客席ガラガラの大相撲九州場所 打開策もなし
例年以上に観客動員で苦戦している大相撲九州場所(福岡国際センター)で、早くも関係者から嘆き節が噴出している。初日の観客数は昨年比335人減の4412人。
NHKのテレビ中継の視聴率も昨年は関東地区10・6%、北部九州地区15・1%だったのに対して今年は関東9・8%、北部九州14・3%(ビデオリサーチ調べ)といずれも低下した。2日目(14日)の観客数も昨年比292人減の3188人で、中入り後も空席ばかりが目立つ。
ここ数年は力士暴行死事件、大麻、野球賭博、八百長と不祥事続き。そのためファンの関心が薄れて観客減につながったと見られる。
福岡出身の魁皇(現浅香山親方)に代わる目玉として期待される新大関琴奨菊(27=佐渡ヶ嶽)も、現時点では起爆剤となっていない。親方の1人は「魁皇は大記録があったし、何度も優勝している。同じだけのものを期待したら琴奨菊が気の毒だ」と指摘する。
実際に、館内で販売されている手形などグッズ類の売れ行きは並み居る現役力士を差し置いて魁皇がトップ。以下、琴奨菊、白鵬の順だという。
放駒理事長(63=元大関)は「いい相撲を見せれば、お客さんが来てくれる」と力士の奮起を促すが、同じことを繰り返すだけでは住み着いた閑古鳥が巣立つこともなさそうだ。
東スポ芸能 2011/11/15
http://g.tospo.jp/v/entame/ArticleTop.asp?uid=1&sid=BWT7&Cornerid=004&Entid=0000035172 <大相撲九州場所は昨年以上に閑古鳥> 琴奨菊じゃまだ客を呼べないのか
http://www.tokyo-sports.co.jp/touspo.php?tid=635