【義経】平幹二朗の後白河法皇【悪の権力者】

このエントリーをはてなブックマークに追加
1名無しさん@お腹いっぱい。
どんなのを見せてくれるのか
2νヵ`ぉ'ノん祭'ノ ◆KAORINBo26 :05/01/01 21:25:20 ID:DkASYZng
 |  |ヽヽ
 |  |▽V) <新スレおめでとうございまーす♪
 |_と )
 |彩| ノ
 | ̄|
3名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 22:29:44 ID:IJHPK8aj
スタパで少しだけ映像が紹介されてたけど、平氏の狸の法皇が拝見出来
そうなので嬉しい。
4名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 22:58:57 ID:4EQvT0nf
品のよさの中でドロドロと権謀術数に富んだ法皇を演じるって
本に書いてあったよ
5名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 23:44:36 ID:XdJ0Vmk0
>>4
役作り必要なしだなw
6名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/02 02:01:12 ID:YCm/cMkO
よく私鉄でみかけるが背でかいよな法皇!びびるよ。
7名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/02 13:45:22 ID:GGvkZJ9P
義経洗脳
8名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/02 13:46:32 ID:f1M8Y788
蝉しぐれでワルかったからな
9名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 18:27:39 ID:g6cCxdPF
後白河はいつも人相悪いからな
10名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 08:30:31 ID:MfaJ47gj
大河の歴代の後白河院を教えて下さい。
11名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 11:32:38 ID:whY66GvG
>>10
源義経の人はよく知らない
新・平家物語の滝沢修は歴代最高だった
この人は源義経でも藤原秀衡を好演しており
どっちとも1回見てみることをおすすめする
12名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 12:56:03 ID:WVgB1Ohg
後白河院が登場したであろう大河
源義経
新平家物語
草燃える
 武蔵坊弁慶
炎立つ
13名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 18:48:28 ID:aq4Ce1Vp
後白河は文化人としては超一流
14名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 20:00:10 ID:MmYY5UTd
>>12
少しは見るなり調べるなりしたらどうなんだ?
源義経と武蔵坊弁慶には出てない、だいたい後者は大河じゃないし
トーシロか?
15名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 20:43:06 ID:MFs8dXoJ
>>14はプロなんか?
16名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 21:00:23 ID:TaLn0dtl

後白河は政治的天才だろ。
武力を持たない朝廷を暴力団から守りきった。
日本国を支配する正当性は朝廷にあるのだから
当然の行為だな。もっと評価されていいはず。
善悪でいうならば後白河が対じした
他の人間が果たして善人なのかということになる。
17名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 22:09:46 ID:avsitD65
まあ、人がいいだけでは政治家はつとまらんことはたしか
18名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 22:35:16 ID:aq4Ce1Vp
これほど信心深いと言うか信仰心篤い人はいないぞ。
19名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 22:45:30 ID:qs/v+bGf
隋天みたいな感じにするのかな。
あの時は浮きまくってたけど、後白河法皇ならはまるだろうな。
20名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 23:42:53 ID:e0iMl2Om
テレビ誌の写真見た!
生理的に受け付けない顔だ。
21名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/05 00:25:52 ID:TqotV+g+
10
『源義経』→登場せず(『配役宝典』によると、十七代目中村勘三郎が演じた
      が、出演シーンは見送りになったとのこと)  
『新・平家物語』→滝沢修
『草燃える』→二代目尾上松緑 
『炎立つ』→中尾彬

大河ドラマ以外のNHK時代劇
『武蔵坊弁慶』→登場しないが、他の登場人物の台詞によって、謀略家として
        その存在が語られる。
『平家物語』(人形劇)→(声の出演)石橋蓮司
22名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/05 09:54:47 ID:kcugVSEr
今日スタジオパークに平さん出てくるそうです
よかった見てください
23名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/05 20:36:49 ID:8IYJIEGf
すごい京都弁はいってたな
あれはいいのかわるいのか
24名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 00:44:00 ID:EyI+3teO
スタジオパーク見ました。平さん、カッコ良かった。
25後白河法皇:05/01/06 00:58:26 ID:Zm4tFnLR
You今宵は高殿に泊まっちゃいな!
26名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 08:05:40 ID:7HEnTVnb
法住寺殿
27名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 19:56:44 ID:tJWI5cJK
平家物語の中でこの人が一番好きなんだよなぁ・・・。
何っつーか、ふてぶてしいところが、何とも。
平幹二朗さんなら文句なしですわ。
28名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 22:45:40 ID:BaQGppPT
石坂浩二の法住寺殿はどうだろう?
フランキー堺が生きていたら彼の法住寺殿もいい希ガス。
29名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 22:50:59 ID:bHzbByUb
法住寺殿って誰よ?
30名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 22:56:24 ID:JLW6AGRL
武田とみおのこと
31名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 22:59:20 ID:XLN03wtM
六波羅殿
池殿
小松殿
32名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 15:25:47 ID:DDmG4vMB
法住寺は,永延2(988)年右大臣藤原為光が花山天皇の女御であった娘の死後,その邸宅を寺とした。
さらに1世紀あまり後,後白河法皇(1127〜92)が,出家してここを院御所として住し法住寺殿と呼ばれた。
寿永2(1183)年,木曾義仲(1154〜84)の襲撃により殿舎が焼失し,以後再興されなかった。
現存の蓮華王院(三十三間堂)は,長寛元(1163)年,平清盛(1118〜81)が造立した法住寺殿の堂宇の一つ。
33名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 22:56:40 ID:Ob1+e3t8
法住寺殿ってのは後白河院のことだよ。
六波羅殿は入道相国のこと。
34名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 01:02:59 ID:/hT5k6VH
日テレの年末時代劇でも平は後白河の役やったよね
あんときは義経は野村宏伸だったが
35名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 19:05:12 ID:bvrSp1Ql
平幹の怪演が見もの
36名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 19:51:49 ID:1n3wcMAg
「武田信玄」で中井貴一のパパをやっていたのに。
あれから17年経つのか・・・
37名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 22:47:39 ID:Q00ohB+v
>>36
「義経」の中では、中井貴一演じる頼朝と直接の対面はないが、
きっと後半は、狸と狐の化かし合いというか、裏で物凄い死闘という感じになるで。
38名無しさん@お腹いっぱい:05/01/08 23:15:46 ID:FSc5IfNw
>37
それが楽しみじゃて、頼朝に「小心者!」
と毒つく法皇だったりしてw
39名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 00:31:40 ID:azBsp7oR
>>34
津川雅彦は
何回も家康やってるぞ
40名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 00:41:00 ID:ZjzfnaXZ
>>37
>>それが楽しみじゃて、頼朝に「小心者!」
>>と毒つく法皇だったりしてw

例えば
後白河「頼朝、そちは何を恐れておるのじゃ。
    早く上洛し、わが源の旗を都に掲げるのじゃ。
    なぜ鎌倉から出ようとせぬ。この小心者めが」
    という具合ですか?
41名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 04:57:35 ID:ikwA3QAO
>>32
え、清盛が造ったの?
三十三間堂って後白河が造ったものとばかり思ってた。
42名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 08:46:07 ID:kOP61Mbc
後白河が”ねぇねぇ、ボクお寺が欲しいんだけどさぁ♪”
と清盛におねだりして作らせたのが三十三間堂です。
43貴一:05/01/09 15:06:52 ID:r+sIFS1G
法皇を追放する!
信の置ける者集めよ!
44名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 15:32:15 ID:whb+BYxp
>>11
滝沢修という名前だけは知っていたのですが、大河で初めて演技を見ました。
凄かった。
歌舞伎、新派、新国劇、アングラ、映画等、
様々なジャンルの大物と呼ばれる人たちが、自分たちの芝居をして
噛み合わないのに迫力があって、大河って面白いと思っていました。
45名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 17:03:03 ID:vtCPHHFf
時に強気で真っ向から清盛をなじるとこが好きだった>滝沢さんの後白河

今回は京都弁をあやつる穏健な柄みたいだが
46名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 22:44:20 ID:R7EkjPi7
後白河の妃で後に高倉天皇を産んだ建春門院は時子の妹。
平家でもいろんな家系がある。
清盛の家系は「伊勢平氏」で桓武平氏の傍流だが、時子の家系は桓武平氏の直流。
清盛の家系は「武家の平氏」、で時子の家系は「貴族の平氏」。
47名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 23:58:54 ID:WCGOVpx5
源頼朝をして「日本一の大天狗」と言わしめたという事もあって
後白河院に対して、「権謀術数に長けた人」あるいは「武士が台頭して
くるご時世に、公家社会の利益を必死に守ろうとした人」といった
イメージが浸透しています。

しかし歴史学者の多くは後白河院を「完全な無能者」と捉えています。
権謀術数な政治家なんて、とんでもありません。

48名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 00:02:18 ID:ggXt+T9t
>>47
例えばどんな政治学者が後白河院を「完全な無能者」と言ってるの?
49名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 00:58:42 ID:tbfJFbmY
そういえば東大の五味文彦教授もNHK教育かなんかの番組で
後白河法皇のことを「当事者意識の全く欠落した人」と言ってたなあ。
50名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 01:35:10 ID:ggXt+T9t
>>49
どういうところが当事者意識を欠いているんだろう?
51名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 01:39:20 ID:sN+TCfI7
何となく、スレタイ見て
大久保・岩倉の次は
後白河か・・・と思ってしまった
52名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 10:43:28 ID:FliXNotK
>>50
朝廷史上初めて武士の勃興を許してしまったからじゃない?このあと700年も武士の時代が続き、朝廷が蔑ろにされるという事実に睨下は気づかなかったってことがいいたいのだと思う。
ただ、「官位」という武器で権威没落した朝廷をブランド化した功績は大きいと思う。

>>41
三十三間堂は法皇自身の極楽浄土を願い、法皇が発案し、清盛に命令して立てたもの。あの無数の仏像は奉納の墓を向いて立っている。

俺はこの法王が好きで京都に行くと必ずこの寺に行く。現住職の奥さんと顔見知りだよ。本堂の隅にサザエさんの直筆額縁と長谷川町子の遺骨が安置されている。東京の墓が荒らされたとか。


53名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 10:54:19 ID:aXyE8Z34
「新平家物語」の滝沢・後白河院は色気はなかったが
老獪ないい味を出していた。
平・後白河院はちょっとエロ入りそうな感じがする。
5452:05/01/10 10:58:22 ID:FliXNotK
×奉納の墓・・・
○法皇の墓・・・ すみません。

>>53
鹿ケ谷とか・・・乱交パーティーが好きだったからね。
55 :05/01/10 11:48:01 ID:PkpEdsJR
>49
 そういう学者は後醍醐天皇を見ても同様の評価を下します
56名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 13:05:50 ID:ggXt+T9t
>>52
別に武家勃興を許したからと言って、当事者意識云々とは関係ないと思うが?
当事者意識があったとしたら、どういう選択肢があったというんだ?
5752:05/01/10 13:18:58 ID:FliXNotK
>>56
べつに争うつもりはないが、
もう一回>>52を読んでほしい。当事者について書いたつもりだけど、足りなかったかなぁ。
58名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 13:23:23 ID:ggXt+T9t
>>57
当事者意識があったとしたら、どういう選択肢があったというんだ?
5952:05/01/10 13:30:07 ID:FliXNotK
>>58
釣りか?
60名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 14:02:59 ID:5vYXdTx6
スレ違いかもしれんが、後白河院役者って、清盛役者より年長の人が
演じるケースが多いね。

【タイトル】       【後白河院役者】       【清盛役者】
『新・平家物語』(1972) 滝沢修(66)         仲代達矢(40)
『草燃える』(1979)      二世尾上松録(66)      金子信雄(56)
『人形劇平家物語』(1992-1995)  石橋蓮司(51−54)      風間杜夫(43−46)
『義経』(2005)         平幹二朗(71)        渡哲也(63)

後白河院(1127−1189)は清盛(1118−1181)より九つ年下。老練な名優が演ずる
大役ということか。 
61名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 14:45:50 ID:UA7v7mG9
院の民衆への接近

 鳥羽院政末期の混乱のなか、緊急回避の中継ぎ役として、後白河天皇 (天皇在位
1155−58年、1192年没)が即位した。
 後白河天皇は鳥羽院の第四子であり、周囲から天皇になることはありえないとさ
れて成長したため、 若いうちから自由な雰囲気のなかで遊芸に親しんでいた。即位
後もこの傾向は変わらず、 民衆のなかに興った新しい芸能、特に今様に熱中した。
即位後は、 遊女出身の老女・乙前や白拍子などを御所に招いて親しく教えを乞い、
今様家として一家をなしている。また近臣にも今様を学ばせ、承安4年(1174)
には延々15晩にもわたる今様合を開いた。今様の集大成「梁塵秘抄」も後白河院
の親撰である。このため、芸能史のなかでの後白河院の評価は、次にみるようにきわ
めて高い。

 混沌とした芸能の世界を、宮廷と民間の双方に目を配りながら整理し、後世への
 継承を図ったのが後白河院であり、その現われが「梁塵秘抄」の編纂であった。
 その点からすれば、院は芸能史の転換期たるこの時代の流れをほぼ正確に鳥瞰し、
 整理し、確認を果した人といってよいであろう(山本規子氏「遊女と白拍子」、
 芸能史研究会編「日本芸能史」2「古代−中世」所収、法政大学出版局、1982年)

 「梁塵秘抄」については別項でもう少しくわしくみるが、今様をはじめとする後白
河院の世界は、社会階層を超えた一種の無礼講(遊び)の世界といってもいい。しか
し、朝廷の秩序を超越して自由に遊ぶことは専制君主「院」のみに許された特権であ
り、こうした一見無秩序にみえるものこそが「院の秩序」(秩序の組み替え)であっ
た。こうした点からすれば、今様狂いは充分この時代の政治(まつりごと)たりえて
いるのであり、後白河院は、成長した環境・気質ともに「院」にふさわしい人物であ
ったといえる。    
62名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 14:47:02 ID:UA7v7mG9
 遊びをせんとや生れけむ、戯れせんとや生れけむ
 遊ぶ子供の声きけば、我が身さへこそ動がるれ (「梁塵秘抄」巻第二359)

 子供の声をきくと、無意識のうちにも動き出したくなるという遊び・戯れの精神は、
この時代の重要なキーワードといっていいだろう。
 また後白河院は、白河院以来さかんになった熊野への信仰が篤く、譲位後の熊野詣
は33回の多くを数える(白河院9度、鳥羽院14−21度)。神話と観音信仰が
結合した熊野詣も、今様精進同様、後白河院の民衆文化への接近を示していると
いえよう。
63名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 14:54:11 ID:UA7v7mG9
 院と同時に政治・文化の檜舞台に登場した最大の勢力は、イデオロギーとしての
「民衆」であった。摂関家を頂点とする官僚的な律令貴族制がほころび、私的なも
のの領域が拡大していく過程のなかで、民衆は、天皇権力の理念的原点として、下
級貴族(天皇の乳母の家等)、武士などとともに政治の舞台に登場させられたのだ。
 そして新たな勢力の登場は、次に上級貴族や仏教界をもまきこみ、社会全体を変
えていく。これ以降、武士が中世的勢力に変質していくだけでなく、天皇、朝廷、
貴族、寺社、民衆、すべての階層が中世化していく。それゆえ、単純な覇者の交代
をもって中世のはじまりを論ずるべきではないと考える。
 そうしたなかで、たとえば武士と他の階層の関係の変化をみていくと、同じ時代
背景をもって登場したにもかかわらず、武士はしだいに民衆や貴族の抑圧装置とし
て自己を確立していく。院が率先して民衆に接近し、政治・文化エネルギーを社会
全体に拡散させていくのに対し、武士が民衆の抑圧装置と化して、新興勢力内での
互いの役割の違いが明確化していくのが後白河院の時代であった。

 平治の乱直後の長慶二年(1164年)、後白河院は平清盛に命じて院の御所で
ある法住寺殿の西側に、千一体の千手観音像を安置した蓮華王院(三十三間堂)を
創建したが、これは帝王が千体の仏像(尊像)をつくることの功徳が治下の民衆に
及ぶという千仏思想に基づく行為であり、後白河院の公的すなわち既存の権力機構
をつかった上からの文化政策のひとつとして特筆できる。
 院政期には、すでに白河院の千体不動、鳥羽院の千体観音および千体阿弥陀の造
像活動があるが、後白河院が選びとった千手観音は、胎蔵曼荼羅蓮華部の主尊(蓮
華王)であり、蓮華王院が密教思想に基づいて構想されたことは明らかだ。
 現世利益(慈悲・救済)を象徴する諸観音のなかでも千手観音は最大の威力をも
つ。その黄金の像を千一体も納める伽藍の主であるというところに、帝王・後白河
院の威が遺憾なく示されている。
64名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 15:01:00 ID:UA7v7mG9

   後白河にとって、内裏・大内裏は所詮”王冠”以上のものではなかった。それが証拠に
   かれは居心地の悪い内裏をさっさと出てしまっている。かれは信西よりは遥かに
   深く、<中世>の中で生きていた。帝王後白河は、王権と文化(芸能)と漂泊の社会集団
   と、この三つを紡ぎ合わせる網目を発見していた。その網目こそ、迫り来る王権の危機、
   武士と在地諸集団の怒涛のごとき反乱の中で、王権を間一髪のところで防禦し、それどこ
   ろかその危機を養分として、中央突破、すなわち王権の中世的再生をはかるための、ほと
   んど奇跡的とも言うべき生命線だったのだ(棚橋光男氏「後白河論序説」『後白河法皇』
   所収、講談社、1995年)

 しかしこの「生命線」を理解できた人間は、同時代にも、いや現代にもほとんどいない。
たとえば関白・基房の弟でこの今様合当時右大臣だった藤原(九条)兼実は、後白河院を
「和漢の間比類少なき暗主」と酷評した藤原信西の言葉をその日記「玉葉」にひいて(寿永
三年三月十六日条)、自己の判断に代えている。だが西郷信綱氏も指摘しているように、わ
れわれは、後白河院の今様狂いを、単に院個人の気質や嗜好の問題としてかたずけるわけには
いかないのだ。

  我意を通す後白河のやりかたを、玉葉が「賢主ニ於テハ大失タリ」と注しているのは
  興味ふかい。延喜・天暦の治を見本とする律令制的「賢主」の時代は、もうとっくに
  終っていた。院政じたい、法と機構によってではなく君主の恣意によって旧体制の枠
  を維持しようとする危機的・専制的な政治形態であったはずで、その点、後白河は院
  政そのものの化身のごとき性格の持主であった。「暗主」であることが、むしろ院政
  を担当する君主の本質であるといってもよく、そしてここに梁塵秘抄という今様集が
  彼の手に成るのである(西郷信綱氏、「梁塵秘抄」<日本詩人選22>、筑摩書房、
  1976年)

 君主の暗・賢は結局相対的な問題であり、視点をどこに置くかによっていかようにもい
いうる。しかし少なくとも後白河院にとり、今様に精進することは、民衆のレベルに属す
る文化、さらには民衆レベルで引き起こされる文化の変化そのものを自己の秩序に属する
ものとしてすすんで政治の世界に引きずりこみ、逆に、自己を中心に文化が旋回している
ことを示す手段となっていった。桜井好朗氏の指摘のように、今様を必要とする条件は、
民衆以上に、院や朝廷の側に積極的に存在したのである。
65名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 15:03:31 ID:UA7v7mG9
   民間の観念的世界が宮廷のそれを侵してゆく条件は、宮廷の内部にもあった。五十歳を
   こえた後白河上皇は「十余歳の時より今に至るまで、今様を好みて怠る事無」く、「昼
   は終日に謡ひ暮らし、夜は終夜謡ひ明かさぬ夜は無か」ったという。さらに院は、江口・
   神崎の遊女、国々の傀儡子まで、今様をうたう者を召し出して、芸を学んだ。それはかな
   らずしも院の好奇心の強さとばかりはいえず、むしろ院政期支配層の意識の変動を専制君
   主としての院が典型的に体現していたと見るべきであろう(桜井好朗氏「中世における漂
   泊と遊芸」「中世日本文化の形成」所収、東京大学出版会、1981年)

 後白河院以前には、白河院の田楽、鳥羽院の催馬楽などの芸能愛好の例があるが、それ
ぞれの院はこうした民衆的な芸能と接触することを、なかば政治的な行為として行なって
いたのではないか。後白河院の場合、その対象がたまたま「今様」だったのだ。逆にいえ
ば、「今様」ではなく、田楽、催馬楽、あるいは「やすらい花」など、他の芸能に夢中に
なっていたとしても状況はいっこうに変わらない。先学の言葉に導かれながら、このよう
に歴代の院が芸能を通して民衆と直接接触することの意味を考えていくと、「梁塵秘抄」
勅撰は、個人の嗜好や芸能史のレベルにとどまる問題ではないことがしだいに明らかにな
ってくる。


  帝王後白河が、さらのこれ(平氏の根拠地である六波羅、註:如月)に連続する周縁
  に居所=拠点を設けたのも、もちろん(平氏と、註:如月)同じ理由からである。荘
  園・公領制=経済システムの心臓部を握る交通・情報ネットワークのサブセンター、
  そしてそれを担う社会集団=零細な手工業者、交通業者、陰陽師・呪術者・遊女・舞人
  白拍子・傀儡子集団の掌握、かれらとの太いパイプの施設こそ、帝王後白河の政治課題
  でなければならなかった(棚橋光男氏、前掲論文)

 以上の棚橋氏の論にそってみていけば、後白河院が三十三度と歴代の院のなかでももっとも
足繁く熊野詣でを行なったのは、信仰そのものもさることながら、そこに集積される人や情
報を自ら掌握するためといえるだろう。社会秩序組み替えの時代に王権を保っていくため
には、権力者は王城で人・情報が集まってくるのを待つのではなく、自らそうしたものの
集積地へ足を運ぶ必要があった。文芸の面からそうした情報掌握のための手段を
見直していったとき、後白河院は、みずからの手中にそれを握っていたことに気づいたの
である。
66名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 15:06:48 ID:UA7v7mG9
 「梁塵秘抄」は後白河院のなかでこのような心的過程を経て編纂されていく。
 後白河院が今様の集大成「梁塵秘抄」勅撰を思い立った直接のきっかけ、時期等は不明
だが、「梁塵秘抄」口伝集巻第十の「嘉応元年三月中旬の比、此等を記し畢りぬ。漸々撰
びしかば、初けん程は憶えず」の文から、巻一から巻九までは、この頃(1169年)成立し
たことがわかる。そして、巻十は、これより十年ほど遅れて、治承、文治年間の成立とみ
られている(「梁塵秘抄・閑吟集・狂言歌謡」「新日本古典文学大系」解説参照、岩波書
店、1993年)。
 「梁塵秘抄」勅撰に思いたったとき、そこには若き日の雅仁親王とはまったく違った、
為政者後白河院のおもわくがあった。そしてこれによって、結果的に、摂関期までエクリ
チュールのなかに正式には取り込まれていなかったものが新たに文字に定着され、文学(
詩歌)の対象となる。つまり、集団的無意識のなかでうごめいていた伸縮自在のアメーバ
のような言語(声技=パロール)が、文字に定着されることで、権威による操作の対象と
なっていく。これをケの領域の存在をハレの領域に移すことで無力化するといってもいい。
そしてケの領域とハレの領域を結び、その領域を組み替えていくことこそ、摂関家にも武士
の棟梁にもはたすことのできない、天皇家の古代以来の特権であり、後白河院はそうした
天皇家の社会的機能を了解し、フルに行使していった。その意味において、「梁塵秘抄」
の勅撰は文化の領域にとどまる問題ではなく、すぐれて政治的な行為であり、「梁塵秘抄」
は、院政期社会の「一望監視装置」(パノプティコン)の役割をになわされていた。
67名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 16:23:39 ID:gwQTkrrt
>>52
>朝廷史上初めて武士の勃興を許してしまったからじゃない?
>このあと700年も武士の時代が続き、朝廷が蔑ろにされる

当時は「崇徳上皇の呪い」って言われてたんだよ。
だから誰も後白河院が無能者だなんて思ってなかった。

そういう考え方が成り立つのは西洋の近代合理主義的意識が入ってきた後のことだよ。
東大の教授だろうと何だろうと今の考え方で「当事者意識の全く欠落した人」って言われてもねぇ
この人こそ時代意識の全く欠落した人だよ。
6852:05/01/10 17:04:06 ID:FliXNotK
>>67
確かにいうとおりだと思う・・・。陰陽師が繁盛していた時代だからね。
ただ、>>52に関しては当時じゃなくて現在の目から見てるんだけど?
69名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 21:08:16 ID:ggXt+T9t
>>68
答えられないの?
後白河院が誠意的に有能だったら、どういう場面でどういう選択をしたんですか?
70名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 21:26:25 ID:28/H+Hgk
ggXt+T9t

必死すぎwww
71名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 21:30:41 ID:ggXt+T9t
>>70
適当なことを書いちゃったんで、突っ込まれて困ってるところが笑える。
72名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 22:46:43 ID:DrPsjPqP
スターウォーズで言えば皇帝みたいなもんか。
7352:05/01/11 00:00:25 ID:FliXNotK
>>70氏は「ggXt+T9t」つまり>>71を馬鹿にしているのはわかるよね?

>後白河院が誠意的に有能だったら、どういう場面でどういう選択をしたんですか?
愚問も愚問。有能さなんてそんなもん既成の社会道徳を淡々と語れば楽なもんだよ。

あと、あなたがどのスレを書いたのか解りません。
煽るなら名前を固定しなさい卑怯者。

74名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:05:43 ID:UbWjooWZ
>>73
相手にしないほうがいいですよ。
75名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:06:20 ID:ggXt+T9t
>>73
政治的な有能無能と社会道徳どういう関係があるの?
あなたは、後白河院が不道徳だといってるの?
7652:05/01/11 00:15:47 ID:wbYYT6Xg
>>74
ありがとう。眠くなったらやめますよ。

>>75
鎌足とか家康とか、成功者の社会道徳を後白河院に当てはめればいいだけでしょ?
それ以前に>>69以前にこんな質問うけたか?
院はどちらかといえば不道徳だよ。そう思わない?
77名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:24:57 ID:2qdC/LwU
58 :名無しさん@お腹いっぱい。 :05/01/10 13:23:23 (p)ID:ggXt+T9t(7)
>>57
当事者意識があったとしたら、どういう選択肢があったというんだ?

>院はどちらかといえば不道徳だよ。そう思わない?
思わない。
というか、当時の公家や皇族の道徳がどういうものだったのか知らないし。
院に逆らうこと自体が不道徳とも考えられるし。
7852:05/01/11 00:35:04 ID:wbYYT6Xg
>>77
なるほどね。
「誠意的に無能」なんて俺一言も言ってないでしょ?
あなたは当時の道徳で解釈したいわけね?
わたしは現座の道徳で解釈しているわけですよ。平行線なのは当たり前。

権威を維持するためにあらゆる手段をとってもいいというスタンスが朝廷にはあったからね、
公家衆もそれには賛成しただろ。
確かに院に逆らうことは当時としても不道徳だよ。だから清盛、頼朝はそれぞれ院ではなく、その周りを罰してきたからね。

つうか、こんな基本的なことで口論なんかしたくないよ。

79名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:43:25 ID:2qdC/LwU
>>78
「誠意的に無能」なんて俺一言も言ってないでしょ?
「政治的に無能」の間違いだ。すまん。
で、院が政治的に有能だったら、どういう場面でどういう選択をしていたの?
8052:05/01/11 00:49:50 ID:wbYYT6Xg
解釈すれば長くなるから。はっきり言って論ずるのがめんどくさいのよ。
信長とか、尊氏とかでもいいから、自分で都合よくあてはめてみれ。
要は現在の解釈で都合よく当てはめればいくらでも有能になれるってこと。
眠いからもう寝るよ。明日早いし。反論あったら書き込んどいてね。名前を固定して。
81名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:52:43 ID:2qdC/LwU
結局具体的な無能の事例は何も述べれないってことね。
8252:05/01/11 00:54:31 ID:wbYYT6Xg
いやいや、史実見れば院の無能さははっきりしてるでしょ?
あんたもしかして歴史知らないの?
8352:05/01/11 00:55:49 ID:wbYYT6Xg
↑あくまでも政治的な無能ね。
84名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 00:58:47 ID:2qdC/LwU
>>82
具体的にお願いします。
どういう政治的選択が無能だと?
85名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 01:03:41 ID:srmrXXbq
でも確かに朝廷の権威を利用して平家と源氏を
操縦しようとしたというのは過大評価だな。

ぶっちゃけた話、叡山にどつかれ、三井寺にどつかれ、
清盛にどつかれ、木曽義仲にどつかれ、判官義経にどつかれ、
それで頼朝にどつかれて、「わかったからもう苛めないで」と
官位や院宣を出しまくっただけだろ。

義仲の征夷大将軍任命のときは、寝所を義仲の家来に
土足でドカドカ入られて、弓の弦で顔を殴られて
泣きが入ったっていうだろ。
やっぱ歴史の舞台に立る当事者としては弱すぎ。
8685:05/01/11 01:05:45 ID:Q/8ZNx4X
今の話は、10年ぐらい前に修学旅行で三十三間堂逝った時、
お寺のお坊さんが寺に伝わる伝承として離してくれた事。
87名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 01:13:15 ID:UbWjooWZ
ID:2qdC/LwUさんへ。ここはあくまで「平幹二郎の後白河」について語る
「大河ドラマ」板ですので、そんなに質問があるのなら、しかるべき所へ
行ってくださいね。
88名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 01:33:15 ID:tNa+qGO1
なんとなく、高橋秀樹の後白河、ヒラミキの秀衡の方が
見たかったかもしれない。

でも楽しみ!
89名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 01:34:50 ID:aEjHsisk
>>2qdC/LwU
お前痛々しいよ。頼むからもうやめてくれ。
90名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 02:33:50 ID:qtb7eExz
 後白河は武カの裏付けを失った後も、武カに屈することなく、貴族政権の存続に
つとめた。例えぱ、後白河の熊野御幸の際の供米等を頼朝に出させたり、美作国
弓削庄や肥前国神崎庄の兵粮米の停止を実現させている。
 一方、頼朝に追われた義経は、幼い頃を過ごした奥州の藤原氏の庇護化に入った。
頼朝は再三奥州追討の院宣を求めたが、頼朝の統一を嫌う後白河は最後まで許さな
かった。結局義経が藤原泰衡に暗殺された後、頼朝は院宣無しに独自に出兵しな
ければならなかった。
 その後、建久元年(1190)頼朝は初めて上洛する。後白河は頼朝をしばしば引見し
政務について語り合ったとされている。この時、後白河は頼朝を権大納言・右近衛
大将に任じたが、彼が最も欲しがっていた征夷大将軍はついに与えなかった。

 後白河は文治四年(1188)には既に病に悩まされ始めていたといわれる。現にその年
崇徳天皇や藤原頼長の廟に奉幣したり、安徳天皇の御堂を長門国に建てたりして、
怨霊の慰撫につとめていた。しかし、建久三年(1192)には重くなってゆき、ついに
三月十三日、六十六歳の生涯を終えた。

 後白河の死は実にあざやかな物であった。二月十八日には遺領を処分しており、
後白河を非難することが多い『玉葉』でさえこれを妥当な物と評価している。
天台・真言・浄土教さらには法然の浄土宗まで幅広く信仰していた後白河は、
最後は『往生要集』の教え遍り、病状に阿弥陀仏を請じて念仏を唱え、手に
定印を結んで「高声の御念仏七十反。御手に印契を結ぴ、臨終正念、居ながら、
眠るがごとく遷化せり」(吾妻鏡)という大往生を遂げた。
 同時代に活躍した政治家のうち、信西と藤原頼長は戦争で敗死、崇徳は配流
された上憤死、清盛は熱病死、頼朝は落馬の傷が元での病死。大往生を遂げた
のは後白河ただ一人であった。


91名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 08:20:09 ID:sF62ORJS
>>89
『政治的に無能』と書いておいて、その具体例を示すよう突っ込まれると、
何ひとつ答えられない方がよほど痛々しい。
92名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 11:26:03 ID:UbWjooWZ
>>91
もう一度言いますね。ここは「平幹二郎の後白河」をかたる大河版ですので、
よそへ行ってくださいね。
93名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 11:33:29 ID:6gD0Efpp
>>92
本題のレスなんてほとんど付いてないし、目くじらを立てるほどのものではないだろ。
そういう批判は、話題を提供してからしなさいな。
94名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 13:52:09 ID:cq7wLHdu
俺は>>92に一票入れる。
日本史板逝け。
95名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 13:59:17 ID:QEqbADSp
どうせ新しい話題がないんだから、保守age代わりだよ。
96名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 14:22:18 ID:qtb7eExz
 今様は、遊女をはじめとする下層の民衆に起こり、広がった芸能である。それだ
けに、われわれ近代人の眼には、それが社会の最上層にまで浸透していくこと その
ものが、極めて異常な現象と映る。しかし、院政期の朝廷文壇には、すでに 大江匡
房の「遊女記」「傀儡子記」のような先例があり、大貴族と遊女や傀儡子との 接触
やそれを文学的描写の対象とすること自体はかならずしも先例のないことではない。
「平家物語」(巻一 祇王)の白拍子の清盛邸推参のエピソードにもあるように、
この時代、朝廷と芸能者・民衆のあいだの距離は、われわれの想像以上に近かった。
 しかし、刻々と変化する民衆のいきた文化(言語)そのものである今様は、本質
的に反エクリチュール的な性質、すなわち、文字として残されることを拒む性質を
もっている。 そうした反エクリチュールをエクリチュールとして定着し、顕在化
すること。 これこそ権力にとって魅力ある課題でなくてはならない。
 とりわけ日本においては、文字とは、あるいは言葉を文字によって表記し、他者
に伝達すると同時に後世に残すことは、民衆のあいだから自然発生的に生じた発想
ではなく、官僚機関同様、民衆支配のための装置として権力によって中国から移入
された外来の「思想」 であった。エクリチュールのもつ、支配装置という根本的
機能を、権力者後白河院が感じとらなかったという保証はどこにもない。
 またこの時代には朝廷と民衆・芸能者の距離が近かったといっても、院(天皇家)
と 貴族・武士のあいだには超えることのできない身位の違いがある。 武力を背景
に清盛・頼朝がどれだけの権力を掌握しようとも、彼ら自身、天皇・院に なること
はできない。天皇・院とは、最高権力者である以前に、むしろ、社会秩序の原点と
もいうべき存在であり、そうした立場にある院がみずからすすんでなにごとかを行
うことそのものが、内容の善悪とかかわりなく、由々しき社会秩序の否定であった。
とすれば院は、社会全体に自己の存在をアピールするために、ますます秩序を破壊
していかざるをえなくなる。
 院が今様に精進し、今様集を勅撰することは、こうした意味において、朝廷の前
例主義に対する二重・三重のアンチテーゼ、秩序破壊であった。
 こうしてみていくと、社会の通時的変化にもっとも敏感だったのは院であり 、
それゆえ、それをいきたままかたちに留めておくことに強い意欲を燃やしたのでは
ないかという気がしてくる。旧体制の頂点にたつ摂関家が、社会的変化の容認に
たいして消極的であった のにたいし、院とその近臣にとっては、社会変化こそ
自己の活力のみなもとであり、社会変化 のなかに自己の進むべき道がある。
社会秩序が混乱すればするほど、その秩序の原点としての 院の存在は光を増して
くるのだ。
 こうして、後白河院の今様に対する態度を、じつは民衆文化への迎合などでは
なく、変動する社会そのものを下部構造から掌握しようとするものとみることで
はじめて、次の時代に後鳥羽院 が和歌に示した異様な情熱も了解できる。後鳥羽
院の時代には、民衆のエネルギーの高揚に代わ って、ピラミッド型の官僚支配機
構(朝廷組織)の再建築(社会秩序の維持)が、時代の最大の要請となっていた。
97名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 20:30:58 ID:dSauSJAE
>>92
俺も同意
とっと消えろ
98名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 10:46:40 ID:2MIy3dmR
age
99名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 19:02:02 ID:TcpZOWPV
白川・鳥羽・後白河のやったことなんて、
中国・ロシアの歴代皇帝やルイ14世、ヘンリー8世あたりに比べりゃ
かわいいもんよ。
100名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/14 01:48:37 ID:88hQKVJI
西光、俊かんは、誰が
演じるのかなあ。楽しみ
101名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/14 08:14:27 ID:EJ1WVGha
『こたびのことでは、清盛殿には骨折りなことであったであろう』
102名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/14 21:36:39 ID:qJsyBlGJ
信長と少し似てるね。
当時の常識人には理解されずウツケと呼ばれてたけど
一番時代の空気を読んで動いていた大政治家。
また冷徹なところがあるのも似ている。
ただ後白河は自前で武力を持たずに朝廷の権威を保持し続けて
強大な武力を持つ権力者と渡り合ったんだからすごいね。
103名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/15 14:45:09 ID:9E945et5
age
104名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/16 23:05:11 ID:yZhELHYB
age
105名無しさん@お腹いっぱい:05/01/16 23:24:37 ID:YqQnDisj
滝沢修@後白河院
106名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 00:20:22 ID:4KJ5GIlO
>>102
この当時は天皇・上皇の権威が後の室町・江戸期になんかに比べりゃあったからな。
武家側もオイソレとは手を出せなかった。
これが、後鳥羽の時期になると、武家にとっては形而上の権威より
実生活を保証してくれる権力たる鎌倉幕府の方が大切になるため、
上皇方は負けてしまうわけだが。
107名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 23:59:26 ID:zXGLnzJn
幕府は勝っても上皇の島流しが精一杯だけどね。
108名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 18:48:57 ID:QpH+izcJ
age
109名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 19:40:54 ID:kc5m4JHX
義経が主役だと通常なら清盛や頼朝は敵役になるんだが
今回は「人間清盛」「人間頼朝」を描いて
それぞれの大義も取り上げて敵役にはならないらしい。
後白河についても今様を好んで民衆と積極的に交わったり
熊野詣でを33度も行い信仰心の厚いところなど
人間臭いところや孤独な帝王の姿を描いて欲しいね。
大義についても古来から続く朝廷・王権を
武力を背景にした新興の武家勢力から守るために
時の為政者(武家)の好き勝手にさせないという
後白河なりの信念があったはず。
独自の武力を持たない以上は策略を持って応じるのは当然なわけで
風見鶏で陰謀好きのずる賢い人というステレオタイプな悪役にはしないで欲しいね。
悪い話なんて清盛も頼朝も義経も義仲も秀衛もみんなそれぞれあるわけだし、
汚れてない英雄も人がいいだけの大政治家も本当はいないわけで。
110日曜8時の名無しさん:05/01/20 01:41:25 ID:EIA+5t5Q
age
111日曜8時の名無しさん:05/01/20 21:17:54 ID:U6fqNTUu
これと夏木マリの丹後局が並んでいるのは、さぞや壮観だろうな。
112日曜8時の名無しさん:05/01/21 16:33:41 ID:6OL2ENyQ
平幹二朗は「武田信玄」での武田信虎の印象が強烈だった。
今回の後白河役も楽しみだ。

113日曜8時の名無しさん:05/01/21 18:52:01 ID:YMvDH+f2
後白河が占いをするシーンきぼん
114名無しさん@お腹いっぱい:05/01/21 23:41:18 ID:mCmcNiEt
中井貴一の頼朝との策謀戦、楽しみ。
出るか?「臆病者めが!」発言。
115日曜8時の名無しさん:05/01/21 23:47:26 ID:JHrz1/a7
晴信は何をしておるのじゃ!
早く京に来ぬかっ!
116日曜8時の名無しさん:05/01/21 23:57:53 ID:YMvDH+f2
義経は貴一、平幹の起用により、かなりの信玄ヲタを引き寄せることに
成功したと思う。しかも今回も仲たがいする役柄だし。
117日曜8時の名無しさん:05/01/22 06:35:26 ID:UNZcj7SU
息子達では二条天皇・以仁王・高倉天皇、孫達では六条天皇・安徳天皇に先立
たれている後白河法皇。大天狗と言われた法皇も、息子や孫の訃報を聞いた時
は辛かったと思う。そのあたりの家庭人としての悲しみも描いて欲しいな。

安徳天皇については、今回のドラマでは、壇ノ浦で亡くなったのは替玉という
説が採られるかもしれないが。
118日曜8時の名無しさん:05/01/23 20:53:41 ID:5/n/fF3J
>>117
確かに一理あるが、俺はそうは思わない。
なんせ常軌を逸し己の栄華のみを愛する人だったから。怪演俳優幹二郎採用だからね。

でも、大衆ドラマだからね。十中八九>>117 のような展開になるだろうな
119日曜8時の名無しさん:05/01/23 20:55:02 ID:KlK6ozmG
「ざれ言じゃ」乙。
120日曜8時の名無しさん:05/01/23 20:56:09 ID:AvQ53Vmb
平の顔といいしゃべり方といい


うちのばあちゃんそっくり
121日曜8時の名無しさん:05/01/23 20:58:40 ID:Urki1xH5
人間って年取ると顔に性差がなくなるよな
122日曜8時の名無しさん:05/01/23 20:58:45 ID:QrWlcS8d
平うますぎ。憎そい上司そのものだ。
123日曜8時の名無しさん:05/01/23 21:21:52 ID:GLhEw5AG
>>117
他はともかく二条天皇の死についてはあまり悲しんでなさそうな気がする・・・・・・
124日曜8時の名無しさん:05/01/23 21:46:26 ID:MWnsMWwV
>>117
他にも、木曽義仲の法住寺殿襲撃の際に皇子を一人殺されてるよね。
名前忘れたが、園城寺のなんとか法親王。
125日曜8時の名無しさん:05/01/23 22:16:04 ID:s21xl128
>>122
禿同。平めっちゃ憎そいオーラ出しまくってる。上手いよ。
126日曜8時の名無しさん:05/01/23 22:17:16 ID:z+Nz0txB
>>125
禿同!
127日曜8時の名無しさん:05/01/23 22:29:59 ID:HlN74efP
大学の史学科の背後にはそれこそ過激なのも含めて色んな思想団体が浸透してるから、
歴史学者の言うことをまんま鵜呑みにすると危険だよ。特に東大と早稲田はry
128名無しさん@お腹いっぱい:05/01/23 22:33:10 ID:rlSKWZyv
清盛とのシーンにゾクゾク!
129日曜8時の名無しさん:05/01/23 22:48:16 ID:lHlLLSNz
漏れも>>117氏と同様に家庭人としての後白河、人間としての後白河というものを見てみたいね。
「日本一の大天狗」としての老獪さはいいけど単純な冷たい悪役みたいな感じにはしてほしくない。
頼朝清盛に主役級の役者を使って比較的良いイメージで描くからといって
後白河にだけそのしわ寄せがいくようなことはやめてもらいたい。
130日曜8時の名無しさん:05/01/23 23:19:00 ID:v6Plf6/3
>常軌を逸し己の栄華のみを愛する人

そんな単純な人物じゃない。
131日曜8時の名無しさん:05/01/24 00:56:06 ID:X3PVbnUw
今日は狸っぽかったですねえ
これが信虎の様な激情家になったり狸に戻ったりするんだろうねえ
楽しみ楽しみ
132日曜8時の名無しさん:05/01/24 01:31:26 ID:sdMTrFyB
激情家にはならんのじゃないか。
老獪な政治家だから信虎とは明らかにタイプが違うぞ。
133日曜8時の名無しさん:05/01/24 01:45:17 ID:sdMTrFyB
平幹二朗のインタビュー

「もとの『平家物語』では、後白河法皇は用心深く生きているように
描かれてましたね。何かにつけ平清盛に気を遣ってるような。その点
今回は、清盛がただの横暴な人ではなく、繊細な心を持った人として
描かれてますから、後白河のほうも、清盛を恐れつつも彼を操って
いこうとする面が出ています。」

「後白河法皇はまた、権謀術数に長けているだけでなく、おっとりと
したところもあるんです。当時の流行歌である今様を好んで歌ったり、
やはり、どこか優美さを持っている」
134日曜8時の名無しさん:05/01/24 01:53:08 ID:but+EK0p
☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <信虎VS信玄まだ〜
             \_/⊂ ⊂_ )   \________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |

135日曜8時の名無しさん:05/01/24 02:07:57 ID:EMl8Shry
今でも斎藤道三役やれそうだな。秀衡の高橋英樹も
信長役まだやれそうだ。息の長い役者達だ。
136日曜8時の名無しさん:05/01/24 08:11:16 ID:AV5gdWYg
>>130
いや、この人は典型的な平安貴族だよ。賛美されている部分は全て後付け。
歴代天皇なんてそんなもんでしょ。貴人に情なし。
137日曜8時の名無しさん:05/01/24 08:20:06 ID:AV5gdWYg
あと、今様は今でいう浜崎のファンみたいな心理だよ。流行りものが好きだっただけ。今様が得意なら乞食でも御殿に招いて手ほどきをさせてたほどだからね。まあ、生い立ちが生い立ちだからしょうがないんだけどね。
古代貴族が革命時に立ち居振舞う滑稽さがこの人の面白いところ。
138日曜8時の名無しさん:05/01/24 08:25:06 ID:b+xlPJlJ
清盛とのシーン、腹のさぐりあいというか
ピリピリしてたな。 ああいう緊張感のある場面は
久しぶりに見たような気がする>大河
139日曜8時の名無しさん:05/01/24 15:00:11 ID:r34blXTJ
鹿ケ谷の陰謀はいつ??

あれは以仁王の挙兵の前か?
140日曜8時の名無しさん:05/01/24 15:41:03 ID:sdMTrFyB
>>118=>>136-137
>常軌を逸し己の栄華のみを愛する人
>賛美されている部分は全て後付け。
>歴代天皇なんてそんなもん
>貴人に情なし
>流行りものが好きだっただけ
>古代貴族が革命時に立ち居振舞う滑稽

左翼か?
やけに妄想と思い込みが激しいなw
141日曜8時の名無しさん:05/01/24 16:54:01 ID:YltSSUUA
ここで思想を持ち出すのはやめましょう。
なんか後白河を批判されるのが、
親を殺されたかのように感じる人がへばりついてるみたいだけど。
142日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:15:37 ID:S1aYPmZn
>>140 俺はこの天皇は好きだよ。これで妄想なんて言うくらいだから、お前、この時代のこと知らないんだろ?
143日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:32:29 ID:S1aYPmZn
>>141 こいつもバカだな。親は殺されてないよ。俺が言いたかったのはこの天皇はもともと皇位継承権が回ってこなかったのよ。だから遊びまくってた。こんな状態である日突然継承権が回って来たということ。
144日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:39:34 ID:S1aYPmZn
↑これは俺の読み間違いだ。ごめん。俺は別に院のことをたたかれても何とも思わないよ。
145日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:47:44 ID:sdMTrFyB
>>141
知ったかぶりのアホ左翼が紛れ込んでるだけ。
>>142
では妄想と思い込み以外のなんと言って欲しかったんだ?w

>お前、この時代のこと知らないんだろ?

お前はこの時代に生きていたのか?w
146日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:52:24 ID:S1aYPmZn
俺は今まで読んで来た書物をそのまま書いてるだけだけれど? 自分の妄想なんて入れてないけど?
147日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:53:15 ID:sdMTrFyB
よく知ってるってこのレベルかよw
相手にするのも馬鹿馬鹿しいからやめとく。ここは日本史板じゃないしな。

143 :日曜8時の名無しさん :05/01/24 17:32:29 ID:S1aYPmZn
>>141 こいつもバカだな。親は殺されてないよ。俺が言いたかったのはこの天皇はもともと皇位継承権が回ってこなかったのよ。だから遊びまくってた。こんな状態である日突然継承権が回って来たということ。
148日曜8時の名無しさん:05/01/24 17:55:38 ID:S1aYPmZn
つっこまれるのが怖いんだろ?
149日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:02:09 ID:S1aYPmZn
あと、よく知ってるなんて一言も言ってないよ。この程度って言われても。俺じゃなくて國學院の教授と宮尾登美子言ってくれよ大先生様よ(わ
150日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:10:16 ID:cEwCjldy
さすがゲイの演技は抜群
151日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:16:01 ID:S1aYPmZn
幹でしょ? あれって噂じゃなかったの?
152日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:44:40 ID:APfPWObw
噂じゃなくて元妻の佐久間良子が離婚会見時に告白。
153日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:48:33 ID:sdMTrFyB
>>149
やはり妄想と思い込みが激しいなw
154日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:52:03 ID:S1aYPmZn
つうかおまえ、俺の質問に答えてからつっこめよ大先生様よ(ゎ
155日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:56:47 ID:S1aYPmZn
俺の意見が理論的に妄想ならばそれでよし。素直に謝るよ。ただね、何で俺が妄想なのか、なにも定義をせずに一方的にののしるのって卑怯じゃいか?
156日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:58:59 ID:sOQObOgi
イデオロギーを持ち込むな!
ここはハードゲイを語るスレだよ!
157日曜8時の名無しさん:05/01/24 18:59:43 ID:S1aYPmZn
すまんね。じゃいかはねーよな。まあ書き込みが携帯なもんで勘弁してくれ
158日曜8時の名無しさん:05/01/24 19:00:40 ID:S1aYPmZn
なんと!しらなかった
159日曜8時の名無しさん:05/01/24 23:56:44 ID:zo77bUDw
「戯れ事じゃ」の台詞、シビレタ!視線で清盛を心理的にチクチクと刺激する
法皇様のワルの渋い魅力、全開!
160日曜8時の名無しさん:05/01/25 17:45:34 ID:BNDdwGZc
>>156
「諸行無常」もイデオロギーですか?
161日曜8時の名無しさん:05/01/25 19:58:01 ID:B9wndt2A
むかーし民放で見た津川雅彦の後白河が狸っぽくてよかったけど
平幹の後白河もいいね。
162日曜8時の名無しさん:05/01/25 23:01:10 ID:ZKSk50OJ
むしろ平の方が上品でいいんじゃない?
後白河帝は風流人でもあった訳だし。
この人もう70過ぎてるんだな。
163日曜8時の名無しさん:05/01/25 23:58:31 ID:/s+dzQ9e
後白河は義経を利用したと言われるが義経のことは好きだったと思うよ。
政治性はないが軍事司令官としては高いの能力がある。
清盛や義仲や頼朝と違って自分や朝廷の権威や権力も重んじてくれる。
義経が全国の武家を統率してくれれば後白河にとってはもう最高でしょう。
結果の歴史を見れば義経は負け組になったから利用してたように見られるが
本心では本気で義経を応援してた部分はあったと思う。
官位を授けたのも兄弟離反が目的というより
頼朝より義経が武家のトップに立って欲しいと思ったんじゃないか。
164日曜8時の名無しさん:05/01/26 00:38:25 ID:Szvjum8n
いずれにしても院政というのは面白いな。

院政って、「天皇を退いた者による政治」と思われがちだが、
より正確には、「天皇の父による政治」というべきだな。
理念としては最高位にある天皇のさらに上位にある者として
「父=上皇」が支配するということだから。
165日曜8時の名無しさん:05/01/26 00:43:41 ID:nzyAMCxe
>>164
違う。
院政を行う上皇が、今上天皇(現在在職中の天皇)の父ではないこともある。
166日曜8時の名無しさん:05/01/26 00:57:10 ID:bmdkbE6G
明仁陛下が上皇か法皇になったら面白いな!
167日曜8時の名無しさん:05/01/26 01:30:59 ID:gIc5yn9y
>>163
利用しやすいから好きってことだろうね。
168日曜8時の名無しさん:05/01/26 02:06:12 ID:D2pPGjRi
人と人との関係はただ利用しやすいかどうかなんてそんな単純なものじゃないでしょ。
それに朝廷を守るという立場からすれば頼朝は危険すぎる存在。
野心をあまり持たない義経には警戒感が薄くなるのは当然。
また義経は人間的に人を惹きつける魅力があったんだと思うよ。
慎重な法皇が義経に「頼朝追討」の院宣を出す失策を犯すのも
そこに義経に対する私情があったからだと思う。
冷静に判断すれば義経の勝ち目が薄いことはわかっていたが
リスクを犯してでも私情で義経に賭けたい気持ちが法皇にあったと思われ。
賭けに敗れた後はもう頼朝の脅迫に抗し切れなかったけどね。
それでも最後まで頼朝が望んだ征夷大将軍を与えなかったのは
法皇の意地だろな。
169日曜8時の名無しさん:05/01/26 02:19:16 ID:D2pPGjRi
まあ「頼朝追討」の院宣は義経が強要したから
仕方なく出したという見方もあるが。
170日曜8時の名無しさん:05/01/26 02:30:21 ID:D2pPGjRi
義経は『頼朝追討の院宣が貰えなければ自害する』と迫って
法皇は院宣を出したわけだから、その時の法皇の心理をどう読むかだな。
171日曜8時の名無しさん:05/01/26 02:34:56 ID:R5eoCJqO
役によって使い分ける演技
平幹はやっぱり上手いわ
172日曜8時の名無しさん:05/01/26 21:12:08 ID:9jP9mn4s
1991年の野村宏伸版『源義経』でも後白河院役だったけど、あの時とも、
演じ分けてる平さん、流石
173日曜8時の名無しさん:05/01/28 07:14:04 ID:DYWJw1FL
>>172
ちがくね
炎立つは中尾彬だ
174日曜8時の名無しさん:05/01/28 08:14:17 ID:d+C6J70j
>>172 >>173
たしかに「炎立つ」では中尾彬だけど。
里見弁慶のは、平幹二朗だったような気がするんだが。
175日曜8時の名無しさん:05/01/28 10:43:08 ID:f7rgolIU
平幹二朗は「北条時宗」のとき禿カツラ浮いてたのがな〜〜。
176日曜8時の名無しさん:05/01/28 23:42:30 ID:VU6eYG2V
173
1991年の日本テレビの『源義経』では後白河法皇役は平幹二朗だよ。この時の
義経役は野村宏伸。

野村は3年後のNHK『炎立つ』「第三部」で再び義経を演じた。その時の後白河
院役は中尾彬。
177日曜8時の名無しさん:05/01/28 23:59:39 ID:f3mXSRf+
朝廷勢力は頼朝追討の院宣に反対した頼朝派の九条兼実以外は
義経支持派が多かったと思われ。
後白河の第二皇子、守覚法親王なんて熱烈な義経擁護者で
頼朝の怒りを買ってる。
178日曜8時の名無しさん:05/01/29 13:43:08 ID:yzo2uXmq
幹さん、70代に見えないyo!
179日曜8時の名無しさん:05/01/29 22:52:29 ID:yP1WKZtl
後白河擁護厨は消えたか。
180日曜8時の名無しさん:05/01/29 22:54:40 ID:KcV1WIdj
擁護厨だって (´,_ゝ`)プッ
181日曜8時の名無しさん:05/01/30 22:31:44 ID:heSjtJ0s
それはよい。
182日曜8時の名無しさん:05/01/30 22:52:46 ID:xb4zHNLv
病床の清盛に対しても手厳しい後白河w
「福原」攻撃でチクチク。
183日曜8時の名無しさん:05/01/30 23:41:41 ID:yegTHm3H
「平家物語」

 後白河法王が平家の横暴な振る舞いを御覧になって、内々に仰るには、

「昔から、朝敵を征伐した者は数多居るけれども、斯様な事はなかった。
秀郷が将門を討ち、頼義は貞任を滅ぼし、義家は武衡を攻めた時にも、
彼らの報償はわずかにて、受領(地方長官)にも至らなかったものを、
清盛や時忠の様に、かように心のままに振る舞うのは良ろしくない。
これも末世となって、王法も尽きたせいであろうか」と、嘆かれましたが、
彼らを処罰する機会もありませんでした。

 そして、嘉応二年十月(1170)、世の乱れ始める最初の事件が起こったのです。
184日曜8時の名無しさん:05/01/30 23:42:24 ID:yegTHm3H
 ”殿下の乗合の事”の歴史的意義

 大化の改新以来、朝廷の実権を握ってきた藤原一族に対し、平家が牙を
剥いて戦いを仕掛けた事件として、この後に勃発する鹿ケ谷事件に於ける、
藤原一門である藤原成親卿などへの平家の過酷な処分と共に、平家が実権
を握るための第一歩として、大きな意味が有りました。これを契機として、
軍事力を背景とする平家に、藤原一族はなすすべも無く、権力を奪われて
いきました。が、一方では、後白河法皇の平家に対する信任が揺らぎ始め、
平家の横暴なる振る舞いは、市民の反発もかって、平家滅亡への第一歩と
もなったのです。

 平家物語には、乗合事件を煽動したのは清盛公と書かれていますが、
九条兼実の著した玉葉などの記述によると、犯人は長男の重盛卿だった
そうで、作者は清盛の無謀な振る舞いを強調するために、この事件の
犯人を書き換えたようです。
185日曜8時の名無しさん:05/02/01 01:29:15 ID:1d8tGZbB
age
186日曜8時の名無しさん:05/02/01 11:30:37 ID:EZnbTfmW
平の幹二朗ってなんで平氏なのに後白河なの?
平の忠彦は平氏の役だからいいけど。
187日曜8時の名無しさん:05/02/01 12:44:08 ID:LrMwIs2Q
そういえば源氏の末裔の武田信虎を演じたこともあったな。
188日曜8時の名無しさん:05/02/01 13:13:04 ID:5da8PiZF
たいらじゃなく、「ひら」 なので。
189日曜8時の名無しさん:05/02/01 17:25:27 ID:eTb61rWt
海老沢法皇。
190日曜8時の名無しさん:05/02/02 12:57:55 ID:gPXPCdJp
>>189
失脚しそうでしないところも似てる
191日曜8時の名無しさん:05/02/02 16:17:23 ID:MOPNOSfV
雅な怪しさがあって良い
これからも期待
192日曜8時の名無しさん:05/02/02 23:59:00 ID:YCP1NnlI
後白河法皇のような傑出した政治家がいなかったら
天皇家は平家や源氏に乗っ取られてたか潰されてただろうな。
権力は失っても権威を守ることで1000年近くも生き延びた。
世界的にみたらありえないようなシステムができた。
193日曜8時の名無しさん:05/02/03 04:14:13 ID:PpgISx2v
清盛は実は法皇の隠し子だったという説もあったよね?
194日曜8時の名無しさん:05/02/03 18:09:45 ID:DsM9TFJd
>>193
後白河じゃなくて白河のな
195日曜8時の名無しさん:05/02/03 18:27:42 ID:Vb7dAnbw
196日曜8時の名無しさん:05/02/03 19:52:33 ID:IQM+Vosz
義経の裸がやたら多いのは、法皇様の指示ですか?
197日曜8時の名無しさん:05/02/03 20:24:27 ID:JC2zQRzR
平幹二郎、タッキーの裸見て、ムラムラして仕方ないんじゃないの。
198日曜8時の名無しさん:05/02/03 21:25:31 ID:dey5dH8u
ヒラミキって本当にウホなのか?
199日曜8時の名無しさん:05/02/04 01:33:51 ID:OmTcsoIg
>>196
弁慶の指示という可能性もあるわな。
200日曜8時の名無しさん:05/02/04 02:31:20 ID:WOPq31a7
>>199
マツケンもウホッなのか?
201日曜8時の名無しさん:05/02/04 03:02:22 ID:er1UwJJ/
やっぱり石橋蓮司の後白河院が一番だよな。
実写はしらける。
お人形さんの方が名演技さ。
202日曜8時の名無しさん:05/02/04 08:52:21 ID:Zfk3XARt
マツケン・ヒラミキ・ヒデキ・ネンジ

義経はウホだらけだな
203日曜8時の名無しさん:05/02/04 12:29:41 ID:wc/amhHN
英樹と捻侍はノンケだろ。
204日曜8時の名無しさん:05/02/05 20:54:45 ID:Od5vJe0B
英樹は両刀と聞いた。
何たって主演がウホ社長の秘蔵っ子だもの。
205日曜8時の名無しさん:05/02/06 16:23:51 ID:4eDWF516
ホントうほっって雰囲気だな
新・平家の滝沢とはえらい違いだ
206日曜8時の名無しさん:05/02/06 17:11:24 ID:6JStltPZ
ヒラミキは、別れた佐久間良子にもばらされたもんな。
ウホだってこと。ばらされなくても業界では有名だよ。
207日曜8時の名無しさん:05/02/06 17:13:20 ID:6JStltPZ
ヒラミキ、ヒデキ、マツケン 実はケツ兄弟だったりして。

208日曜8時の名無しさん:05/02/06 20:56:47 ID:DSyGvQPq
後白河が漢方薬オタクという設定は史実?
209日曜8時の名無しさん:05/02/06 21:06:55 ID:8yEZ4Rgj

睨む 睨む 後白河
舐める 舐める 後白河
しかめる しかめる 後白河

みんな みんな 後白河

後白河の パ・ン・ツ!
210日曜8時の名無しさん:05/02/06 21:11:22 ID:RG1hc4MO
>>202
ミワを忘れてるぞ
211日曜8時の名無しさん:05/02/06 21:50:35 ID:3u1lZWmT
今日も良かった。ずるくてしたたかな狸親父、最高
212日曜8時の名無しさん:05/02/06 21:54:52 ID:+acki1eO
平幹悪そうだったなぁw
「悪役の居ない大河」という話も聞かれたが、
結局、平幹が悪役になってくれそうでつね。
213日曜8時の名無しさん:05/02/06 23:22:52 ID:oPsxhI8+
結局は何をやるかより配役によって善玉か悪玉かが決まるんだよな。
後白河を渡哲也がやってたらぜんぜん印象が違ってただろうし。
武力を背景にした清盛や頼朝や義仲の専横に怯えながらも
持ち前の政治力で王権を守りきった後白河を評価したい。
214日曜8時の名無しさん:05/02/07 00:09:41 ID:/kj1Jw06

215日曜8時の名無しさん:05/02/07 00:24:30 ID:GIge8AJs
ものすごく空気嫁ない法皇の演技上手く、さすがだ平幹素晴らしい!と思うんだが、
毎週鼻の穴が気になって気になって。
216日曜8時の名無しさん:05/02/07 01:51:42 ID:NkLDYIJ/
>>212
悪役その1は、来週登場です。
もちろん、プルーンではありませんが・・・
217日曜8時の名無しさん:05/02/07 14:52:41 ID:KqnWaiXd
>>216
鬼嫁の方ですね!
218日曜8時の名無しさん:05/02/09 05:54:28 ID:jSeGHWvl
いつくぅぅしま。
219日曜8時の名無しさん:05/02/09 20:42:27 ID:83qFBopM
ホモ
220日曜8時の名無しさん:05/02/10 01:06:00 ID:lf1fZ098
後半の、義経と頼朝との確執に、後白河をどのくらい絡めるかは、興味ある。
はしょられまくる可能性もあるがw
221日曜8時の名無しさん:05/02/10 01:36:15 ID:X79AsTz+
頼朝・義経の確執が始まってからが後白河の見せ場でしょ。
222日曜8時の名無しさん:05/02/10 03:17:53 ID:pc5XejER
悪役1後白河
その2北条政子
その3梶原景時
3人とも芸達者な人で、分かりやすくていいね。
223日曜8時の名無しさん:05/02/10 13:49:06 ID:6nO3lgvd
ライバルの九条兼実ってでるのかな。
炎立つでは斉藤洋介が演じていたが。
後白河と兼実の舌戦を希望。
224日曜8時の名無しさん:05/02/11 18:59:56 ID:jj8/jN1G
225日曜8時の名無しさん:05/02/11 19:17:41 ID:tpuUdtSi
>>218
禿ワラ!
226日曜8時の名無しさん:05/02/13 14:16:32 ID:IGn+ih8t
age
227日曜8時の名無しさん:05/02/13 22:06:04 ID:xPYAMoI0
法皇出ないと寂しいよ
228日曜8時の名無しさん:05/02/13 22:56:11 ID:zjEGqKol
>>215
いや、実は一番大局から見ていて時代の空気を読んで動いているのが法皇。
平幹もそう演じてる。決してマヌケキャラじゃない。大河においても。
229日曜8時の名無しさん:05/02/14 12:04:36 ID:lf5f61Qc
時代の空気もその場の空気も読めないのが後白河上皇だと思うが。
有能な上皇なんて、上皇じゃないよ。
230日曜8時の名無しさん:05/02/14 19:04:01 ID:1B9+7/yt
頼朝、早く京へ上るのじゃ。この小心者めが!
231日曜8時の名無しさん:05/02/14 22:33:06 ID:t4awI+TW
>230
そのシーンぜひ見たい!
232日曜8時の名無しさん:05/02/14 22:51:27 ID:6laeLqub
>>230
甲斐源氏も源氏に含まれるのかな。
しかし400年以上時代がずれてますぞ。信虎殿。

しかし本当に頼朝が上洛を目指したら怖いな。
途中 遠江三方ヶ原陣中で、落馬して病没しそうだよ。
233日曜8時の名無しさん:05/02/14 23:36:45 ID:65oK/Vr1
ごたわむれ、ごたわむれ。
234日曜8時の名無しさん:05/02/16 08:33:25 ID:47IQLy/X
たぬきじじい。
235日曜8時の名無しさん:05/02/16 12:52:01 ID:UVZ4uHOJ
ハードゲイ
236日曜8時の名無しさん:05/02/16 22:27:09 ID:y10vkAKd
それはよい
237日曜8時の名無しさん:05/02/16 22:39:39 ID:CIMANMYz
平幹もいいが、後白河院といえば
新平家の滝沢修が一番良かった。
等身大の後白河だった。
238日曜8時の名無しさん:05/02/17 01:08:58 ID:EuEM+4Rz
きいぃぃよおおもおり。
239日曜8時の名無しさん:05/02/19 00:06:53 ID:KWVbn2bK
age
240日本史詳しくない人スマソ:05/02/19 00:20:37 ID:hX+TTpba
>>228>>229
というか後白河法皇はその場の空気はとてもよく読んでいたけど、大局は考えていない(少なくとも楽観的)という感じがするんだが。
後白河の手腕に感心するのは
平治の乱後に信西と信頼が死んだんで、二条天皇親政派の藤原経宗や惟方が台頭してくる気配を察して清盛に命じて電撃的に2人を逮捕して院政優位を守ったことと、
義仲を平家追討を命じて都から追い出して、その隙をついて「寿永2年の宣旨」を出して、頼朝の既得権益を公式に認める代わりに頼朝支配下にある公領や荘園をもとの所有者の京都の皇族貴族に戻すことに成功したことだけど、
しかしそのツケで、そのあと平家や頼朝が台頭してきて、鹿ケ谷だの義経擁立だの、急進派の高階泰経たちにごり押しされた苦しまぎれとしか思えない対応をせまられて、最終的には租税権を奪われて、平安の王権時代を自ら終わらせちまったことを考えれば、
なんか目の前の空気ばかり読んでいたって感じがせざるをえない。


241日曜8時の名無しさん:05/02/20 00:17:14 ID:c4nEnxuL
平家は律令制の枠内での出世で満足したから院は自分の権力が
脅かされない範囲内で官位を与え、政治力を維持できたが、
頼朝は院の権威の内にはめ込まれることを嫌った。
(将軍職任命が院の権威と対抗するものと知っていたから、院は在世中に
宣下をしなかった。頼朝には従二位右近衛大将しか与えていない。)
 結局、武家政治の幕が開くには、院の崩御を待たねばならなかった。
 頼朝が幕府を開き、征夷大将軍になれた理由としては、
後白河が院政を維持してきたため後継者が育たず、帝が幼少で頼朝に
対抗できなかったのも大きい。この辺は何だか今の自民党政治と
似ているんだけどね。小泉が退陣したら、おそらく自民党は下野する
可能性が高い。すれ違いスマソ。
242日曜8時の名無しさん:05/02/20 20:59:04 ID:ibllDhXa
>>229
公家=馬鹿と決め付ける
テレビドラマのステレオタイプの人物像
ばかり見てないで少しは勉強しろよ
>>61-66 >>90 >>96
243日曜8時の名無しさん:05/02/20 21:26:09 ID:ohFNoiXE
今週は、出番1シーンか・・orz
244日曜8時の名無しさん:05/02/20 22:37:12 ID:gIjASe6F
でも重みが違う
245日曜8時の名無しさん:05/02/20 23:15:15 ID:3TTzAXzR
ヒラミキさん、結構なトシなのにフェロモンだだ漏れしてます・・(怖
246日曜8時の名無しさん:05/02/20 23:38:50 ID:KANk/fG2
身分が高くて、結末が追放とか幽閉になる役は、平幹を置いて他に居ない。
247日曜8時の名無しさん:05/02/21 00:23:30 ID:JsEzKJjk
この役は元会長のエビ様がやればはまり役だと思うのだが・・・・・・
248日曜8時の名無しさん:05/02/21 01:02:33 ID:tnn4hoih
>>247
確かに、地でやれそうだw
演技の必要なしww
249日曜8時の名無しさん:05/02/21 01:26:46 ID:oVl0TGN4
>>246
崇徳上皇じゃん。後白河は幽閉されても
また出てこれるよ。
田村正和が昔崇徳上皇を演じたのも、あれはあれで
良かった。
250日曜8時の名無しさん:05/02/21 03:21:43 ID:cYiFsibi
>>247
「後白河はその場の空気はよく読んでいたが、大局は考えていなかった」という
>>240の意見に従うなら、海老沢じゃ無理でしょ。海老沢はその場の空気も大局
も、どっちも読めていない印象があるw
251日曜8時の名無しさん:05/02/21 03:23:20 ID:B9LoMwKX
天皇家もせっかく実権を奪い返したのに、武家に取られちゃうとはなぁ。可哀想に
252日曜8時の名無しさん:05/02/21 03:55:42 ID:GFV9x4wM
>>240
「京都で幕府開くならば、征夷大将軍やるよ」か
「太政大臣でも関白でもやる。ただし、征夷大将軍は皇族が継承する称号にする」
とか言っていたらもうちょっと頼朝を苦しめることができたかもしれないが。
253日曜8時の名無しさん :05/02/21 10:49:21 ID:suqyfEtn
最近まで「信長」見てたから
ずいてんの影がちらついて仕方ない
254日曜8時の名無しさん:05/02/22 03:02:05 ID:7qtkMUPI
ラストシーンはヒラミキがぜーんぶ持ってっちゃうんだろうなぁ……
うん、ヒラミキが大原御幸をどう演じきるか期待しておこう
255日曜8時の名無しさん:05/02/22 03:07:50 ID:DaS9hPcF
今回の大河は、義経の最期がラストシーンになるんじゃないのかな(せいぜい、
泰衡追討で終わるとか)。徳子は登場してはいるけどセリフも少なくて、結構
ぞんざいな扱いだし。
後白河院の大原御幸って、年代でいうといつごろ? 義経の死よりずっと後だ
よね?
256日曜8時の名無しさん:05/02/22 10:33:47 ID:EDCookEx
うちのおかんが「百人一首にこういうの居る」と平後白河をみてのコメント。
夏木丹後登場が楽しみだ。
257日曜8時の名無しさん:05/02/22 15:02:31 ID:2NVZ313S
この人は後半が見所だから、派手な露出はもう少し待とう
258日曜8時の名無しさん:05/02/22 23:34:38 ID:7trrDl/u
   後白河にとって、内裏・大内裏は所詮”王冠”以上のものではなかった。それが証拠に
   かれは居心地の悪い内裏をさっさと出てしまっている。かれは信西よりは遥かに
   深く、<中世>の中で生きていた。帝王後白河は、王権と文化(芸能)と漂泊の社会集団
   と、この三つを紡ぎ合わせる網目を発見していた。その網目こそ、迫り来る王権の危機、
   武士と在地諸集団の怒涛のごとき反乱の中で、王権を間一髪のところで防禦し、それどこ
   ろかその危機を養分として、中央突破、すなわち王権の中世的再生をはかるための、ほと
   んど奇跡的とも言うべき生命線だったのだ(棚橋光男氏「後白河論序説」『後白河法皇』
   所収、講談社、1995年)
259日曜8時の名無しさん:05/02/23 00:07:59 ID:Pn7d6wMc
>>257
義経と頼朝のココロの揺れとかなんとかを主眼にして、
後白河暗躍が、はしょられる予感も・・。
260日曜8時の名無しさん:05/02/23 19:41:12 ID:v9mChHHi
義仲に拉致られたり。
261日曜8時の名無しさん:05/02/24 22:24:10 ID:PlgJ8805
平幹に色気を感じる
262日曜8時の名無しさん:05/02/25 04:51:28 ID:4JJztPBN
>>256
おお、丹後局がいたのぉ。滋子には法皇は何気にピリピリしているが
丹後局にはザックバランに打ち解け、法皇の戯言炸裂に期待。
263日曜8時の名無しさん:05/02/26 00:29:09 ID:EFyJ4eCL
過去の後白河法皇役

1991年NTV「源義経」で平幹二朗
1992年TBS「平清盛」で高橋英樹
1993年NHK「炎立つ」で中尾 彬
264日曜8時の名無しさん:05/02/26 00:55:32 ID:ggEqXoA1
1972年NHK『新・平家物語』で滝沢修
1979年NHK『草燃える』で二世尾上松緑
265日曜8時の名無しさん:05/02/26 01:48:24 ID:tg8lWaQC
平幹二朗の演じた近藤勇が一番良かった。
266日曜8時の名無しさん:05/02/27 11:58:53 ID:EHMU6sxl
265
平知康役の草刈正雄との共演、楽しみ。
『新選組始末記』(1977)の近藤・沖田のコラボ再び、だね。
267日曜8時の名無しさん:05/02/27 18:16:12 ID:FjaVPrVw
平幹二朗は武田信虎、加納随天が一番!
今回の後白河法皇も大河ベスト3に入るに違いない!
268日曜8時の名無しさん:05/02/27 23:43:34 ID:EHMU6sxl
今夜も法皇様の天狗ぶり、際立っていました。目の演技が最高!
269日曜8時の名無しさん:05/02/28 11:17:58 ID:mNC8L9/0
>>267
浅いな平大河出演ベスト3には主役の原田甲斐と斉藤道三を欠かすことはできない
270日曜8時の名無しさん:05/02/28 22:01:40 ID:9/ye3Ld+
でもみんな、この法皇が義経・頼朝兄弟の離反を画策したり
頼朝追討の院宣を出したり、義経追討の院宣を発布してしまったり
とんでも野郎なんだよな。
挙句の果て頼朝の征夷大将軍宣下を拒絶しつつ、永眠ハイさようなら。
なんとまぁこんなハゲオヤジ演じる事が出来るのは平幹しかいないわな。
271日曜8時の名無しさん:05/02/28 23:54:26 ID:g275ZHO2
それは間違ってる。
頼朝と義経はすでに離反していた。猜疑心の強い頼朝にとって義経は危険で邪魔な存在。
法皇は離反を画策したんじゃなくてもともと義経派なだけ。朝廷のほとんどがそう。
義経追討の院宣も頼朝に武力で脅かされて出したもの。

結果の歴史だけ見れば勝ち組だから忘れられがちだが
重要なことは朝廷には自前の武力がない。王権が危機に陥れば
策を使って為政者を懐柔するのは当然のこと。
当たり前のことをしたわけでとんでも野郎でもなんでもない。
272日曜8時の名無しさん:05/03/01 19:53:45 ID:fXcxA6MD
中丸・基房と平・法皇のシーン、
二人とも表情も声音も良かったね。
これに義仲が絡む時も楽しみだ。
今回の大河は、義経学会周辺以外は、
芸達者で魅力ある人が多いから、面白い。
273日曜8時の名無しさん:05/03/02 06:59:20 ID:0ILjMbjS
それぞれの立場で、それぞれの正義があって、色んな問題が起きて
それでもなんとか事を収めようとするけれど、結局対立するところに
歴史ならではのドラマがある。だから面白い。

>>271
君の言うように、院には院の正義があるはずで、それをちゃんと表現
して欲しいよね。
274日曜8時の名無しさん:05/03/02 07:01:24 ID:0ILjMbjS
追加
そうそう、その表現がそのキャラの特性・個性みたいな演出に陥りやすい
誤解を招きやすいのです。
275日曜8時の名無しさん:05/03/02 23:37:23 ID:K4VcwIZC
藤原基房の弟の近衛や九条も早く出して欲しいわね。
近衛が法皇派で九条が頼朝派。
276日曜8時の名無しさん:05/03/03 14:29:11 ID:U/U4LiqF
>>275
近衛基通は、基房の兄の基實の息子で、清盛の女婿。
基房の弟は、九条兼実と天台座主慈円。
277日曜8時の名無しさん
これもあげ