引き続きBSニュースの栗本法子さんをお伝えしますPart16
125 :
zenziosero:
「時どきクリオタのことを考えるの」
「クリおたって?」
僕は彼女の言葉にびっくりして聞きかえした。
その時青山通りを歩いていて、
変人クリオタとその習性についての事象なんて、
少なくとも僕は全く興味も関心もなかったからだ。
「そう。不毛な無知なクリオタのこと」
彼女は髪をとかしながら続けた。
「髪型や衣装や目付きやあと顔の大きさ…言いにくいけど雰囲気みたいなもの」
だが彼女の言葉を聞くにつれ僕は混乱してきた。
なぜならクリオタについては、存在自体全く意味がないし、
彼女が入れ込めるほどの情報なんて持ち合わせる必要も無かったからだ。
世の中不毛なことが多すぎる。