【地デジ】新選組!ネタバレ専用スレ 15【スタパ】

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426名無しさん@お腹いっぱい。
30話の台本バレ。この回もすんごいカット多いです。
1 序盤、シーン順変更。恩賞金拝領の後、手持ちの台本では、
  喜びの試衛館宴会→薩摩屋敷の西郷・坂本→恩賞金配布
  →原田の謹慎部屋→恪二郎入隊→ひでの誘いを断り沖田外出
  →永倉、恩賞金の件で近藤に談判→孝庵先生の診察
  →三味線を爪弾く土方。
  土方山南の険悪なすれ違いは、台本ではラストシーン。
  バレは台本順に書きます。
2 近藤の喜びの雄叫びは、
  「□☆◎※◇**(文字で表現出来ないほどの嬉しい叫び)」
       (↑最後の二つはハートマークと温泉マーク)
  土方「こっちに来てから一年と半年。最初はどうなることかと
  思ったが、今じゃ御公儀から恩賞金を頂く身分、いずれは
  直参だ」近藤「まだ決まったわけじゃない」
  沖田の「やってますね」は台本では「にぎやかですね」
  沖田の「おめでとうございます」は台本になし(源さんだけ)。
  お金を見て「これですか」「みんなのおかげだ」がないなど、
  各所にちょっとした変更あり、
  土方「励みになるじゃねえか」の後、全部カット。

  歳三:悪いが俺も、ちょっと多めに頂いておく。
  総司:山南さんは、一文も貰えないの?
  山南:私のことは(いい)。屯所を守るのも大事な役目だと
   思うが。まあいろんな考え方があるから。
  歳三:ひっかかる言い方だな、ずいぶん。
  山南:失敬。
  歳三:何もしなかった奴と、命がけで相手と戦った奴を、
   同じ扱いに、俺はしたくないだけだよ。
    源三郎から筆と紙を受け取る。
  総司:一両ぐらいあげたら?
  歳三:その分、斬り合った奴らの手当が減るんだぞ。俺は
   その方が嫌だね。
  山南:(総司に、もういいと目で促す)
    紙に書き始める歳三。
  勇:……(一理あるが、釈然としない)
427名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:41:42 ID:/g+TUPa+
3 薩摩屋敷。長州をどうすると坂本に訊かれて西郷「さあて、
  どげんしもんそかいなあ」ととぼける。

  龍馬:そろそろ勘弁してやろうぜよ。
  大島:坂本さんち言いやったな。面白かお人じゃ。
  龍馬:なんか、面白いこと言うたかえ。
  大島:おいは確かに薩摩藩軍賦役。京におる薩摩の兵を束ねる
   立場においもす。おはんは、勝先生の門人。そんおはんが、
   おいに指図をする。面白かあ。
  龍馬:今はただの門人じゃき。けんど、じきにわしはこの国に
   おらんといかん男になる。
  大島:ほう、偉か自信ごわんどな。そん根拠は?
  龍馬:ない。勘じゃき。
  大島:ますます面白か。

  「長州は腐っても雄藩」へ続く。
4 恩賞金配布シーン、最初の、名前を呼ぶ→おめでとうござい
  ます等の細かい手順は台本になし。
5 原田の謹慎部屋。おまさを誰も助けに行かなかったことを
  「未だに解せねえな」と言う原田に、
  永倉「だからそれを言っている。何物にも縛られないのが、
  お前のいいところ。それを知っていて、なぜ行かせて
  やらない」原田「いいこと言うね」
  原田に沖田のことを訊かれ、

  ひで:知りません。なんかしらん嫌われたみたい。
  左之助:なんで?
  ひで:煩わしいんですて。
  左之助:そんなこと言われたの?
  ひで:沖田さんが熱っぽいから、お医者さんに連れて行ったん
   です。それが嫌やったみたいですよ。
    永倉と左之助、顔を見合わせる。
  永倉:医者は何と。
  ひで:私が一緒に行った時は、沖田さん、診てもらう前に
   逃げた。
    心配気な永倉と左之助。
   (中略、まさが去っていく)
  左之助:かわいいなあ……俺にぞっこんみたいだし。ここまで
   来るのに骨が折れたよ。
  永倉:あの店は、あの子の店だったのか。
  左之助:そうらしいんだよ。
  永倉:若いのにたいしたもんだな。
  ひで:なんかしらん親元がえらいお金持ちらしいんですわ。
  左之助:そうなの? やばいなあ、これってひょっとして
   玉の輿?(一人で喜ぶ)

  会話中、将棋くずしに勝って狂喜乱舞する原田は台本になし。
428名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:42:22 ID:/g+TUPa+
6 佐久間恪二郎入隊シーンは恪二郎の存在ごとカット。

  ■新選組屯所・勇の部屋
    勇と歳三が一人の青年と向かい合っている。
    青年の脇には広沢がいる。
  広沢:こちらは、先日亡くなられた佐久間象山先生のご子息
   で、佐久間恪二郎殿。
  勇:先生の?
  広沢:(恪二郎に)ご挨拶を。
  恪二郎:佐久間恪二郎です。
  広沢:こちらが新選組の近藤勇殿と土方歳三殿。
  勇:象山先生には、若き日、進むべき道を教えていただきました。
  歳三:この度はにわかのことにて、私たちも驚いています。
  恪二郎:へえ、驚いたんですか。私はいずれこうなるものと
   思っていました。天才の末路とは、だいたいはこういうもの
   です。
  歳三:……(いけすかない奴だな)
  広沢:今日参ったのは他でもない。実はこの恪二郎殿を新選組
   で預かってもらいたいのだ。
  歳三:……?
  広沢:新選組に入り、父親の敵を討つのが、恪二郎殿の願い。
  勇:しかし下手人は不明なのでは。
  広沢:周りの話で、大体の見当はついておる。肥後の河上彦斎。
  歳三:かなりの使い手だな。
  広沢:だから、あなたたちの手を借りたいのだ。象山先生の
   仇討だ。力をお貸し願いたい。
  勇:……(戸惑いつつも)喜んで。
  広沢:よろしく頼むぞ。
  勇:一日も早く、仇が討てるとよいですな。
  恪二郎:……(指差して)鬼瓦。……木綿豆腐。
    にっこり笑う恪二郎。
  歳三:(なんだ、この野郎は)

7 ■新選組屯所・勇の部屋
    勇と永倉が話している。
  勇:戦においては、その武功を讃える意味でも、働きに応じた
   手当を出すべきだと、私は思う。
  永倉:それは建前だ。我らは日頃から寝食を共にした仲間では
   ないですか。
  勇:戦場で命がけで戦った仲間に厚く報いるのがいけないこと
   ですか。
  永倉:では、これはどう言い訳なさる。勘定方の河合君に
   聞いたが、土方さんの手当は、他の隊士より六両も多いそう
   ではないか。
  勇:それは土方が副長だからです。
  永倉:副長が何をした。
  勇:一軍の将とはそういうもの。
  永倉:……(哀しそうに首を横に振って)違う。
  勇:永倉君、あなたの気持ちはよく分かりますが……
  永倉:では最後にお尋ねする。あなたはいくら貰った。
  勇:それは河合君から聞いているはずです。
  永倉:あなたの口からお聞きしたい。
  勇:三十両です。
  永倉:……失礼。
    席を立つ永倉。
  勇:……(辛い)
429名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:43:12 ID:/g+TUPa+
8 診療所前の山崎は、沖田が「咳き込む老人とすれ違う」のみ。
  台本の印象では、後で沖田が思い出すまで視聴者も見過ごしがち
  な感じの描き方?
9 料亭のシーン冒頭、ざっくりカット。

  ■料亭・一室
    歳三が三味線を戯れに弾きながら、小唄を唄っている。
    年配の芸者と、総司がいる。
    唱い終える歳三。
  芸者:土方はんは、何をしはっても上手どすなァ。
  総司:どこで覚えたんですか。
  歳三:(酒を飲みながら)呉服屋に奉公している時分に、よく
   柳橋の芸者屋に、金を取り立てに行った。主人が金の工面を
   している間、俺はそこで姐さんたちに教えてもらった。
  芸者:その頃からもててはったんどっしゃろ。
  歳三:……総司と話がある。席、はずしてくれるか。
  芸者:どうぞゆっくりしていっておくりやす。
    出て行く芸者。
  総司:なんであの人なんですか。
  歳三:何が。
  総司:もうちょっと、若い人とか綺麗な人とか、いくらでも
   いるでしょう。
  歳三:飲む時は、ひたすら飲む。それが俺の流儀だ。
  総司:(分かったような分からないような)
  歳三:……(指さす)
    そこには帳面が開いて置いてある。

  「見てみろ」→俳句話に続く。沖田はシーンの最初からいる
  ので、「急に用って何ですか」は台本にない。
  土方が「うぐいすや」を朗読した時の沖田のト書きは
  「……(リアクションに困る)」
  「いいですねえ、変えて下さいよ」の後、土方「もっと
  でかくする」沖田「まだ足りないですか」
430名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:43:43 ID:/g+TUPa+
10 新しい指揮系統図の提案シーン、何か所かカット。

  永倉:近藤さんの出世に利用しているのではないのか。
  歳三:(呆れて)何を言ってるんだ。
  永倉:このところ、そういった匂いを感じることがなにかと
   多いのでな。
  勇:それは思い過ごしです。
  歳三:(すかさず)だとして何が悪い。
   (中略、「楯突きそうな人物を外した」と言われ)
  歳三:違う。命令の系統がいくつもあると、組が大きくなった
   時に混乱するだけなんだよ。
   (中略、観柳斎と三十郎の抗議、「口を挟むな」)
  永倉:話によれば、佐久間象山の息子を入隊させたようだが、
   それも解せん。新選組はいつから身分や家柄で入隊させて
   いるようになったのだ。
  歳三:(呆れる)
  永倉:何もかもがおかしい!
  山南:まあまあ、永倉君、それは置いておいて。
  永倉:(山南に)あなたはこれでいいのか。
  山南:私は、池田屋にもこの間の戦さにも加わっていないので、
   この件についてあまり多くを言える立場にはない。新選組の
   方針は土方君に一任してあります。
  永倉:山南さん……
  山南:ただし、これだけは言わせて下さい。土方君、あなたの
   考えも分からないではない。新選組が大きくなればそれに
   見合った仕組みもいるでしょう。しかし試衛館以来、苦労を
   共にしてきた仲間のことも考えてほしいのです。
  歳三:考えている。

  山南の「なぜ我々が〜それは近藤さんの人柄」に続く。
  島田が永倉に続いて去った後、沖田「どうするんですか、
  このままでいいんですかっ」
431名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:44:08 ID:/g+TUPa+
11 永倉と話す山南。芹沢の件を黙っていたことを謝り、

  山南:私も関わっていた。しかし局長の言う通り、あの時は
   既に会津藩からも芹沢さんのことを言われており、我らが
   生きのびるためにはああするとかなかったのです。
  島田:(泣きながら)なんで教えてくれなかったんですか。
  山南:永倉さんの気性では、前もって打ち明けても、
   止めだてされるだけですから。
  島田:(永倉を見る)
  永倉:俺は斬るべきではなかったと思う。
  山南:そして同じ理由で今まで隠していました。偏(ひとえ)に
   あなたに抜けられては困るからです。永倉さんは我らに
   とって大切な仲間の一人なのです。我らの思いも分かって
   頂きたい。
   (中略、「近藤さんにも非がある」に続き)
  山南:その通りです。
  永倉:今や近藤さんの周囲は、顔色を伺う腰ぎんちゃくばかり
   ではないか。
    フラッシュ〜観柳斎、三十郎の顔。
  永倉:しかも今度は佐久間象山の倅というだけで、隊士と
   なった者もいる。しかも格別の待遇。実力を重んじる
   新選組の気風はどこへ行ったのだ。
    フラッシュ〜佐久間恪二郎の顔。
  山南:すべてごもっとも。
   (中略、永倉「我らは何を」に続き)
  山南:仲間を募って下さい。多いに越したことはない。
   恩賞金のことで隊には不満が溜まっています。今なら
   数も集まるでしょう。

12 読書中の武八郎を山南が呼びにくるシーン、カット。
13 永倉の動きを斎藤が報告するシーン。
  沖田の「何考えてるんだろ」の後。

  勇:……(深いため息)なぜこんなことになるんだ。
  歳三:あいつらは、組を率いていくってことが、分かって
   ねえんだ。真ん中にでっかい柱がねえと、まとまらねえん
   だよ。俺は奉公人の時に、体で学んだ。
  源三郎:うちは、そもそもが無頼の浪士の集まりですからね。
  総司:どうするんです。
  歳三:悪いが俺は考えを改めるつもりはねえぜ。
  三十郎:それには及びませんぞ。
  歳三:新しい組の仕組みだって、一度は引っ込めたが、
   諦めたわけじゃねえ。
  勇:……(弱った)
432名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:45:35 ID:/g+TUPa+
14 建白書チーム6人のシーン(武八郎が執筆中)。
  原田の「もっと集まるかと思ったのに」の後、
  
  島田:(メモを見ながら)沖田さんと源さんは局長とは
   一体だから声を掛けなかった。藤堂は江戸に行ってて留守。
   松原と河合と山崎には断られ、隊士の中で同意してくれた
   のはこいつだけでした。
  尾関:私は別に同意したわけでしないんですが、無理矢理……
  島田:(凄んで)付き合えよ。

15 建白書チームの出発時、近藤部屋のシーン冒頭カット。

    勇と観柳斎、三十郎がいる。
    歳三が、襖を開けて廊下の斎藤と話している。
  歳三:……(頷く)
    勇に声を掛ける歳三。
  歳三:あいつら建白書を持って、容保様のところへ向かった
   そうだ。
  観柳斎:つまるところ、集まったのは誰と誰だ。
  斎藤:永倉、原田、島田、尾関。
  歳三:尾関? せっかく旗持ちにしてやったのに。
  斎藤:無理に連れ込まれたようだ。それから葛山武八郎。
  歳三:武八郎……、どんな奴だっけ。
  観柳斎:観察の、目立たぬ男だ。
  斎藤:これも本人が望んだことではない。それに俺を
   加えての六人。
  歳三:案外少なかったな。
  斎藤:とりあえず、俺は奴らに付いていく。
  歳三:よろしく頼む。
    すばやく去る斎藤。
    歳三は勇の脇へ戻る。
  三十郎:皆、切腹ですな。
  勇:切腹はよそう。
   (中略、土方「聞きたかねえな」に続き)
  勇:俺たちにだって非がないとは言えない。非があるから
   には……俺は、謝ろうと思う。
  歳三:(ため息)
  勇:俺はお前も大事だが、仲間も同じくらい大事なんだ。
   永倉君や左之助と、こんな形で喧嘩別れはしたくない。
433名無しさん@お腹いっぱい。:04/10/15 21:46:07 ID:/g+TUPa+
16 容保が建白書を読んでいるシーン、カット(側に控える
  のは秋月)。広沢が現れ、近藤が「お話申し上げたき儀が
  ある」と参りましたと告げる。
  続いて、縁側で考え事をする土方のシーンもカット。
17 仲直りシーン。各自が控える・入室してくる位置関係は
  演出段階で考証・設定されたらしく、「この場にて失礼
  いたします」「殿の御前であるぞ」「よいではないか」
  などのセリフは台本にはない。
  あと、近藤のこのセリフ放送されましたか?「ただし、
  恩賞金の分配に関しては、既に決まったこと。そこは
  土方に任せてやってくれないか。恩賞の出なかった者の
  働きも、私の心に留(と)めておく」
  容保「余はお前たちが心ひとつにして、国のために尽くして
  くれれば、それでよいのじゃ」
18 土方山南の目線交差・スレ違いは一件落着の後(一人で
  武器庫に入り物思う歳三は台本にはなし)。ト書きは、

    縁側の歳三。
    ふと見ると、山南が仕事を終え、八木邸に戻るところ。
    目を合わせる歳三と山南。
  山南:……
  歳三:……(激しい敵意)
    お互い、一言も交わさない。
    会釈してそのまま立ち去る山南。
  歳三:……(じっと見送る)