【NW9】 井上あさひ 9【キャスター】

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269名無しさんといっしょ
担任の女性教師から「大野君のお父さんは自衛官です。 自衛隊は人を殺すのが仕事
です。 しかも 憲法違反の集団 です。 みんな、大きくなっても大野君のお父さんの
ようにならないようにしましょう。 先生たちは自衛隊や安保をなくすために闘って
いるのです」と言われたことがある。それ以来、同級生の態度が変わった。
給食の時間は机を集めてテーブルクロスをかけ、みなで一緒に食べていたのが、
私ひとりだけのけ者になった。教室の隅でひとりで食事した。朝、学校に行くと
上履きがなくなっていた。運動場から帰って来ると、ランドセルの中身がほうり出さ
れていたこともあった。下校途中、石を投げられてけがをしたこともある。
中学校の時、の筋金入りの日教組教師が、授業中に安保反対、米原子力潜水艦日本寄
港反対と演説ばかりで、授業をまともにしなかったため、抗議した。すると「お前は
反動だ。先生の言うことが聞けないのか。態度が悪い」とののしられた。
私の通った小、中学校は東京都下にあったが、都立の全寮制高校に進学して驚いた。
そこには全都から生徒が集まっていたが、転勤族である 自衛官の子弟 が多数、在籍
しており、 その多くが私と似たような経験を小、中学校で味わった というのだ。
小学校で教師が 「自衛官は人殺し。鉄砲もって喜んでいる」 といったため、
「人殺しの子供」 とののしられた経験をもつ者もいた。何人かは中学校で日教組の
教師とやり合い、 内申書の評価を下げられる という苦汁をなめさせられたという。
それまでは自分だけが特殊な経験をしたのかと思っていたが、決してそうではなく、
少なくとも東京では自衛官の子弟は大なり小なり、日教組の教師から心ない仕打ちに
あっていたということになる。東京都立川市では 自衛官の住民登録を受け付けな
かった ことがあった。住民登録が受け付けてもらえなければ、子供たちは学校に行
くことすらできない。自衛官が夜間の大学に入学しようとしたところ、拒否 された
ケースもある。こうした行為は職業による差別で、基本的人権の侵害以外のなにもの
でもない。まさに憲法違反と言わなくてはならない。