「“愛”のある先生、ほしくない?」
児玉悠花は、県内トップクラスの女子校に通い、その中でも良い成績を保ち続けている。
先生にも信頼され、目をつけられることはないし友達にも恵まれている。
そんな児玉の夢は英語の先生になることだ。中3の時に理想の先生に出会ったことがきっ
かけだったという。その先生は、ただ勉強を教えるのではなく、生徒一人一人の気持ちを
汲み取り励ますことができる愛情深い人だった。児玉にも「元気がないね……どうしたの?」
と、いつも声をかけてくれたのだという。これまで悩みを一人で抱え込んできた児玉は、
初めて先生が自分の気持ちを察してくれることに、深い感動を覚えた。その先生に励まさ
れ、学校生活にも張りが出て、英語力も上昇。先生という存在が、これだけ人を支え励ま
すことができることを知った児玉は、自分もそういう先生を目指したいという。
そんな児玉が気になるのは、学校や勉強が嫌いだという十代だ。勉強は楽しくて人生の
幅を広げてくれる素晴らしいもののはずなのに、先生の生徒への愛情不足が原因で、学校
や勉強が嫌いになったのではないかと考えている。
児玉が問いかける。先生と生徒って、もっと深い関係になった方がいいと思わない?
みんなは、勉強を教えるだけではなく、生徒への愛情溢れる先生ってどう思う? みんな
にとって理想の先生ってどんな先生ですか?
[提案者] 児玉悠花 (広島・17歳)
[ゲスト] 松岡修造 (プロテニスプレイヤー)
http://www.shuzo.co.jp/