NHK内部告発者「 立花孝志 」 35 天地動乱前夜?

>>81つづき
第２　請求の原因
1まず、前提として、受信料とは、ＮＨＫ（「日本放送協会」を指す。
以下同じ）を維持運営するための経費を、ＮＨＫと受信契約を締結した
者が、その契約内容に従い、公平に負担する分担金である。

2しかし、ＮＨＫの資料によると、受信契約者の約１０％が受信料の支
払いをしていない。（甲第2号証）

3もちろん、ＮＨＫを維持運営するための経費は、支払い者数の多い少
ないによって変動するものではない。

4したがって、全ての契約者が受信料を支払えば、受信料を支払ってい
る者の負担額を約１０％減額することができる。もちろん、現在受信
料の支払いを停止しているが、これから受信料を支払おうとする者の
受信料についても同じである。

5言い方を変えれば、約１０％の不払い者が負担しなければならない負
担金を、まじめに受信料を支払っている者が余計に負担していること
になる。そうだとすると、法令を遵守している者（支払い者）が損をし
て、法令を遵守していない者（不払い者）が得をしてしまうことになる。
この点については、ＮＨＫが国会で予算審議を受ける際、毎回のように
「不公平感を改善せよ」と指摘されている。これには、「隣の家が支払
っていないのに、我が家が支払うのは不公平だ」という精神的な不公平
感だけではなく、支払っていない人の分まで上乗せして支払わなければ
ならないことに対する不公平感の意味も含まれていると考えられる。