表れ。
坂本竜馬とやはり本質的には同じでしょう。

 ただ周囲から「うつけ!」と認識されるようになってからの信長は違います。
逆にそういうイメージを利用してうまく人を扱えるようになったのだと思います。
 
220日曜8時の名無しさん:2005/03/26(土) 00:34:45 ID:L1SF9Hso
>>219
> ただ周囲から「うつけ!」と認識されるようになってからの信長は違います。
逆にそういうイメージを利用してうまく人を扱えるようになったのだと思います。
 

昨日からスレを読みはじめた者ですが、同意します。
道三と初めて対面するとき鉄砲隊を率いて小汚い装いで出かけパリッとした格好で現れる、という有名なシーン(史実かどうか知りませんが)に納得がいきます。
この後の、短気、癇癪も、当然本人の資質もあったと思いますが、この「うつけ」イメージをうまく使ったのではないでしょうか。
というのも、利用できる間は義昭将軍に結構我慢強くつき合ったように思えるからです。
ただ少年期の「うつけ」は枠にはめようとする周りへの反発、好奇心のおもむくままにしたいという爆発だったのでは、と思っています。
長々すいません、面白いスレで興奮しました。
221日曜8時の名無しさん:2005/03/26(土) 16:52:18 ID:Zl075aj0
歴史に疎く、大河も2〜3年に1回位のものですが
あまりにも、興味をそそられたのでカキコさせて貰います。
初めて一年通して大河を見たのが『国取り物語』でした。
役者(近藤正臣)さんが好きだったこともあって明智どのにはまりました。
それ故、明智光秀と聞くと近藤正臣さんを思い浮かべてしまいます。
主役は無理といたしましても、近藤さんも出演される『ときは今』が観たいと思います
それと個人的に本能寺の後、洞ヶ峠の筒井の心理描写など今まであまり
クローズアップされていないようなエピを史実に沿うよう観てみたい気がします
皆様大変なご苦労かと思いますが、ぜひ実現できますよう頑張ってください。
たまに覗かさせていただきながら、応援させていただきます。
222ピノコ:2005/03/28(月) 00:33:14 ID:I7RA0xAT
保守目的も兼ねて、ちょっと独り言。

始めの辺りの自分の書いたレスを読むと、
勉強不足や考えの浅さ丸出しで恥ずかしい…

でも、やっぱりいろいろ書いて、皆さんの考えもうかがいたいし…

> ただ周囲から「うつけ!」と認識されるようになってからの信長は違います。
> 逆にそういうイメージを利用してうまく人を扱えるようになったのだと思います。
この後の、短気、癇癪も、当然本人の資質もあったと思いますが、この「うつけ」イメージをうまく使ったのではないでしょうか。
というのも、利用できる間は義昭将軍に結構我慢強くつき合ったように思えるからです。

なるほど! 信長という人物が、ますます分かってきました。

○信長は、若い頃は奔放な子どものように振る舞う(=うつけを装う)ことで
     やがて、意図的に癇癪を起こしたり、厳しく罰したりすることで
     人を思うがままに動かしていた…

○秀吉は、持ち前の愛嬌のよさと気配りで、人を惹きつけ、そして人を利用していた…

○家康は、人を動かすことよりも、事態が自分のよい方向に向くようになるまで、
     じっと待ち続けるタイプ??

☆★では、われらが光秀どのは、どんな原理で人を動かしたのでしょうか??

領民や家臣達に慕われていた光秀どのは、まさに「愛」や「徳望」で人を動かすことのできた人だと思います。
でも、ただ正直なだけでなく、平気で人をだましたり、自分の思う方向に人を利用したりも得意そうな感じ。
放浪生活中、生活苦から、「おれおれ詐欺」ぐらいのことを、一度や二度はやってそうだし、
第一、「おれおれ詐欺」なら、信長や家康よりも、光秀どののほうがよっぽど得意そう。(一方的は私の思い込みですが)

よく小説などでは、
光秀どのは、「インテリゆえ小心で悩みやすい」「理想主義者ゆえ、きれいごとでしか、物事を考えられない」「人の気持ちが読めない」って
描かれていますが…、本当にそうなのか??
むしろ長い間、放浪生活をし、それなりの修羅場を乗り越えたゆえ、アクの強い、独特の凄みのある人物でもあると、思うのだが。
(それでいて、教養人で人格者!)

     
223日曜8時の名無しさん:2005/03/29(火) 19:28:14 ID:+4jLRvnm
光秀見たいから応援アゲ
224age:2005/03/31(木) 22:33:29 ID:NVCET5VV
突然ですが、「唐崎の一つ松」とかいうのについて
教えて下さい(今でも生えているの? 実際に行くとすれば交通機関など)。
225ピノコ:NHK放送80/04/01(金) 23:43:06 ID:ZWGQJQ9x
>明智のみっちゃま…織田ののぶさま…そして、まったけ館長殿

皆さん、お忙しいのかな? 一番ヒマだった私も、これから仕事とか用事が増えそう。
でも、ここまでやったのだし、なんとか「ときは今」の企画は維持したい…。
自分のノートには、「ときは今」のストーリ原案みたいなのを、ぼちぼち書き始めてますが、
まだまだ不勉強で、とてもこちらに書き込める内容には至っていないし。

このスレッドを読まれた方々にお願いします。

「明智光秀を主人公とした大河ドラマ」がもし作られるなら、
<こんなストーリ展開はイヤだ><こんなドラマにだけはして欲しくない>
そして<明智光秀はこんな人物に描いてほしい>など、いろんな希望があると思います。
保守がてら、皆さんのそんな想いを自由に書いていただけませんか。

短文でも、長文でも、かまいません。

226ピノコ:NHK放送80/04/01(金) 23:45:32 ID:ZWGQJQ9x
      ・・・初めてこのスレッドを読まれる方へ・・・

 明智光秀が主人公の大河をNHKに作らせよう!  
 2ちゃんの皆さんの声をたくさん集めて、最終的には大河ドラマ「ときは今」の企画書を、NHKに提出する…
 こんな壮大な夢の実現が、このスレッドの狙いです!!

■企画書第1部■
明智光秀を主役とした大河ドラマ「ときは今」における、<テーマ><骨格となるストーリ><キャラクターの基本設定>そして<時代考証>などを中心にまとめます。
プロが作成した企画書並みの、ドラマの原作にすらなり得るような、中身が濃くて完成度の高い企画書を目指します。
明智光秀ファンの方、ドラマや小説などの勉強をされている方、現在の大河ドラマにもの足りなさを感じている方…チャンスですョ!

■企画書第2部■
2ちゃんの皆さんの、<明智光秀を主人公とした大河ドラマ>についてのナマの声を掲載します。
キャスティングの希望、 ストーリ展開の希望、大河ドラマに対する要望、そして当スレッドの「ときは今」への感想など…。
視聴者の意見をたっぷり取り入れた、2ちゃんらしい企画書に仕上げたいと思います。ムズカシク考えずにどんどんご意見・感想を書いて下さい。

               〜皆様の参加をお待ちしています〜
227日曜8時の名無しさん:2005/04/02(土) 23:24:35 ID:CUvT76gI
で、補習しませう
228日曜8時の名無しさん:2005/04/03(日) 18:26:30 ID:/N09jWEC

229まったけ:2005/04/04(月) 22:16:02 ID:NlKRN0On
 来島水軍を研究している友人から、明智光秀の水軍についての関わりを描いたら
面白いのではないかとのアドバイスをもらいました。
 ただいま、各研究書を再読しまして、静岡大学教授の小和田哲男先生が
光秀と水軍の関係についての記述を見つけました。
 そこで、僕の『明智手記』も、その点を踏まえて加筆・修正をするつもりです。
 御参考になれば幸いです。


http://www.geocities.jp/f4_ttm/index.html

http://www.geocities.jp/f4_ttm/a_shuki.html
230日曜8時の名無しさん:2005/04/04(月) 23:15:12 ID:06NQtURk
このスレの連中はマジでやってんのか?はたから見たら御笑いもんだぞ(笑)
231日曜8時の名無しさん:2005/04/04(月) 23:29:51 ID:9spWxblE
頑張って下さい 俺も何かネタあったら投下したいと思ってるので
232名無しの制作委員:2005/04/04(月) 23:41:02 ID:AUgv2i9k
応援ありがとう
233明智のみっちゃん:2005/04/06(水) 00:49:24 ID:8wyhA7J1
 笑ってください。波風立てばそれだけ知名度も上がりますから。

 そうですねぇ。
最近思ったんですが原作となる小説を用意したほうが説得しやすいような気がしてきました。
234まったけ:2005/04/07(木) 19:34:09 ID:4dlDGIbo
 原作となる小説ならば、以下のものが候補かと思います。

(1)桜田晋也『明智光秀(上・中・下)』 ,角川文庫
(2)榊山潤『明智光秀』,富士見書房
(3)徳永真一郎『明智光秀』,PHP研究所
(4)早乙女貢『明智光秀』,文春文庫
(5)南条範夫『桔梗の旗風 (上・下) 』,文春文庫

 個人的には、(1)(2)は、あまり面白くなかった印象があります。
 (3)は、「一殺多生の剣」即ち、一向一揆等で数多くの民衆を虐殺を繰り返す暴君・織田信長という人物
「一人」を殺めることで、民衆の命を救うという説です。
(4)は、「光秀=天海説」を採用した作品です。
 (5)の著者は、1975年放送の『元禄太平記』の原作者です。

 『秀吉』では、堺屋太一『鬼と人と(上・下)』PHP研究所も原作に含まれていましたね。

235日曜8時の名無しさん:2005/04/07(木) 23:21:54 ID:uI66TG5Y
>一向一揆等で数多くの民衆を虐殺を繰り返す暴君・織田信長という人物
「一人」を殺めることで、民衆の命を救うという…

なんか史実とちがうような…
光秀だって、まだ信長の家臣となる前の越前時代、一向一揆と戦っていたわけだし。
その上、信長亡き後の秀吉・家康時代は百姓への搾取がますます強くなって、
ちっとも「一殺多生」になっとらん!

このスレの住人で、新しいストーリを考えるのは、そんなに無理か?!
236明智のみっちゃん:2005/04/08(金) 01:00:05 ID:Y4CqY4uZ
 いえ。ですから、われわれで原作そのものを書こうと思っただけのことです。
237まったけ:2005/04/08(金) 02:15:45 ID:MQN/5vso
>なんか史実とちがうような…
>光秀だって、まだ信長の家臣となる前の越前時代、一向一揆と戦っていたわけだし。
>その上、信長亡き後の秀吉・家康時代は百姓への搾取がますます強くなって、
>ちっとも「一殺多生」になっとらん!

 そんなこと、作家の徳永氏に言って下さいよ。当方は、これまでの小説がどのような内容だったか
参考までに、紹介しただけなんですから。
 あくまで、明智のみっちゃん様のおっしゃっているように、ここで、原作を書こうというものでしょ?
 僕だって、独自の明智光秀像を自分のサイトで紹介していますよ。
238ピノコ:2005/04/08(金) 22:39:04 ID:HMBu/+kB
こういうことですネ!

〜大河ドラマ「嘉蔵」をみたい〜スレッドより
>原作は、みなもと太郎『風雲児たち・幕末編』もしくは司馬遼太郎の
作品当たりから抜粋し、新たに脚本を書き上げて欲しい

そのための参考になる原作を挙げていくってことかしら??
239ピノコ:2005/04/09(土) 11:32:14 ID:+mJSungL
…「ときは今」ストーリー原案および明智光秀に関する仮説・その1…
<明智光秀は確かに土岐源氏・明智一族出身、しかし嫡男ではなかった>

明智光秀の出自に関しては「土岐源氏出身」という説が有力です。
 しかしながら、生前から「出自不明」とされていたようで、前半生に関する資料も殆んどありません。
 また、「土岐源氏・明智一族」とする場合でも父親が誰なのか資料によってまちまちです。
さらには甥の光春(秀満)を、光秀は自分の後継者として考えていたようですし…。

 これらのことから、「明智光秀は確かに土岐源氏・明智一族出身、しかし嫡男ではなかった」という仮説を立ててみました。
 
 家系図というのは、ときどきヤヤコシクなるんですよね。
例えば、昭和時代になってからも、「長男が家督を継いだとき、末弟を長男の養子にする」なんてことが、結構あったんですよ。
それに昔は早婚の上、多産だったから、「自分より歳の若い叔父叔母がいるなんてこともあったでしょね。

 それで、こんなストーリ案を考えてみました。
 「光秀の父・光綱は、実父を亡くした後、家督を継いだ長兄・光継の養子となった。
光綱は光継が存命中に幼い光秀を残してこの世を去った。光秀は光継の実子・光安に育てられる。
その後(光秀13〜14歳頃?)、光春が誕生し、その時、当時の慣習では光秀は嫡男となれないことが分かる。
しかし幼少の頃、光秀は自分では嫡男のつもりでいたし、周りもそのように扱っていた」

240ピノコ:2005/04/09(土) 11:36:57 ID:+mJSungL
   (先ほどの書き込みの続きです)
もしそんなことがあれば、光秀にとって大変ショック!
 一時はショックのあまり、性格がいじけそうになったし周囲を怨んだりもした、
しかしギリギリ思い直して、「家督が継げないのなら、文武で身をたて自分の居場所を捜そう」と学問と武道の修養に励み、
さらに「自分は『天』に用いられる人となろう」と決意、徳の涵養に努めた…。
そして、この時に…
・川原で木仏を拾う。周囲の人達に「この仏像を大切にすれば、将来、万人の頭となれる運命にある」と教えられるが、
 光秀は敢えて木仏を火にくべる。
・快川和尚と出会い、自分の人生の目標について語らう。
…というエピを出すのもイイでしょ。

  また信長に仕えるようになってからの光秀は、信長に協力し、すべての既成勢力と徹底的に戦います。
農民には善政を行い年貢を安くしたと伝えられる光秀ですが、一方では中間搾取層からは重い税をとっていたそうです。
 この辺り、「自分を受け入れなかった社会のシステムへの強い怨念」があったのではないでしょうか。

こういう設定にしてみると、その後の人生の「目標」や「動機」に一貫性をもたせることができます。
241ピノコ:2005/04/09(土) 11:42:48 ID:+mJSungL
…「ときは今」・ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その2…

<土岐源氏という姓には、すでに「土岐源氏がいずれ天下をとる」という願いが込められていた>
 <光秀はシナの「革命思想」の信奉者だった> 
「岐阜」という地名の由来は、「周の武王が、岐山のふもとで兵を挙げ、殷の王を倒し、新たな王朝を興した」
という故事にちなんで信長が命名した…そという話は、皆さまもご存知だと思います。

私は「岐阜」と「土岐」に同じ「岐」の文字があるということが気になって、いろいろ調べてみました。すると…
・明智光秀は丹波亀山を「周山」と改めた(三笠書房「人物と日本歴史館・戦国編・前期」より。童門冬二氏解説文による)。
・信長が「岐阜」の名を用いる以前から、「岐阜陽」「岐陽」という語の使用例があった。
(日本文芸社「面白いほどよくわかる戦国史」P143三行メモ『岐阜命名の由来』)
…などの文章が見つかりました。本のタイトルは忘れましたが、明智光秀は福知山城の築山を「周山」と名付けていた…
というエピも書いてありました。

 そこで私は、「土岐という地名そのものに、『ヤマト(日本)における岐山』」という願いが込められていたのではないか…
という仮説をたててみました。
242ピノコ:2005/04/09(土) 11:50:11 ID:+mJSungL
土岐家の祖・清和源氏の源のナントカという人が大昔、山ばっかりの美濃を「岐山」にみたて、
「いつか、あいつを討ち取って、京の都に返り咲いてやる〜」って心に誓って、「土岐」という漢字を当てた、
あるいは地名をそのように解釈したとか…。(この場合の「殷の王」に見立てられた人物は誰だったのかな?)

また、先の童門先生によれば、光秀どのの愛読書は「孟子」で、
「徳を失った王は、一人の匹夫にすぎない。これを討つ者は王を討つのではなく匹夫を討つのである」という思想をもっておられたそうです。
 
あるいは…光秀どのはシナの「革命思想」(王が統治能力を失えば天命があらたまり、前の王統が覆され、新たな王統がおこること)の信奉者だったとか。
しかもその思想は実は先祖代々から受け継がれた、土岐一族の「悲願」でもあった…という設定にすれば、あとあと話がつなげやすくなります。
243ピノコ:2005/04/09(土) 11:57:08 ID:+mJSungL
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その3…

<斉藤道三と明智光継・光安親子は、『革命』をめざす『同志』の間柄だった>
<斉藤道三は単なる油売りの行商人でなく、美濃の特産品「エゴマ」を買い付ける「政商」だった>
油売りから美濃の守護代になった斉藤道三の物語は、実は親子二代にわたる物語だった
…という事実は、皆さまご存知のことと思います。

 道三のパパ・松浪庄五郎は油の行商のため、美濃を訪れたように多くの本では書かれていますが、
実際のところ、この時代の灯油の原料に使っていたエゴマは、美濃のような山国の産物なんですね。
と、すれば、松浪庄五郎は単なる「アブラの納入業者」というより美濃の主作物を買い付ける
「政商」のような位置にあったのじゃないでしょうか。
(そのように書かれている本や資料を読んだわけじゃないですが)。
そう考えると道三親子が美濃で力もって、ついに美濃の守護代にまでのし上がってしまう…
というストーリに納得がいきます。

 道三存命中に、灯油の原料はエゴマから平地の畑作物であるナタネに変化します。「
お〜い、道三の実家が没落するぞ。これを機会に道三を追放してやれ!!」という美濃の豪族達と、
「おまえら、そんなこと言ってる場合じゃないぞ、美濃の産業は方向転換しねえとやって行けねえぞ!」
という道三との争いがたびたびあり、結局道三が勝利し、美濃守護職の土岐頼芸の追放につながった…
という仮説を私は考えています。

 こう考えると、進歩的な明智光継・光安親子が道三に協力的だったということに、納得がいきます。
明智領では早くから、陶芸・柿渋作りといった新産業に取り組んでいましたから。
 
「国盗り物語」では、道三は光秀の師だったとされてますが、こんな背景があったとすれば、
道三が土岐家を乗っ取った人物であっても、光秀は道三を師として仰ぐことができたでしょう。

244ピノコ:2005/04/09(土) 12:02:14 ID:+mJSungL
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その4…

<道三没後、光秀は斉藤義龍に追われる身であった>
<光秀は、斉藤義龍・義興親子が美濃の国の支配者である間は世に出ることは大変困難だった。
そのため、光秀は信長がいつか義龍親子を倒し、美濃が信長の支配下に置かれることを密かに願っていた>

 道三没後、光秀は家族を連れて美濃の国を離れます。
その後、1566年に足利義昭の幕臣となるまでは史料上一切不明です。
光秀が義昭の幕臣となった翌年の1567年に信長は美濃の斉藤義興を倒します。
また光秀は義昭の幕臣となる数年前頃より越前に定住していたようですが、
1561年に斉藤龍義は幼い嫡男・義興を残し死去してるんですね。
 
おそらく義龍が実権を握っている間は義龍からの妨害などがあって(義龍に命を狙われていて?)、
公職につくことはもちろん、定住することすら難しかったのではないか?
こんな仮説をたててみました。

このような設定にしますと、ドラマの上でも毎回無理なく「信長の動き」を出すことができます。
また、土岐家が支配していた美濃を奪ったはずの信長に対して、同じ土岐一族である光秀が
信長に忠誠を尽くす理由もハッキリします。

 …この次あたりでは、「放浪中の光秀の職業について」の仮説を考察したいと思います。
連続書き込みゴメンナサイ!

245ピノコ:2005/04/09(土) 19:57:33 ID:+mJSungL
読んでいただきたい(ご批判・感想などいただきたい)ので、
とりあえず a g e !
246日曜8時の名無しさん:2005/04/10(日) 21:29:44 ID:sNE7lcz5
「坂の上の雲」スレッドより

>22 :日曜8時の名無しさん :2005/04/09(土) 13:44:47 ID:qjMdTjjV
立ってから2ヶ月(正確に何日かはわからない)以上すると1日書込みがないと落ちるようになる。

このスレたって、明日で2ヶ月。まもなくdat落ちか・・・
247日曜8時の名無しさん:2005/04/11(月) 11:16:38 ID:lybR5Voi
では保守。
248名無しの制作委員:2005/04/11(月) 23:36:50 ID:S9nsGRge
大河板はほかの板とは違って、実況板だからdat落ちしやすい。
「時代劇板」や「日本史板」に<ときは今>スレを立てたほうが保守しやすい。
情報提供や新見解、批評・感想など、ここよりも書き込みも増えそうだ。

ただ、他の板に立て直すとすれば、これまでの書き込み内容の要約作業が必要だし、
常連さんをはじめ、ロム専の人にもスレの移転を知らせるための手段も考えなけりゃいけないし、
結構大変ではあるな。 

どうやってこのスレを運営したいのか、狙いは何なのか、明智のみっちゃん氏の詳しい考えを伺いた
249明智のみっちゃん:2005/04/12(火) 17:27:52 ID:K91Fvb6K
なるほど。
そうですか。

 狙いとしては、「ときは今」の原作をとりあえず完成させたいというのが一つ。
もう一つは単純にドラマとしてのおもしろみを追求していきたい。演出やキャスティングなどの。

 以上の理由から考えると、上記のご指摘どおり「時代劇板」あたりに新設したほうが、より専門的でクリティカルな意見が集まりそうだと私も思います。
「日本史板」に新設すべきか迷いますが、ドラマとしての面白みも同時進行で考えていきたいですし。
または大河路線から脱却するというのも一つの選択肢かもしれません。もっとも長いスパンを割いて綿密に描けるので大河という形式を想定しましたが、
逆にそれが発展を妨げる要因であると言うのであれば、新たな道を模索することもまた必要だと考えます。

 スレの「お引越し」も必要であるとなればやります。が、いますぐ独断で決行すると混乱が生じると思うので、もう少し時間と意見を要するので、
私としては、とりあえず、行く末を見守ります。しかるべき時がきたら、それこそ「ときは今!」と歓喜し新装スレを私が責任を持って立ち上げます。

みなさんのご意見やご要望をお待ちします。
250アホ丸出しのピノコです!:2005/04/12(火) 23:47:18 ID:OBOmupkQ
明智のみっちゃまの長めのレス、お久しぶりでウレシイです。

近頃、短い書き込みが多いので、
「ご自分が当初考えていた企画とちがう方向を向きだしたので、お嫌になったのかしら??」
「ひょっとして、私の書き込みに腹を立てていらっしゃるとか…」
など、気をもんでいたもので。みっちゃまの方から具体的な方向性を示されたので
正直、ほっとしています。

ところで、「時代劇板」で、「国盗り物語」のスレッドを見つけてまいりました。
 ttp://tv6.2ch.net/test/read.cgi/kin/1033738918/
近藤正臣さまの演じる明智光秀どのに人気が集中!
ただ…当時小学生だった私の感想は、道三編は面白かったが、信長編は暗くてつまらなく感じて脱落した。
「国盗り」の光秀どのは、インテリで神経質で野心家で、信長にいじめられてて…という人。
育ての母は叔母の小見の方(!)で、初恋の女性は帰蝶chan(!!)で…という設定。

私的には、あまり好きでない。
だけど…「国盗り」スレッドを読むと、「この光秀以外は好きになれな〜い」というヒトも多くいて、
「ときは…」の目指す新しい光秀どのは、どこまで受け入れられるかチョト不安になった。

以上、葡酒もくTきも兼ねて…
(ストーリ案の続き、また書いてもいいですか??)

251明智のみっちゃん:2005/04/13(水) 15:12:13 ID:pa7Aorf8
>ピノコさん
 いえ。全然怒ってません。
むしろ感謝しています。スレお引越しのおりには、ピノコさんのこれまでのまとめをコピーして張ろうと思っていました。
この先、ここがどうなるか私にもわかりませんが、これからもぜひ濃い内容の長文を書き込んでいってもらいたいです。

 われわれのやろうとしてることは、ある意味「挑戦」です。
明智光秀という人物に限らずに例を挙げるとするならば、
「まったく新しい宮本武蔵を作ろう!」と言ってるようなものです。(正直、こっちもやってみたいんですが)
世の中にはすでに吉川英治氏の原作が定着し、それをもとに漫画や大河が構成され、
世間一般の人から見れば「これ以外に武蔵はありえない!」と解釈されているのにもかかわらず
「又八やお通さんなどのサブキャラを一切登場させない新しいのを書いてヒットさせてやるぞ!」といきまいているようなものです。

 幼いころから学研や小学館の歴史漫画などで、折檻されてブチギレちゃう光秀を見て育ってきた私たちの固定観念を覆そうという壮大な試みだと私は思ってます。
まったく、新しい光秀像を構築していくのは苦難がまだまだあるとは思いますが、できる限りのコトはしていきたいです。
252日曜8時の名無しさん:2005/04/13(水) 23:32:32 ID:dI2yRTZe
明智のみっちゃん氏、お疲れ様

今夜もホシュしてお手伝い
253日曜8時の名無しさん:2005/04/14(木) 23:42:34 ID:5LhBaZ9S
>明智のみっちゃまへ

励ましのお言葉、ありがとう。はじゅかしいです…

ところで、みっちゃまに質問。どんなことがきっかけで「新しい光秀像を構築したい」って
考えるようになったんですか?
254明智のみっちゃん:2005/04/15(金) 16:40:59 ID:qAH53sj2
 あぁどうも。

 きっかけですか〜。なんでしょうねぇ?
色々ありますが、単純に「怨恨説は後世に作られたもの」だと研究書の類には記されているにもかかわらず、
小説やドラマの世界では、まったくその路線を採用していないという点に反発を覚えたことですかね。

 歴史モノなど大方、歴史の流れや展開がわかってる人が見て楽しむものでしょう。
ですから、従来の設定のものを何べんも何べんも見ていても刺激がないでしょうし、面白みに欠けます。
だからこそ、あえて!ここで「怨恨説一切ナシ」でガチンコ勝負したモノを世に出してみてはどうだろうか?
と、常々考えていたのです。実際、彼に関して残る逸話(真偽はともかく)は、とてもドラマチックなものが多いんですよね。
秀吉が草履を温めて待ってるシーンを毎回も拝むより、光秀一向の苦難や愛情や友情を描いてみるのも、見る側にとっても一興ではないかな?
と思うんです。

 そして、子供のころから「本能寺には諸説ある」といったような記述を受け入れられなかったという点もあります。
「真実は一つだけなハズ。例え、光秀の心中に様々な思いや心の葛藤があったとしても、最終的な理由はキチンとあったはずだ!」と考えていたので。
それらを解明することが、逆臣の汚名を挽回する道だと思い、色々物思いにフケり、できるだけ幅広い意見が集まるようこうしてスレを立ち上げてみました。
255日曜8時の名無しさん:2005/04/15(金) 19:59:31 ID:ntW+Qw2b
すでに国盗物語で主人公だったろ
256明智のみっちゃん:2005/04/15(金) 21:33:08 ID:qAH53sj2
 ↑>>255
あなたは前後の書き込みを読んでいますか?
だれも主人公が初だとはいってませんよ。

>>250
 で、ピノコさんがおっしゃってるように、「国盗り物語」とは別の視点で描きたいのですが。

わかっていただけないでしょうか?
257日曜8時の名無しさん:2005/04/15(金) 23:36:35 ID:t8yup0o+
>>256
そんなに怒らんでもええじゃないかい。
ハンドル名は 明智のみっちゃん でも
中の人の性格はむしろ信長だな。 
258日曜8時の名無しさん:2005/04/16(土) 13:59:09 ID:YH9BvZDd
みっちゃん、そうムキになるな 俺は応援している  &保守
259明智のみっちゃん:2005/04/16(土) 17:08:09 ID:nr5nyTJq
いえ。別にムキになるなど・・・
そういうつもりは一切ありませんでしたが、威圧的な態度と受け取った方がいる以上、謝罪せざるを得ませんね。
すみませんでした。もっと楽しく書き込める空間であるよう心がけます。

ps
みなさんいつも保守目的の書き込みありがとうございます。
ですが、私としてこれからも、みなさんにそういったことでお手を患わせたくないので、
スレの「お引越し」の件の意見や要望を申し付けてくださると、とても助かるので、よろしくお願いします。
260日曜8時の名無しさん:2005/04/16(土) 22:49:23 ID:wvk/XTVA
やっぱり最終回は改造されてマスクつけて呼吸音とともに
天海になって終わりをキボヌ
261日曜8時の名無しさん:2005/04/17(日) 20:54:17 ID:cMXqyAIk
age
262ピノコ:2005/04/17(日) 23:28:46 ID:gdiRWi2b

>>260さん
こんなの、どお?
ラストシーンは…「唐崎の一本松の下に、黒衣を纏い首に赤マフラー巻いた僧が立っている。
        よく見るとその人は、死んだはずの光秀どのにそっくり」ってのは。

光秀=天海説は有名だけど、私は「坂本竜馬は光秀の甥の子孫」というウワサも大切にしたいですね。
「山崎の戦い」敗北の後、光秀どのの甥・秀満どのは安土・坂本城に残る金品を家臣たちに分け与え、
その後、坂本城で妻子と共に自害しますね。
で、坂本城の家臣たちはこの後、長曽我部氏のいる土佐へ向かう…こういうラストを考えてます。
263まったけ:2005/04/18(月) 20:10:16 ID:QJODUind
 しばらく留守にしていました。誠に申し訳ないです。

 ピノコ様、超遅レスですが、ちと訂正を・・・。

>・明智光秀は丹波亀山を「周山」と改めた
>・明智光秀は福知山城の築山を「周山」と名付けていた…
>というエピも書いてありました。

 以上のことは完全な間違いなのです。
 明智光秀は、かつての京都府北桑田郡京北町周山(今年4月1日から京都市右京区)に
周山城という山城を構築したのです。
 歴史地理学的にも、なぜ明智光秀が周山城を築いたのか『謎』とされています。

 この城に関して面白いエピソードが一つ。
 秀吉が、周山城築城と命名について、天下を狙っているだろうと光秀を問責するのですが、
「所作も無い」と光秀が笑って返したそうです。

 ちなみに、亀山城は、瓶山(もちろん旧字、クソっ、「ことえり」め)という丘に築いた
城に、明智光秀が縁起の良い字である『亀』の字を充てたものです。
 古代の亀岡は陶器の産地だったので、カメ山と呼ばれていたようです。
 福知山は、もとは横山だったのですが、明智家に福をもたらす願いを込めて『福智山』と、
かつては書いていたそうです。

>「唐崎の一本松の下に、黒衣を纏い首に赤マフラー巻いた僧が立っている。
>よく見るとその人は、死んだはずの光秀どのにそっくり」ってのは。

 これは、面白いシーンになりそうですね。
 琵琶湖畔に映る坂本城炎上を眺めていたら、さらに・・・。

 家臣の一部が長曽我部を頼ったのは春日局を含めて事実です。
 が、しか〜し、竜馬ファンの間には、坂本家の明智秀満(光秀の娘婿)始祖説について、
ムチャクチャ不評なんですよね。
 何で、ここまで嫌われるかなという印象でした。
 竜馬の遠縁にあたるという武市半平太の苗字も「アケチ」、「タケチ」と音が
似ているのですがねえ。
264ピノコ:2005/04/18(月) 23:46:36 ID:2dGM/yX8
まったけ殿
ありがとうございます。感謝の極み。

「周山」の件、おおもとの文献は何なのですか? 
童門先生が間違うなんて…「周山」一つとっても、光秀どのに纏わる話は正確に知られてないんですね。

あと「坂本家の明智秀満始祖説が竜馬ファンには不評」って意外ですな!
「ときは今」を通じて(?)、竜馬さまが明智一族の子孫(あくまで伝説ですが、実際、坂本城ゆかりの人なんでしょ、
竜馬さまの祖先は)であることに、誇りをもてるようにしたい!
265日曜8時の名無しさん:2005/04/19(火) 23:22:27 ID:k3ntho7/
24時間書き込みがなければdat落ちというのは、どこまで本当か知らんが
気になるのでホシュ。
266日曜8時の名無しさん:2005/04/20(水) 17:55:03 ID:tP+Yefbr
     , - ' ゙    `` ‐ 、_,,,,,
   ,r'          /=ミ
  /           彡ll',''´
. /             彡lll
 !-- .、    ,、、、、,,,   彡lノ
 l,,,,,__ /   ___     'r''゙ヽ
. |`゙'' ./   `'゙'''"    .〉,l |
 |.   ,'           //
. ',. ,'           , r'
.  ゙, ゙'ー ‐`      l  |
   ゙、''゙ ,,、二''‐    ノ  l、
''''''''7'ヽ  '''    /   /`〉`゙T''''''''''
  l  ` 、,,,,、- ' "    / /.|  |
.  |  |  .l i       / ./ |  |
  |  |  | l      / ./ .|  |
. |  |   | l     / /  |  |
 |  |   | ',   / /  l  .l
【ゴールデンレス】
このレスを見た人はコピペでもいいので
10分以内に3つのスレへ貼り付けてください。
そうすれば14日後好きな人から告白されるわ宝くじは当たるわ
出世しまくるわ体の悪い所全部治るわでえらい事です
267まったけ:2005/04/20(水) 19:24:37 ID:uFIPnZsu
ピノコ様

>「周山」の件、おおもとの文献は何なのですか?

 丹波亀山(亀岡)や福知山を『周山』とする文献がないのです。
 確かに、俗書の類では亀山の別名を『周山』と呼んだというものが見受けられます。
 しかし、旧北桑田郡京北町に周山(※)とした地名が残っており、周山地区に城跡もありますので、
まず間違いないと思料します。

(※)一昨年前までは「京都府周山保健所」、「京都府周山土木事務所」という
   京都府庁の出先機関もありました。

>あと「坂本家の明智秀満始祖説が竜馬ファンには不評」って意外ですな

  何でなんでしょうね?大体、竜馬ファンは司馬遼太郎の小説『竜馬がゆく』が始まりだと思うのですが・・・。
 しかも、小説では竜馬自身が明智家のことを語っているでしょ!不思議なんです。
  司馬遼太郎の小説の世界では、『竜馬がゆく』と『国盗り物語』で二人は結びついていると思います。
  しかし、今の竜馬ファンの傾向は、小説を「卒業」すると史実に興味が走るようですね。 

  そういえば、みなもと太郎『雲竜奔馬』第2巻で、竜馬が千葉さな子に自分の先祖は「明智家」と
 語っていますよ。みなもと先生に書いてもらえたら嬉しいですけど、ご多忙ですからネ・・・。
268日曜8時の名無しさん:2005/04/21(木) 06:11:08 ID:qsI1M6dn
光秀殿、おはようございます
269明智のみっちゃん:2005/04/21(木) 12:34:08 ID:9DJP/gK9
 なんだか話題が竜馬はんに流れちょるような気がするぜよ・・・
私も「本能寺」の次に「竜馬暗殺」の真相を研究してるんで、
そっちの話題が出るとそっちにのっちゃいそうです。まぁオリあらば別のスレで!

 確かに「竜馬が行く」と「国盗り物語」をリンクさせて宣伝するのは効果があるかもしれませんね。
ラストの「光秀紀行」の中で「坂本竜馬とも縁があり・・・」程度に紹介するとウケがいいでしょうからね。

>まつたけ館長
 武市半平太の「たけち」と「あけち」ってネタとして面白いですね。ウケました。
周山城築城の件についてもなんらかの解釈で答えを提示したいんですけどねぇ。
なにか解釈としていいアイディアないでしょうか?

>ラスト 
 最終回をどう描くかも重要ですねぇ。
光秀の死のシーンをどう描くのか?家臣たちのその後をどこまで描くのか?
そこで「赤マフラー坊主」をどう出すかが決まってきますからねぇ。
あえて、刺されるシーンや介錯されるシーンの光秀の表情を、兜の影や顔のうつむかせ加減やカメラのアングルを工夫して映さずに進行し、「もしや影武者?」という疑念も含みつつ、
秀吉と家康がなにやらニヤニヤと意味深なコソコソ話をして納得するシーンを出すなどもありか?と。ただやはり光秀があそこで非業の死を遂げるからこそ物語に深みが出るのも事実でして…
難しいところです。本能寺までの時間にどれだけの回数を割くのか?その後の山崎の合戦のくだりをどれだけの回数で描くのか?そういった回数的なことも考慮して今後は議論していきたいですね。
270日曜8時の名無しさん:2005/04/21(木) 12:40:56 ID:zeYBEXGa
>>262
ちょっと待って!
龍馬と光秀じゃ顔と品性が違いすぎまするぅ・・どうかかんべんを・・
271ピノコ:2005/04/21(木) 23:28:17 ID:dxKN0JGS
実は…私のアタマの中には、一応のストーリ構成がすでに出来ていて、
「光秀どのの最期」も「赤マフラーのお坊さんの登場シーン」も考えてあります。
あと、長曽我部氏と光秀どのの関わりも…。>>239 >>240 >>241 >>242 >>243
>>244までも設定を生かしながら、最後までとりあえす考えたのですが。

後はノートを整理して、コピペで貼り付けて、部分的に2ちゃん用に書き直すだけでいいのですが、
やっぱり2ちゃんに載せるとなると、「もっと調べて、ウラをとってからの方が、自分が恥かかなくてイイかな?」
って気になるんですね。

明日は公休なので、できるだけ考えたストーリをこちらに貼り付けて、皆さまからの(笑)とご批判を頂きたいと思います。
この4月中にラストまで書けたらと思うんですが…

デモ、アシタ天気ガイイノデ洗濯シタリ、「組!」DVD入手シテ、ソレヲ観テバカリダッタリ…
272ピノコ:2005/04/22(金) 10:20:16 ID:grqZoDaU
なんとか予定どおり、洗濯は10時までに終わった。だけど「床磨き」がしたくなったw。
まあ、予定としては今日明日じゅうに、「越前編」までのストーリ案を書きたく思います。
273ピノコ:2005/04/22(金) 12:03:19 ID:5dUqIC15
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その5…

<光秀どの放浪中の「職業」について…「苗木の行商人」「流しの植木屋」
「農産物の種子の行商人」がよかろうと思います>

 光秀どのの放浪中の生活実態については、まったく分かっていません。
考えられることは…
・妻子を養えたこと
・あちこち放浪できたこと
・放浪生活中のことが公式な記録にはいっさいみられなし、本人も放浪生活の実態を
 人に語っていない。人に知られてはいけないことをしていた
・放浪生活によって、諸国の情勢を詳しく知ることができた…

 これまでの小説などでは、『諸国の動向をさぐるために遍歴』とか
『仕官先をさがしていた』とか書いてありますが、
その間の生活費はどうしていたのでしょうか。
「国盗り物語」みたいに足利幕府再興のため、あちこちの大名の重臣にあっていたのなら、
公式の記録などに残っているでしょう。

274ピノコ:2005/04/22(金) 12:11:55 ID:5dUqIC15
(先の書き込みの続きです)
でも、そのような記録は一切ない…
ということは、「国盗り物語」的な形での諸国放浪生活はあり得ないのではないか…

今回私が考えたのは
「光秀は放浪中、他の大名・豪族の機密を知りえるような
職業についていたのではないか」ということです。

 仮説その4でも書きましたが、光秀が放浪していた理由の一つに
「斉藤義龍に追われていたから」ということを考えています。
追われる身、そして妻子を養わなければならない身にとって、
「自分の正体を隠しながら各地を移動できる職業」につくことは、
まことに有利です。
275ピノコ:2005/04/22(金) 12:14:30 ID:5dUqIC15
ではそんな職業は何なのでしょうか…。
忍びの者? 職業的スパイ? …これは考えにくい。
というのは光秀どのが信長公の家臣になってから、
「特に情報戦に優れていた」「忍びの者との付き合いが深かった」とは
言えませんからねえ。
「旅の連歌師」「旅のお坊さん・山伏」…これはあり得そうですが、
特殊な世界すぎてドラマにしにくいし…

 そこで私が思いついたのが、先に書いた「植木屋」「苗木屋」「種子屋」の類。
以前、組!の「植木屋平五郎スレッド」で、「植木屋は、苗木を入手するため、
特別な全国ネットワークをもっていて、そのためスパイ活動をすることも
あった」という書き込みを思い出したからです。
種子の行商人も同様ですね…。
特に植木屋は、大名・豪族の屋敷の庭に入れるわけで、諸国の情勢を知るのに
持ってこいの職業。
 まあ、全ての植物商がスパイ活動をしていた訳ではなく、「時にすることがあった」
程度のことで、殆んどの植物商はむしろ、口が堅かったでしょう(でないと
信用を失う)。

276ピノコ:2005/04/22(金) 12:24:25 ID:5dUqIC15
 しかも、この仕事だと、妻のヨシコさんも一緒に諸国放浪ができる!
家族ぐるみで苗にするための樹木の種子を山の中で集めたり、
種子の販売促進のため、新しい種類の野菜の調理法をヨシコさんが村の人に教えたり、
みっちゃまが>>77でおっしゃっていた、庶民的視点も出せるシゴトだと思われます。

しかも光秀どの、「唐崎の一つ松」をはじめ楓だの銀杏だの自らあちこちに植えてますので、
この設定は不自然ではない!
(我ながら、スゴイ空想力だな…)

この家族ぐるみ(もちろん本職の苗木商・種子商の人たちといっしょに)の行商生活は、
光秀どのが越前に定住する1562年頃まで続きます。
光秀逮捕(?)を命じていた斉藤義龍はその前年に死去。
 一方、斉藤利三(のちに光秀どのの家臣となる)の妹は、この翌年の1563年、
土佐の長曽我部元親氏に嫁いでいます。
  (このあと、続く)
277ピノコ:2005/04/22(金) 17:12:52 ID:5dUqIC15
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その6…

<美濃からの逃亡ルートについて>
@美濃・明智郷を出立した光秀一行は、美濃の山岸光信領に立ち寄る。
 この時に…ヨシコさんとの間に生まれた光重クンを養子に出す。
      ヨシコさんは、その長い髪を切って鬘屋に売り、光重クンの養育費に
      充てる。
というエピを出したいと思います。
今回の設定では「光秀どのは明智家の嫡男ではない」となってますので、
自分の息子を養子に出すことは不自然ではありません。
また、越前編でも詳しく書きますが、落城後のヨシコ夫人が鬘屋に売れる程の
長い髪をしていたとは考えられません! だから「髪を売るエピ」はここで出します。
あえて長い髪を切ることにより、その後の流浪生活(というより逃亡生活)の厳しさと、
その生活への覚悟を演出したいと考えました。
278ピノコ:2005/04/22(金) 17:15:35 ID:5dUqIC15
A道三の実家「山崎屋」にいったん身を寄せる。

道三の実家「山崎屋」は、油屋こそ廃業していたものの、美濃の産物などで細々と
商売をしておりました。女主人の名は「お万阿」。松浪庄五郎の妻・お万阿の子孫です。
もちろん架空の人物。この山崎屋とお万阿は、放浪中の光秀にとっての恩人で、
越前・近江・丹波時代にもたびたび登場して、光秀どのを助けます。
(交通の要所・山崎の商人なので、いろいろ使い勝手のいいキャラとなります)

 光秀どのは「山崎屋」を手伝いながら、甥の弥平次に学問をさせたり、
自分も連歌や茶の湯を本格的に学び、京の有名人とお近づきになりたいと
考えます。
 が、斉藤義龍が追っ手の者を京・山崎にまで遣してきました。
山崎屋に迷惑をかけないため、光秀どのは山崎屋を離れ、
どこかのお寺に潜伏することを考えます。
 
そこで選んだのが、石山本願寺でした。

279ピノコ:2005/04/22(金) 17:22:45 ID:5dUqIC15
B石山本願寺でいったんは暮らすことにするが…
 石山本願寺で自分は庭掃除人、ヨシコ夫人はお手伝いさんとして住み込みで
働くことを決意した光秀どの。
 お寺なら、追っ手も入って来れないだろうし、何より最新の学問ができる…
と考えたからでした。

 が…本願寺の僧侶の堕落ぶりにはがっかりします。
学問はしないし、中にはヨシコ夫人にセクハラを行なう坊さんまでいるし…。

 しかし悪いお坊さんばかりが本願寺にいるのではありませんでした。
一人、名僧知識と呼んでいいお坊さんもいて、その人は海外の情勢にも詳しく、
この時代としては新しい、外来の農産物の種子すらもっていました。
(その種子とは、かぼちゃと唐辛子が相応しいかな??)
冬至の日に、そのお坊さんと「かぼちゃ」を食べながら、
新作物の普及のため諸国を巡り歩き、併せて諸国の情勢を探ることを
思いつきます。
さいわい本願寺滞在中に流れ者の庭師兼苗木の行商人の「植造」さんと
いう人と既知になりました。
(この苗木種子行商人の植造さんも、山崎屋のお万阿と同様、架空キャラとして
ストーリ展開の便利屋的な活躍をします)
結局話し合って、お寺をでて苗木・種子の行商人となることにしました。

   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 本心を言えば、光秀どのは世を忍ぶ仮の姿とはいえ、
自分が「商人」に成り下がることに抵抗感もあったのですが…
その時、かつての師である快川和尚に再会し、
新たな農作物の普及を図ったり、木の伐採が盛んなこの時代に苗木を広めたりすることは、
天の意に叶う道=天職だと考え直します。
 
 山崎屋のお万阿の協力もあって、無事、行商人として新たな旅立ちの日を
迎えます。 
280ピノコ:2005/04/22(金) 18:02:39 ID:5dUqIC15
<光秀どのは放浪生活中、何度も自棄になりそうだった。その度、必死の思いで自分と
戦った>

 光秀どのは「十兵衛」と名を変え、家族ぐるみで行商生活に入ります。
一緒に旅をする植造さんですが…結構ヤな奴というのが、今のところ、私が考えているキャラ設定。
 あちこちに木の苗を植えたり運んだり…委託農家に種子用の新種の農作物の栽培を依頼したり…
 その傍ら、十兵衛光秀どのは諸国の地理・民の様子・大名や領主の館に立ち寄れば
そこで得た情報などを、「和歌」の形でメモします(和歌が一種の暗号となっている)。
 で、有名なお寺などに寄れば、掛け軸・書物の類も見せてもらうようにします。
 何よりの生きがいは明智家嫡男・秀満(弥平次クン)の教育。
 弥平次クンも一日たりとも無駄にしないよう、観るもの・聴くもの・体験するものの全てから
学び取ろうとしています。

 この時期の光秀どのの人生の目標は「明智家再興」です。
281ピノコ:2005/04/22(金) 18:05:36 ID:5dUqIC15
斉藤義龍に追われ、故郷の美濃には立ち寄れぬ身。
しかし、道三が織田信長に「美濃一国を譲り渡す」と遺言していたことを思い出し、
いつか信長が義龍を倒し、無事美濃へ戻れる日を信じ、
植物行商人として潜伏生活を送ります。

 だが…肝心の信長は?
前にも書きましたが、種子商・苗木商には独特の情報ネットワークがあります。
それで聞く限り、どうも信長公の分が悪い…。
 いったい自分達一家はどうなるのだ!
 このまま明智家再興もならず、一生どころか代々行商人か!
 いっそう、どこかで足軽奉公しようか…?

 悩む十兵衛光秀どの。
しかし、一年…五年と年月を重ねるたびに考えが変ってきます。
 以前に植えた苗木が大きく育っている…
 自分が薦めた新しい農産物で、民の生活が改善された…

自棄になるのは止そう。いつか「ときは今」と思える日が来る…。

 遠い少年の日、自分が明智家の嫡男ではないと知り、自棄になりかけた、
しかし何とか立ち直り、修養に努めたあの日々…。
 そして今、何もかも失ったけど、希望を捨てず、一日一日を大切に生きたい…
そう思い直します。

 これまでの小説やドラマでは、明智光秀は「インテリゆえの弱さ」が強調されてました。
が、実際は、長い間放浪生活を送っただけに苦労もした、筋金の入った人物だと私は考えてます。
 放浪生活を通じて、光秀どのの並々ならぬ精神の強靭さを描いていきたいと思います。
282ピノコ:2005/04/22(金) 22:22:08 ID:5dUqIC15
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その8…

<斉藤利三は当初、光秀どのの「敵」として登場する>

 斉藤家は美濃の守護代を勤めていました。
室町幕府下において、守護職はしばしば京に上ることがあり、
その間、守護職に代わり領地を護るのが守護代。
ちなみに歴代美濃斉藤家の人物では、15世紀の斉藤妙椿が有名ですが、
これはまた別のお話。

 さて守護代斉藤家ですが、西村勘九郎(後の斉藤道三)が、
美濃守護職・盛頼(頼芸の兄)を追放した時、盛頼とともに越前へ落ち延びます。
ちなみに越前をはじめとする北陸は、斉藤氏の勢力のあるところです(…と百科事典に書いてあった)。
 こうして勢力のなくなった美濃斉藤家を、勘九郎が乗っ取り、
「斉藤道三」と名を改めたところまでは、皆さまもよくご存知のこと。

 斉藤利三は、この乗っ取られた側の斉藤氏の者です。
当然、道三を憎むこと余りあり、ついでに道三に加担した明智家も憎い!
現在の美濃守護職・斉藤義龍は、実は土岐頼芸の息子なので、やはり明智家が憎い!
 …というわけで、義龍の命を受け、光秀を追っているのが斉藤利三というわけ。

 はじめのうちは光秀どのを憎む斉藤利三さんですが、
物語が進行するにしたがい、光秀どのに惹かれていきます。
ついに旅の途中の光秀どのの命を救ったりしてね!
あと…最初の方では利三さんは、光秀どのと一緒に旅をする植物商の植造さんを買収し、
植造さんも光秀どのを利三さんに売ろうとするエピも登場させましょう。

 この斉藤利三さん、のちに稲葉一鉄の家来でありながら、光秀どのに仕えようとして、
光秀どのと信長公との間に一悶着が起こるのですが…光秀どのと利三さんとの間に、過去、
前述のような関係があったとすれば、後半における2人の関係に深みが出てきます。
283ピノコ:2005/04/22(金) 22:25:17 ID:5dUqIC15
…「ときは今」ストーリ原案および明智光秀に関する仮説・その9…

<光秀の越前定住は、斉藤利三の力添えによるもの>

放浪、というよりも植物商という仕事の性格上、あちらこちら旅する光秀一行ですが、
もっとも立ち寄る国の一つが土佐でした。
 高知県は現在は野菜の促成栽培などで有名ですが、
この時代も材木の生産や種子の生産が盛んで、植物商にとっては魅力のある国の一つでした。

 光秀どのは何度か土佐の国に立ち寄るにつれ土佐が好きになりました。
何よりも土佐を治める長曽我部氏に光秀どのは心を寄せています。
 長曽我部氏は名門・秦氏の流れを汲む一族です。
(「秦氏=ユダヤ人」!という説が、江戸時代からすでにあったらしい。まあ、ガセネタですが…)
優れた科学技術をもつ一族で、この時代にも長曽我部氏は名君として知られています。

いっそう、自分は庭役、弥平次クンは足軽という形で長曽我部氏に仕えようか…
(もちろん光秀どのとしては、もっと高い身分で仕官したいのですが、今や一介の牢人、
いきなりは望むような身分で雇ってもらえない)

284ピノコ:2005/04/22(金) 22:27:16 ID:5dUqIC15
 ところが、この時、思わぬ人物と再会を果たします。
 斉藤利三さんです。

 講談社現代新書の「謎とき本能寺の変」(藤田達生 著)によりますと、
「斉藤利三の実兄・石谷頼辰の妹」が、長曽我部元親の正室となったのは、
永禄6年(1563年)…なのだそうです。
(それにしてもヤヤコシイ書き方ですね。斉藤利三さんはもともとは、石谷家の人で、
斉藤家に養子に入ったのでしょうか??)
 ちなみに石谷家は美濃土岐一族の庶流の一つで、足利幕府の幕府奉公衆でもあります。

 まずいことになったな…と光秀どのは思います。
正室と同じ一族の者が足軽身分で仕えることはできない…いや、家臣として仕えることもなあ…。
 
同じ思いは、斉藤利三さんの側にもあります。
斉藤道三の件で明智家は敵とはなったものの、元を質せば同じ一族。
それにおじ上をいつまでも牢人身分のまま放って置くのは忍びない…。
 そこで斉藤利三さんは、光秀どのが朝倉家に仕官できるよう、取り計らいます。

 長曽我部元親。
光秀どのにとっては、心から「お仕えしたい」と考えた名君。
そして、斉藤利三にとっては妹の嫁ぎ先。
 このことは、後に大きな伏線となるのですが…
285ピノコ:2005/04/22(金) 22:32:49 ID:5dUqIC15
なんとか今日中に、「越前編」の直前まで、書き込めました。
越前編は、案外波乱に富んだストーリ展開になるんですよ。

でも、この調子じゃ、今月中にラストまでの書き込みは無理だわw
皆さまのご批判・ご意見お待ちしてます。

追伸…明智のみっちゃまへ
みっちゃまのほうでもストーリ原案を考えていらっしゃると思います。
ぜひ、みっちゃまのストーリも、書き込んで下さいな、お願い申し上げマス…
286日曜8時の名無しさん:2005/04/22(金) 22:53:01 ID:TXf8e6IR
時は今〜
岩にしみいる〜
蝉の声〜
287日曜8時の名無しさん:2005/04/23(土) 00:52:11 ID:XiF3Oxot
光秀が植木屋(苗木屋または庭師)というのはすごい着眼だと思います。
庭師は隠密の隠れ蓑でよく時代劇にでてきますよね、
諸国を行脚しながら情報収集するのが不自然じゃないし、
この時の様々な情報が後に信長に仕えたときに生きてきて出世の足がかりになりそう。
それに、庭師は室町時代には河原者とよばれ蔑まれていたそうで、
それなら庭師をしてい事をと、絶対言うはずないですよね。
ピノコさんスゴイです。
288ピノコ:2005/04/23(土) 05:58:41 ID:k6Yqow0H
お褒めのお言葉ありがとうございます。

当時、行商人は文盲の人が多かったと思うのですが、
十兵衛光秀どのが文字を読めるどころか風雅の道に通じているので
植造さん、不審に感じるのですが、
光秀どのは植造さんに「自分はさる城主の庭役だったのが(ry…」などと説明します。
で、植造さんは光秀の作り話の身の上話を聞き、
「この人物と結びついていたら、いつか自分もウマイ汁吸えるゾ」と思い
光秀どのを雇うこととします。
…こういう設定。
289日曜8時の名無しさん:2005/04/23(土) 23:01:33 ID:7bW1GjPK
おやすみなさい、光秀殿
290日曜8時の名無しさん:2005/04/24(日) 22:01:16 ID:CKnV6jlU
なんか一番下がっているな、このスレ
291ピノコ:2005/04/25(月) 13:52:58 ID:DJbfKF9g
うわゎっっ…!  はじゅかしい〜。 登場人物の名前、マチガエテシマッタ…

光秀夫人のお名前「ヨシコさん」じゃなくて「ヒロコ」さん。

夫人のパパのお名前が「ヨシヒコ」さんで、確かパパから一字もらった名前だったなあ…と覚え間違えて
こんなこととなりました。
光秀どの、ヒロコ夫人、そしてこのスレッドをお読みになられた皆さまに、心からお詫び申し上げます。
292ピノコ:2005/04/25(月) 14:03:15 ID:DJbfKF9g
訂正
ヒロコ夫人のパパの名前
「ヨシヒコ」→「ヨシヒロ」

293日曜8時の名無しさん:2005/04/25(月) 14:09:26 ID:TPyhBJ2+
応援age
294明智のみっちゃん
>ピノコさん
 いつもいつもお世話になってます。
そうですねぇ。植木職人いいですねぇ。バカボンのパパみたいでいいですねぇ。
なるほど。確かにいいアイディアなんですが。一つの職業に固定しないほうが逆にいいかもしれませんよ。
様々な職業を転々とする暮らし。まぁ今の言葉でいえばフリーターですか?
そういったもののほうが光秀の「一体自分は何をやってるんだ?自分は本当は何がやりたいんだよ?」という自分への疑問を募らせられますし。
そういう葛藤の中から「このままじゃ妻のためにもならんなぁ。何とかせねば・・・。」と思い立つようになると・・・
当然、その中で植木屋さんもやってたでしょうし行商人もやっていたでしょうし・・・
ピノコさんのおっしゃるとおり、人目を気にせず情報収集ができ、なおかつ名前が残らない職業を選ぶとすれば職種も限られてくるでしょうし
植木屋をやる傍ら、妻のヒロコさんが経理を担当して、種をかいつつも、多岐に渡る物産をあちこちから買ってきては、輸送し他の地で売るといった生活をしているとすればいいのではないでしょうか?
 
 それと、以前ピノコさんをおっしゃっていた信長と光秀を結ぶ小道具として「鉄砲」を出してみては?
と、あったので行商をやっていたときに鉄砲というものに触れ、自分でもちょっとやってみて腕を磨くシーンなんかあるといいかもしれませんね。
それに当時の商人は連歌や茶の湯などの風流を解さないと固定客がつかなかったらしいので、彼はこのころにそういった事に関する文化人としての技能や教養を身につけていったと。

 植木屋さんをやってるころから桔梗の花印をトレードマークにさせておくのもいいですねぇ
庭師の作業着の裏に桔梗のマーク!戦場でも桔梗のマーク!本能寺を埋め尽くしている桔梗のマーク!そして、東照宮に天海名義で贈られた灯篭にも桔梗マーク!
どんなに光秀の心境に変化が生じようと何が起きようとも、これだけは不変!とすれば、面白いかもしれませんね。

 よし、ピノコさんのがんばりをみて奮起したので
今度又長いのを書くかな。がんばりましょう。